腰痛・TOP   姿勢が大切

●正しい姿勢が腰痛対策には有効

4本足の動物の背骨はC字状に宵曲し
体重を4点に分散して支えていますが、
人間の背骨は骨盤の上に四角い骨を
重ねたような不安定な形をしています。

私たちの背骨というのは、
棒のようにまっすぐではありません。
横から見ると、ゆるやかなS字状の
カーブを描いています。

●座った姿勢は腰に負担がかかる

立っているときに椎間板にかかる圧力を100とした場合、
座ってパソコンなどの前傾では185くらいの負担になっています。
そのため椅子に座っている仕事の人に腰痛が多くみられます。

・お腹が硬くなる

パソコン作業や事務作業など前かがみで
体を丸める姿勢をとっていることが多いと、
おなかにある横隔膜が固くなります。

これが、体全体を固くして悪い姿勢を定着させる
隠れた原因になることが多いのです。

横隔膜が固くなると、骨盤が後ろに引っ張られて
腰が丸まり、体が前に縮むため猫背になります。

その影響で、体全体の筋肉や関節が固くなり
柔軟性が失われてしまい、悪い姿勢になってしまいます。

・座った時は姿勢が大切

@座った時の姿勢は、背骨も首もしっかり伸ばしましょう。
Aお臍から下を背骨に近づける感じで腹筋に力を入れましょう。
B膝頭が水平、または股関節より膝が少し高くなるようにし、
 足の裏は床に付けましょう。
 椅子が低い場合は、足元に適当な高さの踏み台を置くと、
 腹筋に力が入り腰痛予防にもなります。



●インナーマッスルと姿勢

姿勢がくずれてしまうのは姿勢を支える筋肉が衰えているからです。

筋肉には、表層のアウターマッスルと、
深層部のインナーマッスルとがあります。

そのうち骨に近い部分にあり姿勢を正しく保つ
基本部分がインナーマッスルで、これを使うと美しい姿勢になります。

インナーマッスルの筋肉が衰えてくると、
アウターマッスルで姿勢を作るため重心移動がスムーズにいかず、
ドンドン崩れた姿勢になっていきます。