人相占い(鼻)

鼻は、成長するにつれて、さまざまに形を変化させてきます。
そのため、人相学では生活能力や金運をみる重要な部分といえます。

大小

鼻が短くて低く、小鼻も小さい貧弱なものは金運が貧弱です。
また、鼻だけが目立つほど大きかったり、間のびして長すぎるのも、金に縁の薄い相です。

長短

鼻の長さは、顔の長さのほば三分の一が標準ですが、それより長い鼻の人は、
性格がきちょうめんで気位が高く、自分の意地をどこまでも通す頑固なところがあります。
金銭にもきれいすぎるので商売人には向きません。
学者・技術者・芸能人などのように、自信が必要な職業には向いています。

短い鼻の人は、性格が開放的で短天的です。気軽で融通性があるが、
物事を深く考えるのは不得手であり、理屈抜きの感党でテキパキと物事を処理していきます。
この相の人は、人の気持をつかむのに独自の才を持っているので、
客商売などで成功することが多いようです。

低く小さい

この鼻の人は、自分にしっかりした考えがなく、人のいうままに動かされやすい。
よい環境にいれば、人のよいのがとり柄のおだやかな生活が送れますが、
環境が悪いと、社会の下積みになってしまいます。
ようは背伸びせず、自分に合った職業と配偶者を選ぶことです。

曲がり 

鼻が左右どちらかに目立つほど曲がっている人は、収入にむらが多く、
大もうけをしたかと思えば大損するというように、不安定な状態におかれます。
また中年になって仕事の面で故障がおこるので、ふだんの心がけが大切です。

鼻筋

鼻筋の通った人は、俗世間のことにわずらわされず、清く美しく生きようとする。
上品なものに心をひかれ、学問・芸術などで教養をたかめ、
洗練された人になろうとする気持ちが強いのですが、その反面、
気取りすぎて足が地についていないための失敗もあります。

段鼻とワシ鼻

メガネの脚がかかる部分の骨が高くなっているのを段鼻といい
我が強く闘争的な性格を表わします。
この身の人は一般に、人と妥協したり、人に屈従することが耐えがたいほど苦痛に感じられます。
したがって客商売は不向きであり、役人とかスポーツ選手などが適しています。

身の中ほどから先にかけて高くなっている鼻をワシ鼻といいます。
この相の人はヒューマニストであって、人が良くだれに対しても親切をつくします。
金銀的にもきちょうめんで、あくどいもうけ方はできないのです。
運勢は一般に地味ですが堅実です。

小鼻

小鼻は金運をみる急所であり、形がふっくらして、鼻の頭が丸みをおびている人は、
一生食うに困りません。
小鼻が左右に大きく張っている人は、エネルギッシュで金運も人一倍強い。
こういう鼻の人は無一文から地位と富を築きあげ、大成功者となることができます。

ただし、性格は荒削りで繊細な神経とは無縁です。

鼻の頭

鼻の頭は、男の場合には大きいほうが吉相です。
ここの小さい人間は、胆力がとほしく大きなことはできないものです。
この部分が丸く肉づきがょいのは商人鼻ともいわれ、人の気持をつかむのがうまく、
金もうけのチャンスをキャッチするにもすぐれています。

獅子鼻といわれるような鼻頭の人は、男性的で決断力に富んだ性格です。
セックスにも強く成功者となることはほば間違いありません。

鼻頭の真中が割れたようにみえる鼻は憶病で猜疑心の強い人です。
人との協調性もあまりないので、学者や批評家などの職業に向いています。

鼻下の縦溝

人中といい、機能や子運を表わします。
この部分は、上から下へ幅が広くなるのが吉相です。
溝の中に傷がなければ寿命も長く、財運も豊かです。

この反対に、人中の上のほうが広く、下になるほど狭い相はあまり幸福とはいえません。
結婚の時期も、生活が安定する時期も人なみより遅れがちであり、
子どもとの縁も薄くなりがちです。

人中の部分が丸くでっばりでいるようにみえるのは世話好きの相です。
損得を無視して他人の面倒をみたり、人を集めてご馳走するなど、金離れのよいほうでする。
なお、人中を横切って横筋が一本ある相は、夫運がよくないといわれています。
この相の人は夫だけに頼る生活をするよりも、なにか職業を身につけておくほうが、
よりよい生活ができます。


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