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なかなかいい景色だよね。 さあ、カメラにフィルムを入れて、写真を撮りましょう。 帰りにカメラ屋さんに寄って、現像してもらうと、こんな写真ができます。 |
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カメラ屋さんでは、写真といっしょに、ネガというのをいっしょにもらうよね。これがそう。 写真と明るさの濃淡が逆になっているものだよ。これを使って写真をどんどん複製(焼き増し)できるんだ。 これが写真の正体と言ってもいいね。 |
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どんどん顕微鏡を使って拡大してみよう。 飛行機の後ろ部分だよ。 なんだかぼやけてきたね。 |
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さらに尾翼拡大すると、字までぼやけてきた。 よく見ると、四角の模様が見えてきたよね。これをドットとか、ピクセルということもあるよ。 つまり、写真というのは、明るさの違う小さい粒(ドット)が集まって作られているんだ。 ドットの1つ1つは、カメラのレンズ(ピンホール)を通って尾翼から飛んできて記録されたんだよ。よくわからなかったら、ぜひ最初から説明を読んでちょうだい。 |
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ここでの画像はデジカメ画像を拡大して、わざとドットが見えやすくしているけど、写真フィルムのドットはデジカメよりはるかに細かいよ。 でも、ドットが集まって画像を作るという点では、普通の写真もデジカメも同じ原理なんだ。 |
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いよいよホログラムの出番だ。ここまでの道のりは長かったなあ、、。 さあ、左のチューリップをホログラム撮影してみましょう。 どうして景色でないかって?ホログラム撮影はいろいろ制約があるんだ。撮影にはレーザーを使うとか、普通のレーザーだと花が撮りにくいとか、いろいろめんどうです。 というわけで、撮影の様子は省いて、すぐ完成したことにします。 |
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完成したホログラムに適切な照明をあてると、ほら、実物とまったく同じチューリップが見えます。 左図では表現できないけど、ホログラムを傾けるとチューリップの向きも変わる完全な立体像です。 えっ、葉が赤いって?それは赤のレーザーで撮影したから。 まあ、細かいことはおいて、このホログラムを白い紙においてみましょう。 |
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すると、こんな感じの縞々がたくさんあるだけ。 普通の写真だったらあるはずの、チューリップの形はありません。 思わず、なんじゃこりゃーと叫んでしまいそう。 気を取り直して拡大してみると、、、 |
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拡大しても、チューリップが隠れているようすはありません。 あくまでも、縞々しか見えない。つまり、この縞々がホログラムの正体なのだ。 この縞々を干渉縞(かんしょうじま)と言います。 |
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普通の写真とホログラムは全然違うということが、わかってきたよね。 |
いよいよホログラムそのものの説明に入りました。次回はこの干渉縞をどうやって作るのか説明する予定です。 |
初めて書いた日 2003年11月27日 修正した日 2004年11月9日 著作権は有限会社アートナウにありますので、勝手に転載しないで下さい。 |