木材住宅に関する情報

　木材建築Q＆A　｜　「青森ひば」ってなんだろう？？　

木材建築の住宅は火災に対してはどうですか？

木材は、本来それほど火に弱い材料ではありません。火災によって当初の強さの60%になる所要時間を見ると、鉄の4分、アルミニウムの3分に比べて、木材は15分もかかります。これは、火災に対して強い抵抗性があることを示しています。さらに、火災時には一酸化炭素は発生するものの、煙は少なく、毒性ガスがほとんど出ません。この点からも、木材は火災の際の安全性が高いといえるでしょう。

木材住宅は地震の際にはどうですか？

木材はコンクリートや鉄に比べて、軽いわりに強度的に非常に優れています。阪神大震災では、鉄筋のビルが数多く壊れている中で、木造住宅がちゃんとしていたという例がたくさんあります。もちろん倒れた木造住宅もありますが、これはむしろ、建築の際の基準をきちんと守っていたかどうかが問題だと思います。

木造住宅の耐久性は他と比較してどうですか？

木材は腐りやすいというイメージがありますが、決してそんなことはありません。約千四百年前に立てられた法隆寺が、今なお残っていることからもわかると思います。鉄はさびますし、コンクリートは風化します。木材は腐らせなければ長持ちする建材で、交換も容易ですし、正しく使えば一番耐久性があります。つまり、一番経済的だということです。

木造住宅の機密性や保温性はどうですか？

戦後すぐに建てられた木造住宅では、すきま風が入ることもありました。しかし現在では壁や天井などに断熱材が入り、窓にはサッシが使われ、すきま風が入るということはありません。木材は、コンクリートや鉄、アルミなどに比べると熱を伝えにくいという性質を持っています。そのかわり一度温められると、保温力は持続します。木材のそうした特性を生かして建築することが大切です。

木造住宅の居住性はどうですか？

木材には吸放湿性があるため、室内の空気が湿っていれば木材が湿気を吸収し、乾いていれば水分を放出します。つまり、室内の温度や湿度をコントロールしてくれるのです。人間の健康にも好ましい木材住宅はそのほか、結露しにくいとか豊かな木の香りなどの特徴があります。しかも、「青森ひば」は、他の木材よりも湿気に強くて腐りにくく、シロアリにも強い性質を持っています。「青森ひば」を上手に使うことによって、住みやすく経済的な住宅が可能なのです。

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「青森ひば」をつかって下さいとちょっと一言。

とても経済性の高い「青森ひば住宅」
　木造住宅の総建築費の中で木工材料費の占める割合は約20%です。「天然青森ひば」の住宅は超高価と思い込んでしまっている方が多いようですが、実際は別表のように総建築費からみれば差はそんなにありません。
　例えば、坪単価45万～48万円とした場合、総建築費は2,200万～2,300万円となりますが、別表の試算結果から木工材料の占める割合は7～13%です。「天然青森ひば」は、外材と比較した場合100万円程度割高となっていますが、シロアリや腐朽菌に対する強い耐久性を持っているのが特性で、その後のメンテナンス等を考えるとずっと経済的なのです。

樹種別木工事数量及び金額 [在来軸組工法木造2階建・160.64m²（48.5坪）で試算]
項目＼樹種	天然青森ひば　 62% 外　　　材　　　 38%	す　ぎ　　53% 外　材　　47%	外　材　　100%
製品数量	94.276石（26.188m³）
木材代金	3,100,000円	1,560,000円	2,000,000円
m²当たり	19,300円	9,700円	12,500円
坪当たり	64,000円	32,200円	41,300円

調査：平成16年4月現在　青森県木材協同組合
青森ひばの外材は、梁・桁等に使用
すぎの土台は、防腐土台（米ツガ）、梁・桁等に使用
柱・土台等は10.5cm（3.5寸角）使用

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