大学スポーツの闇
日本大学アメリカンフットボール部の大麻と覚醒剤事件。「人は集団になると変異する」「赤信号みんなで亘れば怖くない」。これを地で行くような事件。「人の振り見て我が振り直せ」という思いが募る。
私達は、子どもの頃から従順に生きるメリットを叩き込まれて来た。これでは人と違うと言われれば不安を感じる。つまり、自分で考え行動するという「自主性」が育ち難い土壌である。
加えて、学生スポーツは「縦の関係」が強い世界と言われる。理不尽がことでも「NO」と言える環境ではない。これに拍車をかけたのが寮生活である。「赤信号みんなで渡れば怖くない」。犯罪に手を染めたとしても不思議ではない。
過去にもあった。2007年、関東学院大学ラグビー部大麻事件である。大学選手権二度の二連覇を含む6回の有償を達成している名門校だ。
慶応高校野球部の「自主性」を尊重する指導方法が話題になったばかりだ。日大同部の「自主性」は大麻と覚醒剤の所持であった。
以 上
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