生きたいように生きる
「今だけ、自分だけ、金だけ」という風潮が蔓延している。しかし、私はそういう社会を望まない。役割分担とお互い尊重し合う社会を望んでいる。そして、みんな違って当たり前、むしろ人と違うことは素晴らしい。いわゆる多様性を認める精神を大切にしたいと考えている。
この考えは「すべて国民は個人として尊重される」と規定する憲法13条前段に通じる。これは、マウンティング的な考え(優生思想的な考え)つまり、学歴、職歴に縋りつく事象とは相容れない。
私は、人の評価を気にせず自分が行きたいように生きるのが最も望ましいと考えている。人の評価は評価する側の価値基準によって異なるからだ。
これは、「自由」が保障され初めて成り立つ話である。ロシアによるウクライナ侵攻の報道に触れ、改めて「自由」の有り難さが身に染みる。一方、「自由」獲得の為、世界各地で若者が立ち上がっていることを忘れない様にしたい。
私は「自律心」を重視している。つまり、自ら考え、判断、決断、行動、結果に対する責任を取る、という構造である。失敗して教訓、成功して感動。この繰り返しが「自信」を醸成すると考えられるからだ。
高齢になった。次の言葉が響く。「人は、年を重ねただけでは老いない。理想や情熱や希望を失ったときに、はじめて老いがくる」。また、「成功することは素晴らしい。成功しなくても、成長することはもっと素晴らしい」。これは永遠に挑戦するテーマである。
老後は穏やかな生活を送りたい。その為には人と比較しない、「自分は自分でいいんだ」という生き方を大切にしている。
失敗の数々。「事実は変えられないが、評価は変えられる」。この言葉に何度救われたことか。
以 上