小平奈緒選手、次のドラマが楽しみ
小平奈緒選手、2022年北京冬季オリンピックスピードスケート女子500メートル17位に終わった。報道は次の様に伝えている。
「前回の平昌五輪で3連覇を阻まれた韓国の李相花(イ・サンファ)はレース前から小平奈緒に号泣していた。そして、「『奈央は永遠のチャンピオンだ』と絶賛。イ・サンファは、小平が競技後に金メダルを獲得したエリン・ジャクソン(アメリカ)に駆け寄っていったシーンに着目。やっぱり彼女は人間性がとても優れている。本当は誰よりも彼女がしんどいはずなのに、ライバルを称えることに目を向けられるなんて」と絶賛。この熱いメッセージに涙が溢れてきた。
私は、小平奈緒選手の講演を青森大学で聴講したことがある。タイトルは「スポーツが人生を作る」である。講演の結語は「何かを成し遂げられる人は少ないかも知れないが『やり遂げられる』という達成感はみんなが持てる。頑張れる一瞬一瞬を自分らしく生き抜いて欲しい」。
彼女の振る舞いは勝利至上主義から身に付く代物ではない。探究心の旺盛さに加え、「愛情」をシャワーの如く浴びて育ったに違いない。
前回の平昌五輪同様、勇気と感動を与えてくれた小平奈緒選手。次はどんなドラマを見せてくれるのか楽しみである。
以 上