親を殺したい
8月22日報道「中学3年生の少女『死刑になりたい・・・』渋谷区の路上で“面識のない親子”を刺傷・・」。
「死刑になりたい」、つまり「死にたい」ということである。報道によれば2年続けて年間500人近くの小中学生が自殺しているという。
少女は「母親と弟を殺そうと思っていた」という供述をしている。少女は家庭で「孤立していたことは想像に難くない。
中学3年生の女子学生、孤立は大人以上に辛いはずだ。この辛さから逃れたい。その為に「死刑になりたい」。その為に人を殺す。思考過程に心が痛む。
本件は、対岸の火事ではない。家庭、学校で居場所を失っている子ども達は珍しくないからだ。そこで、子ども達の「孤立」を防ぐため、二つの提言をしたい。一つは学校の役割、もう一つは家庭の役割である。
本気で子供の「孤立」を防ごうと思うならば、それなりの覚悟が必要である。学校では、希望する子ども達の話を聴く時間を設けることを勧めたい。子ども達は話を聴いて貰うことで安堵感を得るからだ。子ども達がその時間を楽しみにする様ななれば占めたものである。
家庭では、「雑談の多用」を勧めたい。子どもの孤立感を防ぐ効果がとても大きいと考えられるからだ。
以 上