投票所は投票しやすい環境か?

 

  第26回参院選の投票所は初めて投票する者、精神的障害がある者にとって投票しやすい環境であったか。関係者に検証を提言する。投票に二度と行きたくないとなれば元も子もないからだ。
  国民主権原理(前文1項1段、1条後段)を採用する日本国憲法において参政権は、国民の基本的権利として民主政治を実現する上で不可欠なものとされる。参政権の中で最も重要なものは選挙権である。
  投票所は国家統治の最高の地位にある主権者が選挙権を行使する場所である。その投票所に関わる人達は、国民主権、参政権、選挙権という流れをどの程度理解して職務行為に当たっていたか、はなはだ疑問である。投票所において大きな声で主権者を誘導する行為はとても主権者に対する適切な行為とは思えないからだ。
  中でも、健常者を前提に構築されている投票所、精神的障害がある者にとって投票しやすい環境であったか。共生社会実現の為に専門家を加えての検証を提言する。
  以下は提言である。投票しやすい環境づくりの一環として、投票所の人員配置に女性を増やしてみてはどうか。投票所に優しさが醸し出されることが考えられるからだ。そして、欠かせないのは「投票所」に特化した研修である。

以 上