どんな才能が与えられるかは全くの偶然


  次の記述に出会った。「この世に生まれた際は、どんな才能が与えられるかは全くの偶然であり、単なる役割分担に過ぎない。人は才能があるから偉いのではなく、その能力を多くの人の為に使う努力を惜しまないからこそ尊敬されるのだと思う」。
  自分の才能は何か。その才能を多くの人の為に使う努力をしてきただろうか。特に後段については心許ない。
  しかし、時間はまだ十分ある。思い出すのは次の言葉である。「明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように真鍋よ」(ガンジー)。前段は無理としても後段は目指したい。
  人生を振り返った時、失敗の連続である。「事実は変えられないが、評価は変えられる」。この言葉に何度助けられたことか。最近では、人の力を借りる力の重要性を痛感している。その為に利他的な発想と行動を高めたい。そして、混沌とした時代である、家庭内での「雑談」の多用を心がけたい。考えるヒントを与えてくれるからだ。
  私は最後まで「自分は自分でいいんだ」という他人と比較しない人生観を歩んでいきたい。そして、小さな喜びを大切にしたい。また、同調圧力傾向が強い社会風土、時には起立して声を出す勇気を持ち続けたい。

以 上