小さな喜びを大切に


  小学校の同級生の中に県高校スポーツ界のトップを駆け抜けた選手が4人もいた。全員鬼籍に入った。寂しい限りだ。
  その様な思い出が去来する折、高齢になった今、穏やかな暮らしを意識する様になった。その際、「小さな喜びを大切にする」習慣がとても大切に思えるのだ。
  しかも、小さな喜びは自身の身の回りに無限に存在しているという。とすれば、ポイントは「気づき」である。そして、当たり前と思えることであっても、見方を変えることで「気づき」に出会えるかも知れない。
  しかし、見方を変えることは言うほど簡単ではない。様々な要因が立ちはだかるからだ。例えば、他人と比較する。マウンティング思考が強い。属性に縋り付く傾向がある。そして、「今だけが、自分だけが、金だけが」という風潮。大切なのは「自分は自分でいいんだ」という自信である様な気がするのだ。
  ウクライナの凄惨な状況は目を覆うばかりだ。地球という星に人類が誕生して680万年から700万年と言われる。しかし、未だにこの有り様だ。だからこそ小さな喜びを大切にしなければならないと考える。小さな喜びを感じる習慣に逆境を克服する大きなえねるぎーが潜んでいる様な気がするからだ。

以 上