優しき者は強くあれ
孫は聾学校高等部二年生。聾学校の子ども達は優しい。共感力、想像力が高い。これに強さが加われば優しさはより一層輝きを増すに違いない。
聴覚障がい者は健聴者用のフィールドを強いられている為、何かと不自由である。この不自由さを取り除くためには、健常者の哀れみを施す行為を当てにするのではなく、「人権」として主張することはとても大事なことである。
「凧が一番高く上がるのは風に向かっている時である。風に流されている時ではない」(元英国首相チャーチル名言集より)。風に向かっている時、つまり批判を恐れてはならない。
批判に対しては「そういう意見もあるんだ」と受け止めればいいだけの話である。何も同調する必要はない。「和して動ぜず」である。その為には、自分の価値観、生きざま、ぶれない軸が必要であろう。
その為には「自律心」の涵養は欠かせないと考える。上手くいって感動、失敗して教訓。この繰り返しが、自分の価値観、生きざま、ぶれない軸が育まれると考えるからだ。
その際、他人と比較しない「自分は自分でいいんだ」という考え方は多いに「自律心」醸成の力になるに違いない。