出身高校の校歌・応援歌


  高校を卒業し62年が経つ。たまたま聴いた高校時代の校歌、応援歌、青春の熱き時代が走馬灯の様に蘇った。晩酌も手伝ってか、とてもやる気が出た。
  出身中学校は県内有数の進学校へ百余名が合格していた。その後東京大学へ2名合格。一人は野球部の仲間であった。
  出身高校は県内有数の進学校ではない。が、入学して驚いた。なぜ、県内有数の進学校へ進まなかったのか、という人達が大勢いた。
  その一方で、県内高校スポーツ界を席巻していた。応援も凄かった。特に野球に関しては常に全校応援であった。私は捕手として出場していた。夕食後はばたんきゅうの毎日であった。
  ところが、私が2年生秋のことだ。部員の総意で冬期間部活動を休止することが決まった。私はこの練習方針に異を唱え退部した。顧問の教師は、皆で決めたことに従えであった。その後は、就職先上位推薦を目指し勉学に励んだ。夜明け前に寝ることはなかった。ここで学んだことは大きかった。やれば出来る。これらは後の人生に大きな影響を与えることになる。
  この世に生まれた際は、どんな才能が与えられるかは偶然であり、単なる役割分担に過ぎない、という。であれば、自分が出来ることで社会貢献をすべきである。校歌、応援歌を聴き、その意を強くした。