自信を取り戻す
報道によれば、子ども達は「自信」を失っているという。これがなぜ問題なのか。人と比べてしか自分を測れなくなってしまうからだ。「自分は自分でいいんだ」一人一人違って当たり前という社会。これが人の幸福の風景と考えるからだ。
・なぜ、子ども達は自信を失っているのか。
子ども達の環境を創っているのは大人達である。最も大きな原因は「愛情」の欠如と考えている。無償の愛。シャワーのごとく降り注ぐ愛。が欠けているのだ。
「確かに、愛情は時間がかかります。しかし、信頼と希望の種を蒔きます。一方、暴力は恐怖で相手を支配しようとします。怒りと憎しみを生みます」(日本キリスト教団出版局「こころの友」より引用)。中でも、暴力被害体験は生涯忘れないようだ。
具体的には、子どもに寄り添う力の劣化が考えられる。指示、強制が強まり子ども達の「自由度」が極端に狭くなっているのだ。
その結果、子ども達の「自律心」は奪われ、自信の回復の源泉が閉ざされてしまっている。つまり、失敗して教訓、上手くいって感動。その繰り返しが閉ざされているのだ。
・自信を取り戻すには
「子どもは受け入れて貰った感じることで、初めて優しい気持ちや生きる力が生まれます」(出典不詳)。これは明らかに指示・強制とは異なる。そして、子ども達には次の事柄を勧めたい。
まず、人と比較しない。人の評価を気にしない。「自分は自分でいいんだ」と自分に言い聞かせることだ。
つぎに、「自律心」を身に付ける。つまり、自分で考え、判断し、行動する。その結果について責任をとる。
さらに、自分の好きなこと、得意なことを紙に書いてみる。人には必ず何かがあるはずです。これを自信にして事に当たる。
まず、行動してみることだ。今までとは違う風景が見られるに違いない。