「自分は自分でいいんだ」


 元気な子ども達をすっかり見かけなくなった。「自己否定感」を強めていないか。とても心配だ。
  「自己肯定感」の重要性について、高垣忠一郎氏は著書「生きることと自己肯定感」で次の様に述べている。
  「自己肯定感のない人は、自分が『何をしたいかよりも、他人からどう評価されるか』ということがとても気になって、自分の考えや自分の気持ちに従って、自分の行動や人生を選ぶことが困難になる。とりわけ、『第二の人生』遂げていかないといけない思春期だから、自己肯定感がとても重要な意味を持つ」。

  これでは「自分は自分でいいんだ」という自信は愚か、人の違いを受け入れることも出来ない。
  この点、ラグビーで高校、大学、社会人、そして日本代表とキャプテンを務めた広瀬利明さん。示唆に富んだことを述べているので紹介する(出典不詳)。
  「ラグビーっていろんなポジションがあって、それぞれがそれぞれの役割を担って初めて良いラグビーが出来る様になるんです」
  「ラグビーが自分の“ありのままの良さ”を活かせるスポーツなんです」。
  「どんな人でもありのままの自分で活躍できる場所があれば、自己肯定感を生むんですよ。それがやる気にも繋がりますし、人の違いをそのまま受け入れやすい。だからみんな明るい」。