女性の地位を貶める都知事
小池東京都知事の「東京アラート」。これは「自粛」に名を借りた人権規制である。日常生活も社会経済も一変する自体に及んで言葉をもてあそんでいるかの様だ。
訳の分からない言葉を発し、ベイブリッジに、都庁舎に、赤ランプを灯し、常に強がりを見せ、虚勢を張り、人を見下したものの言い方。彼女は一体何に怯えているのだろうか。原因は良く分からなかった。
ヒントは、ベストセラー「女帝 小池百合子」(石井妙子/文藝春秋)にあった。全ては紐解けた。原因は、父親の会社倒産に伴う「極貧」の過去にあった。つまり、極貧から立ち上がり、今に見返してやる、という思いは手段を選ばなかった様だ。
彼女にとって理念・倫理性・合理性などという価値は無用。「学歴疑惑」を問われようが、「権力と寝る女」と揶揄されようが、「今に見返してやる」が全てに優先する。政治理念は愚か、政治家を志して何をしたいというのではないのだ。ただただ「今に見返してやる」が全てに優先する。地位、権力はその為の手段に過ぎなかった。
彼女が長けているのは、地位、権力を手に入れるため「女性である」ことを余すことなく利用するというものだ。男性の弱点である若い女性に甘くなる傾向にウソの効用はてきめんであった。そもそもこの土壌が問題なのだ。この土壌が変わらない限り、似たような女性政治家が誕生することだろう。ジジイ達の責任は重い。
結局、彼女の生き様は女性の地位向上とは無縁、徹底した利己主義者である。彼女の存在は、女性の地位を貶めるだけである。都民よ、国民よ早く目を覚ませ。