芸能人・アスリート達よ声を出せ
スポニチ配信5月12日付「芸能人はバカでいてほしい?」東ちづる政治的発言への批判に持論。読んで、彼女の自然体を表すものであろう、と感じた。
というのは、彼女は筋金入りの人権活動家であるのだ。私は、ドイツ・オーバーハウゼン市にあるドイツ国際平和村を訪ねた時、女優の東ちづるさんがここで活動していることを初めて知った。
同村は、紛争や危機に瀕した地域の子どもを助ける為に1967年に設立され、多くのスタッフやボランティア、そして世界中からの寄付によって運営されていた。背景にドイツ・ヒトラーの言葉に言い尽くせない残虐な行為に対する反省がある、と聴いた。
そもそも、民主主義は国民が権力を監視し、批判し、改善を要求することができるから進歩するのであろう。つまり、権力は批判の対象である。芸能人、アスリート達は「だまってそれだけをやっていればいい」という時代ではない。彼らは同時に社会人でもある。しかも、彼らの発信は知名度が高い故に浸透しやすい側面がある。
とすれば、国民の活力蘇生に彼らの発信は、とても重要であると考える。この点、社会人として積極的に発信し続けるサッカーの本田選手に共感する。
以 上