同期の桜
「同期の桜」、若いときは酒を飲んではこの歌をよく歌った。この度、偶然「同期の桜」をyou tube で聴いた。
びっくりした。とても酒を飲みながら歌う歌ではない。つまり、鼓舞する歌ではなかったのだ。とても淋しい響きを持った歌であった。
では、戦地に出征した人達は、どんな思いでこの歌に向き合っていたのだろうか。「国のために命を捧げる」。現在に置き換えれば、「世のため、人のため命を捧げる」とでもなろうか。
しかし、私はその様な生き方をしてこなかった。だが、利己主義ではなく、利他主義を標榜して生きてきたつもりだ。でも、彼等にはかなわない。全くかなわない。命を捧げる覚悟はなかったからだ。
私は、築78年になる。老後は、これらを肝に銘じてアグレッシブに生きて行こうと思う。それは他人と比較するのではなく、主体的に生きることだと自分に言い聞かせている。
以 上