指導に欠かせない公正性

  公正とは、特定の人だけの利益を守るのではなく、誰に対しても公平に扱う様子。
  これは、特に中高の子ども達をスポーツ指導する場合の鉄則である。子ども達の“やる気”を削ぐ主因だからだ。
  今、スポーツ指導者に求められるのは、技術の指導ではない。勝つことでもない。スポーツを通じて子ども達にアグレッシブな精神、自律心を醸成することである。これは、子ども達が社会の中で、より良く生きて行く為には欠かせない要素と考えられるからだ。技術の指導は、その後で十分である。
  その為には、まず指導者が自律心を醸成しなければならない。同じことは、親御さんにも言えることだ。
  そして、説得するコミュニケーション能力が求められる。これらは、技術を指導する能力とは連動しない。独自に学ばなければならない分野である。しかも、これには限界がない。子ども達一人一人皆違うからだ。日々、子ども達の環境が変わっているからだ。
  コミュニケーション能力が高く、子ども達に自律心の重要性を指導できる指導者は、輝きを増す時代になった。 


 

  以 上