高校入学の選択は間違っていなかった


  青商祭(青森県立商業高等学校)に行ってきた。子ども達の生き生きした姿に触れ、とても懐かしかった。「青商歴史館」ではスライドが流れ、写真が掲示され、校歌が流れていた。歌いたかったが歌詞を忘れていた。「どうぞご自由に歌って下さい」「歌詞はこちらにあります」等の案内があっても良かったかも知れません。
  私は、青森商業高校51期生(1949年・昭和34年卒業)。私は、在学中は青森商業高校は好きではなかった。今思えば、教師だから勤まるようなタイプの人間が多かったせいかもしれない。また、「就職するなら商業高校へ行きなさい」という中学教師の言葉が嘘、偽りであったことが分かったからだ。一流企業の入社試験に商業科目は一切なく、普通科目のみであった。しかし、学友達はとても好きであった。
  ところが、75歳過ぎた頃から、青森商業高校入学の選択が間違っていなかったことに気付き始めたのだ。それは、マウンティング思考に陥らなかったこと。属性に縋り付く生き方に陥らなかったこと。その結果、ウイングが広がっていたのだ。不世出と言われる指導者と巡り会ったのもその成果と考えている。
  私は、現在その方が主催する「伊藤塾」(塾長・弁護士伊藤真)の塾生。指導する技術が高いため、学ぶ意欲が年齢を重ねる程に強まっていく。これら全てが青森商業高校へ入学した成果と考えている。

以 上