運動士のプロ魂をみた
私は、どちらかと言えば体育会系の人間である。20代前半までは野球をしていた。東日本大会に出場したり、大学で2週間にわたる指導を受けたり。春スキーは2年前までは毎年八甲田で滑っていた。ところが、二年ほど前から腰痛が悪化、5年ぶりに元気プラザトレーニング室を利用することにした。
久しぶりの体力測定、運動メニューの提示。それに基づく指導。その過程を通じて「運動士」のプロ魂をみた。確かに、運動士であれば運動メニューの作成、指導は誰にでも出来よう。しかし、教育者が子どもにより添うように、利用者に寄り添った指導は難しい。運動士の内面的価値、つまり愛情、共感、信頼などが表れるからだ。これは、運動面のみの知識では身に付くものではない。
指導者にありがちなマウンティング思考を全く感じさせなかった姿勢は、これからの運動士の在り方を示唆している様だ。
高齢者の利用者は増える一方。健康増進は医療費の抑制に繋がる。そればかりか、健全な精神状態を維持する為には欠かせない。高齢者が利用しやすい環境作りは、より一層重要になってきた。
中々、本物に触れる機会がない。久々に本物に触れた思いをした。とても心地よい一日であった。
以 上