「否定という壁」へ命をかけた青年

  憲法13条後段(幸福追求権)を命がけで実践した青年がいた。以下は、Yahoo!から引用した要旨である。
  下山家と揶揄された登山家・栗城史多氏(35歳)がエベレスト8度目の挑戦中に亡くなった。指9本を凍傷で失い、単独無酸素とネット中継に駆り立てた動機は「否定という壁」への挑戦であった。
  「なんかこう、みんな正しいことを言おうとするんですよ。“否定の壁”が何かと言えば、一つは正しさとか常識です。ネットではこう書いてあるとか、常識ではこうだからというのが一つの壁になっている。そういうものを一つ一つ取り崩して生きたい。やっぱり、自分が生きてる時間って短いじゃないですか。その生きてる間に、魂がわくわくして、自分がちゃんと生きられたなと思えることが凄い大切だと思う。」
  「やっぱまだまだ人間、どうしても弱い。自分で分かんないもの、答えを知らないと動けない、共感できないとか理解しようとしない空気は凄くあると思う。これを超えられる世界が出来たらと思います。」
  「自立心」の重要性を指摘、憲法13条前段(個人の尊重)が目指す方向を如実に現していると映った。私には到底出来ない。しかし、目標にしたい。

                                                                                 以 上