希望の党が果たした役割
「アベ一強」打倒を叫び立ち上げた「希望の党」、「アベ一強」を増強させる役割を果たすことになったのはなぜか。
立ち上げた党首に野心はあったが、志がなかったのだ。見えてきたのが、唯の権謀術数に長けた策士の姿だ。虚勢を張る言動は、語るほど信頼性を失っていった。秋に緑は似合わない。哀れみを感じた国民も大勢いたことだろう。その結果、前代未聞の理不尽な解散にまたもや消極的支持が集まったのだ。
持ち上げたメスメディアにも責任がある。勝負師だの、感が鋭いだの、負け戦はしない等、枚挙に遑がない。しかし、志がなかったというだけの話ではなかったか。
北朝鮮の脅威を強調、国難を叫び、一方で臨時国会を開催するや冒頭解散。この理不尽な行為を追認する状況を作り出した希望の党。党首の責任は計り知れない。都知事は党首の「兼務」に支障がないと激走した。敗戦を機に党首は辞任するが都知事は続行する、と「分離」するのであろうか。日本では、これを自己中という。日本の伝統的文化に則り、日本語でしっかり責任を果たすことだろう。
そんな中、微かな光が差し込んできた。立憲民主党の登場で、有権者が少しずつ「受け身」の人生観から、「人格的自律」の人生観へ移行し始めた様な現象が見受けられることだ。これが、大きなうねりとなれば、日本の未来に灯りを灯す膨大なエネルギーになるに違いない。
以 上