公共施設の利用不許可 〜表現活動・学習活動を阻む〜
民主主義は完全に破壊された、と見る。民主主義の生命線である「表現の自由」があちこち破壊、ないしは萎縮しているからだ。主犯は安倍ではない。安倍政権を支える主権者である。
私達は過去からしか学べない。未来からは学べない。ところが、公共施設を利用しての表現活動・学習活動を不許可にする地方自治公共団体が全国あちこちから聞こえてくる。殆どが「市民からの抗議」を恐れてのことらしい。(「マガジン9:http://www.magazine9.jp」)。
しかし、これは抗議ではない。抗議とは、相手の言動を不当だとし、それに反対する意見を主張することだからだ。憲法に基づいて行政運営を図ることを不当とは言わない。正当という。だから、「憲法を遵守しなさい」と公務員に意見するのが抗議なのだ。これはモンスターペアレントの公共施設版である。
双方のキーワードは「自己愛」か。自己愛は本能に由来すると言われるからだ。平和になると自己愛が強くなるという。同時に理性が沈没する構造である。
この様な状況下に憲法改正の議論を仕掛ける権力をしっかり監視しなければならない。
以 上