国民よ目を覚ませ
マスメディアが一斉に報じた様に、本当に「改憲勢力が3分の2獲得の情勢」なのだろうか。
仮にそうだとすれば、民主主義が危険水域に入ったということだ。私達は、政治が大津波の様に憲法を乗り越える光景を見た。立憲主義を放棄する自民党憲法改正草案も見た。でも、安倍政権を支持する。ということは、民主主義に欠かせない批判精神が音を立てて衰えていると映る。これは想像を超える。民主主義が行き詰まり、機能しなくなっているのでは。
自民党憲法改正草案は立憲主義を放棄、人権保障が大きく後退。国民投票法には最低投票率の規定がない。その中での過半数の賛成で憲法改正は成立。潤沢な資金は湯水のごとく使える構造になっている。安倍政権の目指す国造りは決して一般市民の幸福を目指したものではない。
私は、政治の安定より憲法の安定を望む。国の形が一変するかも知れない。明治維新、太平洋戦争、それにも匹敵する今夏の参院選。安倍政権の目指す国造りに賛成なのか反対なのか、理性が感情を乗り越えることが出来るか否か、が問われている。
そこで、呼び掛けたい。国民よ目を覚ませ。EU離脱に投票した人達は感情が理性を乗り越えたと後悔している。時代の分水嶺と言われる今夏の参議院選。私ばかりではないからとか、仕方が無い等と自分を慰めて済む話ではない。後悔してからでは遅い。だから後悔しない様にして欲しい。そして、後世の人達の検証に耐えられる様にすることは、主権者としての責務であると考える。
以 上