勇気を与える言葉
私は戦前生まれだが、戦争へ行く年齢ではなかった。戦後平和裡に暮らしてきた。しかし、アベ第二次政権以降、社会状況は急変した。右傾化傾向が強まり、排外主義が横行、国民が萎縮、「国民の自由と権利を守る」為に生まれた民主主義、立憲主義が危機に晒されている。
だが、一般市民は何事もなかった様に日常生活を送っている。いわゆる「沈黙する善良な市民」達だ。この光景は、悲劇的欠陥と指摘される日本人気質、「それはおかしい」と言おうとしない傾向が更に強まっていると映る。これは、まさに時代の危機である。
不確かな時代、かつ長寿社会。自分らしい生き方を貫き、穏やかな死を迎えることは、なかなか難しくなった。国際社会は「イスラム国」に揺さぶられ、日本国は「アベ政権」に揺さぶられている。この段になって時代の危機に直面するなど予想だにしなかった。
そんな中、「明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べよ」。ガンジーが述べたこの言葉(伊藤真の著書より)は、とても勇気を与えてくれる。
以 上