速いスピードで走り出した独裁政治・全体主義
立憲主義の崩壊は国を滅ぼす。中国、北朝鮮の脅威が現実化する前に立憲主義の崩壊が現実味を帯びてきた。憲法違反が明らかな安保法案を強行可決。政治を憲法に従わせようとする「立憲主義」が崩壊し始めたのだ。
戦後70年を境に、自民党、公明党は安保法案は国民の生命財産を守る為に必要と強調、日本国憲法の精神とは真逆の方向へ舵を大きく切った。しかし、立憲主義の崩壊は国民の生命財産を守らない。なぜなら、待ち構えているのは独裁政治、全体主義だからだ。
明らかに憲法違反の「安保法案」を国会へ提出する政党。一体何に基づいて政治をやろうとしているのか。数に驕り、「善悪」が見えなくなってしまったか。
フランス革命以降、血と汗の結晶、人類の英知が築き上げた立憲主義。自らの手で破壊しようとするのは、日本くらいのものだろう。
今、主権者一人一人に求められているのは、単純で少し勇気のいる行動だ。例えば、「アベ政治を許さない」という紙一枚を自宅敷地で掲げられるかどうかだ。大震災後、学校に、車体に、氾濫した「東北ガンバロウ」「絆」「君は一人ではない」。立憲主義を死守する為、同程度の行動がとれるか。
この目で、国会議事堂正門前抗議集会を見てきた。若者が立ち上がった。女性が立ち上がった。そして、定年を迎えた人達が立ち上がった。後は政治を動かす大きな力を潜めている「沈黙する善良な市民」といわれる人達だ。「法が沈黙するとき、独裁が始まる」という。この、ことの重大さに気付いて欲しい。
以 上