昔の商店街の面影今に残る唯一の商店 造り酒屋西田酒造
平成26年4月11日(金)撮影。青森市唯一の造り酒屋西田酒造である。喜久泉を初め、田酒その他を醸造している。昔の商店街の面影を残しているのはここだけとなってしまった。この屋敷は三上家のものを昭和初期に西田家が譲り受けたものである。(造り酒屋は、江戸時代半ば頃には十数件もありましたが、昭和初期には三上重郎兵衛(先祖は武士、油川村の富豪として数代上席を占める。寄付数多、世のため、村のために尽力す。大正3年7月青森県酒造組合総合会長に推薦された。)商店ただ一軒だけになっていました。同店の年間醸造高は2300石(約23万本)前後で、売られていく範囲は北海道・秋田県・東津軽郡などが主でした。〜「油川町の歴史」より抜粋)西田家はもともとは麹屋として江戸時代に油川に居を構えた。明治期、蟹田村に支店を設けて酒造業を営む、蟹田を拠点に商売をしていた。昔の商店街の面影を残すのはここだけとなってしまった。
![]() |
昭和初期の三上重郎兵衛商店(邸宅) |
![]() |