北海道新幹線新青森・新函館間の着工や青函両地域へのソウル便の就航、加えて来夏には青函航路に高速フェリーの導入が予定されるなど、青函両地域は陸海空にわたり新たな交流の時代が始まろうとしています。こうした状況を踏まえ、青函圏域内外の人々が、新たな時代を見据えた青函交流・連携活動を行う上での一助としてもらうことを目的に、青函交流促進アイデアコンテストを実施しました。
 青函圏域内外から11件のコンテストの応募があり、厳正な審査の結果、次のとおり受賞アイデアが決定しました。
青函交流促進アイデア大賞:1件
アイデア名 青函もの知り博士決定ツアー
応募者 堀切海都 (青森県) 
アイデア内容  小学生と親がペアになって青函両地域を巡り、ご当地にゆかりのクイズが出題されるツアーに参加し、優勝者を決定する。
 日程は青森県1日、道南地域1日で、それぞれの地域の歴史、文化等にちなんだ問題を出題し、それぞれの地域ごとにチャンピオンを決める。2日目の最後にもの知り博士決定戦を行う。施設の展示物から解答を見つけたり、昼食にちなんだ出題をしたり、単に知識を求める以外の問題を加えて、興味をひくよう演出する。参加費はバス等の移動費、昼食費など必要最小限に抑え、募集は青函地域の小学校等の協力を得て広報する。また、結果を小学校に配信するなど小学校との連携が図られるよう努める。 
今後の青函交流への波及効果  ツアー実施後、問題をインターネット等で公開すれば、青函地域に興味を持ってくれる人が増える可能性がある。
 当初は地元の小学生を対象にしたツアーを想定しているが、夏休みや冬休みを利用して、青函圏域外の小学生を対象に、自然や文化に触れるツアーにつなげていける可能性がある。
優秀アイデア賞:2件
アイデア名 「青函ガイドマイスター」の認定
 応募者 藤田和仁 (岩手県)
アイデア内容  青函地域において、青函の歴史、自然、文化、観光、産業等についての知識に関する試験(ご当地検定)を実施し、合格者は「青函ガイドマイスター」として認定を行う。出題は、青森と道南それぞれの歴史や文化だけでなく、青函交流の歴史や青函ブランドについての内容を取り入れ、青函圏全般の知識を問うこととする。
(1)「青函ガイドマイスター」検定試験の実施
 青函圏域内外に広くPRを行い、青森県及び北海道において検定試験を実施する。
(2)「青函ガイドマイスター」の認定
 採点を行い、一定の基準を満たした人を「青函ガイドマイスター」として認定。認定証を授与する。
(3)「青函ガイドマイスター」への研修
 マイスターに対し、講師を招いたセミナーやツアーを実施。また、最新の情報を提供し、より一層青函圏域への見識を深めてもらう。
今後の青函交流への波及効果  観光関係者等の能力を評価する指標になるとともに、一般住民がマイスター認定を目指し青函圏域について深く学習することにより、青函圏域をPRできる人材の育成に繋がる。
 また、青森県民と北海道民がお互いの歴史や文化、交流の歴史等を学ぶことにより、青函両地域住民の相互理解が期待できる。
アイデア名 青函交流大使館
応募者 大塚哲也 (兵庫県)
アイデア内容  「今、青函はひとつになる〜つながる大地、海原をこえて」というキャッチコピーのもとで、青森には「函館大使館」、函館には「青森大使館」を作って交流とサービスの拠点とする。
 それぞれの大使館では、物産や観光情報などを提供し、道の駅のようなサービスを行う。また、大使館らしい機能として「青函パスポート」のようなキャンペーンも考えられる。訪れるごとにスタンプ(入出国スタンプ風)を押すことで得点が与えられ、フェリーや列車の料金割引に使えるようにする。さらに一般の人やタレントを「大使」に任命し、二カ所での合同イベント等により交流を深める。
今後の青函交流への波及効果  大使館を活用することにより人やモノの交流が活発になり、また、利用者への渡航割引サービスは大きな目玉となる。
 各地(新幹線の駅等)にサテライト大使館を作れば、さらなる展開が期待できる。