2006年 |
タイトル | アーサーとミニモイの不思議な国 |
出 演 | フレデイ・ハイモア/ミア・ファロウ/ペニー・バルフォー/マドンナ(声)/デヴィッド・ボウイ(声)/スヌープ・ドッグ(声)/ロバート・デ・ニーロ(声) |
監 督 | リュック・ベッソン |
ストーリー | 好奇心旺盛な10歳の少年アーサーは、祖母の語る冒険家の祖父の昔話が大好きだった。ある日、4年前に突然失踪した祖父の屋敷が人手に渡ることになる。アーサーは祖父が昔、庭のどこかに埋めたルビーを借金にあてようと、古い地図を頼りに宝探しを始める。 |
評 9 | リュック・ベッソンはやっぱ子ども。この感性は永遠に持ち続けて欲しいな。素直に観てれば純粋に楽しめます。しかしながら、許せる範囲ですが、毎度のごとくアラの目立つ彼の作品です。万能ツールにロープがあるのにセレニアのビスチェの紐使ったり、最初ミニモイの国への入り口は一人しか通れないと言ってるのに・・・。ところで、セレニアは月が満月になるたび1歳と数えて1000歳ということは、月の周期が29.5日なので、1000×29.5÷365=80.8歳?やっぱバアさんじゃん! |
2007.9.16記 |
タイトル | アイスエイジ2 |
出演(声) | レイ・ロマノ/ジェン・レグイザモ/デニス・リアリー/ショー・ウイリアム・スコット/クイーン・ラティファ/ジェイレノ |
監 督 | カルロス・サルダーニャ |
ストーリー | 優しくて力持ちのマンモスのマニー、お調子者だが憎めないナマケモノのシド、強面で強気なサーベルタイガーのディエゴの3匹は、悩みを抱えながらも仲間たちと楽しく暮らしていた。しかし、地球温暖化が進み氷河が氷解、大洪水の危機に見舞われてしまう。3匹は地球を救うため、新たな冒険の旅に出ることを決意する。 |
評 4 | そもそも“アイスエイジ”とは“氷河期”のこと。今回それが溶けちゃうんだから、もう続編は無いんでしょう。まあ、これ観たら後がないのは良くわかる。というか、これ自体いらない。確かに3匹は頑張ってるけど、結局何にもしてないじゃん。だいたいサブキャラだったはずのスクラットの小劇場に頼りすぎ!どっちがメインか、わからんぜ。でもこれはこれで面白いからいいけど、次回は許さんゾ!(だから、次回は無いって) |
2008.4.6記 |
タイトル | 愛の流刑地 |
出 演 | 豊川悦司/寺島しのぶ/長谷川京子/仲村トオル/佐藤浩市/陣内孝則/浅田美代子/佐々木蔵之介/貫地谷しほり/松重豊/本田博太郎/余貴美子/富司純子/津川雅彦 |
監 督 | 鶴橋康夫 |
ストーリー | かつて恋愛小説の旗手として注目され、今では世間から忘れられた存在である中年作家の村尾菊治は、ある朝、情事の果てに入江冬香を絞殺し逮捕される。事件を担当した女性検事の織部美雪は、菊治の漏らす言葉に困惑しながらも真相を追い、疑問を抱えたままやがて裁判の日を迎える。 |
評 1 | 流刑地に島流しにされようと、これだけは書かせて! ☆絶対ヤリたいと思わない。親の七光りで女優だけど、最悪のブス! 第1位 寺島しのぶ 第2位 安藤サクラ 第3位 趣里(誰かわかんない?水谷豊と伊東蘭の娘だよ) ちなみにタレントだったらIMARUがダントツ! ・・・ 「お願い、このまま殺して~」 |
2013.8.11記 |
タイトル | アオグラ |
出 演 | 内田朝陽/橋爪遼/坂本真/徳山秀典/大口謙吾/荒川優/阪田瑞穂/秋山実希/雪嶋直樹/原田龍二/渡辺哲/高橋ひとみ |
監 督 | 小林要 |
ストーリー | 1968年3月、高校を卒業し就職を翌日に控える沢木は、親友、伝法寺の駆け落ちを手伝う。しかし、偶然出くわした駆け落ち相手の父、熊夫が彼に興味を示し、相撲取りにスカウト。勝手に沢木の就職を取り消すなど熊夫の暴走に困惑する沢木だったが、それを機に自分の将来について疑問を抱く。 |
評 6 | 「今年は新幹線が青森市まで届いたんで貧乏県の汚名返上できるかも、って期待してるみたいだけど、逆に都会への若者流出を加速するって気がするなぁ。まあ、俺みたいに都落ちして地元に戻ってくる奴もいるだろうけど。いやぁ、あのころは若かったなぁ。最初は三人組で“底抜けAirline”なんてグループ名で始めて、『ボキャブラ天国』でちょっとだけブレイクして、それが一人減って、また一人減って・・・。それでもあの頃のダチの海砂利や爆問のおかげで最近TVにも出してもらえてるし、地元青森でもイベントMCやれば顔知られるようになったし。やっぱ、若(わげ)うちはバガやれるケヤグつぐってたほうがいんでねべが」 |
2011.4.3記 |
タイトル | アキハバラ@DEEP |
出 演 | 成宮寛貴/山田優/忍成修吾/荒川良々/三浦春馬/寺島しのぶ/萩原聖人/佐々木蔵之介 |
監 督 | 源孝志 |
原 作 | 石田衣良 |
ストーリー | アキハバラ-そこは最新AV機器から胡散臭いジャンク商品までが揃う、世界最大にして最強のエレクトリック・マーケット。そこで出会った、ページ、アキラ、ボックス、タイコ、イズムは、自分たちの人生に再チャレンジするべく小さいながらもベンチャー企業「アキハバラ@DEEP」を設立する。そして、IT業界を騒然とさせる革命的な検索エンジン“クルーク”を開発するが、彼らの前に巨大企業が立ちはだかる。 |
評 5 |
<span style='font-size:10.0pt;mso-bidi-font-size:12.0pt;font-family:"MS 明朝";mso-ascii-font-family:Century;mso-hansi-font-family:Century;mso-bidi-font-family:"Times New Roman";mso-font-kerning:1.0pt;mso-ansi-language:EN-US;mso-fareast-language:JA;mso-bidi-language:AR-SA'>山の手線、東京神田次の駅。今でもそこにはトラウマをかかえたモラトリアムな子供たちを包む「安住」がある。しかし、そこは昨年からの“秋葉原クロスフィード”で大変革を遂げ、IT産業の総本山と化した。果たして、心優しきオタクたちは、経済社会に懐柔されたことに気づいているか。</span> |
2006.9.3記 |
タイトル | アドレナリン |
出 演 | ジェイソン・ステイサム/エイミー・スマート/ホセ・パブロ・カンティージョ/エフロン・ラミレッツ/ドワイト・ヨーカム/レノ・ウィルソン/キーオニー・ヤング/カルロス・サンス |
監 督 | ネヴェルダイン |
ストーリー | フリーの殺し屋シェブは、ある日、宿敵のリッキーに毒を盛られる。頭に来た彼は、復讐のため車を走らせリッキーの行方を捜すが、急に意識がもうろうとしてくる。なじみの医者に相談すると、体内にアドレナリンを出し続ければ助かれる、と言われる。 |
評 7 | 正気と狂気の境目なんて、そんなの誰にもわからない。例えば3の倍数と3のつく数字にアホになることもある。 1、2、3、4.5、6.7.8.9.10、11、12、⑬、14、15,16,17、18、19、20、 21、22、23,24、25、26,27、28,29、30、31、32、33,34、35,(36),37、38、39,40! おもろ~!! こいつは「侮られん!!」 |
2008.3.30記 |
タイトル | アヒルと鴨のコインロッカー |
出 演 | 濱田岳/瑛太/関めぐみ/田村圭生/関暁夫/杉山英一郎/東真彌/藤島陸八/岡田将生/眞島秀和/野村恵里/平田薫/寺十吾/恩田括/キムラ緑子/なぎら健壱/土井原菜央/松田龍平/大塚寧々 |
監 督 | 中村義洋 |
原 作 | 伊坂幸太郎 |
ストーリー | 大学入学のため仙台に引っ越してきた椎名は、奇妙な隣人の河崎に出会う。初対面だというのに河崎は、同じアパートに住む孤独なブータン人留学生に広辞苑を贈るため、本屋を襲おうと奇妙な計画を持ちかける。そんな話に乗る気などなかった椎名だが、翌日、モデルガンを片手に書店の裏口に立っていた。 |
評 7 | 原作は『重力ピエル』はじめベストセラーの作家、伊坂幸太郎さんの小説で、吉川英二文学新人賞も受賞した。その功績を納得させるだけのことはある見事な話の構成。最後のどんでん返しはものすごく修逸である。映画は仙台が舞台であり、私自身昔3年間住んでいたこともあるためかすごく懐かしかった。特に八木山動物園とか。わりかし大好きな関めぐみさんがヒロインなのもうれしい。ところでブータンは「世界一幸せな国」として有名だが、果たして日本人がブータンに行ってもそうなのだろうか。鴨とアヒルのギャップは簡単に埋まるものなのか。「♪The answer, my friend, is blowin' in the wind. The answer is biowin' in the wind.」 |
2014.1.26記 |
タイトル | アポカリプト |
出 演 | ルディ・ヤングブラッド/ダリア・エルナンデス/ジョナサン・ブリューワー/ラオール・トゥルヒロ/モリス・バード/ヘラルド・タラセナル/ドルフォ・パラシオス/フェルナンド・エルナンデス |
監 督 | メル・ギブソン |
ストーリー | 誇り高き狩猟民族の血を受け継ぐジャガー・パウは、妻や仲間とともに平和な暮らしを送っていた。ところが、ある日、マヤ帝国の傭兵による襲撃を受け、仲間とともに都会に連れ去られてしまう。そこで彼らを待ち受けていたのは、干ばつを鎮めるためにいけにえを捧げる儀式だった。 |
評 6 | “残酷”の基準ってなんだろう。その状況を見る人が無慈悲でむごたらしく思えば、それは“残酷”なのだろう。私ゃ嫌いだが捕鯨を反対する連中の意見も一理ある。スーパーの食肉を買ってきて生活を送る者からすれば、狩猟は“残酷”に映るのだろう。しかし、人も生きていくためには、当然他の生物を殺して食べなければならない。これが“業”であり“カルマ”であり、宗教家たちは「人は罪を背負って生きている」と説いた。“残酷”であろうと仕方ないことなのだ。ただしそれを同属の人間に向けて良いものか。歴史は“奴隷制度”という“残酷”な仕組を繰り返してきた。でもこれは人が未成熟だった過去の遺物だと思いたい。しかし悲しくもいまだに存在している。今だに成長し得ない国は、早くその悪しき習慣から解脱してもらいたい。以前『パッション』を観て酷評してしまったが、メル・ギブソンは言いたかったこと、なんかわかった気がする。 |
2010.8.29記 |
タイトル | アメイジング・グレイス |
出 演 | ヨアン・グリフィズ/ロモーラ・ガライ/ベネディクト・カンバーバッチ/アルバート・フィニー/ルーファス・シーウェル/ユッスー・ンドゥール/マイケル・ガンホン/キアラン・ハインズ/トビー・ジョーンズ/ニコラス・ファレル/シルヴェストラ・ル・トゥーゼル/ジェレミー・スウィフト/スティーヴン・キャンベル・ムーア/ニコラス・デイ |
監 督 | マイケル・アプテッド |
ストーリー | 若くして政治家となったウィルバーフォースと、彼と同じ志を持つ友人のピット。イギリスの主収入源である奴隷貿易に心を痛め、現状を打ち破るべく闘う2人だったが、想像以上の苦戦を強いられるウィルバーフォースを支えていたのは、師である聖職者ジョン・ニュートンが作詞をした「アメイジング・グレイス」だった。 |
評 7 | 黒人奴隷開放に尽力した政治家と言えば、アメリカのリンカーン大統領が最初に思いつくが、それよりも100年前の18世紀のイギリスにもそのような英雄がいた。ウィリアム・ウィルバーフォースである。当時のヨーロッパは植民地政策の全盛期で、特に島国のイギリスにおいては貿易のため奴隷は必要不可欠だった。そんななかで博愛主義を貫き、奴隷廃止運動を続けたのだから相当な精神力だったと思われる。その彼の原動力は実は信仰心だったという点で、改めて宗教の秘めた力に脅威を感じた。タイトルは知らなかったがケヴィン・コスナーの『ボディガード』でホイットニー・ヒューストンが歌っていた曲にこんな背景を秘めていたのにも驚いた。私は宗教ってヤツは大っ嫌いだが、殉教する信者までは非難する気はない。でも、組織には騙されんなよ!ふみカス! |
2017.2.19記 |
タイトル | アラトリスト |
出 演 | ヴィゴ・モーテンセン/エドゥアルド・ノリエガ/ウナクス・ウガルデ/ハビエル・カマラエレナ・アナヤ/アリアドナ・ヒル/アントニオ・デチェント/フアン・エチャノベ/エドゥアルド・フェルナンデス |
監 督 | アグスティン・ディアス・ヤネス |
ストーリー | 17世紀初頭、西欧を支配下に置くスペインでは、国王フェリペ4世の代わりにオリバーレス伯爵が国政を牛耳っていた。1622年、国王に仕える兵士ディエゴ・アラトリステは、遠征中のフランドルで果敢に戦い帰国する。1年後、マドリードに戻った彼のもとにイギリス人二人を暗殺せよ、という依頼が舞い込む。 |
評 7 | スペインのマゼランが世界の大洋が繋がっていることを証明したことで、ヨーロッパ各国はこぞって航海に出た。そして勝手に到着した地を植民地化していった。その中でどこよりも広大な土地を手に入れた国はスペインであった。しかし1588年無敵艦隊がイギリスに敗れて以来、衰退の一途を辿っていた。・・・と一応予習してから観にいきました。実はこれ、スペイン映画史上最高の2800万ユーロもかけ、その出来はハリウッドに負けてない。むしろその男たちの肉弾戦に獣臭を感じるほどだ。この横暴かつ粗野な面を見れば決して好きになれないはずなのが、やたら人間臭く命知らずの性質は輝かしく見えた。最後にアラトリステが言う「俺たちはスペイン人だ」はこの映画を象徴している。 |
2009.2.1記 |
タイトル | ありがとう |
出 演 | 赤井英和/田中好子/薬師丸ひろ子/小野真千子/前田綾花/光石研/尾美としのり/柏原収史 |
監 督 | 万田邦敏 |
ストーリー | 1995年1月17日未明、神戸市を突然の激しい揺れが襲った。寝室で寝ていた古市忠夫は、妻・千賀代と二人の娘を避難させ、自分は災害救助にあたる。しかし、街の建物は倒壊し、多くの人々が家屋の下敷きになった。そして火の手があがった!・・・忠夫の家も全焼し痕跡も残っていなかった。忠夫は、街の復興に向けてボランティア活動に取り組む。そして、ある日忠夫は無事だった自分の車のトランクに、無傷のゴルフバッグを発見する。 |
評 10 | 久しぶりにボロボロ泣けました。これは“浪花節”です。はっきり言って赤井英和の演技は上手くはないですが、その素人臭さが逆に現実味を帯びて見えました。それは彼を引き立たせた脇の田中好子と薬師丸ひろ子の力かも知れません。古市忠夫さんがコースを廻る前に一礼をする姿や、「わてら、生かしてもらっちょる」という言葉は、心をガツンガツンと殴打してきました。豊川悦司や鶴見辰吾、永瀬正敏らの“賛同出演”っていうのは、ちょっと偽善っぽいけど。 |
2006.11.26記 |
タイトル | あるスキャンダルの覚え書き |
出 演 | ジュディ・デンチ/ケイト・ブランシェット/ビル・ナイ/アンドリュー・シンプソン/トム・ジョージソン/マイケル・マロニー/ジョアンナ・スキャンラン/ショーン・パークス/エマ・ケネディ/シリータ・クマール/フィル・デイヴィス/ウェンディ・ノッティンガム/アンヌ=マリー・ダフ |
監 督 | リチャード・エアー |
ストーリー | ロンドン郊外の中学校で歴史を教える初老のバーバラは、若く美しい新任の美術教師シーバに興味を抱く。家族も親しい友人もおらず、飼っている猫だけが心のよりどころだったバーバラは、シーバとの友情に固執するようになる。しかし、ある日、シーバの秘密を知る。 |
評 2 | 「なによこれ?アカデミー賞受賞2大女優だけど、ストーリー自体が生理的に受け付けないわ。そりゃ、若いツバメに狂う気持ちもわかんなくもないわね。私もいままでたいがいの事したしね。かといってそれに付け込むような奴は嫌いよ。いや、でも、私はどっちかつうとこっちの性格かもしれないわね。それにさすがにジュディ・デンチの入浴シーンはいただけないわ。えっ、私のも見たくないって!?悪かったわね。でもおあいにく様、その前に抜けなくなるから私は湯船に入んないわよ!」 |
2010.6.27記 |
タイトル | アンダーワールド エボリューション |
出 演 | ケイト・ベッキンセール/スコット・スピードマン/ビル・ナイ/トニー・カラン |
監 督 | レン・ワイズマン |
ストーリー | ヴァンパイアの闇の処刑人、セリーンは家族の命を奪った一族の長老ビクターを殺した彼女は、追われる身になっていた。セリーンは唯一の味方である混血種マイケルと共に追っ手から逃れることに。しかし、そんな彼女たちの前に、混血種となり休眠から蘇ったもうひとりの長老マーカスが現れた。 |
評 10 | 前作に比べ、魅せ方が相当良くなった。息をつかせぬ連続アクション。エロさ、グロさも前回比3倍!かなりハードなので、心臓が弱い方はお控え下さい。前作の時の感想で、吸血鬼が銃を撃つのは違和感あると書きましたが、ケイト・ベッキンセールのターコイズブルーの瞳を見てたら、これはこれで良いような気がしました。ただ、『バイオハザード』とだいぶカブるような気もする。 |
2006.4.23記 |
タイトル | 硫黄島からの手紙 |
出 演 | 渡辺謙/二宮和也/伊原剛志/加瀬亮/裕木奈江/中村獅童 |
監 督 | クリント・イーストウッド |
ストーリー | 1945年2月19日、アメリカ軍の上陸とともに始まった硫黄島戦。アメリカ側が5日で終わると考えたものを36日間守り抜いた日本の男たちがいた。指揮官の名は栗林忠道。太平洋戦争でアメリカを最も苦しめた戦いと語り継がれる。・・・・・・硫黄島の地中から掘り起こされた届けられることのなかった数百もの手紙が、彼らの素顔を物語る。 |
評 9 | 前回の『父親たちの星条旗』と比べて、完全にクオリティが違う!クリント・イーストウッドは本当はこっちを作りたかったけど、アメリカで売れそうもなかったのでムリヤリ2部作にしたような気がする。観る人の思想で捉え方は違ってくると思うが、私は日本に対する敬意を十分感じた。戦争という究極の局面で人々は、アメリカ人は先導たる象徴的なヒーローになることを誇りとし、日本人は自らが犠牲となるも後続の者の為の礎になることを誇りとした。日本人の“潔さ”は、それが人に伝わって真価を発すものであり、決して“犬死”は本意ではないのだ。私たちは彼らの功績を語り伝え続ける義務がある。単なる愛国心に偏ることのない“日本人の誇りとは何か”を。 |
2006.12.10記 |
タイトル | 市川崑物語 |
出 演 | 市川崑 |
監 督 | 岩井俊二 |
ストーリー | 自らの傑作をあえてリメイクする、自身の最新作『犬神家の一族』の製作に取りかかった名匠・市川崑。約半世紀前に映画監督としてデビューし、91歳を迎えた現在も第一線で活躍し続ける巨匠の知られざる半生と人物像に、その作品に影響を受けてきたという岩井俊二監督が、新作の撮影現場や数々の名作などを通して迫っていく。 |
評 3 | 岩井俊二監督が最も敬愛する映画監督市川崑の生涯を描いたドキュメンタリー。2006年公開の市川監督のセルフリメイク『犬神家の一族』を記念して作成されたものだが、時代に合わせて無声映画風な描写から始めるところはやっぱセンスある・・・ってか、ほとんど「字」ばっかりじゃん!こんなん、パワポで作れるわい!!それに、ほとんど脊椎カリエスで徴兵免除なったけど『ビルマの竪琴』などの戦争映画創ったとか、奥さんで脚本家の和田夏十さんの尽力があったとか、市川監督のエピソード自体もショボい。まあ、太宰治の女好きの話はちょっと面白かったかな。そうだ!狩野英孝、お前も心中未遂してみたらどうだ? |
2016.4.17記 |
タイトル | 犬神家の一族 |
出 演 | 石坂浩二/松嶋菜々子/尾上菊之助/富司純子/松坂慶子/萬田久子/林家木久蔵/深田恭子/奥菜恵/岸部一徳/大滝秀治/草笛光子/中村玉緒/加藤武/中村敦夫/仲代達矢 |
監 督 | 市川崑 |
原 作 | 横溝正史 |
ストーリー | 信州の犬神財閥の創始者・犬神佐兵衛が永眠した。遺言状を管理する法律事務所の若林は、犬神家に起こりうる争いを予期し、私立探偵・金田一耕介に調査を依頼する。しかし、若林は金田一に会う前に何者かに殺される。そして、公開された遺言状が元で、凄惨な殺人事件が次々と起こっていく。 |
評 8 | 「はじめちゃん、おじいさんの映画が30年ぶりにリメイクされたわね」「あぁ、美雪。前回も市川崑監督だからセルフカバーってことになるのかな。しかもこの豪華なメンバーはさすがの俺も感動するよ。」「ふ~ん、でもはじめちゃん、松嶋菜々子さんしか観てなかったじゃない。それから青沼菊乃役の人の胸が見れた瞬間、凝視してたわよ」「なっ、何を言うんだ。美雪!そんなこと絶対ない。じっちゃんの名にかけて!」「おい、金田一、気合入れるのはさておき、この一族ってペットに変な名前をつける奴らだな」「どういう意味だよ。剣持のオッサン」「だってよ。『犬がミケの一族』って・・・」「帰ろう!美雪」 |
2006.12.17記 |
タイトル | イラク -狼の谷- |
出 演 | ネジャーティ・シャシュマズ/ビリー・ゼイン/ゲイリー・ビューシイ/ハッサン・マスード |
監 督 | セルダル・アカル |
ストーリー | 2003年、イラク北部のクルド人自治区で同盟国の米軍が突如トルコ指令部を襲撃し、トルコ兵を連行。そのとき連行されたスレイマン将校は、元トルコ秘密諜報部員のポラットに手紙を送り自殺する。ポラットは復讐のため、その作戦を指揮したマーシャルのいるイラクへと向かう。 |
評 3 | イラク戦争最中の2004年、「アブグレイブ収容所」における虐待事件が発覚した。裸にされ、犬をけしかけられ、同性愛行為を強要され、イスラム教徒にとって屈辱的な行為で虐げられた。怖ろしいのはこれが米国防総省内部の組織的なものであったということだ。本作はこのアメリカを絶対悪としたトルコ映画である。このような視点の映画は必要性が感じるが、なんか表現が中途半端。ネットで流れていた収容所での虐待写真を模した描写もあるが、わざわざ撮るよりドキュメントの方がいいと思った。残念。とはいえ、アメリカに潜在する悪魔は忘れてはいけない。バラク・オバマは昨年末に米軍をイラクから撤退させ、今アフガンからも引き上げさせている。これは11月の大統領選を睨んでのことなのは明白だ。なぜなら昨年末に勝手にイラン制裁を決め、新たな火種を準備しているからだ。ったく、オリンピックみたいに4年毎に戦争起こしやがって。 |
2012.9.9記 |
タイトル | イルマーレ |
出 演 | サンドラ・ブロック/キアヌ・リーブス/ショーレ・アグダシュルー/クリストファー・プラマー/デュラン・ウォルシュ |
監 督 | アレハンドロ・アグレスティ |
ストーリー | 2006年、シカゴの病院で働くことになった女性医師ケイトは、湖岸に立つ一軒家からシカゴ市内に引っ越すことにする。郵便受けに次の住人へのメッセージを残した彼女は、後日返事を受け取った。実は、それは2004年を生きる建築家の青年アレックスからの手紙だった。 |
評 10 | 『スピード』以来の共演のサンドラ・ブロックとキアヌ・リーブスが、何か昔の恋人同士のようでものすごく微笑ましく見れました。ストーリーがものすごくいい。ちょっと油断すると'04年と'06年がごっちゃになるけどね。原題『TheLakeHouse』を、なんでわざわざレストランの名の『イルマーレ』としたんだろうと思ったら、実はこれ韓国映画『イルマーレ』のリメイクだった。ところで、この郵便受けに普通に郵便屋さんが手紙入れたらどうなっちゃうんだろ。 |
2006.9.24記 |
タイトル | インヴィンシブル 栄光へのタッチダウン |
出 演 | マーク・ウォールバーグ/グレッグ・キニア/エリザベス・バンクス/ケヴィン・コンウェイ/マイケル・リスポリ/カーク・アセヴェド/マイケル・ケリー/マイケル・マルヘレン/マイケル・ヌーリー/ジャック・ケーラー/ローラ・グラウディーニ/ペイジ・ターコー/リン・コーエン/ダヴ・デヴィッドフ |
監 督 | エリクソン・コア |
ストーリー | 1976年アメリカ、フェラデルフィア。勝利の女神に見放されたNFLの地元チーム・イーグルスの新監督は、次のシーズンでの勝利に向けて異例の“一般からの公開オーディション”を開催することをテレビで報じる。それを見たヴィンスは、大学フットボールの経験もなく年齢も30才だったが、会場が憧れのホーム・スタジアムということで参加を決意する。こうして彼の夢への挑戦が始まった! |
評 5 | 「やっぱり挑戦って大事ですよ。はい、僕も相撲を引退した後、31歳でアリーナフットボールリーグ目指しましたからね。あの時ビザさえ取れれば良かったんだけどね。この映画では試合の場面は普通だけど、プライベート場面ではセピアカラーにしてますよね。思えば僕もスポーツ以外はセピアでしたよ。元妻は浮気ばっかりしていたし、経営していたちゃんこ屋は潰れるし・・・。この主人公、名前よく間違われてますね。“ヴィンス・パパーリ”って分かりづらいですもんね。僕も名前変えたんですよ。“勝”から“虎上”に。・・・わかりづらいですか?読み方は同じ“まさる”なんですけどね」 |
2012.7.1記 |
タイトル | インサイド・マン |
出 演 | デンゼル・ワシントン/クライヴ・オーウェン/ジョディ・フォスター/クリストファー・プラマー/ウィレム・デフォー/キウェテル・イジョフォー |
監 督 | スパイク・リー |
ストーリー | マンハッタン信託銀行で人質をとり立てこもる事件が発生。犯人グループのリーダーは頭脳明晰なダルトン。銀行に立てこもった彼らは50人の人質全員に自分たちと同じ格好をさせるという作戦をとる。ダルトンは、ネゴシエーターに指名された女性弁護士ホワイトの交渉にも一切応じない。彼の目的が分からないまま硬直状態は続いていった。 |
評 5 | 銀行強盗のアイデア以外たいして面白いことないです。でも出演者だけ見るとスゴイ。デンゼル・ワシントンもクライブ・オーウェンもジョディ・フォスターもみんな主役級。なのに活きてないなぁ。引き立て役というか脇が弱いからか。でもクリストファー・プラマーは『ビューティフル・マインド』や『ニューワールド』で私の中に存在感が出てきた。 |
2006.6.11記 |
タイトル | インビジブル2 |
出 演 | クリスチャン・スレイター/ピーター・ファシネリ/ローラ・レーガン/デヴィッド・マキルレース/ウィリアム・マクドナルド/サラ・ディーキンス/ジェシカ・ハーモン/ソーニャ・サロマ/コリン・ローレンス |
監 督 | クラウディオ・ファエ |
ストーリー | ある怪事件を捜査するターナー刑事は、犯人が次に狙う女性科学者の警護を請け負う。しかし、軍に捜査を阻まれ特殊部隊の攻撃に遭ったターナーは、彼女に真相を問い正す。そして、犯人は軍の陰謀により透明人間となった特殊部隊員で、彼女が作った副作用を抑える血清を必死に追っていることを知る。 |
評 1 | どうも話の中身が雑すぎ。見えないものを見せようとする技術ばっかりに力が入れてる気がする。前作では“静脈が青い”という最大のミスを犯したが、今回はとにかく理由がわからないことだらけ。セキュリティーロックされているところはいくら透明人間でも行き来できないだろうし、そもそもなんで“最強兵士”なんだ?『バイオハザード』みたいなノリだろうけど、透明人間を買い被ってるだろ。もうちょっと理由付けするべきだな。皆んな長袖着てるから季節は夏じゃないだろうから、きっとマッパで寒いと思うよ。まだ続編がありそうだけど、先は見えないな。 |
2009.7.26記 |
タイトル | インランド・エンパイア |
出 演 | ローラ・ダーン/ジェレミー・アイアンズ/ハリー・ディーン・スタントン/ジャスティン・セロー/カロリーナ・グルシュカ/スコット・コフィ/グレイス・ザブリスキー/ダイアン・ラッド/ジュリア・オーモンド/アマンダ・フォアマン/ウィリアム・H・メイシー/ナオミ・ワッツ/裕木奈江/ピーター・J・ルーカス/クシシュトフ・マイフシャク/エリック・クレーリー |
監 督 | デヴィッド・リンチ |
ストーリー | ニッキーとデヴォンは、映画監督のキングスリーが手掛ける映画に出演することになる。その作品は、ある秘密を抱えており、主演女優のニッキーは役にのめりこむにつれ、次第に役柄と私生活を混同し始めるようになる。 |
評 1 | 水沢アリー「うーん?何がなんだか全然わかんなーい。このデヴィット・リンチって昔っからこんな訳わかんないの創るの好きだったんでしょ。でもヒロインのニッキー役の子、ローラっていうんでしょ。なんか親近感わくなぁ。でも私、全然真似してるわけじゃないよ」副島美咲「わたしも壇蜜さんに似てるって言われますけど違いますわよ。まだ19歳ですし。でもこんな風に現実と虚像の区別がつかなくなる気持ちわからなくもないですわ。エクスタシー感じる時ってそんな感じですよね」八幡カオル「もう、二人ともまだ若いわね。芸能界って元々ホントとウソの境なんてないの。だから堂々と『私ものまねしてます』って言っていいの。それにただ似せてるだけじゃダメだって!いい?とことん本人になりきって乗っかるものにとことん便乗する。そうすれば私みたいに本人が丸坊主になる前から丸坊主になってるくらい先見の明を持てるようになってもんよ」二人「おばさん、だあれ?」 |
2013.5.26記 |
タイトル | ヴィーナス |
出 演 | ピーター・オトゥール/レスリー・フィリップス/ジョディ・ウィッテカー/ブロンソン・ウェップ/リチャード・グリフィス/ヴァネッサ・レッドグレーヴ |
監 督 | ロジャー・ミッシェル |
ストーリー | モーリスとイアンは、1度も大役を演じたこともなく、ベテラン俳優となってしまったさえない役者仲間。ある日、イアンの姪の娘ジェシーが田舎町からやって来たことにより、2人の穏やかな生活は一変。イアンは生活習慣の合わないジェシーを毛嫌いするが、モーリスは自由奔放な彼女に夢中になってしまう。 |
評 6 | 女性の方なら誰もが「いつまでたっても男ってのは・・・」と閉口するでしょう。でも仕方ないんです。これが男の本能なんですから。たわわなバスト。キュッとしまったウェスト。張りのあるヒップ。それが黄金比率で均整のとれたミロのビーナス像は、現代美術でも朽ちることのない「永久美」!それを望んで何が悪い。ジェシーようなの傍若無人さを優しく包んであげられるのは、こんな男の本音によるものなのだ。身の程知らずの男には年齢は関係ない。でも『ハムレット』の台詞を知らないジェシーと、カイリー・ミノーグの『I Should Be So Lucky』の歌詞を知らないモーリスの掛け合いは笑えた。 |
2008.1.13記 |
タイトル | ウィッカーマン |
出 演 | ニコラス・ケイジ/エレン・バースティン/ケイト・ビーハン/フランセス・コンロイ/モリー・パーカー/リーリー・ソビエスキー/ダイアン・デラーノ/マイケル・ワイズマン/エリカ=シェイ・ゲイアー/アーロン・エッカート |
監 督 | ニール・ラビュート |
ストーリー | 行方不明の娘を探すために、白バイ警官のエドワードは孤島サマーズアイルを訪れ、同島で娘が生活していた形跡を発見する。しかし、島民たちは娘の存在を否定し、真実を語ろうとはしなかった。秘密めいた島民たちと外界から閉ざされた孤島で捜査は難航するが、エドワードは島にまつわる驚がくの事実を発見する。 |
評 8 | “殺人”は悪いことだろうか。戦争や死刑の例を挙げるほどじゃなく、社会的に認められた宗教上で肯定されることもある。例えばイスラム教の場合、淫行された被害者が加害者を殺しても罪にならない。“常識”というのは実は一定のエリア内で通用するものなのだ。こういうことは例えば転職して会社に馴染めないとき実感する。もっとも私はどこに行っても異質な存在なので関係ないです。(果たしてこの姿勢は、勇敢なドン・キホーテなのか、単なるジコチューか?) |
2008.9.28記 |
タイトル | ウェイトレス ~おいしい人生の作り方~ |
出 演 | ケリー・ラッセル/ネイサン・フィリオン/シェリル・ハインズ/エイドリアン・シェリー/ジェレミー・シスト/アンディ・グリフィス/エディ・ジェイミソン/リュー・テンプル/ダービー・スタンチフィールド/ローリー・ジョンソン |
監 督 | エイドリアン・シェリー |
ストーリー | 南部の田舎町にあるダイナーで働くジェンナはパイ作りにかけては天才的な腕前を持つウェイトレス。ある日、彼女は嫉妬深い夫アールの子どもを妊娠。予想外の妊娠に困惑するジェンナはアールから逃げる計画を立てる一方、産婦人科医のポマターと不倫関係に陥る。 |
評 6 | 細かくふるった小麦粉に水、塩、溶かしバターを混ぜ生地をつくり、伸ばしてバターを包み休ませ、これを繰り返し幾層にもなった生地を焼くと「パイ」ができる。包んだバターが層の中で気泡となり、あの独特なサクサク食感が生まれる。フルーツやクリームを入れることが多いのでお菓子のイメージが強いが、西洋料理では肉や魚を包んで焼いたり、スープカップの上を塞いで保温したり多様に使われる。フランス料理のキッシュもある意味パイの一種で立派な一品料理である。実はパイはものすごく許容範囲が広いんだと思うと、本作での不倫もDV男もうまく包み込んでしまう女の強さに似てるのかなとも思えてきた。それはともあれ、バラエティでやる“パイ投げ”はシェービングクリーム使ってるそうで、これはもう「パイ」じゃないよね。ベシャ! |
2016.1.3記 |
タイトル | UDON |
出 演 | ユースケ・サンタマリア/小西真奈美/トータス松本/鈴木京香/升毅/片桐仁/要潤/小日向文世/木場勝己/江守徹/二宮さよ子/明星真由美/森崎博之/中野英樹/永野宗典 |
監 督 | 本広克行 |
制 作 | 亀山千広 |
ストーリー | BIG!になるため讃岐からNYへ飛び出した松井香助。しかし夢半ばで挫折し、借金を背負っての凱旋?帰国。あたたかい仲間に歓迎されるも、頑固な父親は「何しに帰ってきた!」と一喝。とりあえず借金を返す為、親友の庄介の紹介でタウン誌で働くことになる。香助のアイデアで編集部員の恭子と手がけたうどんコラムが大反響を呼ぶ。しかし、そんな時頑固な父親が倒れる。 |
評 10 | うどんの国、讃岐では我々の常識は通じない。画にあったうどんを手で食べたり子供がMY箸を持って歩いたりしてるのは本当です。給食で子供が自分で湯がく学校もあるそうです。私は映画を観終わった後、ほぼ毎回うどん食べています。そういう意味じゃ「挨拶としてのうどん」なのかな。結論うどんはうまい!ところで、ユースケとトータスが並んでいるのを見ると、私が仙台いた頃、仕事サボって観ていたケーブルTV『夕日のドラゴン』を思い出す。そん時は二人ともまだ売れてなかったな。 |
2006.8.27記 |
タイトル | ウルトラヴァイオレット |
出 演 | ミラ・ジョヴォヴィッチ/キャメロン・ブライト/ニック・チンランド/ウィリアム・フィクトナー |
監 督 | カート・ウィマー |
ストーリー | 21世紀末、新種のウイルスに感染した超人間(ファージ)と、彼らを抹殺しようとする人間政府の激しい闘いが繰り広げられていた。体力・知力ともに驚異的な能力を備えたファージに恐れを抱いた政府は、彼らを一瞬で絶滅させる最終兵器を開発する。生き残ったファージの地下組織は、その兵器を奪うべく最強の戦士を送り込んだ。彼女の名はヴァイオレット! |
評 10 | ついに真打の女性アクションスター、ミラ・ジョヴォヴィッチがアメコミヒロインで登場!スレンダーな肢体がシャープに冴えわたり、非現実的な未来世界とクールなリズムにジャストマッチ。紙製のプリペイデド携帯の発想は面白い。気になるのはバイオハザードマークが別の映画を連想させるところ。それからコーヒーは香りを楽しむ飲み物だから、鼻ふさいで飲んでもおいしくないんじゃないか。 |
2006.6.25記 |
タイトル | 英国王 給仕人に乾杯! |
出 演 | イヴァン・バルネフ/オルドジフ・カイゼル/ユリア・イェンチ/マルチン・フバ/マリアン・ラブダ/ヨゼフ・アブルハム/ルドルフ・フルシンスキー/イシュトヴァン・サボー |
監 督 | イジー・メンツェル |
ストーリー | 1963年ごろ、共産主義体制下のプラハで出獄したヤン。ズデーテン地方の山中に向かい、廃屋でビールのジョッキを発見した彼は、給仕人として生きた自分の人生を振り返る。かつて若いころ、田舎町のホテルのレストランでビール注ぎの見習いを始め、やがて高級娼館で務め、そしてプラハ最高の美しさを誇るホテルで給仕の修行をしたヤンだった。 |
評 6 | チェコの歴史に人間ドラマを重ねた映画だったら『存在の耐えられない軽さ』を凌げないけど、気楽に観たいならお勧め。おまけに、裸の女性もワンサカだし・・・。ところで、こないだ麻生総理が“チェコスロバキア”と言って問題になったけど、ついでだから歴史を紐解いてみた。9世紀にチェコ人とスロバキア人が統一し大モラビア帝国が形成される。10世紀にスロバキアがハンガリーの支配下になり引き離された。第一大戦後再び単一国家となるが、社会主義、民主主義を経て1993年に分離派政党が政権を握り分離し現在に至る。腐れ縁の男と女のような国なんだね。 |
2009.6.7記 |
タイトル | エグザイル/絆 |
出 演 | アンソニー・ウォン/フランシス・ン/ニック・チョン/ラム・シュー/ロイ・チョン/ジョシー・ホー/リッチー・レン/サイモン・ヤム/ラム・カートン/エレン・チャン/エディー・チョン/ホイ・シウホン/タム・ビンマン |
監 督 | ジョニー・トー |
ストーリー | ブレイズ、ファット、タイ、キャットの4人は、中国返還が迫るマカオで再会した。ボスのフェイを銃撃して逃亡したウーを巡り、敵と味方にわかれることになってしまう。しかし、深いきずなで結ばれた5人の運命は予期せぬ方向へと突き進む。 |
評 5 | NAOTO「まあ、男の友情ってか、それなりには響くけどなんか前にも観たって感じがするよな。ある程度、型が決まってくると後は見せ方が問題だよね。やっぱパフォーマーって重要だって、みんなわかるだろ」登坂広臣「でも、最後のレッドブルのコンビネーション・パスはそれなりに決まってましたよ。ちなみに僕は日本代表の柿谷くんと友だちですけどね」ELLY「ちなみにといえば、このアンソニー・ウォンはイギリス人と中国人のハーフなんだって。僕はアメリカ人と日本人のだけど」岩手剛典「さすが、みんな自己主張強いな。前に出れないよ」今市隆二「映画、ドラマに出まくってるお前が言うな!」山下健二郎「ま、何はともわれ、このJSBはEXEILの前進が歴代続いているわけだから、俺たちも絆をガッチリ結んでいこうぜ!」小林直己「・・・あのさ、できればそのセリフ、先輩に譲れよ」 |
2015.7.12記 |
タイトル | X-MEN ファイナルディシジョン |
出 演 | ヒュー・ジャックマン/ハル・ベリー/イアン・マッケラン/ファムケ・ヤンセン/アンナ・パキン/ケルシー・グラマー/ジェームズ・マーズデン/レベッカ・ローミン/ショーン・アスモア/アーロン・スタンフォード/ヴィニー・ジョーンズ/パトリック・スチュアート |
監 督 | ブレット・ラトナー |
ストーリー | ある天才科学者により、ミュータントを人間に変えるという新薬「キュア」が開発される。「人間として生きるか、ミュータントとして生きるか」という究極の選択に迫られるウルヴァリンはじめとしたX-MENのメンバーたち。そんな中、前回、世界を救うべく、自らを犠牲にして悲劇的な最期を遂げたジーン・グレイが、謎の復活をする。 |
評 1 | やっぱ、『X-MEN』嫌い。映像のすごさは完璧に『スーパーマンリターンズ』を凌駕してるけど、トラックひっくり返すところは『ナイトウォッチ』ジーンとプロフィサーのシーンは『エクソシスト』のパクリにしか見えなかった。キャラだけ見れば『キン肉マン』みたいに楽しめるかも知れないけど、わりかし好きだったスコットは活躍しないで消えちゃうし。1から見てる人なら気づくと思うけど、この3ははっきり言って要らない。 |
2006.9.10記 |
タイトル | エネミーライン2 -北朝鮮への潜入- |
出 演 | ニコラス・ゴンザレス/ピーター・コヨーテ/ブルース・マッギル/グレン・モーシャワー/キース・デヴィッド/ベン・クロス/エイプリル・グレイス |
監 督 | ジェームス・ドットソン |
ストーリー | 第二次世界大戦後から続く一触即発の緊迫した対立関係の中で、北朝鮮が秘密基地内に核ミサイルを保有しているという情報がホワイトハウスに届いた。その脅威を防ぐべく基地の破壊作戦に任命されたのは、米海軍のジェームス大尉率いる選ばれし戦士たちだった。ところがミッション開始直後、不意に作戦失敗の連絡が入り、4人の兵士を敵地に残したまま海軍は撤退を余儀なくされる。 |
評 3 | '01年ブッシュ政権は「北朝鮮制作見直し」を発表。あいかわらずの内政干渉だが、核活動凍結の合意履行やミサイル輸出禁止など意外にまともな内容だった。02年にはイラン・イラクと一緒に北朝鮮を「悪の枢軸」と位置づける。この経緯からすると米朝間はかなりの緊迫状態と思いきや、アメリカはイラクの方にばかり気をとられ、ずっとほったらかしだった。そして、先月下旬、生半可な北朝鮮の各施設不使用を条件に、ブッシュは北朝鮮のテロ支援国家指定を解除してしまった!先日の洞爺湖サミットでは日本に一応の誠意を示していたようだが私には社交辞令にしか見えない。てめぇ!「どうせ俺はもうすぐ任期切れだ」と思ってんだろ! |
2008.7.13記 |
タイトル | エラゴン 遺志を継ぐ者 |
出 演 | エドワード・スペリーアス/ジェレミー・アイアンズ/シエンナ・ギロリー/ロバート・カーライル/ジャイモン・フンスー/ギャレット・ヘドランド/ジョス・ストーン/ジョン・マルコヴィッチ |
監 督 | シュテフィン・ファンマイアー |
ストーリー | 遥か彼方の帝国アラゲイシアは、かつてエルフ、ドワーフが人間と共存する平和な土地だった。ところが今、邪悪なガルバトリックス王の圧制の下、帝国は大きな混乱の中にあった。15歳のエラゴンはある日、森の中で光を放つドラゴンの卵を見つける。卵からかえったドラゴン、サフィラを密かに育てるエラゴンは、邪悪な王の放った魔物に叔父を殺され、自らの運命を悟る。彼は伝説の“ドラゴンライダー”として旅立つ。 |
評 6 | “ドラゴンライダー”ってたしかドラクエ4で出てきた敵キャラだったっけ。・・・そんなことより、これ、なんかものすごく普通。意外性が全然ない。見所は縦横無尽に飛び回るドラゴンの特撮だけ。でも『ナルニア国物語』よりはいいか。『ロード・オブ・ザ・リング』で頂点極めちゃったから、この手のファンタジー・アドベンチャーものは正直もう飽きた。なのにこれも3部作だそうです。次回は『エラゴン2』と思いきや『エルデスト』だってさ。 [09.08.10 興業的に収益認めず次回作製作は白紙だそうです。] |
2006.12.17記 |
タイトル | 女帝[エンペラー] |
出 演 | チャン・ツィイー/ダニエル・ウー/グォ・ヨウ/ジョウ・シュン/ホァン・シャオミン/リー・ビンビン/マー・チンウー/チン・ハイルー |
監 督 | フォン・シャオガン |
ストーリー | 実の兄を殺して王位を奪い、甥にあたる皇太子ウールアンをも抹殺しようとしていた新皇帝リー。皇帝を殺された王妃ワンは、密かに想いを寄せていた義理の息子である皇太子を守るため、リーとの結婚に同意する。憎き男に抱かれながら、ワンは復讐を胸に秘めていた。 |
評 8 | 『ハムレット』をベースにし、五代十国時代を豪華絢爛に描いた時代絵巻。深淵なる欲望と憎悪をチャン・ツィイーが辛辣なまでに神妙に魅せた。眉目秀麗な女優だからこそなせる技か。「最高の演技は自分の顔を、面に変えることよ」意味深!勉強になったのは“大人(たいじん)は虎変し、君子は豹変す”という故事成語。“豹変”は「いきなり言動や態度が変わる」みたいの悪い意味で使われるけど、元々は「過ちがあったらすぐに改める」という意味なんだとか。“虎変”も“豹変”と同じ意味。誠にもって平身低頭したくなる作品なのだが、“女帝”って英語で“エンプレス(empress)”じゃなかったっけ・・・。 |
2010.3.21記 |
タイトル | オープン・ウォーター2 |
出 演 | スーザン・メイ・プラット/リチャード・スパイト・Jr/ニクラウス・ランゲ/アリ・ヒリス/キャメロン・リチャードソン/エリック・デイン |
監 督 | ハンス・ホーン |
ストーリー | エイミーは、生後間もない娘サラと夫ジェームズとともにメキシコへ向かう。エイミーの昔の恋人ダンにヨット・クルーズに招待された一家は、旧友のザックらを交えて海へと出帆する。沖でヨットを停め、彼らは海に飛び込みはしゃいでいた彼らは、ふとヨットに昇るはしごがないことに気がついた。 |
評 2 | 「実際に出来事に基づいて・・・」と言っておきながら、あまりにも稀な偶然の連続。ありえなさ過ぎて恐怖感はさっぱりでした。だいたいこいつら頭悪すぎ!水着のロープ使ったとき何で体重の軽い女子を先に昇らせない?あれくらいの高さなら肩車って手もあるぞ。いくらパニック状態だとしてもそれくらい思いつくだろう。残酷かもしれないけど、前作同様、最悪の結果にした方がこの映画自体は救われたかも。 |
2008.9.7記 |
タイトル | オープン・シーズン |
出演(声) | マーティン・ローレンス/アシュトン・カッチャー/デブラ・メッシング/ジョン・ファブロー/ゲイリー・シニーズ/ジェーン・クラコウスキー |
監 督 | ジル・カルトン/ロジャー・アラーズ |
ストーリー | 山あいにある静かな町、ティンバーライン。人間と一緒に気ままな暮らしをしていたクマのブーグは、ある日、ハンターに捕らえられていたシカのエリオットに出会う。ブーグはその助けたエリオットのおかげで、森に送られることになる。しかし、自然での暮らし方を知らないブーグに慣れないことばかり。そんな中、森にはオープンシーズン(狩猟解禁の日)が近づいていた。 |
評 7 | こういうアニメ観ると、CGの技術の精度の高さに驚く。ブーグの毛並みの質感は、まさにぬいぐるみそのもの。それと、激流に流されるシーンとクライマックスのハンターとの攻防のスピード感あふれるカメラワーク(?)は見ごたえアリ。どうせ子ども向けのアニメですから、“ビーバーは木は食べない”とか、“鳥目のカモは夜飛ばない”とか、揚げ足取るようなことは言いません。 |
2006.12.17記 |
タイトル | オーメン |
出 演 | ジュリア・スタイルズ/リーヴ・シュレイバー/ミア・ファロー/デヴィッド・シューリス/ピート・ポスルスウェイト/マイケル・ガンボン/シーマス・デイヴィー=フィッツパトリック |
監 督 | ジョン・ムーア |
ストーリー | 6月6日午前6時、イタリアの病院でふたりの赤ん坊が誕生。外交官ロバート・ソーン夫妻の子はすぐに死亡。ロバートは、母親が死んだという身元不明のもう一人の子を、妻に内緒で養子にする。子供の名はダミアン。そしてダミアンの周りでは不思議な不幸なことが起こり出す。ノイローゼになる妻。ある日、ロバートを訪ねたブレナン神父は言った。「ダミアンは悪魔の子だ!」 |
評 3 | おかげさまで律儀に'06年6月6日に見てきました。かつて流行ったアメリカンホラーの代表作。ほかに『エクソシスト』『サスペリア』・・・と、やがては“ジェイソン”や“フレディ”のようなヒーロー(?)まで出てくる始末でした。そして、パターンに麻痺して怖くなくなった。今回のも同じテイストなので何とも・・・。これじゃダミ(駄目)アン。[わっ、今の空気が一番怖い] |
2006.6.11記 |
タイトル | オール・ザ・キングスメン |
出 演 | ショーン・ペン/ジュード・ロウ/アンソニー・ホプキンス/ケイト・ウィンスレット/マーク・ラファロ/パトリシア・クラークソン/ジェームズ・ガンドルフィーニ/ジャッキー・アール・ヘイリー/キャシー・ベイカー/タリア・バルサム/トラヴィス・M・シャンパーニュ/フレデリック・フォレスト/ケヴィン・ダン/トム・マッカーシー/グレン・モーシャワー |
監 督 | スティーヴン・ザイリアン |
ストーリー | のちに時の大統領から“最も危険な男”と言われた、叩き上げの政治家ウィリー・スタークは、不正糾弾を契機として州知事への当選を見事果たす。しかし、やがて彼自身も汚職やわいろなどに手を染め始める。そんな彼を、まったく異なる背景と理想を持つジャーナリストのジャック・バーデンが追う。 |
評 6 | 細川護煕「政治家というものは己の主張はわかりやすく民衆に伝えるべきなんです。原発は全て廃炉にすべきです」田母神俊雄「でも細川さんは小泉さんが裏で糸を引いてるのはバレていますから、自分の主張だと思われませんよ。それより日本は軍事力をもっと強めるべきだ」家入一真「だめだねぇ、元政治家のみなさんは。結局ありきたりの問題しか見てない。民衆はね、そんなんじゃなくて“頼れる人物”を求めてんの」ドクター・中松「その通り!私みたいに頭が柔らかくて常に新しいものを考えていなくちゃね」ビヨ~~ン!マック赤坂「わ、ジャンピングシューズで飛んでった!やばいこれに対抗できるコスチュームは、っと・・・」宇都宮健司「・・・。こんな連中とだったら、参戦しなかった方が正解だったかもしれませんね。東国原さん」 |
2014.2.16記 |
タイトル | 王の男 |
出 演 | カム・ウソン/チョン・ジニョン/カン・ソンヨン/イ・ジュンギ |
監 督 | イ・ジュンイク |
ストーリー | 16世紀初頭、後に韓国王朝で最も暴君と言われることになる王、燕山君(ヨンサングン)。王は幼い頃に母親を毒殺され、今でも心に深い傷を負い、人前で笑ったことがなかった。そんな王と愛妾ノクスを皮肉った芝居が漢陽の都で大人気を博し、二人を演じたチャンセンとコンギルは一躍民衆の星となる。しかし、二人は重臣に捕らえられ、王が芝居を見て笑わなければ死刑だ、と言い渡される。 |
評 5 | 下ネタは基本誰でも笑いますが、程度の低さがあからさまに露見するからあまりやらない方がいい。(私もたまにやるけど)中には本気で怒り出す人もいます。しかし、韓国映画観てるとコミカルな場面では必ずといって下ネタが出てくる。最初、韓国の笑いはレベルが低いんだと思っていたけど、こんな昔から“芸”として存在していたということは実は下ネタは韓国の伝統文化なのかもしれない。特に権力者を揶揄するのには効果的なんだろう。まさに命がけだ。今のお笑い芸人たちも生き残る為に身を削ってガンバっている。でも笑いの“狂気”は、時として“凶器”となるから気をつけろ! |
2006.12.17記 |
タイトル | 王妃の紋章 |
出 演 | チョウ・ユンファ/コン・リー/ジェイ・チョウ/リィウ・イエリー・マン/ニー・ターホン/チェン・ジン/チン・ジュンジエ |
監 督 | チャン・イーモウ |
ストーリー | 10世紀、唐時代の中国。美貌の王妃は継子である皇太子と不倫関係にあった。王はそれを知りながらも“重陽節”を祝うため、第二王子ジェイを伴い王宮に帰還する。だが盛大に儀式が執り行われる最中、数千に及ぶ黄金の甲冑姿の兵士たちが城内に姿を現す。 |
評 7 | 『HERO』『ラヴァーズ』と続くチャン・イーモウの歴史スペクタクルは、鮮やかに金色が目に眩いばかりの豪華賢覧絵巻へと昇華した。と言ってもさすがこれはやりすぎです。だって話だけ取ってみればハーレクインに嵌るオバサンが好みそうな愛憎グチョグチョドラマに過ぎないし、歴史的に見ても単なるゴシップにしかなりえないお家騒動である。ダマされないぞと思いつつも、コン・リーもだけど、新人女優リー・マンの胸元の魅力に圧倒されました。きっと彼女の影響力は破綻したとき、よりわかるでしょう。(そのリーマンじゃない!) |
2009.4.19記 |
タイトル | 大奥 |
出 演 | 仲間由紀恵/西島秀俊/井川遥/及川光博/杉田かおる/鷲尾真知子/山口香緒里/久保田磨希/松下由樹/浅野ゆう子/高島礼子 |
監 督 | 林 徹 |
ストーリー | 七代将軍・家継の時代。大奥では先代将軍の正室・天英院と、将軍の生母・月光院の間で熾烈な女の闘いが繰り広げられていた。若くして大奥一の実力者になった絵島は、月光院の信頼が厚かった分、天英院派の不満の矛先となる。そんな折、天英院に、月光院と家継の後見人・間部詮房の許されぬ恋の噂が届く。この機を逃さない天英院は、間部を忌み嫌う老中らと結託し、ある策略を巡らそうとする。 |
評 3 | 情念渦巻く汚泥のような物語を期待申しておりましたが、今宵のおなごは、さほど毒もなく人畜無害でございました。正直、仲間由紀恵は旬は賞味期限と思われますし、幸せいっぱいの井川遥に悲劇のヒロインは向きませぬ。ホリケンも草葉の陰で泣いております。(まだ、生きてるって!) それと杉田かおるを悪役に据えても今更でございましょう。げに恐ろしきは、自意識無きまま無邪気に男を奈落に突き落とす石原真理子のようなおなごでしょう。 |
2006.12.24記 |
タイトル | 狼の街 |
出 演 | ジェームズ・マースデン/デニス・ホッパー/ジョヴァンニ・リビシ/ブラッド・レンフロー/パイパー・ペラーボ/レスリー・アン・ウォーレン/ヴァル・キルマー/ダッシュ・ミホク/ブライアン・デネヒー/レオ・ロッシ/ジョン・カポダイス/トミー・リー/ビリー・ガロ |
監 督 | ボビー・モレスコ |
ストーリー | マフィア一家で生まれ育ったトニーは、海兵隊員として派遣された遠いイラクの地で投獄されてしまう。そんな彼の前にFBI捜査官が現れ、トニーの自由と引き換えに、ある潜入捜査を行うように言い渡す。その捜査とは、家族か彼が育ったコミュニティかのどちらかを裏切らなければいけないものだった。 |
評 5 | 正直ほかと変わり映えの無いギャング映画でした。多少の変化を考えたのか、中途半端にねじ込まれてるラブストーリーが逆に邪魔でしょうがありません。そんななか群を抜いて耽々としているジョヴァンニ・リビシの存在感がすごかった。いつもは脇役に埋もれてますが、こういうのを観ると実力が光りますね。それにしても「ギャング映画だからってなんでも“狼”付ければ良いってもんじゃないだろ!」って思ったのですが、原題が『10th&WOLF』でした。なるほど“通り”の名前でしたか、失礼しました。 |
2015.7.5記 |
タイトル | オトシモノ |
出 演 | 沢尻エリカ/若槻千夏/小栗旬/杉本彩/板尾創路/浅田美代子 |
監 督 | 古澤健 |
ストーリー | 高校最後の年、奈々の11歳になる実の妹・範子が行方不明になった。例の噂どおりに・・・。駅でオトシモノの定期券を拾った人が、その後次々と行方をくらましているという。範子もやはりオトシモノを拾っていた。奈々は、同じクラスメートなのにいままでまともに口の聞いたことのなかった香苗に手助けしてもらい、謎を解き明かそうとする。実は香苗の彼氏もオトシモノの呪いのせいで行方不明になっていた。 |
評 1 | 『リング』の松嶋菜々子、『死国』の栗山千明、『呪怨』の市川由衣と、日本のホラーは若い女優が実力派にステップアップするための登竜門かもしれない。そういう意味じゃ沢尻エリカも結局通る道なのか。でも、新しみがないというか、奇異な恐怖感がまるでない。彼女の汚点にならないことを祈る。一番怖いのは、若槻千夏がいまだに高校生で通っていることかな。去年『タッチ』の時も言ったか。 |
2006.10.1記 |
タイトル | 親指さがし |
出 演 | 三宅健/伊藤歩/松山ケンイチ/永井流奈/尾上寛之/品川徹/春海四方/斎藤歩/野澤祐樹/小野明日香/佐野史郎/手塚理美 |
監 督 | 熊澤尚人 |
ストーリー | 12歳の夏、“親指さがし”をした由美子、武、知恵、智彦、綾、信久の6人。他愛のない遊びのはずだったのに、由美子が忽然と姿を消した。・・・それから8年。同窓会で5人は卒業以来、初めての再会を果たす。武の強い願いから彼らは“親指さがし”を始めてしまう。そして、その日以来、一人、また一人と親指を切り取られ、死体となって発見される。 |
評 3 | 一時期のジャパンホラーブームは終わった。考えてみりゃ日本で流行ったと言うより、アメリカのリメイクの申し出が増えて浮かれてただけだった。どこのホラーだって、終着は結局謎解き。この作品はホラーと言うよりミステリーとして観た方がいいです。もっとも、三宅健のいまだにジャニーズJrみたいな演技に我慢できるなら。 |
2006.9.3記 |
タイトル | カーズ |
出演(声) | オーウェン・ウィルソン/ポール・ニューマン/ボニー・ハント/ラリー・ザ・ケイブル・ガイ/チーチ・マリン |
監 督 | ジョン・ラセター |
ストーリー | ピストン・カップの若き天才レーサー、ライトニング・マックィーン。レーサーとして絶大な人気を誇っているものの信頼できる友達は一人もいなかった。ある日、彼はルート66号沿いの小さな田舎町、ラジエーター・スプリングに迷い込んでしまう。実はここは地図から消えた町だった。 |
評 9 | 前回の『Mr.インクレディブル』で少しパワーダウンを見せたピクサーだけど、うれしいことに復活してくれました。基本、男の子は車好きが多いので、私も楽しく観れました。最後のほうは思わずウルッときたりして・・・。マックィーンはシボレー。サリーはポルシェ。ドックはハドソン・ホーネット、メーターは?日本車がいないのが残念。もしも2を創るなら我が愛車RAV4も出演さして。 |
2006.7.2記 |
タイトル | カジノ・ロワイヤル <007> |
出 演 | ダニエル・グレイグ/エヴァ・グリーン/マッツ・ミケルセン/ジェフリー・ライト/ジュディ・デンチ |
監 督 | マーティン・キャンベル |
ストーリー | 英国諜報部MI6のスパイである“00”の地位に昇格したジェームズ・ボンドの最初のミッションは、国際テロ組織のネットワークを絶つことだった。テロ組織の資金源であるル・シッフルと接触したボンドは、モンテネグロのカジノで高額の掛け金のポーカー対決を開始する。 |
評 3 | ケータイやDVDがあるということは明らかに現在の話なのに、ボンドが“00”に成りたての頃というのは矛盾しないか?あー、“ジェームズ・ボンド”というのは一人じゃなくて世代交代してるんだ。であれば、Mがおばさんになったのも合点がいく。若さを強調しすぎて、いままでのボンドのクールさがなく、すごく軽く感じる。おまけに造りが甘い。殺し屋が銃にマガジンがないことに気づかなかったり、エヴァ・グリーンが水中にいても口や鼻からあぶくが出なかったり。ところで話が違うが、隣の席にいた外人さんが「CIAは潤沢だから」の台詞に笑ってた。お国の事情があるらしい。さしづめ日本じゃ「社会保険庁は潤沢だから」ということかな。 |
2006.12.3記 |
タイトル | 河童 |
出 演 | 谷中敦/小倉一郎/松田洋治/三瀬真美子/山本淳一/嶋崎麗萌奈/梅津和時/綾田俊樹 |
監 督 | 秋原正俊 |
原 作 | 芥川龍之介 |
ストーリー | 広男は、社用で町外れの工場の納品チェックに行くことになる。業務を終了後、携帯電話に部長から理不尽な仕事が入った。「なぜ、人の息子の宿題を僕がやらなければならないのか・・・」。秋田県角館町、高山植物の写真をとるため、広男はその山にはいることになる。霧が立ち込める山の中、一人歩いていると、“河童”に出会った。河童を追いかけ、広夫は河童の世界に足を踏み入れた。 |
評 6 | 河童は、お腹に中にいるときに両親と相談してから生まれてくるかどうか決めるそうです。中学の時に小説読んで、当時親をいぶかしく思ってた私はちょっと羨望を持ちました。芥川龍之介はこの作品を書いた年、服毒自殺をしました。彼も自身が生まれてきたことを憂いたのか。でも、「人は生まれてくる前にその両親を選んで生まれてくる」そうです。もし、江原啓之が明治時代にいたら、芥川龍之介も“僕の将来に対するぼんやりした不安”は抱かなかったかも。 |
2006.5.21記 |
タイトル | 神の左手 悪魔の右手 |
出 演 | 渋谷飛鳥/小林翼/前田愛/清水萌々子/紗綾/かでなれおん/田口トモロヲ/菅原大吉/山本奈津子/根岸季衣/松金よね子/今井春奈/小木茂光/楳図かずお |
監 督 | 金子修介 |
原 作 | 楳図かずお |
ストーリー | イズミの弟のソウは、人間の悪意を夢で予知するという不思議な能力があった。ある晩、彼女がうめき声で目を覚ますと、いきなりソウの首から大量に血が噴き出し、彼はそのまま意識不明の状態に陥る。イズミは病院のベッドで弟に付き添いながら、以前から彼が自分の死を予告していたことを思い出す。 |
評 |
『週刊スピリッツ』に連載していた時、チロチロ眺めて「やっぱり楳図かずおは絵だけ見ても怖い」と思っていたのだが、その良さがまるっきりない。生首なんか、もろ作り物だし。そういえばこのころ渋谷飛鳥が今の武井咲のように扱われていた時代だったと思い出した。ところで、怖い絵本といえば最近流行の『こびとづかん』。ガキんちょが怖いもの見たさの好奇心で喜ぶのは分かるが、「かわい~」つってストラップぶら下げてるギャルどもの感覚はやっぱ分からん。似たような顔をオッサン見たら絶対「キモい」と言うくせに! |
2012.1.29記 |
タイトル | 紙屋悦子の青春 |
出 演 | 原田知世/永瀬正敏/松岡俊介/本上まなみ/小林薫 |
監 督 | 黒木和雄 |
ストーリー | 昭和20年、東京大空襲で両親を亡くし、兄夫婦と暮らす悦子は縁談を勧められる。相手は密かに想いを寄せる明石少尉の親友、永与少尉。当日、緊張のあまりしどろもどろになりながらも、真摯な愛情を示す永与に悦子は好感を抱く。数日後、悦子は明石の特攻隊出撃が決まったことを知らされる。 |
評 6 | 黒田和夫監督といえば『TOMORROW明日』『美しい夏キリシマ』『父と暮らせば』の戦争レクイエム三部作はじめ戦争をモチーフとした多くの映画を創った印象がある。本作もそのひとつで、監督の遺作となった作品である。雰囲気を小津安二郎風に仕上げられているところに日本人の郷愁を誘いそうだが、山田太一監督もよくやるのでちょっと今さら感も覚えた。でも、知世さんはこの世界観には合っていると思った。この中で、赤飯とラッキョウを食べれば焼夷弾の被害から免れる噂が戦争中に広まっていたとしている。当時の空襲に恐れていた人々はラジオの「敵艦上機は攻撃せる後、脱去せり」に安堵した。この“脱去”からラッキョウにつながったとこの映画で分かるが、赤飯はなぜなんだろ?結局は迷信かもしてないが、千人針しかり物に思いを託す日本人の風習は、物にも神が宿るとする八百万(ヤオヨロズ)信仰によるかもしれない。 |
2016.8.7記 |
タイトル | カンフー少女 |
出 演 | セシリア・チャン/レオ・クー/ユン・ワー/ユン・チウ/ウォン・ヤッフェイ |
監 督 | バリー・ウォン |
ストーリー | 14歳になった少女フェニックスは、ある日、両親が実はカンフーの達人であることを知ってしまう。 それ以来、「華山」で毎年修行を積むことになった彼女は、やがて最強のカンフー少女に成長する。 ─10年後、企業の秘書として働いていたフェニックスは、自分を抜擢したCEOのドラゴンを運命の人として恋心を抱くようになる。 その頃、「華山」から奪った秘伝書によって奥義を身につけたパイ・メイは、会社の社長の財産を狙って、 ドラゴンの暗殺を謀ろうとする。 |
評 7 | チャウ・シンチー監督映画で鍛えられたセシリア・チャンの『少林サッカー』ほどブッ飛んでない一歩手前のちょうどいいバカさ加減が気に入った。“カンフー”っつときながらワイヤー使いまくりのアクションや“少女”っつときながら完全な大人の女性だったり、タイトルからしてツッコミどころ満載だが、あんなチープな着ぐるみの神鵰(しんちょう)が出てくるコメディにそんな愚行はする気はない。でも、制作年が早いもののDVDのレンタル開始日を2年後にしてたのは、チャウ・シンチーがプロデュースした、柴咲コウ主演の『少林少女』に合わせたとしか思えない。この辺の配給側のあざとさだけは気にいらないな。 |
2016.9.11記 |
タイトル | 木更津キャッツアイ ワールドシリーズ |
出 演 | 岡田准一/櫻井翔/酒井若菜/岡田義徳/佐藤隆太/塚本高史/阿部サダヲ/山口智充/ユンソナ/栗山千明/MCU/橋本じゅん/平岩紙/嶋大輔/三宅弘城/佐光凛星/柴山香織/あじゃ/細野佑美子/須之内美帆子/高田純次/レッド吉田/渡辺いっけい/船越英一郎/古田新太/森下愛子/小日向文世/薬師丸ひろ子 |
監 督 | 金子文紀 |
脚 本 | 宮藤官九郎 |
ストーリー | ぶっさんの死から3年が経過し、バンビ、うっちー、マスター、アニは、ぶっさんにきちんとさよならを言えなかった後悔を抱えながら、バラバラの生活を送っていた。そんなある日、バンビは死んだはずのぶっさんの声を耳にする。 |
評 1 | どうして死んだぶっざんを生き返らしてまで続編を創る必要があったのかわからない。このドラマの売りである“演繹法(ビデオ巻き戻し)”は多用しすぎるわ、『24』の影響か多重分割するわ、で映像的に非常にウザかった。そして、このムリヤリの設定をごまかすためだろうか『フィールド・オブ・ドリーム』のパロディっぽくしてる所は、嫌いなはずの宮藤さんの苦労に同情したくなった。でも、今回、猫田とモー子が結婚することになってるけど、『~日本シリーズ』冒頭で数年後の奴らが登場してきた時、年取ったバンビとモー子が腕組んでいたのは、どういう関係性なんだろう。 |
2011.5.1記 |
タイトル | 傷だらけの男たち |
出 演 | トニー・レオン/金城武/スー・チー/シュー・ジンレイ/チャップマン・トー/ユエ・ホア/ヴィンセント・ワン/エム・ウォン |
監 督 | アンドリュー・ラウ/アラン・マック |
ストーリー | 2003年のクリスマス、ポンが凶悪犯を逮捕した晩に、彼の恋人は自殺を図り還らぬ人となる。3年後、酒浸りの日々を送っていたポンは、刑事を辞めて私立探偵になっていた。彼の元上司のヘイは富豪の一人娘スクツァンと結婚し、幸福な生活を送っていたが、ある日、義父が何者かに惨殺される。 |
評 5 | 『インファナル・アフェア』のスタッフでトニー・レオン、金城武が主役だっていうのに見事に期待はずれ。それなりに二人はかっこいいですが、それのアピールしすぎのためなのか、本来ならウケのいいはずの復讐劇もさほど感情移入できませんでした。せっかく香港ノワール気取った雰囲気も中途半端だし。なんでもハリウッドでは、公開早々にリメイク権を獲得してレオナルド・ディカプリオ主演の映画(『Confession of Pain』)で創ったそうですが、DVDでも日本で公開されていないところをみると、いまいちだったんでしょう。だいたいにしてこの邦題も変で、中身見れば明らかに“女性”の方がキズだらけです。主題歌を歌ってる浜崎あゆみ含めて。 |
2016.5.15記 |
タイトル | 吉祥天女 |
出 演 | 鈴木杏/本仮屋ユイカ/勝地涼/市川実日子/深水元基/津田寛治/三谷昇/小倉一郎/青山知可子/国分佐智子/嶋田久作/江波杏子 |
監 督 | 及川中 |
ストーリー | 平凡な高校生由以子のクラスに、美しい転校生小夜子が転入してくる。彼女は学校周辺の土地を所有する名家の生まれで、5歳から親せきの家に預けられていたが、12年ぶりに生家に戻ってきた。土地買収を企む新興の遠野家は彼女と長男暁との政略結婚の話を進める。 |
評 5 | いわゆる昔話というのは、その時代において自由に変えられるものらしい。この映画では天女はレイプされ身ごもらされてしまう設定の伝説からホラーに仕上がってるが、子供の頃聞いた『天の羽衣』では、天女は羽衣を隠されて泣く泣く人間の妻になる程度の話だった。ちょっと前に流行った『本当は怖いグリム童話』で知ったが、実は赤ずきんには猟師は登場せず、赤ずきんもおばあさんも救出されない話だった。また、最近の昔話はさらに変えられているようで、『さるかに合戦』では、柿をぶつけられたカニは死なないし、『カチカチ山』では、おばあさんは狸に婆汁にされないのである。子供に過激な印象を与えない配慮なのかも知れないが、それならむしろ演出自体を止めたほうがいいとも思える。『笠地蔵』は元々地蔵の恩返しなどなく、地蔵に笠をかぶせて家に帰ったおじいさんに「良いことしましたね」とおばあさんが言うだけで終わる。この天女伝説も能では、天女が舞を見せてあげると人間はすぐに羽衣を返すのである。相対性価値だけが価値じゃないことも忘れちゃいけない。 |
2016.2.28記 |
タイトル | キャッチ ア ウェーブ |
出 演 | 三浦春馬/加藤ローサ/木村了/濱田岳/三船力也/ユーリ・コバロフ/アンドレス/西宮佑騎(Micro)/高樹沙耶/とよた真帆/坂口憲二/竹中直人 |
監 督 | 高橋伸之 |
ストーリー | 大洋、小林、田口の三人組は、ごく普通の高校一年生。高校生活はじめての夏休みを湘南にある田口の別荘でちょっとリッチに過ごすつもりだった。ところが湘南の海岸で別荘をなくし、代わりに変なおっさんに出会ってしまう。彼は海岸近くのサーフィンショップの店長、デューク。三人はデュークにサーフィンを教えてもらうことを条件に、ショップでバイトをすることになる。 |
評 5 | 全体的にベタ波。若さだけで必死に板をしごいるのがわかるけど、下手いのでワイプアウトするのが何ともはや。でもテケテケの割りに頑張ってるから、温かい目で見てやろうか。イメージ的に『チェケラッチョ!』とカブるのでスプーキーなオンショア。それから竹中さんとローサちゃんのスタントマンは脚の太さでバレバレ。さすがにドルフィンスルーはできないか。 (*板をしごく=自ら板を動かし進むこと *ワイプアウト=波に乗ってる最中コケること *テケテケ=初心者 *スプーキー=風が強い状態 *オンショア=海からの風。波が荒くなる。 *ドルフィンスルー=波を潜ってかわす事) |
2006.5.6記 |
タイトル | 9.11 最後の真実 アメリカ同時多発テロ |
出 演 | ハーヴェイ・カイテル/ドニー・ウォールバーグ/ウィリアム・サドラー/エイミー・マディガン/ケヴィン・ダン/スティーヴン・ルート |
監 督 | デヴィッド・L・カニンガム |
ストーリー | 1993年2月26日。ニューヨークの世界貿易センタービルの駐車場に止められていた1台のバンが突然爆発し、6名の犠牲者が出た。FBIの対テロ専門家・オニールは、パキスタンに逃亡した容疑者・ヨーセフを逮捕し、イスラム原理主義者の過激派のつながりから、オサマ・ビン・ラディンが黒幕だとにらむ。1998年、FBIはビンラディンを逮捕を計画するが政府は、なかなかその実行を承認をしなかった。 |
評 3 | 本作はアメリカのテレビABCで2006年9月に2夜連続で放送された特別番組『The path to 911』を編集し、2009年9月13日に日曜洋画劇場で放送されたものだ。まだDVD化はされていない。(デ・ニーロ出演の『9.11 N.Y.同時多発テロ衝撃の真実』はDVDはあるが別物)ネタバレ容赦で書いちゃうと、要はアメリカ政府はアルカイダが襲撃することを事前に知っていながら、特別な対策もとられないまま、約3000人という命が失われた、という話である。しかし私は、スパイ大国のアメリカなら情報が入っていることくらい当然のことだと思っている。それより〝何も対策をとらなかった”ということに疑念を持つ。1941年の日本軍のパールハーバー襲撃もアメリカは事前に知っていたという話もある。戦争は最初に手を出した側が非難を浴びるので、アメリカはネチネチと嫌がらせを続け、相手から仕掛けさせる手法をよく使う。9.11以降、本格的にイランへの攻撃を始めた経緯をみれば〝何も対策をとらなかった”こと自体、故意であったと考えた方が妥当ではないだろうか。 |
2011.1.2記 |
タイトル | CUBE NEXT |
出 演 | クリストファー・マスターソン/リンジー・フォンセカ/デヴィッド・デルイーズ/リチャード・リール/クレイトン・ランディ/ブランドン・バラッシュ/トム・エヴェレット |
監 督 | ニコラス・ピーターソン |
ストーリー | 発明家ポールはかつて数々の発明品を世に送り出していたが、父親の失踪と母親の病気で生活は苦しくなり、次の発明品“キューブ”に全てを懸けていた。しかしある日、部屋から4人の男女の遺体が発見され、彼は逮捕されてしまう。 |
評 3 | 「知的所有権」とは、人の思索による表現や技術などの功績と権益を保証するために与えられる財産権のことで、「著作権」や「肖像権」などがあげられる。一応、法律や条約などで規制はされているが、結局モラルの乏しい所では何の意味も成していないのが現実だ。言わずもがなであるが中国は最悪で、10月末で終わった上海万博は、テーマ曲から始まってパビリオンやらマスコットやらパクリのオンパレード。まさに“万パク”だった。この映画だって、そんな知的所有権問題語ったって、タイトル自体が『CUBE』パクってんだろが! |
2010.11.21記 |
タイトル | 宮廷画家ゴヤは見た |
出 演 | ハビエル・バルデム/ナタリー・ポートマン/ステラン・スカルスガルド/ランディ・クエイド/ミシェル・ロンズデール/ホセ・ルイス・ゴメス/マベル・リベラ/ブランカ・ポルティージョ/ウナクス・ウガルデ/フェルナンド・ティエルブ/デヴィッド・コールダー |
監 督 | ミロス・フォアマン |
ストーリー | 18世紀末スペイン、ゴヤは国王カルロス4世の宮廷画家に任命される一方、権力や社会を批判する絵画も描いていた。ある日、彼のミューズであるイネスが、ロレンソ神父が指揮する異端審問所にとらわれてしまう。そして彼女を救おうとしたゴヤが見たものとは・・・。 |
評 7 | フランシスコ・デ・ゴヤはカルロス4世に宮廷画家に任命された1789年。おりしもフランス革命が勃発した年だ。教科書では市民が自由と平等を勝ち取った栄誉ある革命とされてるが、実情はいわゆるテロリズムである。やがてその波はナポレオンによるヨーロッパ征服と拡がり、スペインにも及んだ。そこでゴヤが見たものは理性を失った人間の暴力と強姦の地獄絵図だった!映画はここで終わる。その後ゴヤは描いた『裸のマハ』が猥褻な絵とされ異端審問所に告訴される。その後重病に冒されるも助かり、別荘〝聾の家”で『わが子喰らうサトゥルヌス』はじめ〝黒い絵”シリーズを描き進めていく。それは、いままで美化されてきた神を畏怖するべき存在と見なしたゴヤの反逆だった。決してゴヤは傍観者ではない!だから土ワイの市原悦子さんみたいな邦題つけるんじゃない! |
2008.11.16記 |
タイトル | 嫌われ松子の一生 |
出 演 | 中谷美紀/瑛太/伊勢谷友介/香川照之/市川実日子/黒沢あすか/柄本明/木村カエラ/蒼井そら/柴咲コウ/片平なぎさ/本田博太郎/奥ノ矢佳奈/ゴリ/榊英雄/マギー/竹山隆範/谷原章介/甲本雅裕/キムラ緑子/角野卓造/阿井莉沙/宮藤官九郎/谷中敦/劇団ひとり/大久保佳代子/BONNIE PINK/濱田マリ/武田真治/木野花/荒川良々/渡辺哲/山本浩司/土屋アンナ/AI/山下容莉枝/山田花子/あき竹城/嶋田久作/木下ほうか |
監 督 | 中島哲也 |
ストーリー | 主人公、川尻松子。20代で教師をクビになり、エリートから転落して家を飛び出しソープ嬢に。やがてヒモを殺害して刑務所へ・・・。壮絶な不幸にもみくちゃにされながらも、誰かを愛し、その人だけを信じて突き進む。傷ついても傷ついても愛する人への想いを胸に、最期の最期まで夢見ることを止めなかった松子の一生。 |
評 7 | 音楽で冒頭から終わりまで繰り返し演奏させるメロディを“リフ(Riff)”と言います。これはその曲を印象付けさせる効果があり、小室哲也やつんく♂は卑怯と言われるほど、リフを盛り込んだ曲をプロデュースして成功しました。この映画も、リフと言えるような効果をおそろしいほどのつぎ込まれて、圧倒されながら倒錯の世界に巻き込まれてしまいました。紆余曲折して生き抜いた松子は、つまりは幸せを“待つ子”だったのか。 |
2006.5.28記 |
タイトル | 銀河鉄道の夜 |
出 演 | 谷村美月/市川男寅/松田洋治/斎藤洋介/小橋めぐみ/源崎知枝/高橋武/清水美恵/古川悦史/勝野洋 |
監 督 | 秋原正俊 |
原 作 | 宮沢賢治 |
ストーリー | ジョバンニは地方の高校1年生。父不在の家を守り、病気の母を支えアルバイトをしながら勉強する苦学生。ある日小学校の同窓会が催されることになるが、彼は昔いじめられていたこともあり気が引けていた。しかし、ひとりだけ守ってくれた友達、カムパネルラには会いたかった。土手に寝そべり悩む彼の元に現れたのは“銀河鉄道”の乗った小学校の頃のカムパネルラだった。 |
評 6 | 『河童』『富嶽百景』と日本文学を新感覚映像で奏でる秋原正俊監督の新作が上映だ、と思って行ったら今日はラッキーでした。監督と市川君の舞台挨拶がありました。なんと!今回これが日本最初に上映だとのこと。ロケ地だという理由で、地元のストーブ列車が銀河鉄道として映っているのが、ちょっと誇らしく見えました。ところで、松本零士が槇原敬之に盗作だと騒いでいるけど、『999』自体、宮沢賢治のパクリだろ。年取ると宇宙のような広い心も忘れちまうのか? |
2006.10.22記 |
タイトル | クイーン |
出 演 | ヘレン・ミレン/マイケル・シーン/ジェームズ・クロムウェル/シルヴィア・シムズ/アレックス・ジェニングス/ヘレン・マックロリー |
監 督 | スティーヴン・フリアーズ |
ストーリー | 1997年8月31日、“英国の薔薇”ともうたわれた英国王室のダイアナ元皇太子妃が、パリで交通事故に遭い逝去してしまう衝撃的なニュースが全世界に流れる。ダイアナ元妃の訃報を悼み、その日から全世界は悲しみに包まれる。しかし、なかなか公式声明文を発表しない英国王室のエリザベス女王の対応へ批判が集中する。 |
評 5 | 「アー!!ダイアナが交通事故をした時、ネットで流れたコラージュした事故写真を本物だと思って周りの人に見せまくったのは、どこのどいつだい?ワタシだよ!見せたときはスゴイスゴイ言ってたくせに、偽物だとわかったときの皆の白い目。怖かったよ!・・・ってなんでこんな社会的な映画の紹介をワタシがやってんだよ。英国最大の伝統の危機にこんなしょーもない話題しか引き出し持ってないよ。まったく“女王様つながり”だけで呼ぶんじゃなよ!でもラストに女王がブレア首相をたしなめている所が、後に“アメリカの飼い犬”と非難される首相を思えばちょっと笑えるよ。ところでワタシどうすればいい。えっ!?歌うたえって?『♪I Was Born to Love You~』ってその“クイーン”でもないよ~!!」 |
2007.4.29記 |
タイトル | グエムル 漢江(ハンガン)の怪物 |
出 演 | ソン・ガンホ/ピョン・ヒボン/パク・ヘイル/ペ・ドゥナ/コ・アソン |
監 督 | ホン・ジュノ |
ストーリー | ソウルのど真ん中を流れる美しく雄大な河、漢江に正体不明の怪物“グエムル”が現れた!売店を営むパク一家の目の前で次々と人々が襲われ、カンドゥの娘、ヒョンソがさらわれた。家長のヒボン、長男のカンドゥ、次男のナミル、長女のナムジャはヒョンソの救出に向かう。 |
評 6 | ある意味グロさはお手のものの韓国映画だが、このグエムルのキモさはハンパない!なんかエイリアンとジュゴンあたりの水中動物をかけ合わした感じ。それが、普通の一般生活の中に現れるっつう設定は余計恐い。ただ、役者の、お決まりの大げさな感情表現が、ざーとらしく冷めてしまう。でもまあラストの娘を救い出そうとするシーンは、めったに他じゃないやらない方法で、目を見張った。ペ・ドゥナちゃんってどっかで見たことあると思ったら、あー『リンダリンダリンダ』に出てた子だ。 |
2006.9.3記 |
タイトル | 口裂け女 |
出 演 | 佐藤江梨子/加藤晴彦/水野美紀/川合千春/桑名里瑛/松澤一之/坂上香織/滝沢涼子/柳ユーレイ/入江紗綾 |
監 督 | 白石晃士 |
ストーリー | 27年前に子どもたちを恐怖に陥れた、“口裂け女”のうわさ誕生の町で、再びそのうわさがささやかれ始める。教師の京子は、担任の生徒美佳を家まで送って行くが、自分の目の前で口裂け女に美佳をさらわれてしまう。彼女は同僚の松崎と手がかりを探し始める。 |
評 4 | 「学校の帰りに後ろからマスクした女の人が近づいてくるの。そして『私、きれい?』で聞いてくるの。だから『うん、きれい』って答えると『これでも?』ってマスクをとると口が耳まで裂けてるんだ!でさ、もし『きれいじゃない』って答えると、大きなハサミで切り殺されるんだ!!」というのが、私が中学生の頃、日本中を駆け巡ったいわゆる都市伝説の代表である。当時の私も「そんなのいる訳ない」と思いながらも、噂話が耳に入るのを恐れていたもんだ。やがて「ポマード」を三回唱えると逃げだす、なんて話も出てきて内心ホッとしたが、今思えば滑稽である。それがなんでか、こんな年数経ってから映画化されたようで、当時のトラウマ持った方が製作したとしか思えない。水野美紀さんの迫真の演技には申し訳ないが、二重人格やら児童虐待やら取って付けた設定に、むしろ“閉口”しますね。 |
2016.3.27記 |
タイトル | グッド・ガール バッド・ガール |
出 演 | ユリア・スティンスホフ/ニック・ブリンブル/グレアム・マクタヴィッシュ/ヘンドリック・ドゥリン/ロス・ボートマン/マイケル・カルバー |
監 督 | セバスチャン・ビグ |
ストーリー | ストリッパーのヴァネッサは、マフィアが強奪したダイヤモンドを拾ったことから命を狙われるハメになる。彼女は追跡を逃れるため、妹マリアが住む修道院を訪ねる。 |
評 6 | 双子がそれぞれの立場になって入れ替わる話はありがちだけど、こうも分かりやすいと逆に嫌いになれない。ましてやドイツ映画のコメディなんて初めて観たもんだから、お約束含め意外にセンスがあるのでびっくりした。でも世界的に見ればまだ普通レベル。聖歌をアップテンポして歌うのは『天使にラブソングを・・・』でやっちゃってるしね。とはいえ、ドイツは厳格なイメージが強いので、配給会社が敬遠して意外に世に広まってない埋もれたコメディがあるかもしれない。それはさておき、この「レンタルシスター」ってマジにビジネスチャンスありそう。ん、要は出張カウンセリングだと考えれば〝すべて対処済み”? |
2012.9.2記 |
タイトル | グッド・シェパード |
出 演 | マット・デイモン/アンジェリーナ・ジョリー/アレック・ボールドウィン/タミー・ブランチャード/ビリー・クラダップ/ロバート・デ・ニーロ |
監 督 | ロバート・デ・ニーロ |
製 作 | フランシス・フォード・コッポラ |
ストーリー | 1961年4月17日、キューバのカストロ政権転覆を狙った上陸作戦がCIA内部の情報洩れにより失敗し、CIAは窮地に立たされる。その数日後、作戦を指揮したエドワードのもとにCIA内通者と敵側スパイと思われる男女が映ったテープが届く。彼は部下のレイにその分析を依頼する。 |
評 10 | 映画ではおなじみのアメリカの諜報機関CIA、その「はじめて物語」である。最初怪しい秘密結社だった事実は興味深く思えました。創生のためM6に留学に行ってるところからも、イギリスがスパイの老舗であることがわかります。さすがジェームズ・ボンドを誕生させた国です。久しぶりのロバート・デ・ニーロが監督を務めた作品。ズシッとくるローブローが後になって効いてきました。映画を知り尽くした男がなせる技でしょうか。私的にはアカデミー賞ものです。すばらしい! |
2007.10.28記 |
タイトル | 暗いところで待ち合わせ |
出 演 | 田中麗奈/チェン・ボーリン/井川遥/宮地真緒/佐野史郎/波岡一喜/岸部一徳/佐藤浩市 |
監 督 | 天願大介 |
ストーリー | 3年前の事故が原因で両目の視力を失くし、実の父親も病気で亡くしたミチル。世間から取り残されたように一人静かに暮らしていたある日、ミチルの家の近くにある駅のホームで殺人事件が起こる。やがて、容疑者の青年アキヒロがミチルの家に逃げ込み、奇妙な同居生活が始まる。 |
評 8 | 意外!これってミステリーだったの!?身障者や在日中国人が出てくるので、差別問題についての社会派物と思ってた。まぁ、少しはあるけど、いくらなんでも白い杖を自転車で折って、怒鳴って逃げるような奴ぁいないだろ。いたらそいつは人間じゃネェ!田中麗奈ちゃんの盲目の演技がすばらしい。健常者にない“生きることに対しての覚悟”が伝わってきた。ただ、クライマックスでの井川遥さんのホームへの登場の仕方はちょっとギャグ。この人ホリケンと別れてから事務所の扱いが変わった気がする。 |
2008.6.22記 |
タイトル | クリムト |
出 演 | ジョン・マルコヴィッチ/ヴェロニカ・フェレ/サフロン・バロウズ/スティーヴン・ディレイン/ニコライ・キンスキー/サンドラ・チェッカレッリ/ポール・ヒルトン/エルンスト・ストッツナー/アグライア・シスコヴィッチ |
監 督 | ラウル・ルイス |
ストーリー | 1918年、グスタフ・クリムトは脳卒中で倒れ、病院に運ばれる。稀代の画家を見舞うのは弟子のエゴン・シーレだけ。混濁した意識の中、彼は自らの人生を回想していた。1900年、保守的なウィーンでクリムトの描く裸婦はスキャンダルとなったが、パリでは絶賛される。 |
評 6 | 「恋愛は基本自由であるべきなんじゃないかな。もちろんボクみたいに器用に12人もの女性を愛するのは難しいかもしれないけどね。クリムトは裸の女性をよく描き、モデルたちとの間に30人もの子供がいたそうで、“世紀末の退廃を描いた画家”と称されるようだね。でも、彼の絵を見るとボクには彼の“性”に対する気持ちが“生”の力強さに感じるね。彼の女性に対する愛情は本物だったんだろうね。それにこの映画で彼が『芸術の歴史はヌードの歴史でもある。しかしルールがある。表現のルールだ。見せていいものと悪いものがある』って言ってるように彼なりの節度もあったんだよ。それなのにこの映画で完全に女性器が見えてるのは笑っちゃうね。やっぱ、見せちゃいけないものってあるんだよ。・・・おい!誰だ、ヤキソバンの映像、無断で流してるヤツは!!」 |
2013.3.24記 |
タイトル | 敬愛なるベートーヴェン |
出 演 | エド・ハリス/ダイアン・クルーガー/マシュー・グード/ラルフ・ライアック/ジョー・アンダーソン/ビル・スチュワート |
監 督 | アニエスカ・ホランド |
ストーリー | 1824年、ウイーン。“第九”の初演を4日後に控えたベートーヴェンのアトリエに、作曲家を志す若き女性アンナが、コピスト(写譜師)として訪れた。期待に反し、女性が来たことに激怒するベートヴェンだったが、徐々に彼女の才能を認めていく。昼夜を問わない捜索活動を通して、二人の間には師弟以上の感情が芽生えていった。 |
評 5 | 最近『のだめ』の影響でクラシックが流行っています。かくいう私も前に買ったベートーヴェンのCD聞きながらこれを書いています。(雰囲気って大事だからね) この映画はそういうクラシック好きの人だけ観てください。ベートーヴェンの粗忽さとか、アンナの気丈さとかキャラは輝りますが、完全に楽曲ありきの作品です。やっぱり20分以上も演奏風景を流すのは反則だな。でも私は、今日は映画館じゃなくコンサート会場に来たんだ、と思ったら普通に楽しめました。 |
2006.12.17記 |
タイトル | ゲド戦記 |
出演(声) | 岡田准一/菅原文太/手嶌葵/田中裕子/風吹ジュン/小林薫/夏川結衣/香川照之/内藤剛志/倍賞美津子 |
監 督 | 宮崎吾朗 |
ストーリー | 多島海世界“アースシー”。西海域の果てに棲む竜が、突如人間世界である東の海に現れた。それと呼応するかのように、世界では異変が起こり始めていた。世界の均衡(バランス)を崩すものの正体をつきとめるため、世界で最も偉大な魔法使い“大賢人”と呼ばれているハイタカ(真の名:ゲド)は旅に出る。そして、彼は、父王を刺し国を出た、エンドラドの王子アレンと出会う。 |
評 3 | 命についての捉え方が、人の和を重んじる神教に近く、日本人の忘れかけた心がテーマというのは良い。でもね・・・息子さん、まじめすぎますよ。お父さんのだったら、ギャグの要素がいくつか入ってたから良かったけど、これじゃ子供は途中から見飽きます。声優陣も俳優で固めちゃって、大泉洋や我集院達也のようなキャラがいて作品に立体感が出てくることを知らないかなぁ。悪いけど魅力ない。 |
2006.7.30記 |
タイトル | 幻影師アイゼンハイム |
出 演 | エドワード・ノートン/ポール・ジアマッティ/ジェシカ・ビール/ルーファス・シーウェル/エドワード・マーサン/ジェイク・ウッド/トム・フィッシャー/アーロン・ジョンソン/エレナー・トムリンソン/カール・ジョンソン |
監 督 | ニール・バーカー |
ストーリー | 魅惑的なイリュージョンで、大衆の心をつかむ幻影師アイゼンハイム。ある日、彼の評判を聞きつけた皇太子レオポルドが、婚約者のソフィを連れて彼のショーを観覧。しかし、アイゼンハイムとソフィの間には、幼い日に身分の違いが原因で引き裂かれた過去があった。 |
評 6 | “ホログラム”(立体写真)は『スターウォーズ』で有名になったせいか、SFのものと思っている人が多いが、科学的に実現可能なものである。ただ技術的にかなり精巧で量産できないためかなり高価な状況だ。でも大きさに限りあるケータイを大画面ワンセグにするため業界は技術革新に躍起になっている。だから手品師たちがタネに使うなら今のうちですよ。ねぇセロさん。さて、これは魔術師の話なので思ったとおりの結末になったけど、ひとつ納得いかないことがある。私の経験上、世の中で一番“幻影”なのは“恋愛”だと思うのだが。 |
2008.7.20記 |
タイトル | 県庁の星 |
出 演 | 織田裕二/柴咲コウ/佐々木蔵之介/和田聰宏/紺野まひる/奥貫薫/井川比佐志/益川徹/矢島健一/山口紗弥加/ベンガル/酒井和歌子/石坂浩二 |
監 督 | 西谷弘 |
ストーリー | 野村聡はK県庁のキャリア公務員。彼は県政の目玉である民間企業との人事交流研修のメンバーに選出される。ところが研修先はやる気のない三流スーパー「満天堂」。しかも野村の教育係は自分より年下のパート店員、二宮あきだった。書類第一で融通の利かない公務員とお客様第一で現場主義のパートの二人は、ことあるごとにぶつかっていく。 |
評 7 | 最近、萌える女の子の性格は“ツンデレ”だそうで、柴咲コウがウケる理由もわかる気がする。それより織田裕二の“熱さ”はいつも好感がもてる。「事務屋は現場を経験してこそプロになれる」というのが、私の持論で、考え方がかなり近いのでこれも好感。ところで、小泉の構造改革は、郵便局しかり官から民への移行がメインでした。借金だらけの国の責任転嫁だということに、気づかない国民はまだいるんだろうな。 |
2006.2.26記 |
タイトル | 恋は突然に。 |
出 演 | ジェニファー・ガーナー/ティモシー・オリファント/サム・ジェーガー/ケヴィン・スミス/ジュリエット・ルイス/ジョシュア・フリーセン/フィオナ・ショウ/ティナ・リフォード/ジョージア・クレイグ |
監 督 | スザンナ・グラント |
ストーリー | 結婚間近に婚約者を亡くし、急遽彼の葬式を執り行うことになったグレイ。また彼女は、ひょんなことから婚約者の親友だったデニス、サミー、そしてフリッツと共同生活を始めることに。しかし、グレイは亡き婚約者の身辺整理をしていくうち、彼には別の女性の存在があり、さらに彼女との間に隠し子がいることを知ってしまう。 |
評 4 | 別に“恋愛”として語るまでも無く、人っつうのは、男も女も自分にとって都合よく考えるものだ、ということです。それをお互いに理解できるか、認められるか、許せるか、が問題なんです。それを下手に自分がイニシアチブをとろうとするからトラブるんです。この映画の原題は『Catch&Release』ですが、男と女のどっちが釣り師でどっちが魚か?ってことです。そんなグチャグチャを収拾つけようと都合よくまとめて過ぎた気がしました。さて、問題です。デニスがムカついてドアにカンナをかけるシーンで高度な間違い探しがあります。わかるかな?(答:一瞬、デニス側からのカットになったとき、ドアの削り具合が明らかに違う。) |
2011.6.19記 |
タイトル | ここに幸あり |
出 演 | セヴラン・ブランシェ/ミシェル・ピッコリ/オタール・イオセリアーニ/ジャン・ドゥーシェ/リリ・ラヴィーナ/アルベール・マンディ/ヤニック・カルバンティエ/ドゥニ・ランベール/ジャサント・ジャケ/マニュ・ド・ショヴィニ/ミュリエル・モッテ/ムナ・ンディヤニ |
監 督 | オタール・イオセリアーニ |
ストーリー | 突然大臣の職を追われたヴァンサンは、肩書きとお金だけでなく、妻と愛人、住む家さえも失ってしまう。しかし、旧友たちと再会し酒を飲んでは歌を歌ったり、優しい女性たちに出会ったりと、自由気ままに過ごす。思いがけず訪れた“人生の休暇”によって、ヴァンサンは本当の豊かさ、生きる喜びに気付く。 |
評 4 | この緊張感のないダラダラ感。やっぱり『月曜日に乾杯』の監督だったか。「現代人は急がし過ぎる」なんてよく言われるけど、最近私はそれは個人の考え方だと気付きました。才能を持って周りから期待される人は無理してでも頑張らなきゃならないと思いますが、そんな人果たしてどれだけいるんでしょう。自分がそういう自分だと思うのは、ただの思い上がりじゃないですか?そんな人に限って残業が多かったり、病気を自慢したりするもんなんです。私自身も無職の怖さを知ってるので危機感持って仕事はしてますが、「自分しか出来ない仕事」を抱えることをしないように心がけています。むしろ、自分が覚えた仕事はとっとと他の人に還元したほうが、改善されて発展されるはずなんです。それで周りが自分を踏み台にすることになっても、彼らはきっと自分を感謝していると思うのです。最後に消されていく壁の落書きだって幸せなんですよ。 |
2014.12.21記 |
タイトル | 最終絶叫計画4 |
出 演 | アンナ・ファリス/レジーナ・ホール/クレイグ・ビアーコ/ビル・プルマン/アンソニー・アンダーソン/カーメン・エレクトラ/レスリー・ニールセン/クリス・エリオット/モリー・シャノン/マイケル・マドセン/シャキール・オニール/クロリス・リーチマン/コンチータ・キャンベル/デレイ・デイヴィス/サイモン・レックス/ブライアン・カレン/ドリュー・ミクスカ |
監 督 | デヴィッド・ザッカー |
ストーリー | 新たに職探しをしていたシンディはある日、不気味な老婦人の世話をすることに。また一方、その隣に住むイケメンの男性トムが気になる存在となる。そんな中、突如として宇宙人が地球を襲撃、老婦人の家ではシンディの前に謎の少年が現われる。そして、不吉なメッセージを目にしたシンディは、その謎を解くため、友人ブレンダと共にまたしても不気味な村へ向かう。 |
評 7 | 2006年は一番映画を観ていた頃なので、元作が良く分かり“あるある”と共感してしまった。オープニングは『SAW』で始まり『呪怨』をベースに『宇宙戦争』『ヴィレッジ』『ブローバック・マウンテン』『ミリオンダラー・ベイビー』などが絡んでくる。特に『口裂け女』のおちょくり方がいかにもアメリカンギャグ。それから、有事なのに大統領が保育園で絵本を読んでいるところは、2001.9.11の時のW・ブッシュだろう。ってことは『華氏911』?前作同様素直に面白かった。でも、シンディの友人ブレンダって、前作で死んだんじゃなかったっけ? |
2011.3.20記 |
タイトル | 最終兵器彼女 |
出 演 | 前田亜季/窪塚俊介/木村了/貫地谷しほり/津田寛治/川久保拓司/渋川清彦/酒井美紀/伊武雅刀 |
監 督 | 須賀大観 |
原 作 | 高橋しん |
ストーリー | 小樽の高校生“ちせ”と“シュウジ”の恋ははじまったばかり。ある日、シュウジは友人のアツシとアケミと札幌へ出かけるが、突然無数の爆撃機が町を攻撃し始める。世界は終わりに近づいていた。その核心は“ちせ”の体の中にあった。 |
評 8 | 週刊スピリッツは毎週読んでいるので、原作もチラチラ程度で見てました。『いいひと』の作者なので“ほんわか”している絵なのに、相当ハードなSFというギャップ。そのまんま映像化されてます。爆撃された札幌のCGは、かなり緻密。A系にはかなりクるのでは。もうベテラン女優といってもおかしくない亜季ちゃんと『スウィグガールズ』のトランペット、しほりちゃんがまたイイ!私の予想では、日本よりも海外でヒットすると思う。 |
2006.1.29記 |
タイトル | サイボーグでも大丈夫 |
出 演 | チョン・ジフン/イム・スジョン/チェ・ヒジン/イ・ヨンニョ/ユ・ホジョン/オ・ダルス/キム・ビョンオク |
監 督 | パク・チャヌク |
ストーリー | ある日、新世界精神クリニックに自分をサイボーグだと信じるヨングンが入院してくる。彼女と同じ年ごろのイルスンは、蛍光灯を叱りつけ、自動販売機に話しかける彼女に興味を持つ。イルスンが何でも盗めるといううわさを聞いたヨングンは彼に、自分の“同情心”を盗んでくれと懇願する。 |
評 5 | “統合失調症”はちょっと前まで“精神分裂症”と言われていた。私としてはこちらの方が耳馴染みが強いのだが、「理性が崩壊する病気」と勘違いされると、患者やその家族の抗議で変えることになったんだとか。また、くだらない言葉狩りだとも思えなくもないが、精神科医学も相当進歩して分析が詳細化されたとも言える。さて、ヨングンの精神状態はどうだったんだろうか。彼女は単純に自分の存在価値(レゾンデートル)を求めていただけじゃなかったのか。“人間”としてうまく生きられなかった自分を“サイボーグ”にして正当化したかったような気がする。「直してあげるよ。僕は技術者だから。保証期間は一生」結局精神病の特効薬は“愛”か? |
2009.6.7記 |
タイトル | サイレン |
出 演 | 市川由衣/田中直樹/阿部寛/西田尚美/松尾スズキ/高橋真唯/西山潤/嶋田久作/森本レオ |
監 督 | 堤幸彦 |
ストーリー | 1590年、アメリカ、ロアノーク島で全島民が突然消失。島には「Croatan」と謎の文字だけが残されていた。1872年、大西洋上。漂流中のマリー・セレスト号が発見されるが全乗組員が消失していた。・・・そして、1976年日本、夜美島(やみじま)。嵐の夜、海は赤く染まり、謎のサイレンの音とともに全島民が突如消失した。発見された正気を失った一人の男は、狂ったように同じ言葉を繰り返し言った。 |
評 4 | さあ、突っ込み要素満載のホラーで逆にうれしくなってしまった。まず、お父さんの職業の説明なさすぎて、失踪事件を調べている理由がわからん。犬のオスメントは結局どこ行った?『TRICK』の堤監督らしいけど「DOG」と「LIVE」のネタは手垢がついてるし、結局本編に関係ない。etc・・・。まあこれもゲームからの派生なのでそっちの方がおもしろいんでしょう。『妖怪大戦争』のとき河童だった高橋真唯ちゃん、今回も不思議な役だね。(実は私の会社にこの子にそっくりな人がいる。) |
2006.2.12記 |
タイトル | サイレントヒル |
出 演 | ラダ・ミッチェル/ローリー・ホールデン/ショーン・ビーン/デボラ・カーラ・アンガー |
監 督 | クリストフ・ガンズ |
ストーリー | 最愛の娘・シャロンが、悪夢にうなされて叫ぶ「サイレントヒル・・・」という奇妙な言葉。母親のローズはその謎を解くため、ウェストバージニア州に実在する街・サイレント・ヒルを訪ねることにする。しかしまったくひと気がなく、深い霧に覆われたその街は、一度足を踏み入れたら抜け出すことのできない呪われた迷宮だった。 |
評 7 | 『バイオハザード』に味をしめたのか、またも日本のTVゲームからの映画化。あんましアメリカンホラーで良い評価したことないけど、これはけっこう良かった。“魔女狩り”がベースですが、映像見てると、昔行った事のある埼玉県の丸木美術館を思い出した。ホラー映画と原爆の図を並べるたら不謹慎だと怒られそうだが、あの10分くらいクギ付けになった感覚が蘇ってきたんだ。さぁて、いつもの「怖いところ」探し。車で閉まった鉄の門扉をぶっ飛ばし破って行ったけど、車のフロントに傷一つない所が怖い!! |
2006.7.9記 |
タイトル | ザ・インターネット2 |
出 演 | ニッキー・デローチ/デメット・アクバッグ/グヴェン・キラック/キーガン・コナー・トレイシー/ニール・ホプキンス |
監 督 | チャールズ・ウィンクラー |
ストーリー | イスタンブールで新しい職を得たコンピュータアナリストのキャシディ。そんな彼女に不思議な出来事が起こり始める。クレジットカードは使えなくなり、彼女の銀行口座は空っぽに。そしてついには彼女の身分まで証明できなくなるのだった。しかしそれは巨大な陰謀の始まりにすぎなかった。 |
評 3 | 「2」と言っても前作と一切関わりなく、自分の情報を消されてしまうという設定だけ同じです。全体的に都合よすぎます。野宿したのに白いブラウスきれいなのも不思議ですが、ベンツが拳銃2発であんな大爆発するわけないと思うんですが・・・。 「♪だけどイスタンブール 深めないのがルール だからインターネットも見せかけのただの飾り 飛んでイスタンブール やはりインターポール 無理だけのパラダイム」 |
2009.7.26記 |
タイトル | 叫 |
出 演 | 役所広司/小西真奈美/葉月里緒奈/伊原剛志/オダギリジョー/加瀬亮/平山広行/奥貫薫/中村育二/野村宏伸 |
監 督 | 黒沢清 |
ストーリー | 連続殺人犯を追う刑事の吉岡の頭に、ある日、ふと自分が犯人ではないかという疑問が浮かぶ。曖昧な自身の記憶にいら立ち、苦悩する彼を恋人の春江は静かに見つめている。吉岡は同僚の宮地の勧めに従い、精神科医の高木の元でカウンセリング治療を始める。 |
評 6 | 。 。| /// 丱 д ノ艸 < かつて“魔性の女”といわれた葉月里緒奈が、本当の“魔性の物”になったぞー!! イ \\\ [それならすでに『パラサイト・イブ』ん時なっとるわい?(;-_-)厂] |
2011.6.5記 |
タイトル | ザ・スナイパー |
出 演 | モーガン・フリーマン/ジョン・キューザック/ジェイミー・アンダーソン/アリス・クリーグ/ミーガン・ドッズ/コーリイ・ジョンソン/ジョナサン・ハイド/ビル・スミトロヴィッチ/アンソニー・ウォーレン/ネッド・ベラミー/トーマス・ロックヤー |
監 督 | ブルース・ベレスフォード |
ストーリー | 息子とのきずなを深めるため、森へキャンプに出かけた元警官の体育教師レイは、川辺で両手を手錠につながれた初老の暗殺者カーデンと遭遇。レイは正義感からカーデンを警察に連行しようとするが、レイの仲間たちに追い詰められることになる。 |
評 7 | まだ、療養中のモーガン・フリーマンだけど、この冒頭での交通事故は昨年の事故を暗示していたのだろうか。病院に搬送中もジョークを飛ばしていたいうから、ほんとタフな爺さんだよね。だから、彼が登場しているだけで話に引き込まれてしまう。ただこのベタなタイトルが残念。原題「THE CONTRACT」(契約)でいいじゃん。ところで前から思ってたけど、ジョン・キューザックって松澤一之に似てるよね。(誰それ?って言わないで) |
2009.10.4記 |
タイトル | ザ・センチネル -陰謀の星条旗- | ||
出 演 | マイケル・ダグラス/キーファー・サザーランド/エヴァ・ロンゴリア/マーティン・ドノヴァン/キム・ベイシンガー | ||
監 督 | クラーク・ジョンソン | ||
ストーリー | 大統領警護の任務にあたるシークレット・サービス内の何者かが大統領暗殺計画に関わっているという情報がもたらされた。局内ではトップ調査員のブレッキンリッジを責任者に捜査が開始されたが、そんななか、大統領専用のヘリが撃墜される。幸い大統領は無事だったが、裏切り者探しが急務となる。そして容疑者としてあがったのは、ブレッキンリッジの恩師であるピート・ギャリソンだった。 | ||
評 5 |
EVENTS OCCUR IN REAL TIME.
|
||
2006.10.8記 |
タイトル | ザ・ディフェンダー |
出 演 | ジャン・クロード=ヴァンダム/ラザーク・アドティ/ヴィヴィカ・A・フォックス/ヴィヴ・リーコック/ジュリアン・クリストファー/ロン・ボッティータ/ピーター・ブライアント |
監 督 | シェルドン・レティック |
ストーリー | 元軍人のフィリップは、アフガニスタンやイラクにも従軍していた戦闘のプロ。そんな彼に元ボクシング世界ヘビー級チャンピオンであり、現在は実業家として活躍しているウェインを護衛する仕事が舞い込んだ。はじめは乗り気でなかったフィリップだったが、ある日相棒ボーデンがギャングの銃弾に倒れてしまう。 |
評 4 | アクション映画にしては極めてふつ~。そのためか、黒人の足の引っ張り合いや、わざとらしい身障者施設の風景が鼻についてしょうがなかった。ヴァンダムに至ってはしっかり両手で銃を握って撃つという正統なFBI撃ちで全然カッコ良くありません。タイトル通り〝ディフェンダー(守り)”に入っているんでしょうか?『ハード・ターゲット』の時は二丁拳銃だったくせにね。ところでギャングらが仲間を殺してその肝臓をを犬に食わせるのはいくらなんでもやりすぎでしょう。私ら人間もレバ刺し食べられなくなっちゃたし。(意味違った?) |
2012.10.14記 |
タイトル | サラエボの花 |
出 演 | ミリャナ・カラノヴィッチ/ルナ・ミヨヴィッチ/レオン・ルチェフ/ケナン・チャティチ |
監 督 | ヤスミラ・ジュバニッチ |
ストーリー | 12歳の娘サラとつましく暮らすエスマは、修学旅行を楽しみにするサラのため旅費の調達に奔走している。そんな中、戦死者の遺児は修学旅行費が免除されると知ったサラは、戦死したと聞かされていた父親の戦死証明書を学校へ提出するようエスマに提案する。 |
評 7 | 最初は、よくありそうな母娘の家庭内の仲違いのお話かと思って観て非常にダルかったのだが、後半に秘密が判明し見方がガラリと変わってしまった。なるほどベルリン映画祭で金熊賞を受賞したのも頷ける。サラエボといえば、本作にあるようにボスニア・フェルツェゴビナ紛争の中心地であったこともそうだが、第一次世界大戦の発端の地でもあった。常に戦争の傷を癒せないまま、今に続いている気がする。しかし、過去は過去。これからを生きようとする思いが、最後サラの頭から伝わってきた。戦争の歴史は消してはいけないが、終わらせなければならないものなのだ。分かるか、中国! |
2014.5.18記 |
タイトル | サンキュー・スモーキング |
出 演 | アーロン・エッカート/マリア・ベロ/デヴィッド・コークナー/キャメロン・ブライト/ロヴ・ロウ/アダム・ブロディ/サム・エリオット/ケイト・ホームズ/ウィリアム・H・メイシー/ロバート・デュヴァル |
監 督 | ジェイソン・ライトマン |
ストーリー | タバコ研究アカデミー広報部長ニック・ネイラー。1日1,200人殺す業界の“顔”として、禁煙の逆風吹き荒れる中、巧みな話術を武器に、日夜マスコミの矢面に立ち戦い続ける男。ハリウッドのスーパー・エージェントと組んで“映画でタバコ作戦”の指揮をとり、タバコのパッケージにドクロマークを付けたがっている上院議員とやりあうことになる。 |
評 1 | 古代はソクラテスのように詭弁師が神格化されたこともあったし、ニックの憎まれ役を買って出る生き方は共感するが、 俺ぁ、煙草吸う奴は、でぇっ嫌えだ!! (40年間、無煙の男の叫び) |
2006.11.26記 |
タイトル | サンタクローズ3 クリスマス大決戦 |
出 演 | ティム・アレン/エリザベス・ミッチェル/ウェンディ・クルーソン/ジャッジ・ラインホルド/エリック・ロイド/マーティン・ショート/スペンサー・ブレスリン/アン=マーグレット/アラン・アーキン/リリアナ・マミー/アビゲイル・ブレスリン/アート・ラフルー/アイシャ・タイラー |
監 督 | マイケル・レンベック |
ストーリー | 元おもちゃ会社の会社員スコットは、縁あってサンタクロースになる。彼はミセス・サンタとともに世界中の子どもたちにプレゼントを贈り続けていた。だが、彼の人気をねたんだジャックがタイムマシンを使ってまんまとサンタクロースの地位を手に入れる。 |
評 4 | さすがにみんな大人になってしまい、登場人物が落ち着いてしまったからだろうか、強引なテコイレが見られる。『ミート・ザ・ペアレンツ』と『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の要素を混ぜ込みつつ、ミュージカル仕立て。にぎやかしキャラのジャック(こいつ、ヒエヒエの実の能力者か?)を投入し、ラストにNG集まで突っ込んだ。ニックのセーターのセンスの悪さもエスカレートしてますが、逆にこれはこれでオリジナルファッションのような気がしてきた。いずれにせよ、全体的なチグハグ感は否めず私の評価は失墜。辛うじて前作の邦題で忘れてた“スに点々”が復活して“クローズ”に戻ったのは良かった。でもこれでシリーズはCLOSEです。 |
2011.12.25記 |
タイトル | Gガール 破壊的な彼女 |
出 演 | ユマ・サーマン/ルーク・ウィルソン/アンナ・ファリス/エディ・イザード/レイン・ウィルソン/ワンダ・サイクス |
監 督 | アイヴァン・ライトマン |
ストーリー | きらめくブロンドヘアをなびかせて超音速で空を飛び、セクシーボディで銃弾を跳ね返す。正義と平和に活躍するスーパーヒロイン。ニューヨーカーたちは彼女を“Gガール”と呼んだ。ある日、Gガールの正体、ジェニーは自分を助けようとしたマットと恋に落ちる。マットも“普通じゃない”彼女に最初はのめり込んでいたのだが、同僚の“普通の”ハンナに本当の愛を見つける。嫉妬に狂ったジェニーは超過激にブチ切れる! |
評 8 | 「♪G-G-G-、噂のG-Gガール」って浅香唯の『Cーgirl』だろ!・・・と、のっけから80年代ギャグをかますのは、非常に面白かったからです。ユマ・サーマンの人間離れした均整の取れた美貌は絶対、ワンダーウーマンやキャットウーマンやイーオン・フラックスや…を凌ぐスーパーヒロインになると信じていた。おまけにこのキレたキャラは『キル・ビル』の彼女だから成し得る。それはさておき、男はきっと、Gガールの強さよりも、ベッド壊しても耐えうるマットの胆力に脱帽します。 |
2007.2.11記 |
タイトル | 幸福(しあわせ)のスイッチ |
出 演 | 上野樹里/沢田研二/中村静香/本上まなみ/林剛史/笠原秀幸/石坂ちなみ/新屋英子/深浦加奈子/田中要次/芦屋小雁 |
監 督 | 安田真奈 |
ストーリー | 東京で働くイラストレーターの怜は営業と意見が合わず、突然会社を辞めてしまう。そんな時、妹の香から姉の瞳が入院したと手紙が届く。実家に戻ってみると、じつは入院したのは姉ではなくソリの合わない父だった。怜は瞳に頼まれしぶしぶ家業の電気店を手伝うことになる。 |
評 5 | 「へぇー、うちのお嫁さんの映画なの。あらま、トンガってるわね。でも、大根も先が尖ってるのはまだ若いってことだから、これから丸みを帯びておいしくなるんじゃない。でも、家族って料理みたいなものね。変にレシピ考えながら慎重に作るより、なんでもかんでも適当にまぜたらけっこうおいしくなるものよ。それもチャチャって作っちゃえば。そりゃたまには、まずいものができちゃうこともあるけど、そんなん変にさ、引きずらないの。まずいなぁ、って思って敬遠しないでさ。適当に調味料入れたら何とかなるんだって。彼女もうちじゃちょっと態度でかいの気になるけどさ、ま、そのうちいい感じになるんじゃない。ところでこの電気屋さん見てたら、思いついたんだけどさ。ホットプレートみたいなレミパン作ったら売れるんじゃない?」 |
2017.2.26記 |
タイトル | 幸せのちから |
出 演 | ウィル・スミス/ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス/タンディ・ニュートン/ブライアン・ホウ/ジェームズ・カレン/カート・フラー/ダン・カステラネタ/タカヨ・フィッシャー/ケヴィン・ウェスト/ジョージ・K・チェン |
監 督 | ガブリエレ・ムッチーノ |
ストーリー | 骨密度を測る新型医療機器のセールスマンとして生計を立てるクリスは、大儲けを見込んで買い取った機器を思うように売ることができず、家賃や税金を払えない状態に陥ってしまう。妻のリンダにも去られた彼は、証券会社の正社員を目指して養成コースを受講しようとする。 |
評 6 | 「すべての人間は平等につくられている。創造主によって、生存、自由、そして幸福の追求を含むある犯すべからざる権利を与えられている」(『アメリカ独立宣言』抜粋) 〝平等主義”を〝立場”だと勘違いしている人が多い。平等なのは〝機会”なのである。確かに“幸せのちから”になった息子クリストファーの存在が大きいだろう。しかし、私は逆境にめげずに努力したクリス・ガードナーの軌跡に注目したかった。ちなみに私はブームの頃はルービック・キューブを3分で六面完成させたぜ。エヘンプイ。(今は?) |
2009.6.28記 |
タイトル | 7月24日通りのクリスマス |
出 演 | 中谷美紀/大沢たかお/佐藤隆太/上野樹里/阿部力/劇団ひとり/川原亜矢子/沢村一樹/YOU/小日向文世 |
監 督 | 村上正典 |
ストーリー | 地味なファッションにバッサバサの髪。ずり落ちるメガネ。市役所勤めのサユリは、恋や現実から逃避し、自分の住む長崎の街をポルトガルのリスボンだと妄想して暮らしていた。単調な日々をやり過ごすため、彼女は出会う男性に“自分だけの王子様ランキング”をつけていた。ある日彼女はそのランキングトップ独走中の、憧れの先輩・聡史に再会する。 |
評 4 | 作中で「今日はクリスマス。大好きな人と一緒にいる日だよ」ってYOUが言ってるけど、キリストの誕生日がいつからそうなったんだよ。昔は家族で腹にもたれるバターケーキを食べて、お菓子の入った赤い長靴もらう儀式だったのに。・・・と言えば、ひがみにしか聞こえないか。でも、白馬に乗った王子様を待っている少女には、しばらく夢を見させてあげたいね。それが夢だと気づいたとしても女性は切り替わり早いね。中谷美紀はすばらしい女優だけど『嫌われ松子の一生』の後にこの役は、イメージ合わない。 |
2006.11.5記 |
タイトル | 16ブロック |
出 演 | ブルース・ウイリス/モス・デフ/デヴィッド・モース |
監 督 | リチャード・ドナー |
ストーリー | NY市警の刑事ジャックに課せられた任務は、16ブロック(区間)先の裁判所に証人を送り届けるだけのごく簡単なもの。・・・のはずだったのだが、護送中、何者かに襲撃されてしまう。実はその証人が警察内部の不正を目撃していたのだ。不運にも警察を敵に回して護送するジャック。開廷まで残された時間は118分。 |
評 9 | ブルース・ウイリスの代表作『ダイハード』で、彼は“最も運の悪い男”と称されたけど、こっちの方がぴったり合う。お決まりのアクションはまあまあとして、やっぱブルースの体からにじみ出る人間味、いいですね。ところであの出っ張ったお腹は本物だろうか?それから『奇跡の夏』で「韓国で流行ってるのかぁ」と思ったら、何とアメリカでもか!スゴイゼ『遊戯王』! |
2006.10.15記 |
タイトル | シムソンズ |
出 演 | 加藤ローサ/藤井美菜/高橋真唯/星井七瀬/大泉洋/田中圭/高田延彦/松重豊/森下愛子/夏八木勲 |
監 督 | 佐藤祐市 |
ストーリー | 北海道常呂町の高校に通う女子高生、伊藤和子は無為な日々を過ごしていた。ある日、和子は98年長野冬季オリンピックに出場した地元の英雄、加藤真人がTVのニュースに映っているの見る。“氷のチェス”と呼ばれるカーリング。ひょんなことから和子は真人と出会い、カーリングのチームを作ることを勧められる。4人中3人が素人の女子高生たち。しかし、彼女らはやがてソルトレークオリンピックカーリング女子日本代表となっていく。その名は「シムソンズ」。 |
評 7 | おおかたの予想通り、トリノオリンピックは全然盛り上がりませんね。でもこの映画でルールがわかったら、カーリングを見るのは面白くなってきました。頑張れ“チーム青森”!オリンピックでも安藤美姫やらアイドルが急成長してますが、本編のアイドルも頑張ってますね。加藤ローサや星井七瀬はCMから出てきたのに意外に演技がうまい。最近は長澤まさみや綾瀬はるか、堀北真希のように“本格女優アイドル”が出てきているので、高橋真唯は注目株です。ちなみにアイドルヲタクの私の予想。'06年ブレイク必至のアイドルはミスタードーナツの相武紗季でしょう。 |
2006.2.19記 |
タイトル | シャーロットのおくりもの |
出 演 | ジュリア・ロバーツ/ダコタ・ファニング/スティーブ・ブシェミ/ジョン・クリース/オブラ・ウィンフリー/セドリック・ジ・エンタテイナー/キャシー・ベイツ/レバ・マッケンタイア/ロバート・レッドフォード/トーマス・ヘイデン・チャーチ/アンドレ・ベンジャミン |
監 督 | ゲイリー・ウィニック |
ストーリー | 親ブタが育てられない11匹目に生まれた子ブタ。牧場の娘ファーンはこの子ブタにウィルバーという名前をつけ、自分で育てることにした。しかし、ウィルバーはやがて人間たちに食べられてしまう運命。それにおびえるウィルバーにクモのシャーロットは、母親のような愛情で励ます。 |
評 6 | 相原コージの『漫歌』というマンガに“哲学するブタ”が登場する。何のために生きているかを悩む男に彼は言う。「俺は食われるために生きてるよ」このブタに私は共感するが、ウィルバーを非難する気はない。先日崖っぷちで救出された犬に飼い主が殺到したニュースを見たラジオのパーソナリティが言っていた。「保健所の犬はどうするんだ!!」そこまで言うことないだろう。“事実判断”は例え人を傷つけようと、うぬが信念を揺らがさないためには必要で、私自身も常日頃心がけている。しかし“価値判断”を否定すれば、人間で無くなってしまうのだ。特にセンチメンタリズムも、性別関係なく人間には必要なミネラルだ。だから今夜は、地球上の全ての生き物に感謝を込めて祝福をしよう。メリークリスマス! |
2006.12.24記 |
タイトル | シャギードッグ |
出 演 | ティム・アレン/クリスティン・デイヴィス/ジーナ・グレイ/スペンサー・ブレスリン/ロバート・ダウニー・Jr/ダニー・グローヴァー/ジョシュア・レナード/ショーン・パイフロム/ジェーン・カーティン/フィリップ・ベイカー・ホール/ジャレッド・ポール/ジャネット・ブロックス/ベス・ウォール/クレイグ・キルボーン |
監 督 | ブライアン・ロビンス |
ストーリー | やり手の副地方検事デイブは、不思議な犬シャギーに噛まれたのをきっかけに犬に変身するようになる。人間に戻ろうと悪戦苦闘する彼は、やがて自分が担当する訴訟事件の裏側に隠された恐ろしい陰謀を知る。一方、仕事人間だったデイブは犬の姿で妻や子供たちと触れ合ったのを通して、家族の絆の大切さに気づき始める。 |
評 7 | 『サンタクローズ』や『トイ・ストーリー』のバズ・ライトイヤーと、けっこうシブいながらも笑かしてくれる一流コメディアン、ティム・アレン、『アイアンマン』でブレイクする前だけど、実力派ロバート・ダウニー・Jrの御二方の犬っぷりがすばらしい。たまにモノマネ芸人の動物のモノマネも見ますが、皆が知ってる分、逆に真価が問われると思います。コロッケのティラノサウルスを見たときはまさに神業かとも思いました。これは尋常ならぬ観察眼と人の懐にスッと入れる柔軟性によるものではないでしょうか。私のように意固地になって他人を排除するヤツはパピー(子犬)にも劣るんでしょう。でも、絶対に他人の“犬にはならない”とは思います。 |
2014.4.6記 |
タイトル | 呪怨 パンデミック |
出 演 | アンバー・タンブリン/アリエル・ケベル/ジェニファー・ビールス/エディソン・チャン/宇野実彩子/サラ・ローマー/サラ・ミシェル・ゲラー/藤貴子/田中碧海/尾関優哉/マシュー・ナイト/テリーサ・パーマー/クリストファー・カズンズ/松山鷹志/ジョアンナ・キャシディ/イヴ・ゴードン/ジェナ・ディーワン/石橋凌 |
監 督 | 清水崇 |
ストーリー | 東京でインターナショナル・スクールに通うアリソンは、友人らとともに幽霊屋敷を訪れる。ヴァネッサとミユキは、アリソンを怖がらせようと彼女を二階の押し入れに閉じ込める。悪ふざけのつもりが、突然、本当に戸が開かなくなってしまい、闇の中で怪しい気配がする。 |
評 5 | なんだかんだで新型インフルエンザ感染者は日本国内で10万人を超えた。でも現在世間ではそんな悲観的な騒動は起こっていない。昨年は、空港で戒厳令を敷いたり、感染者が見つかったらワイドショーでその足取りを追ったり、そして「パンデミック」という言葉が流行語大賞にノミネートされるほど話題になった。バカバカしったらありゃしなかった。私は、はなから病状について高をくくっていたし、できれば早いとこ感染して免疫作っておきたいとも思っていた。ジャパニーズ・ホラーだって、その恐怖度は世界的に評価されたのは事実だが、これもそんな爆発的流行するはずもないのだ。それから恐山のイタコを“エクソシスト”みたいに紹介するんじゃない! |
2010.1.31記 |
タイトル | シュガー&スパイス ~風味絶佳~ |
出 演 | 柳楽優弥/沢尻エリカ/大泉洋/チェン・ポーリン/木村了/濱田岳/岩佐真悠子/サエコ/佐藤二朗/板倉俊之/光石研/大貫薫/金田明夫/高岡蒼甫/夏木マリ |
監 督 | 中江功 |
原 作 | 山田詠美 |
ストーリー | ただ毎日を平凡に過ごしている志郎は、高校を卒業した後も「大学に行く必要がない」という理由と、アメリカかぶれのグランマの後押しで、今はとりあえずガソリンスタンドで働いている。仕事にようやく慣れてきた頃、志郎が働くガソリンスタンドに新しいバイトとして乃里子が入ってくる。ある日、元彼、矢野と、ちゃんとケリをつけたいと乃里子に頼まれ、志郎は一緒に行くことになる。 |
評 5 | ・・・わかるぞ、志郎。女は男の想像に及ばない生き物だ。どうなんだ!君は俺に王子様(プリンス)を望んでいるのか、騎士(ナイト)を望んでいるのか。はっきり言ってくれ!・・・さて、『パッチギ』で新人賞総ナメ、TV『1リットルの涙』『タイヨウのうた』で好演の沢尻エリカの快進撃が始まった。今年これから立て続けに出てくるゾ。カワイイだけじゃない彼女に刮目(カツモク)せよ。 |
2006.9.17記 |
タイトル | 守護神 |
出 演 | ケヴィン・コスナー/アシュトン・カッチャー/ニール・マクドノー/メリッサ・サージミラー/クランシー・ブラウン/セーラ・ウォード/ボニー・ブラムレット/ブライアン・ジェラティ/ジョン・ハード/アレックス・ダニエルズ/オマリ・ハードウィック/マイケル・レイディ |
監 督 | アンドリュー・デイヴィス |
ストーリー | 任務中に大切な相棒を失い、心と身体に深い傷を負ったベテランのレスキュースイマー、ベン・ランドールは、レスキュー隊員のエリートを育成するスクールの教官に赴任することになった。彼は訓練生の1人で、高校の水泳チャンピオンだった経験を持つジェイク・フィッシャーに興味を示す。 |
評 3 | アメリカ沿岸警備隊と日本の海上保安庁の違いはあるけれど、めちゃくちゃ『海猿』に似てる。冒頭で訓練学校でバディが死んじゃうとこなんか、まるっと同じ。でもこのシチュエーションだど、こういうストーリーしか思いつかないんだろうな。と、一旦パクリ疑惑を取り下げようかと思ったけど、ラストでヘリから吊るされたロープを自分で切るシーンは登山映画でよく見るってば!それに、ケヴィン・コスナーがプールから頭出してるアシュトン・カッチャーを蹴ってる場面あるけど、そんなことしたらBPOに審議かけられちゃうよ。 |
2013.11.24記 |
タイトル | 主人公は僕だった |
出 演 | ウィル・フェレル/エマ・トンプソン/ダスティン・ホフマン/クイーン・ラティファ/マギー・ギレンホール/リンダ・ハント/トニー・ヘイル/クリスティン・チェノウェス/トム・ハルス |
監 督 | マーク・フォースター |
ストーリー | 毎朝同じ時間に目覚め、同じ回数だけ歯を磨き、同じ歩数でバス停まで歩き、毎晩同じ時間に眠る会計検査官のハロルド・クリック。そんな几帳面すぎる毎日が続くある日、彼の行動を正確に描写する女性の声が彼の耳に聞こえてくる。その声の主は人気悲劇作家のカレン・アイフルだった。 |
評 5 | 「人は死んだら生き返るでしょうか?」ちょっと前に小学生にこういうアンケートをとった結果、30%近く「生き返る」と答えたという話があった。当然彼らはキリスト教の〝復活”や仏教の〝輪廻転生”の思想で言ってるのではなく、TVゲームのRPGの悪効によるものだった。RPGは、コントローラーで自由に〝自分”を動かしているが、実は決められたストーリーの中で生きている。それが、現実とダブってしまったのだ。非常に危険である。せっかく人として生まれてきたんだもん。自分の人生の中じゃ、主人公であるとともに自ら脚本家にもならなくちゃ。 |
2009.6.21記 |
タイトル | ジョン・レノンを撃った男 |
出 演 | ジョナス・ボール/クリシャ・フェアチャイルド/ギュンター・スターン/ゲイル・ケイ・ベル/ミエ・オオモリ/ロバート・C・カーク/リチャード・シャーマン |
監 督 | アンドリュー・ピディングトン |
ストーリー | 全世界に衝撃を与えたジョン・レノン殺害事件を、犯人の証言を元に製作したドラマ。マーク・チャップマンは未来に対する不安と愛する者を失う恐怖や怒りに翻弄されていた。彼は“ニセモノ”であり続けるジョンを殺すためニューヨークへ降り立つ。 |
評 3 | 同じ人物取り上げてるから当たり前かもしれないけど中身は『チャプター27』と同じ。評価が高いのはこっちが先に創ったからと理解してください。そんなことよりこのジョン・レノンの暗殺は当時の政府の陰謀だという説はいまだ根強い。当事はベトナム戦争が泥沼化し、それでも戦争を続けなければならない状況に立たされていたニクソン大統領は、平和を唱えその影響力が強いジョンを危険分子とみていたのは事実。そして後にウォーターゲート事件でニクソンの裏の顔が発覚し、ますますその説は信憑性を増した。このチャップマンは思い込みの強いキチガイである。簡単にメンタリズムで操作されてもおかしくないのではなかろうか。先日の元CIAのスノーデン氏の暴露事件でまたもアメリカの秘密主義が露見された。こうなってくると私も疑心暗鬼が止まらなくなり、最近の日本政府が性急に進めている“特定秘密保護法案”もアメリカのかかえる秘密を押し付けられるんじゃないかと勘繰るのだが・・・? |
2013.12.8記 |
タイトル | 神童 |
出 演 | 成海璃子/松山ケンイチ/手塚理美/甲本雅裕/西島秀俊/貫地谷しほり/吉田日出子/柄本明 |
監 督 | 荻生田宏治 |
ストーリー | ピアノの才能に恵まれた少女、うたは“神童”として周囲の期待を背負いながらも自らの才能をもて余していた。母親との関係や制約の多い窮屈な日常に嫌気がさしていたある日、落ちこぼれ音大受験生ワオと出会う。彼と一緒に過ごすうちに音楽の真の喜び、人の心の温かさに目覚めていく。 |
評 8 | 十数年前、友人に斎藤忠光さん(現:いだきしん)のコンサートに連れて行ってもらったことがある。彼は『愛は地球を救う』で、ピアノ31時間演奏を敢行したことがある人だ。彼の弾く曲はジャズセッションのように定型がない。ただ感じるままに弾いているという。その友人は「演奏中眠ってしまってもいい。内臓までさらけ出した気分で聴いていればいい」と言ってくれた。そして演奏が始まった。衝撃である。音が体の細胞に沁みてくるのだ!そして旋律が羊水のように心地よく包んでくれ、ただただ酔いしれた時間だった。そのとき気付いた。そうか、音楽とは、人間が生きていくために必要な栄養素なんだ。 |
2008.6.22記 |
タイトル | スーパーマン リターンズ |
出 演 | ブライドン・ラウス/ケイト・ボスワース/ケビン・スペイシー/フランク・ランジェラ/エヴァ・マリー・セイント |
監 督 | ブライアン・シンガー |
ストーリー | ふだんはデイリー・プラネット社の新聞記者として働く、いたってまじめな普通の男、クラーク・ケント。実は彼はそのスーツと眼鏡の下には常識を超えたパワーを秘めた“スーパーマン”だった。しかし5年前、スーパーマンは忽然と姿を消した。自分の故郷の星、クリプトン星を探して旅を探していたのだ。そのころ、かつての敵レックスは新たな野望に着々とすすめていた。 |
評 7 | アメコミヒーロー復活ブームについに真打登場!どこまでも正統派でまさしくヒーローの代名詞である。あらためて思ったが、他のヒーローと違うのは、とにかく奇想天外のスケールのデカさ。ひねりがないところに物足りなさを感じるかもしれないが、大きな心で見てあげよう。今は電話ボックスがなくて、変身する場所にも困っているんだから。 |
2006.8.13記 |
タイトル | スキージャンプペア ~Road to TORINO 2006~ |
出 演 | 谷原章介/船木和喜/荻原次晴/八木弘和/アントニオ猪木/ガッツ石松 |
監 督 | 小林正樹 |
ストーリー | 2006年2月開催予定のトリノ・オリンピッグから正式種目となる人気競技スキージャンプ・ペア。1組の板に2人で乗り込み大空を舞うこの競技は、ある物理学者の偶発的な発見から生まれ、その情熱は彼の息子たち、やがて世界中のジャンパーたちを巻き込んでいく。 |
評 5 | 「2010年バンクーバーオリンピックがいよいよ開催になります。解説の荻原さんいかがですか」「今回も女子のスキージャンプは見送られることになりましたけど、代わりにこのスキージャンプ・ペアが採用されるということもなかったですね。私は期待していたのですが・・・」「やはり実現には危険が多いのでしょうか」「でも、単なる個人制作の3Dアニメがネットで世界配信され、好評になりDVD化され、ついにこのように実写のドキュメント映画になるくらいですから、次回のソチではいけると思いますよ」「確かに、あの映画は『これは嘘です』とどこかにキャプションを入れないとマジで信じそうな出来でしたね」「私も“チュウチュウアイス”が“パピコ”に成長するものだと始めて知りましたよ」「それを信じたらあなたバカです」 |
2010.2.7記 |
タイトル | スケバン刑事 -コードネーム=麻宮サキ- |
出 演 | 松浦亜弥/石川梨華・三好絵梨香・岡田唯(美勇伝)/斉藤由貴/長門裕之/窪塚俊介/竹内力 |
監 督 | 深作健太 |
ストーリー | 渋谷の雑踏で、聖泉学園に潜入していた特命刑事が爆死した。彼は学園内で広まる謎のサイト“エライゲイ”の捜査中だった。-同じ頃、ニューヨークから一人の凶暴な少女・Kが日本に強制送還される。Kはアメリカで逮捕された母を救うため、警視庁の特務機関の特命を受け「スケバン刑事・麻宮サキ」として聖泉学園に潜入する。 |
評 3 | なっちの盗作事件。かごちゃんの喫煙事件。そして、モーニング娘も新規メンバーの華のなさに壊滅寸前。ハロプロは今、正念場に立たされている。落ち目の理由は“飽き”だ。しかし、復活は可能だ。元々努力型アイドルから始まった彼女らだから実力は十分にある。あややは女優に転進すれば酒井法子に、チャーミーはこのキャラ保てばさとう珠緒になれるはず。矢口はもうトップバラドル目指して突っ走ってるぞ。ゴマキ!山下智久とイチャついてる場合か。おまん、許さんぜよ! |
2006.10.1記 |
タイトル | 素敵な人生のはじめ方 |
出 演 | モーガン・フリーガン/パス・ベガ/ボビー・カナヴェイル/アン・デュデック/ジョナ・ヒル/ダニー・デヴィート/リー・パールマン |
監 督 | ブラッドシルバーリング |
ストーリー | しばらくスクリーンから遠ざかっていた有名俳優が、久々の出演作となるインディペンデント映画の役作りのため、ロサンゼルス郊外のスーパーマーケットを訪れる。約束の時間を過ぎても迎えの車が現われず困り果てた彼は、レジ係の女性スカーレットに家まで送ってもらうことになる。 |
評 7 | [10個の嫌いなもの] 漬物、病気やケガ、努力、宗教、イスラム国、悪臭、チームワーク、運動、自分の書いた字、しなきゃいけないと分かってるくせに何もしないヤツ [10個の好きなもの] 映画、クイズ番組、カレーライス、寝ること、赤、ドラえもん、ももいろクローバーZ、デュエルマスターズ、流行り物、私を好きだと言ってくれる女性(妄想) なるほど、こうして並べてみると自分のアイデンティティを再発見できますね。決して今まで生きてきたことが無ではないことを自覚できます。何かしら挑戦するときや自分に自信が無くなったとき、またこうやって並べてみようと思います。さて、朝の蛋白質が笑顔の秘訣なのかは定かではありませんが、これは本当のダライ・ラマの教えです。 「何事かに9回失敗したとしても、それでも9回の結果を生んだではないか」 |
2015.2.8記 |
タイトル | スネーク・フライト |
出 演 | サミュエル・L・ジャクソン/ジュリアン・マーグリーズ/ネイサン・フィリップス/フレックス・アレクサンダー/トッド・ルイーソ |
監 督 | デヴィッド・R・エリス |
ストーリー | 殺人事件を目撃したため、ある組織から命を狙われることになった青年ショーン。彼を暗殺者の魔の手から救出し、証人として裁判所に送り届けることになったFBI捜査官フリンは、ショーンを連れてホノルル発ロサンゼルス行きの飛行機に搭乗する。しかし、その飛行機には、離陸後に自動的に放たれる数十匹の蛇たちが仕掛られていた。 |
評 6 | 「レッドスネーク、カモン!」(by東京コミックショー)・・・さて、この映画はあちこちの記事を見ると必ず“おバカムービー”として紹介されてます。確かにHの最中に襲われたり、男の股間に食いつかれたり、アナコンダがハゲ頭の丸呑みしたりする様は笑いどころですが、意外にパニック映画としては斬新と思えます。現実的に人がいなくてもテロができることが立証されました。もっとも、あれだけの種類の蛇に同じフェロモンが効くかは疑問ですが・・・「蛇が血が出て、ABCD(ヘービーチーデー)」(by古今亭志ん生) |
2008.2.3記 |
タイトル | SPEED MAN 奴は世界最速のヒーロー |
出 演 | ジェイソン・コネリー/ニコール・エガート/ダニエル・ゴダード/リー・メジャース/マイケル・フリン/チャールズ・ハルフォード/K・C・クライド |
監 督 | ドン・E・ファンルロン |
ストーリー | ヘビ怪人”パイソン”に重傷を負わされたうえに、放射線を大量に浴びせられたダニエルは、その副作用で高速で動けるようになる。表向きは重傷後のリハビル中であるため、特殊部隊を外されたダニエルは、マスクで正体を隠してスピードマンとなって怪人パイソンの野望に立ち向かう。 |
評 5 | アメコミといえば筆頭にあがるのはマーベル社だが、今続々と映画製作されている60年代ヒーローほとんどの原作者こそスタン・リーである。アイアンマンもハルクもスパイダーマンもX-MENもファンタスティック・フォーも、みんな彼が生み出したものだ。そんな彼の数々のメジャー作品の中、影を潜めていたド・マイナーなヒーローこそ、この“スピードマン”である。なぜかというと、こいつはとにかくダサい!コスチュームはスポーツ洋品店で揃えるわ、唯一の特技の高速移動に体がついていけず、アドレナリンを補給しないと補給しないと死んじゃうわ、と、情けないったりゃありゃしない。でも、この存在は歴代仮面ライダーで例えれば・・・ライダーマンだ!!そう思ったら愛おしく思えてきた。 |
2016.2.21記 |
タイトル | SPIRIT |
出 演 | ジェット・リー/中村獅童/スン・リー/原田眞人/ネイサン・ジョーンズ/ミシェル・ヨー/コリン・チョウ |
監 督 | ロニー・ユー |
ストーリー | 病弱だった少年は、やがて成長し天津一の格闘家になるが、その傲慢さゆえに恨みを買い、家族に向けられた凶刃によって悲劇のどん底に落ちていく。いくつもの苦悩と、数知れない戦いの果てに、彼を待ち受けていた歴史の大舞台は、史上初の異種格闘技線だった。-伝説の男、霍元甲の物語- |
評 8 | 中村獅童がカッコ良過ぎ!こういうの見てると、中国はさほど日本に敵対心をもっていると思えないな。それとスン・リーの笑顔がいい!ジェット・リーは『少林寺』以来の三節棍アクションを魅せてくれます。カックイー!彼はこの映画を最後にアクションを辞めるそうです。もったいないなぁ。ワイヤーアクションだったら、まだまだできると思うけど。ジャッキー・チェンは齢50歳超えてまだ頑張ってるのにね。 |
2006.3.19記 |
タイトル | 青春漫画 ~僕らの恋愛シナリオ~ |
出 演 | クォン・サンウ/キム・ハヌル/イ・サンウ/チャン・ミイネ/パク・チビン/チョン・ミナ |
監 督 | イ・ハン |
ストーリー | 13年前、幼なじみ同士で兄弟のように育ったジファンとダルレ。今も昔も会えばケンカばかりのふたり。だが、いつのまにかそれぞれに別の恋人ができた。互いにすれ違いを感じつつも、ふたりの友情は変わらなかった。やがて、ジファンはアクション俳優として、ダレルは映画女優として夢を実現する。が・・・。 |
評 3 | アンガール山根みたいな髪型のクォン・サンウはある意味イメージダウンじゃないか?まあ『美しき野獣』のようなハードボイルドより『恋する神父』とかラブストーリーの方が、彼は似合っている。だけどこれは韓国ドラマ定番の悲劇展開になるから、ハズレ。ところで、鉄腕アトムとかウルトラマンとか、「S」マークのTシャツとか、版権は大丈夫なのか? |
2006.9.24記 |
タイトル | 戦場からの脱出 |
出 演 | クリスチャン・ベイル/スティーヴ・ザーン/ジェレミー・デイヴィス/ザック・グルニエ/マーシャル・ベル/トビー・ハス/GQ/エヴァン・ジョーンズ/パット・ヒーリー/フランソワ・チャウ |
監 督 | ヴェルナー・ヘルツォーク |
ストーリー | 1965年、極秘任務を遂行していた米兵パイロットのディーターは、ラオスでベトナム兵により撃墜され、ジャングルに囲まれた捕虜収容所に連行されてしまう。そこには何年も前に捕虜となった仲間たちがおり、ディーターは脱出を諦める仲間を奮起させ、決死の脱出を試みる。 |
評 7 | 『エネミー・ライン』のパクリだろうと高をくくったが、けっこう面白かった。必死な脱出劇のほかに、壮絶なジャングルでのサバイバルな逃走劇に、ついつい引き込まれてしまった。ディーダーが秘密裏に存在していたエア・アメリカの所属だということでの、ラストのもう一つも脱出も良かった。こうなってくるとこの平々凡々な邦題に腹が立ってくる。せめて原題の『RESCUE DAWN』でいいじゃん。でもやっぱりこれはとことん自分を追い込んで役作りするストイックなクリスチャン・ベイルの貢献は大きい。特に演技とはいえ、ウジ虫を食いまくるところには恐れ入った。さすがバットマン(こうもり男)! |
2014.5.4記 |
タイトル | ぜんぶ、フィデルのせい |
出 演 | ニナ・ケルヴェル/ジュリー・ドパルデュー/ステファノ・アコルシ/バンジャマン・フイエ/マルティーヌ・シュヴァリエ/オリヴィエ・ペリエ/マリー・クレメール/ラファエル・ペルソナーズ/マール・ソデュープ/ラファエル・モリニエール/クリスティアナ・マルクー |
監 督 | ジュリー・ガヴラス |
ストーリー | 1970年代のパリ。弁護士の父と雑誌記者の母を持つアンナは、名門のカトリックスクールに通うお嬢様。しかし、スペインで反政府活動を行っていた伯父の死をきっかけに、父と母は社会的良心に目覚め、アンナと幼い弟を残してチリへ旅立ってしまう。 |
評 4 | 「これしゃ・・・、なんきゃ偉そうに反社会的なこと言ってるけど、フランス映画なのに、スペインのフランコ独裁政権だとか、チリのアジェンデ政権だとか、他の国のことばっかじゃん。タイトルにょ〝フィデル・カストロ”らってキューバだろ」「おっ、相変わらず滑舌悪くて聞き取れないけど、けっこう頭いいじゃん、小宮」「そりゃ、留年したから他の人より多く勉強したから・・・って、ふじゃけんなよ!いたわれよ。歯がないんだからこっちは。しょれより、きょんな政治批判するガキなんか、いねぇって。どーしぇ、反社会的な立場にいるから自分は特別にゃ存在だと思ってるんだろ。れも直接言ったら叩かれるきゃら子供に言わしぇてんら。『少年H』と同じじゃん」「ふーん、それって、けっこう生意気に先輩に噛み付くけど、結局自分が悪いことにして非難を防衛しているお前と変わんないじゃん」「お前、血の通った人間らったらケンカになるど!」 |
2014.6.8記 |
タイトル | ソーラー・ストライク セカンド・メルトダウン |
出 演 | キャスパー・ヴァン・ディーン/ヴィンセント・ゲイル/ステファニー・フォン・フェッテン/ヴィーナス・ターゾ/アマンダ・クルー |
監 督 | リック・ドリュー |
ストーリー | 西暦20XX年。ある小惑星が、地球に接近していた。危機を察知したアメリカ政府機関は、核爆弾による惑星爆破作戦を実施。だが作戦は裏目に出て、3つに割れた惑星の1つが地球への衝突コースに乗ってしまう。激突寸前、軌道から外れた惑星は地球をかすめ、宇宙の彼方へ飛び去ってゆく。人々は胸をなでおろすが、本当の危機は始まったばかりだった。惑星の重力により地球の軌道が変化し、太陽に接近してしまう。 |
評 |
「おい!わざわざ出向いたのに、気象庁ってのは誰も応対してくれねぇのか!!」「どうもすいません。私がお話聞かせていただく〝斉藤”の〝斉”に〝斉藤”の〝藤”と書いて〝斉藤”です」「そのままですね。それよりこの暑さ、なんなんですか?ニュースでもお茶濁した言い方しかしないし」「そりゃもちろん、わかりますよ。えー、なんでなんでしょうね?」「わかってねぇじゃんよぉ。もう専門家の先生とかいないんですか!」「はい、お呼びします。こちら肛門科の先生です」「どうも」「〝どうも”じゃねぇよ!〝専門家”と〝肛門科”だと全然違うだろうよ!!」「ハハハ…そうですね」パタパタ「くせっ!!てめ、屁こいたな」「先生、お尻見てもらえます?」「ハイ」「後にしろ!!いいか、外じゃバタバタ人が死んでんだ!それなのになんだこの緊張感のなさは!小惑星が地球をかすめたせいで、軌道が太陽に近づいたって噂もあるけど、そんなの他の国が気づかねぇ訳ねぇだろ!今、世の中のなんもかんもがいいかげんなんだよ!!」「ところでさ、何で俺らがこの映画なの?」「太陽がギラギラの後、雨降って解決するから〝オテンキ”次第ってことで」「そういうのはちゃんと考えてンのね」 |
2011.11.25記 |
タイトル | SAW3 |
出 演 | トビン・ベル/ショウニー・スミス/アンガス・マクファーデン/バハー・スーメク/ディナ・メイヤー/J・ラローズ |
監 督 | ダーレン・リン・バウズマン |
ストーリー | 殺人現場に呼び出された女刑事ケリーは、鎖に繋がれ、爆弾で飛び散った死体を目撃する。死体が行方不明の同僚ではなかったことに彼女は胸をなでおろすが、ジグソウはもう動けないはずだったことから、誰の仕業なのか疑問を抱く。その夜、ケリーは何者かに拉致され、気がつくと地下室に監禁されていた。 |
評 9 | 「♪吐き出すこともある。冷たくしてもなお、感じる気持ちがあればいいのさ。映画にしてみりゃこれが最後のジグソー。ホラー、マイラブ、SAW3(ソウスリー)。手品のようなトリック、つりこまれ騙されて、うむを言えず苦笑だけが残るさ、言葉につまるよなシビれる痛みは、鋭利、じゃない、凶器ィー。続けてもっとジグソー、無茶苦茶ON MY MIND.映ってもっとジグソー。すてきにIN YOUR SIGHT.斬新さにうろこが目から落ちる。ありー、がとう、SAW3」 |
2007.5.6記 |
タイトル | ゾディアック |
出 演 | ジェイク・ギレンホール/マーク・ラファロ/ロバート・ダウニー・Jr/アンソニー・エドワーズ |
監 督 | デヴィッド・フィンチャー |
ストーリー | 1969年、自らを“ゾディアック”と名乗る男による殺人が頻発し、ゾディアックは事件の詳細を書いた手紙を新聞社に送りつけてくる。手紙を受け取ったサンフランシスコ・クロニクル紙の記者ポール、同僚の風刺漫画化ロバートは事件に並々ならぬ関心を寄せる。 |
評 6 | ニューヨークでは連続殺人の代名詞となっている“ゾディアック”。本編にも登場してるが『ダーティーハリー』でもモチーフに使われてます。逆にこういう脇のエピソードを紹介してるところが何となくウザいです。時代考証したいのか、トムボーイとか、テレビテニスとか、喫煙室のある旅客機とか、出てきます。実に邪魔い。純粋にミステリーとして楽しもうとしてる人に、私も邪魔しちゃいましょう。ヒント-左利きの人は普段どっちに腕時計つける? |
2008.6.22記 |
タイトル | 孫文 ~100年先を見た男~ |
出 演 | ウィンストン・チャオ/アンジェリカ・リー/ウー・ユエ/チャオ・チョン/ワン・ジェンチョン/ヴィッキー・リウ |
監 督 | デレク・チウ |
ストーリー | 1910年、マレーシア・ペナン。9度目の武装決起に失敗した孫中山こと孫文と彼を支えるチェン・ツイフェン。華人秘密結社・徐ファミリーにかくまわれながら革命のための融資を募る孫文だったが、徐ファミリーの内部に孫文暗殺をもくろむ清国の密偵が潜入していた。 |
評 6 | やっぱ『1911』の方が孫文の人となりが良く感じるかな。こっちが先に創られているので、お手本にされているかもしれないが、まあ、時系列で孫文を知るにはいいです。ただ、孫文がこんなにもてたのか?っつうくらい余計なラブストーリーが多く、サブタイトルが合わなく感じてしまいました。この人は中国が世界から孤立しないため、外交に東奔西走した方で、中国革命の父と呼ばれています。ちょっとしたバブル景気に乗っかって日本で爆買いし、ついに今バブルがはじけたってのに「そんなことないですよ」って顔して必死に取り繕ってる中国は改めて孫文を崇めなさい。自己中国家は世界から切り離されちゃいますよ。 |
2015.12.6記 |
タイトル | 大帝の剣 |
出 演 | 阿部寛/長谷川京子/宮藤官九郎/黒木メイサ/竹内力/大倉孝二/六平直政/杉本彩/遠藤憲一/津川雅彦/本田博太郎/前田愛/船木誠勝/徳井優/野添義弘/犬山イヌコ/谷口高史/諏訪太郎/法福法彦/中津留章仁/林泰勇騎/阿部進之介 |
監 督 | 堤幸彦 |
ストーリー | 徳川幕府時代、想像を絶するパワーを秘めたオリハルコンと呼ばれる地球外金属で作られた“三種の神器”が存在した。その1つである“大帝の剣”を持った源源九郎は、残り2つの神器を求めて旅を続けていた。その途中、豊臣の血を引く高貴な姫・舞とその従者の佐助に出会い、一緒に旅をすることになる。 |
評 8 | 189㎝もの長身でモテまくりのモデル時代から『はいからさんが通る』で役者デビュー。しかし、かっこいいだけの役しか回らず、それでも勘違いして高級車乗り回す生活を送っていたが、バブルとともに転落。「あの人は今!」的な番組に取り上げられたことで一念発起し役者に専念し、三枚目だろうが演技がクサかろうが濃ゆい役者に仕上がった。それが『TRICK』で再ブレーク。それが阿部寛である。そのふっ切れ度合いが本作では爆発的で、このぶっ飛び感がものすごく面白かった。この頃はまだバブル崩壊時に背負った数億円の借金を返していたようで、有吉同様、地獄から這い上がった芸能人は強いよね。 |
2015.3.22記 |
タイトル | 大統領暗殺 |
出 演 | ヘンド・アヨウブ/ブライアン・ボーランド/ベッキー・アン・ベイカー/マイケル・ライリー・バーク/ロバート・マンジャル/ディジェイ・ウィッテカー/ジェイ・パターソン/ジェームズ・アーバニアク/ジョージ・W・ブッシュ |
監 督 | ガブリエル・レンジ |
ストーリー | 2007年10月19日、アメリカ中部時間20時13分、イラク戦争を起こしたジョージ・W・ブッシュ大統領が、シカゴでの演説の際に大規模な反戦デモに遭遇。会場を去る際に何者かから2発の銃弾を受け、暗殺される。中東系の男が犯人と目される中、カメラはブッシュ大統領の周囲にいた人々の証言をとらえていく。(もちろんフィクション) |
評 7 | 弔辞、謹んでジョージ・W・ブッシュ様の御霊にお別れの言葉を申しあげます。こうして御遺影の前に立つとあなた様の在りし日の元気なお姿が浮かんで参ります。8年前、アル・ゴア氏に辛くも勝利し大統領にご就任された時は非常に人気がありませんでした。そこへ'01.9.11の同時多発テロで、復讐とばかりにアフガンに進攻し見事支持率をあげました。しかしながらそれは他国には本当にいい迷惑でした。その後イラクの大量破壊兵器保持をでっちあげ、執拗にフセインを追い詰め、またイラク派遣など日本に余計な軍事負担させてくれました。いかにも歴代のアメリカ大統領らしい手法でしたが、むしろそれはあなたの稚拙さを露呈することにしかなりませんでした。国内でも批判が高まり、結果政権は民主党のオバマ氏へ受け渡すことになりました。しかも退任間際には世界的な経済不安をもたらし、北朝鮮のテロ支援国家指定解除までも行いました。あなたのその無能さは私たちは永遠に忘れません。どうぞ安らかにお眠りください。 |
2008.11.9記 |
タイトル | 題名のない子守唄 |
出 演 | クセニア・ラパラパポルト/ミケーレ・プラチド/クラウディア・ジェリーニ/ピエラ・デッリ・エスポスティ/アレッサンドロ・ヘイベル/クララ・ドッセーナ |
監 督 | ジュゼッペ・トルナトーレ |
ストーリー | 北イタリアのトリエステに長距離バスでやって来たイレーナは、貴金属商を営むアダケル家のメイドになる。家事を完璧にこなす彼女は、アダケル夫人から瞬く間に信頼を得るようになる。また、4歳になるアダケル家の娘テアとも心を通わせるようになるのだが・・・。 |
評 6 | 『マレーナ』の監督の作品らしく、女の強さがガンガン伝わってくる。しかし、最初のオールヌードのオーディションや途中に瞬間的に入る回想の陵辱シーンは、かなりヒく!でも、そこは私も男の悲しい性(さが)で、しっかり見ちゃうんだよねぇ。その結果気づいたこと。イレーナの胸の張りが年齢とともに変わっていき、だんだん垂れていった。この監督、聞きしに勝るスケベだ。ところでテアちゃん、いつまでソバージュ? |
2007.12.2記 |
タイトル | タイヨウのうた |
出 演 | YUI/塚本高史/麻木久仁子/岸谷五朗/通山愛里 |
監 督 | 小泉徳宏 |
ストーリー | 太陽の光にあたれない“XP(色素性乾皮症)”という病気の薫は、学校にも通えず、唯一の生きがいは夜の駅前広場で路上ライブをすることだった。そんなある日、彼女は孝治という青年と出会い、急速に親しくなっていく。しかし、孝治に病気のことを知られてしまった薫は、初恋も歌もあきらめてしまう。 |
評 5 | ドラキュラにまがうばかりの珍病「XP」を取り上げられても、『セカチュー』はもとより、病気を使った感動物は安直なような気がする。それから宣伝丸出しで、どこ行ってもポカリスエットの自販機が目立ちすぎ。しかし歌の力はスゴイもので、まっすぐな彼女の一途さは真摯に伝わってくる。それが逆に映画自体をプロモーションビデオ化してしまった。 |
2006.6.18記 |
タイトル | ダ・ヴィンチ・コード |
出 演 | トム・ハンクス/オドレイ・トトゥ/イアン・マッケラン/ポール・ベタニー/アルフレッド・モリーナ/ジャン・レノ |
監 督 | ロン・ハワード |
原 作 | ダン・ブラウン |
ストーリー | 閉館後のルーヴル美術館。ダ・ヴィンチの素描“ウィトルウィウス的人体図”を模して横たわる館長の死体が発見される。周りに残された不可解な暗号。殺人の容疑者として、ハーヴァード大学教授ラングドンは現場に連れて来られたが、館長の孫娘で暗号解読官のソフォーに助け出される。フランス司法警察に追跡されながら、二人は暗号の謎に挑む。 |
評 1 | 買って半年くらい置きっぱなしにしていた原作を、先日のGWに一気に読破しました。おかげで映画は比較しながら見ることになったけど…これが失敗。結果アラ探しになっちゃった。この話の肝である暗号(コード)の解読の妙がほとんどおざなり。ルーヴル美術館を貸しきってロケをしたというから、相当お金をかけてるはずで、出てくる名画は全て本物と思うけど、“っぽく”見えない。オドレィ・トトゥの“不思議ちゃんキャラ”が消されているのも残念。でも、原作自体キリストのスキャンダルを書いたゴシップ小説だから、話ありきの映画じゃ話題性しかないんだろうな。ルーヴルのガラスのピラミッドをジャン・レノが「パリの頬の傷」と言っている。これは、ルネッサンス風の前庭にあるアメリカ人の建築家のデザインをフランス人は快く思っていないからだ。なんとなくこの映画を象徴している。 |
2006.5.21記 |
タイトル | ただ、君を愛してる |
出 演 | 玉木宏/宮崎あおい/小出恵介/上原美佐/青木崇高/大西麻恵/黒木メイサ |
監 督 | 新城毅彦 |
原 作 | 市川拓司 |
ストーリー | 大学の入学式を欠席した誠人(まこと)は、幼い容姿の個性的な女の同級生・静流(しずる)と出会う。車通りの多い横断歩道を渡ろうとする彼女に思わずシャッターを切る。この瞬間、静流は誠人に恋をする。ある日、静流はコンクール応募用に森での誠人とのキス写真を撮る。その日以来静流は、誠人の前から姿を消した。 |
評 8 | 男はコクるときに覚悟を決めるものだけど、女性は恋をしたときから既に覚悟しているものなのだろう。なかには性欲が先行しちゃう野郎もいるようだが、そんな輩は存分に揶揄しても良い。人を好きになれば、普通、日がな一日その人を想うもの。どうすれば優しくなれるんだろう。どうすれば守ることができるんだろう。そして自分の無力さに気づき、いやがうえに頑張る。やはり恋をすれば人は成長していくのか。娘さんよく聞けよ。少年の心を忘れない男なんかに惚れるなよ。そいつの中身はからっぽさ。 |
2006.10.29記 |
タイトル | 正しい恋愛小説の作り方 |
出 演 | マリオン・コティヤール/ジュリー・ドパルデュー/ジョナサン・ザッカイ/エリック・ベルジェ/シャンタル・ロビー |
監 督 | ジュリー・ロープ=キュルヴァル |
ストーリー | 恋人がいながらも満たされない毎日を送る音楽家のレナは、演奏旅行先でマルコに心惹かれてしまう。するとその出来事を小説家の姉・アリアンヌが勝手に脚色し雑誌に載せてしまう。 |
評 4 | 「どーもー、伊勢丹の紙袋でぇーす」「柄一緒ね。ところであれやね、いまやあちこちから引っ張りダコのマリオン・コティヤールやけど、初期はこんなアホらしいのにでてたんやな」「もぅー、ヨシくん、女心わかってないわね。プンプン」「なんね、いきなり“最近の女子っぽい言い方”で話し出して」「そりゃ、女の浮気心って複雑だからぁ、理解しづらいと思うけど・・・、女の子って、いつでも恋している生き物なの!・・・」「おいおい、なんで“静止画”みたいになってんの?」「だからぁ、何があっても離さないようにいつまでも見つめて続けてあげて。が・ん・ば・れぇ」「ふーん、俺が見続けとったのは、チェロ演奏する時って女も大股開きするんだ、というとこだけやけど」「・・・帰れぇー」 |
2010.9.26記 |
タイトル | 立喰師列伝 |
出 演 | 吉祥寺怪人/兵藤まこ/石川光久/川井憲次/河森正治/樋口真嗣/寺田克也/鈴木敏夫/(声)山寺宏一 |
監 督 | 押井守 |
ストーリー | 伝説は60年前、廃墟からの復興を期する東京の片隅に始まった。闇市の脆弱なたたずまいの立喰い蕎麦屋。まもなく店を閉めようという微妙な時間にその男は現れた。彼の名は“月見の銀二”。今、店主との危険な対決が始まる!・・・あらゆる飲食店を戦慄させた伝説の仕業師たち。人は彼らを「立喰師」と呼んだ。 |
評 6 | 非現実的、不条理など意味される「シュール」とは、フランス語の「シュルレアリスム」が語源である。芸術家が無意識のまま行うことで表現しようとした、現実の裏側に潜む“超現実”のことである。すなわち今日(こんにち)のお笑いに伺われるシュールは明らかに意識的なものであり、本来のシュールではない。この作品も然り。かつてのTV『カノッサの屈辱』にも用いられた無機質なナレーションがテーゼとされた手法は『トリビアの泉』に通ずる。ともすれば盗作と揶揄される一種のパロディも「リスペクト」や「オマージュ」という言葉で浄化するつもりか。そういう内に秘めた狡猾さに冷笑してしまった。もっとも紙人形劇さながらの描写を映画に持ち込む斬新さには敬服する。 |
2006.6.4記 |
タイトル | タロットカード殺人事件 |
出 演 | スカーレット・ヨハンソン/ヒュー・ジャックマン/ウディ・アレン/イアン・マクシェーン/チャールズ・ダンス/ロモーラ・ガライ/フェネラ・ウールガー/ジュリアン・クローヴァ/ヴィクトリア・ハミルトン |
監 督 | ウディ・アレン |
ストーリー | ロンドン市街のマジックショー劇場で、ジャーナリスト志望の女子大生サンドラが舞台に上げられ、中に入った人間の身体が消えては現れるボックスに入れられる。その中で、彼女は著名なジャーナリストの亡霊ジョーと遭遇。急死したばかりの彼から、とっておきのスクープを耳打ちされる。 |
評 8 | ウディ・アレンは嫌いだ嫌いだと言っていましたが、ヨハンソン・スカーレットの魅力に惹かれてまた観てしまいました。そしたら、これは当たりじゃないか。ウディ・アレンは監督より、こういうのべつ幕なしにくっちゃべるおっさん役が一番ぴったり来る。往年の『カジノロワイヤル』の時もそういや好きだった。ホルンの下に秘密の物がある所は昔のシミュレーションゲームのようで安直だけど、全体的な構成はきちんとしている。タロットカードは、開いた時上下が逆だとぜんぜん違う意味になる。つまりは同じものでも見る角度変えれば、感じ方が変わるってことだね。 |
2008.2.17記 |
タイトル | TANNKA 短歌 |
出 演 | 黒谷友香/黄川田将也/村上弘明/西郷輝彦/中山忍/吉野紗香/高島礼子/井川比佐志/本田博太郎/萬田久子 |
監 督 | 阿木耀子 |
原 作 | 俵万智 |
ストーリー | ココロもカラダも満ち足りた大人の愛で包み込んでくれる年上の“彼”と、本能のまま自分を求め、刺激を与えてくれる年上の“彼氏”。ふたつの全く異なった愛の形の中で仕事に恋に満ち足りていた薫里も少しずつ自分の生き方に疑問を感じていく。 |
評 3 | ・妖艶な黒谷友香のその肢体 性愛聖典(カーマ・スートラ)海馬焼きつく ・いくつなの?萬田久子の若作り だけど首筋見ればバレるよ ・凛として生きる女が雄々しくて マフラー編むよな男は女々しい ・ときめいて『サラダ記念日』読んでいた 純情無垢な 時はもう過去 |
2006.11.12記 |
タイトル | チアーズ3 |
出 演 | ヘイデン・パネッティーア/ソランジュ・ノウルズ・スミス/ジェイク・マクドーマン/キルステン・ウォーレン/コニー・マリー・ブラツェルトン/エリック・ブラスコッター/リアーナ/ダニエル・サヴレ/フランシア・アルメンダレス |
監 督 | スティーヴ・ラッシュ |
ストーリー | 父親の仕事の都合で天候が決まったブリトニーは、部の仲間からチアリーダーを辞めるよう促され泣く泣くユニフォームをグラウンドの土に埋めることにした。転校先は黒人居住区で、生活のレベルの違いから周囲の反感を買っていたブリトニーだが、やがて打ち解けていった。そしてチアリーダーを捨てきれない彼女は同校の部に入り、かつての親友たちと対決する。 |
評 4 | ?????ごめん・・・このシリーズ、キャラ設定以外、前作と何が違うの????? |
2013.10.20記 |
タイトル | チェケラッチョ! |
出 演 | 市原隼人/井上真央/平岡祐太/柄本佑/玉山鉄二/KONISHIKI/伊藤歩/樹木希林/川田&ゴリ(ガレッジセール)/柳沢慎吾/松重豊/平田満/陣内孝則 |
監 督 | 宮本理江子 |
ストーリー | 沖縄!これといって取り柄のない普通の高校生、透、暁、哲雄。そして透に淡い想いをよせる唯。4人はインディーズで超人気の「ワークホリック」のライヴを目にしたことで、突如ラップに目覚めバンドを組んでしまう。バンド名は「098」。そして彼らはひょんなことから「ワーホリ」の前座でステージに立つことになる。 |
評 7 | 理屈なんかない!これこそ青春! でぇーじゅー、楽しいーさぁー。 |
2006.4.23記 |
タイトル | 地上5cmの恋心 |
出 演 | カトリーヌ・フロ/アルベール・デュポンテル/ジャック・ウェベール/ファブリス・ミュルジア/アラン・ドゥテー/カミーユ・ジャピ/ニナ・ドレック/ロランス・ダムリオ/ジャクリーヌ・ビール |
監 督 | エリック・=エマニュエル・シュミット |
ストーリー | 10年前に夫を亡くしたオデットは、女手一つで息子と娘を育ててきた。昼間は百貨店勤務、夜は羽飾りの内職で忙しい彼女の唯一の楽しみは大ファンの作家バルタザールの小説を読むこと。ある日、彼女はあこがれの作家のサイン会に出かける。 |
評 6 | 奇妙なタイトルなんで面白いのかな?と思ったら『アガサ・クリスティーの奥様は名探偵』のおばちゃんじゃないですか!フランス流のコメディは嫌いじゃないけど、DV、ホモ、スワップ・・・と、絶句するほどのエスプリが飛び出すもんでビックリする。おまけに話の途中でいきなり曲がかかって踊りだすんで、一瞬インド映画かと思った。また、脳みそを食材とするのは高級フランス料理と認識していたのだが、どうやら一般ではゲテモノ料理扱いなようだ。それにしてもこの可愛くない娘、吉田沙保里に似てないか? |
2012.11.18記 |
タイトル | 父親たちの星条旗 |
出 演 | ライアン・フィリップ/ジェシー・ブラッドフォード/アダム・ビーチ/ジェイミー・ベル/ポール・ウォーカー/ジョン・ベンジャミン・ヒッキー/ジョン・スラッテリー/ロバート・パトリック/ニール・マクドノー/メラニー・リンスキー/トム・マッカーシー/クリストファー・バウアー/ジュディス・アイヴィ/スコット・リーヴス/スターク・サンズ/ジョセフ・クロス/ベンジャミン・ウォーカー |
監 督 | クリント・イーストウッド |
ストーリー | 太平洋戦争で、日本の敗戦を決めた“硫黄島”で、6人のアメリカ兵士は星条旗を立てた。しかし、この報道写真は後日に撮影されたもので、兵士たちも激戦に参加していなかった。英雄に祭り上げられた6人は、やがて人生を狂わされていく。 |
評 1 | 「“アメリカの誇り”っていうのも思ったより薄っぺらじゃないんだな。でも、はっきり言ってストーリー自体面白くない!」「Oh!MY GOD!」「欧米か!」「そんなに怒るなよ。そうだ今夜ホームパーティーがあるから来ないか」「欧米か!」「おいしく焼けた鶏も用意してるから」「欧米か!チキンなんか食わんわ」「誰がチキンだ!」「欧米か!チキンでキレるな」「いや、結局アメリカは“チキン”だった、ということだよ」「反米か!」 |
2006.10.29記 |
タイトル | 着信アリ Final |
出 演 | 堀北真希/黒木メイサ/板尾創路/ジャン・グンソク |
監 督 | 麻生学 |
ストーリー | 高校の修学旅行で韓国に行くことになった草間えみりは、ネットで知り合った韓国の男友達アン・ジヌと会えることを楽しみにしながらも、かつての親友の松田明日香がいじめを理由に修学旅行に来られないのを残念に思っていた。そんな折、一人に女生徒に“死の着メロ”が届き、無残な死を遂げる。逃れる方法は一つ。それは送られてきた死の予告を誰かに転送することだった。 |
評 |
「Z」τ”-广心、糸冬ろUナニ(よ§”+ょσ(こ%生懲└|屯ナょ<、まナ=”糸売(ナゐσ力ヽ!t屈北ζゃωΛx气(=乗っ力)3うっ⊃う七]±力ミ宀廾”T。¥分過≠”ナ=ヒ頁(こ、後3σ席σ好力ヽ”「レヽ⊃小布レヽ└⊂⊇3力べ出τ<ゐσ?」っτ言っτナこξ”。 (訳:「2」で一応、終了したはずなのに性懲りもなく、まだ続けるのか!堀北ちゃん人気に乗っかろうっつうセコさがウザイ。半分過ぎた頃に、後ろの席の女子が「いつ怖いところが出てくるの?」って言ってたぞ。) |
2006.6.25記 |
タイトル | 厨房で逢いましょう |
出 演 | ヨーゼフ・オステンドルフ/シャルロット・ロシュ/デーヴィト・シュトリーゾフ/マックス・リュートリンガー |
監 督 | ミヒャエル・ホーフマン |
ストーリー | 南ドイツでレストランを営むシェフのグレゴアは、カフェで働くエデンと知り合う。グレゴアは彼女の娘の5歳の誕生日に、お手製のプラリネの載ったチョコレートケーキをプレゼントする。その味の虜になったエデンは、グレゴアの台所に通い始める。 |
評 7 | 「石塚さん、うちらこんなに太ってしまうのはグルメリポーターの定めみたいなモンなんでしょうね」「そうだね。でも逆にやせてる人よりデブのほうがおいしく食べてるって思われがちだからやせる訳にもいかないし、悪循環だね」「でもこのまま太ったら誰かをボディプレスで押しつぶして殺しちゃうかもしれませんよ」「んな、訳ないだろ。死ぬっていえば、こないだ阿藤さんのお葬式でさ、君『帰らない旅に出られた』と言ってたね。いいんだよ、あんな場でうまいこと言わなくても」「すいません。さすがに『宝石箱や~』は自粛したんですけど。それよりこれ食べます?」「なにこれ?」「“プラリネ”です。ナッツをカラメルでコーティングしたものです」「まいう~!!なんてったって糖分はデブの必須栄養素だからね。、このチョココーラソースがかかってるのがいいねえ。君は?」「そうですね、同じかかってるなら、僕は生クリームがかかった女性の方が好きですね」「・・・それは、僕も好きだよ」 |
2016.1.3記 |
タイトル | 長江哀歌(エレジー) |
出 演 | チャオ・タオ/ハン・サンミン/アン・ホンウェイ/リー・チョウビン/マー・リーチェン/チョウ・リン/ホァン・ヨン |
監 督 | ジャン・ジャンクー |
ストーリー | サンミンは、16年前に別れた妻と娘を捜しに山西省から長江流域の都市、奉節にやって来る。昔の住所を頼りに妻の実家を訪ねたものの、そこはすでにダム建設のため水の底に沈んでいた。役所に問い合わせても、らちが開かず結局、彼は安宿に腰を落ち着けて二人の行方を探すことにする。 |
評 2 | 1カット1カットを絵画的に表現しようとするこの拘りは伝わってくるが、全体的に“つげ義春”のような寂寥感(セキリョウカン)はどうも生理的に合わない。それにガテンな輩どもばっかりで、下手に好きといえば、そっち系の組合の人に思われかねないし。それより中国事情が垣間見れたのは興味深かった。元のお札には年号が入っているとか、中国でも携帯に着うたがあるとか。極めつけは、女の子が着ていた緑のTシャツの人気ネズミ!「MICREY」って。いかにも中国だ。 |
2008.1.6記 |
タイトル | 長州ファイブ |
出 演 | 松田龍平/山下徹大/北村有起哉/三浦アキフミ/前田倫良/原田大二郎/榎木孝明/寺島進/泉谷しげる |
監 督 | 五十嵐匠 |
ストーリー | 1863年、山尾庸三、井上弥吉(勝)、伊藤俊輔(博文)、井上聞多(馨)、遠藤謹助は幕府の金を犯して英国へ旅立つ。ロンドンに到着し彼らは、その繁栄ぶりに息を呑む。5人はロンドン大学で造幣、造船、鉄道などの高い技術を日本に持ち帰るために死に物狂いで勉学に励んだ。 |
評 7 | 毛利秀元率いる毛利藩は関が原の戦いで西軍(豊臣側)についたが、作戦参謀の吉川広家の裏切りで参戦できなかった。その結果中国地方全土の百二十万石は長門周防(いまの山口県)の三十六万九千石に縮小されてしまう。これが長州藩である。その後この藩では数百年に渡り、新年の儀式で徳川幕府転覆を謀る談判を行っていたことも記録にある。長州は、時代を変える機会を虎視眈々狙っていたのだ。ここに登場する5人は見事に日本復興に貢献し、長州の栄誉を取り戻したのだ。だけど、ちょっと気になったのは、泉谷しげる演ずる佐久間象山は幕末の風雲児を育て上げた偉人なのであるが、ここで描かれているように“デブ専”というより、勝海舟の妹を妻にしたことから“ロリコン”のイメージが強いんだが・・・。 |
2008.7.13記 |
タイトル | CHiLDREN チルドレン |
出 演 | 坂口憲二/大森南朋/小西真奈美/加瀬亮/三浦春馬/小林隆/渡辺典子/長谷川初範/國村隼 |
監 督 | 源孝志 |
原 作 | 伊坂幸太郎 |
ストーリー | 家庭裁判所の調査官武藤は、先輩の陣内と一緒に銀行強盗の巻き添えを食う。どうにか全員人質は無事に解放されたものの、武藤はショックで倒れそうになった女性を抱きとめる。後輩の一目惚れを見逃さなかった陣内は、勝手に女性の名前と勤め先を調べ上げ、武藤をけしかける。 |
評 8 | つい先日、2010年に宮城県石巻市で3人を殺傷した当時18歳だった犯人の死刑確定の報道があった。私はずっと少年法は甘すぎると思っていたので納得するべきニュースであるが、複雑な気持ちになってしまった。というのは、この映画を観てしまったからだ。昨今の未成年犯罪は、刑が軽いということを彼ら彼女らは知っていて犯す傾向が多い事からもっと重くすべきと思っていたのだが、刑を済ませた後の復帰を考えると、経験が乏しい分大人よりも不利かもしれない。ダメな子はいつまでもダメな子のままとして世間はいつまでもレッテル貼り続けるだろう。犯罪を犯す未成年の子らはそれのリアルを知らなかっただけかもしれない。先の事件は、裁判員裁判で初めて死刑確定が決まったものだそうだ。客観視して重大性を突きつけることも大変なことだけど、その前に子供らが罪を起こさないよう見守ったり叱ったりすることが、大人が先ずしなければならないことだと思えてきた。 |
2016.6.19記 |
タイトル | 沈黙の激突 |
出 演 | スティーヴン・セガール/リサ・ラヴブランド/デヴィッド・ケネディ/ダニー・ウェッブ/アンドリュー・ビックネル/マーク・ダイモンド/デル・シノット/アダム・クローズデル/エマニュエル・パーヴュ/マシュー・チェンバース/マイケル・カーター |
監 督 | ミヒャエル・ケウシュ |
ストーリー | 麻薬組織の無差別攻撃で部下を失ったローソン司令官は、軍の化学兵器研究プログラムの責任者。トップクラスの生化学者である恋人ティアの助けを借りるが、彼女の力を駆使しても解明が難しい強力な薬のパワーで肉体が進化した最強の敵が、2人の前に立ちはだかる。 |
評 3 | セガール映画もついにネタ切れか?ついにゾンビかバンパイアかのホラー系になってきた。それに目が猫のように変わるのは『X-MEN』のストームだよ。透け透けランジェリーの乳首チラリズムは嬉しいにしても、肝のセガールが全然仕事してないぞ。後半の追い詰める場面しか活躍してないじゃないか。それに下水道に広がったCTXはどうすんだよ。あれっ?ラストでセガールが対決した女性の胸の傷が、一瞬左右逆になった! |
2010.8.1記 |
タイトル | 沈黙の奪還 |
出 演 | スティーヴン・セガール/エヴァ・ポープ/イメルダ・スタウントン/ヴィンセント・リオッタ/スカイ・ベネット/マイケル・エルウィン |
監 督 | ミヒャエル・ケウシュ |
ストーリー | 元CIA特別捜査官で企業家として成功を収めているジャック・フォスターは、娘のアマンダと亡き妻の祖国ルーマニアを訪れた。しかし、アマンダは何者かに空港で誘拐されてしまい、ジャックが乗るはずだったリムジンも爆破。ジャックは元同僚ハリーとアマンダを連れ去ったタクシーを追う。 |
評 3 | スティーブン・セガールのアクションは本物である。合気道をはじめ、柔術、空手、太極拳やナイフ等の武器術まで精通している。それが故に映画としてみれば、他のアクションスターに比べ“地味”になって映ってしまう。だからだろうか、本作はまさしくセガール拳が本領発揮されているのだが、どうもいまいち。それではマニアからは絶賛されるかも知れないと思うところだが、どうか?冒頭で“気功”らしいことをして“点穴”と言っていたので調べてみたら、なんか『北斗の拳』の“経絡秘孔”の方が近いようだ。この辺の粗さはだいぶポイントを下げるだろう。粗い、といったらヘリ爆破のCGも相当手抜きだぜ。 |
2010.6.20記 |
タイトル | 沈黙の傭兵 |
出 演 | スティーヴン・セガール/ジャクリーン・ロード/ロジャー・グーンヴァー・スミス/ルーク・ゴス/マイケル・ケネス・ウィリアムズ/エイドリアン・ギャレイ/ラングレー・カークウッド/レスリー=アン・ダウン |
監 督 | ドン・E・ファンルロイ |
ストーリー | 湾岸戦争の英雄で屈強な傭兵のジョン・シーガーは、アフリカの独裁国家ガルモラル島での任務中にCIAの策略によって仲間を失ってしまう。怒りと失意に打ち震えるシーガーの前に新たなミッションが下るが、それは南アフリカの刑務所に投獄された大物武器商人の息子を脱出させるという困難な任務だった。 |
評 4 | 一応はおなじみのセガール拳法が炸裂してますが、だいぶ太ってアクションがキツくなったんでしょうか。今回は銃撃戦の方がやたら多いです。そのためこういうタイトルなんでしょうが、傭兵は最初だけです。ところで、最後の方で警察用車両の前面の「POLICE」の文字が逆になってました。これはヨーロッパでは前方車両がルームミラーで観た時、ちゃんと見えるようにこうなってるんだそうです。 |
2010.6.20記 |
タイトル | 椿山課長の七日間 |
出 演 | 西田敏行/伊東美咲/成宮寛貴/和久井映見/沢村一樹/桂小金次/志田未来/須賀健太/余貴美子/市毛良枝/國村隼 |
監 督 | 川野圭太 |
原 作 | 浅田次郎 |
ストーリー | 幸せな家庭生活を送る椿山課長は、勤め先のデパートで脳溢血のために突然死してしまう。しかし、現世に未練を残し死んでも死にきれない椿山は、あの世の“中陰役所”に頼み込み、3日間だけ現世に戻ることを許してもらう。ところが、あの世からこの世に舞い戻った椿山は、生前の姿とは似ても似つかない絶世の美女に変わっていた。 |
評 5 | いいお話でした。ですが・・・ううっ、伊東美咲さん、君はどこへ行ってしまうんだ。エビちゃんやもえちゃんの先輩なのに・・・。こういうムチャな役やらないでくれ~。それから、志田未来ちゃん。いま天才子役言われてる君の行く末が心配だ。人生ボロボロな杉田かおる。激太りした間下このみ。結局、芸人と結婚しちゃった安達祐実。(いやむしろ変な義母を持った井戸田の方が災難か) えーっと・・・野村佑香ってどこいった? |
2006.11.19記 |
タイトル | 釣りバカ日誌17 あとは能登なれ ハマとなれ! |
出 演 | 西田敏行/三國連太郎/浅田美代子/石田ゆり子/加藤武/小野武彦/鶴田忍/中村梅雀/益岡徹/笹野高史/海老瀬はな/冨士真奈美/松原智恵子/道場六三郎/ヨネスケ/ダンディ坂野/持丸加賀/中本賢/宮崎美子/谷啓/奈良岡朋子/大泉洋/片岡鶴太郎 |
監 督 | 朝原雄三 |
ストーリー | “釣りバカ”サラリーマンのハマちゃんこと浜崎伝助が務める鈴木建設営業三課に、元マドンナ秘書の沢田弓子が再就職で入社した。新しい仲間が増えたことで沸き立つ三課メンバーだったが、ハマちゃんは弓子のどこか悲しげな表情が気になった。 |
評 5 | 石川県といえば、最近ならNHKの朝ドラ『まれ』を思い出すところだが、そこでダメ親父役だった大泉洋が、ここですでに石川県に来て居て、さらにダメ男っぷりをさらしていたようだ。(役柄だけど)でも、こんな男に限って不思議とモテるから腹が立つ。モテると言えば、またスーさんが年甲斐もなく若い頃の浮気虫が騒いでるところが逆に微笑えましい。石川県は、私が20歳間もない頃、会社の寮の友だちとドライブで行った事があります。兼六園も見に行ったのですが、季節が夏だったため何の風情もなかった記憶があります。同じものでも時によって良いとき悪いときあるんだということなんでしょう。だから、いままでさとう珠緒さん、平山あやさんと、それなりにかわいかった鯛子さんが、今回いきなりデブになっちゃったのもそういうことなんですね。 |
2016.1.31記 |
タイトル | デイ・ウォッチ |
出 演 | コンスタンチン・ハベンスキー/マリア・ポロシナ/ウラジミール・メニショフ/ガリーナ・チューニナ/ヴィクトル・ヴェルズビツキー/ジャンナ・フリスケ/ディマ・マルティノフ/ワレーリー・ゾルツキン/アレクセイ・チャドフ |
監 督 | ティムール・ベクマンベトフ |
ストーリー | 中世のサマルカンドの砦を陥落させたティムールは“運命のチョーク”を手に入れる。やがて時代は現代のモスクワに移り、夜の番人“ナイト・ウォッチ”のアントンは人間襲撃の報を受け、スヴェトラーナと現場に急行する。その犯人は、昼の番人〝デイ・ウォッチ”に養育されたアントンの息子、イゴールだった。 |
評 3 | 原作では『ナイトウォッチ』『デイウォッチ』『ダスクウォッチ』『ファイナルウォッチ』の4部作なんですが、映画での前作『ナイトウォッチ』と本作『デイウォッチ』が、原作の『ナイトウォッチ』一作分なんだそうです。非常にややこしい。そして次回作は『トワイライトウォッチ』なんだとか。きっと製作会社が無計画なんでしょうね。ロシア版『マトリックス』と言われた映像は前作に比べ出し惜しみぎみで、今回は残念な内容でした。ところでロシアって冬場でもスタッドレスタイヤじゃなくても大丈夫なの? |
2009.6.14記 |
タイトル | デイジー |
出 演 | チョン・ウソン/チョン・ジヒョン/イ・ソンジュ |
監 督 | アンドリュー・ラウ |
ストーリー | へヨンは恋をしていた。どこかで自分を見守りながら、デイジーの花を贈り続ける名前も顔もわからない男性を。そんなヘヨンの前に現れた、シャイなまなざしで見つめる一人の男を、彼女は運命の人と確信する。しかし、彼の正体はインターポールの刑事だった。そして彼が追う暗殺者こそが、本当のヘヨンの幻の恋人だった。 |
評 5 | 「こんにちは、司会の児玉清です。では問題です。・・・・・・ハイ、その通り!“『猟奇的な彼女』『僕の彼女を紹介します』に見られるチョン・ジヒョンの性格は?”正解は“ジコチュー”。よくお出来になった。赤の方、角の21番に飛び込む。続いてこの問題、どうぞ。・・・・・・あーそっち行っちゃった“たとえ殺し屋が彼女を守るためだとは言え、勝手につきまとうことは何?”ここは“ストーカー”と答えていただきたかった。緑の方、お立ちになって、この後三人で参ります。大事な大事なアタックチャ~ンス」(by博多華丸) |
2006.5.28記 |
タイトル | デイズ・オブ・グローリー |
出 演 | ジャメル・ドゥブーズ/サミー・ナセリ/ロシェ・ディ・ゼム/サミ・ブアジラ/ベルナール・ブランカン/マチュー・シモネ |
監 督 | ラシッド・ブシャール |
ストーリー | 1943年、第二次大戦の渦中。ドイツ軍からフランスを解放すべく北アフリカのフランス殖民地から13万人の現地人部隊が徴用された。自由と平等を願い、勇気と希望を胸に抱いた彼らは過酷な最前線へ送られていった。 |
評 3 | 世界恐慌が起こったとき、フランスはイギリス同様、植民地との貿易を盛んにし、他国を遮断するブロック経済を行った。しかし、国内の左翼右翼の対立を激化し政治不安定な状態を作ってしまった。そして'40年、ドイツの侵略にフランスは降伏する。これに対し連合国はフランス領植民地からイスラム系の部隊(ムスリム兵)を徴用した訳だが、これは“強制連行"に他ならない。ここではムスリム兵たちも「自分はフランス人だ」と叫び、フランスは平等主義だと叫んでいるが、果たして彼らにこんな情けないフランスへの思い入れがあると私は思えない。日本が朝鮮人を強制連行した事実は不明だが、少なくとも戦場へ無理矢理追いやることはしなかったはずだ。 |
2008.8.10記 |
タイトル | ディパーテッド |
出 演 | レオナルド・ディカプリオ/マット・デイモン/ジャック・ニコルソン/マーク・ウォールバーグ/マーティン・シーン/レイ・ウィンストン |
監 督 | マーティン・スコセッシ |
ストーリー | 犯罪者の一族に生まれたビリーは、自らの生い立ちと決別するための警察官を志し、優秀な成績で警察学校を卒業する。しかし、警察に入るなり、彼はマフィアへの潜入捜査を命じられる。一方、マフィアのボス、コステロに可愛がられ育ったコリンは、内通者となるためコステロの指示で警察官になる。 -『インファナル・アフィア』のリメイク- |
評 3 | えーっ!リメイクがアカデミー賞!! 今回映画館で観る気はなかったんだけど、緊急に観に行って来ました。元が良いからストーリーは申し分ないが、香港映画流の怨念臭い毒気が抜かれてしまった。ダメだこりゃ。きっと審査員が『ギャング・オブ・ニューヨーク』や『アビエーター』で賞を逃した監督に「そろそろあげなきゃ悪いかな」って位の気持ちだったんだよ。アカデミー賞も“レコード大賞”化したか・・・。っつっても『8月のクリスマス』とか『イルマーレ』とか、私も元の韓国映画を観ないで好評価つけてました。(汗) |
2007.3.4記 |
タイトル | 手紙 |
出 演 | 山田孝之/玉山鉄二/沢尻エリカ/吹石一恵/尾上寛之/吹越満/風間杜夫/杉浦直樹 |
監 督 | 生野慈朗 |
原 作 | 東野圭吾 |
ストーリー | 武島直貴は川崎のリサイクル工場で働く20歳の青年。彼は野球帽を目深に被り、誰とも打ち解けず人目を避けていた。それには理由があった。兄・剛志が、直貴を大学にやるために学費欲しさに盗みに入った邸宅で誤って人を殺してしまったのだ。そのため直貴は夢を諦め、初めて愛した女性とも別れ、引越し転職を繰り返してきた。半ば自暴自棄になる直貴には、微笑みかけてくれる由美子の存在があった。直貴は彼女のために、塀を隔てた剛志との“手紙”のやりとりをやめようとする。 |
評 7 | 拝啓、 晩秋の候、いかがお過ごしでしょうか。その節はいろいろとお世話になりました。いま見た映画で“人のつながり”というものを再認識しました。「人は一人じゃ生きていけない」という言葉は美辞麗句じゃなくて、大人として生きる術(すべ)であることがわかります。超えてはいけない一線を超えたときの制裁はそのつながりが断ち切れることで、それを救い支えるのもそのつながりなんですね。今回もエリカちゃんの笑顔に諭されました。では、皆さんのご多幸をお祈りします。 敬具 |
2006.11.5記 |
タイトル | 出口のない海 |
出 演 | 市川海老蔵/伊勢谷友介/上野樹里/塩谷瞬/柏原収史/伊崎充則/黒田勇樹/平山広行/尾高杏奈/永島敏行/田中実/高橋和也/平泉成/香川照之/古手川祐子/三浦友和 |
監 督 | 佐々部清 |
ストーリー | 甲子園の優勝投手・並木浩二は、大学進学後に肩を痛めて自慢の速球が投げられなくなり、エースの座を失ってしまう。そんな中、世界は戦争の時代を迎え、太平洋戦争も日ごとに激しさを増していった。愛する家族や恋人と別れ、海軍に志願する並木。そこには彼と同じく、大切な人たちを守るために戦うことを決意した若者たちがいた。そして、日本の敗戦が濃厚になっていくなか、海軍は最後の特攻兵器“回天”を開発する。 |
評 7 | 特攻隊というのは零戦の“神風”だけでない。この映画で出てきた人間魚雷“回天”のほかに、陸上攻撃機から放たれる一人乗りロケット“桜花”、夜間奇襲用で爆雷を積んだベニヤ製モーターボート“震洋”というのもあった。いずれにせよこれに乗り込む男たちの心情をこの映画はかなり事実に近く表現していると思う。並木の台詞「俺たちはなぜ回天の訓練をしてきたんだ。死ぬためだけか。違うだろ」に集約されているのではないだろうか。彼らは公の「生」のために個の「死」を選んだのだ。深謝。 「♪海行かば水漬(ミヅ)く屍(カバネ) 山行くば草生(クサム)す屍 大君(オオキミ)の辺(ヘ)にこそ死なめ かへりみはじめ」 |
2006.9.17記 |
タイトル | デジャヴ |
出 演 | デンゼル・ワシントン/ポーラ・パットン/ヴァル・キルマー/ジム・カヴァーゼル/アダム・ゴールドバーグ/エルデン・ヘンソン |
監 督 | トニー・スコット |
製 作 | ジェリー・ブラッカイマー |
ストーリー | 乗客の543名が死亡する悲惨なフェリー爆発事故が発生し、現場でひとりの女性の死体が発見されるが、捜査官のダグ・カーリンは、どこか見覚えのある顔に思えてならなかった。ダグはクレアというその女性と会うのは初めてだったが、彼女の部屋を調べるとダグの指紋をはじめ、さまざまな彼の痕跡が残されていた。 |
評 7 | のっけの客船大爆発は驚異的。SFでもジェリー・ブラッカイマーっぽさを魅せつけています。でも、いくら捜査のためといえ、他人の車で車線逆走はやりすぎのような気が・・・。ここで登場の“白雪姫”を、最初は監視システムが発達したアメリカじゃ実在するかと思ってしまった。ありえんけど。複雑なタイムパラドックスの妙と、いつもストイックなデンゼル・ワシントンの熱いアクションが見ものです。でも、他人の車で車線逆走はやりすぎのような気が・・・。ん、デジャヴ? |
2008.6.22記 |
タイトル | DEATH NOTE[前編] |
出 演 | 藤原竜也/松山ケンイチ/瀬戸朝香/香椎由宇/細川茂樹/戸田恵梨華/藤村俊二/鹿賀丈史/津川雅彦 |
監 督 | 金子修介 |
ストーリー | 退屈な死神が人間界にあるノートを落とした。それは“デスノート”―このノートに名前を書かれてしまった者は死んでしまう― 神だけに許された究極の道具を手に入れたのは、誰にも負けない頭脳を誇る全国トップのエリート大学生、夜神月(ライト)。やがて彼は、理想の世界を築き上げていくことを決意し、自らの手で世界中の犯罪者を裁き始める。 |
評 9 | 久しぶりにマンガを「大人買い」してしまいました。既刊全巻を一気に読み干し望んだところ、映画の完成度はかなり高く思えました。松山君の「L」の役作りは秀逸。原作にある理屈っぽさが浄化され非常にわかりやすくなりながらも、駆け引きの妙は決して殺されていない。あちこち外国からオファーがかかっているようだが、パフィーアニメのように“化ける”のは必至か。また、注目アイドルに“化ける”可能性を秘めているギャルサー戸田恵梨華ちゃんの活躍は後編で。 |
2006.6.18記 |
タイトル | DEATH NOTE -the Last name- |
出 演 | 藤原達也/松山ケンイチ/戸田恵梨香/片瀬那奈/満島ひかり/マギー/上原さくら/津川雅彦/中村獅童(声)/池畑慎之介(声)/藤村俊二/鹿賀丈史 |
監 督 | 金子修介 |
ストーリー | デスノートを操る天才・キラこと夜神月(ライト)と彼を追い詰めるもうひとりの天才・Lの直接対決がはじまった。その時、リュークとは別の死神レムが地上にもう一つのデスノートを落とした。それを拾ったのは、キラを崇拝するアイドル、ミサミサこと弥海砂(アマネミサ)だった。彼女は寿命と引き換えに手に入れた“死神の目”で、月に協力を申し出る。 |
評 10 | なるほど!!その手があったか!原作と違うと前フリされてたが、この結末の方が納得できる。もしかしたら、原作は実はジャンプお得意の「人気出たからムリヤリ延長」だったかも知れない。藤原達也はこういうシニカルな役は本当に、はまり役。見事です。まさしくチェックメイト!戸田恵梨香ちゃんの「っぽさ」がいい!彼女もこれでかなり“来る”と予想できます。私の中で、ポッキーの新垣結衣ちゃんとかなり競ってます妹役の子、どっかで見たことあると思ったら、あーFolder5のヒカリちゃんだ。 |
2006.11.5記 |
タイトル | DOA デッド・オア・アライブ |
出 演 | デヴォン青木/ジェイミー・プレスリー/ホリー・ヴァランス/サラ・カーター/ナターシャ・マルテ/ケイン・コスギ |
監 督 | コーリー・ユン |
制作年 | 2006年 |
ストーリー | 世界最強のファイターたちが集うトーナメント“デッド・オア・アライブ(DOA)”では己の肉体のみ武器とし、勝者は巨額を手にする。その会場となる孤島に、忍者のかすみ、女子プロレスラーのティナ、裏の社会の暗殺者のクリスティーの3人の美女が招かれた。そして、今、屈強な大男たちも入り乱れて最強の座を奪い合う生死をかけた壮絶な闘いが始まった。 |
評 7 | 「どこが日本じゃ!」って、のっけからツッコませてくれるけど、いいよいいよ。どうせ元はTVゲームだし、面白さ本意だってこともわかってる。それにこれだけナイスバディのビキニ美女たちが跳ね回ってること見れれば、オジサンは何でも許しちゃう!。私が総理大臣なら、開発途上国じゃなくて、このかわゆい娘たちに援助するゾ。・・・ってそれは“ODA”だろっ!!(ヤベッ、ギャグまでオヤジ化した。) |
2007.3.25記 |
タイトル | テニスの王子様 |
出 演 | 本郷奏多/城田優/鈴木裕樹/相場弘樹/足立理/荒木宏文/小谷嘉一/加治将樹/鯨井康介/RIKIYA/載寧龍二/岩田さゆり/島谷ひとみ/岸谷五朗 |
監 督 | アベ・ユーイチ |
ストーリー | 天才テニス少年の越前リョーマは、テニスの名門校、青春学園中等部に編入する。リョーマはテニス部に入部するが、そこは全国区の実力を誇る部長の手塚国光をはじめ、個性豊かな実力派の先輩がいた。クールな態度で反感を買うリョーマだったが、圧倒的なセンスで1年生で初のレギュラー入りを果たす。 |
評 5 | やはり週刊少年ジャンプ!“勝利”“努力”“友情”の三本柱が生きている。生意気な主人公が転校してきて、次々ライバルが出現するところなんかは完全に王道。後半が『少林サッカー』になっちゃうところが何ともはや。本郷くんは『HINOKIO』の時もだったけどクールな役が多い。このまま芸能界にシコって行けよ。 (テニス語:シコる=積極的に攻めず、体力と根気で戦うこと) |
2006.5.14記 |
タイトル | 天使の卵 |
出 演 | 市原隼人/小西真奈美/沢尻エリカ/戸田恵子/北村想/鈴木一真/甲本雅裕/三浦友和 |
監 督 | 冨樫森 |
ストーリー | 美大を目指し浪人中の19歳の歩太(あゆた)と夏姫(なつき)はつき合っていた。だがある日、歩太は満員電車で出会った美しい女性に一目惚れする。数日後に彼が精神病院に入院中の父を見舞いに行くと、その女性が父の新しい主治医として現れる。しかも彼女、春妃(はるひ)は夏姫の姉だった。 |
評 4 | たぶんこれが女性が望む恋愛象なんでしょう。正直ウザイ。でもきっと石田純一なら鉛筆なめなめメモっているかも。おいらはきっと女心を理解していないんじゃなくて、理解しようとしていないんだな。ちょっと反省。さて、そんな中、光るのはやっぱ、沢尻エリカちゃん。君こそ“天使の卵”だよ。 |
2006.10.22記 |
タイトル | 天然コケッコー |
出 演 | 夏帆/岡田将生/夏川結衣/佐藤浩市/柳英里沙/藤村聖子/森下翔梧/本間るい/宮澤砂耶/斉藤暁/廣末哲万/黒田大輔/大内まり/田代忠雄/二宮弘子/井原幹雄 |
監 督 | 山下敦弘 |
ストーリー | 孤児院育ちの3人組、西山、高村、藤本たちは、閉店間際のコスモ銀行を襲撃。だが計画は呆気なく失敗し、彼らは警察に取り囲まれてしまう。戸惑った西山たちは、銀行内にいた行員や客らを犯人に見立てるという奇抜なアイデアを思い付く。 |
評 6 | 女性マンガ誌『コーラス』に連載されたくらもちふさこのマンガが原作。なんともほのぼのするタッチで、当時16歳の夏帆ちゃんの純粋さは微笑ましく思える作品である。であるが、夏帆ちゃん、この若さで胸デカ!!小柄な体だから余計目立つのかもしれないが、ペチャ好みの私すらつい目が行ってしまった。いけませんね、こんなほんわか作品をエロい目で観ちゃ。ところで、この作品の舞台は島根県の小さい村をイメージしているそうだが、そよの家の住所は“S県香取郡木村稲垣”なんだそうだ。近くには草彅町、中居町、森町もあるんだとか。今観ると感慨深いね。くらもち先生、このマンガ、続編とかあったら設定で町同士が合併してくれたらうれしいな。 |
2017.2.26記 |
タイトル | 東京大学物語 |
出 演 | 三津谷葉子/田中圭/波岡一喜/範田紗々/不二子/渡辺奈緒子/升毅 |
監 督 | 江川達也 |
ストーリー | 函館向陽高校3年生の村上直樹は、学年でトップクラスの成績を誇り、東大合格を目指して勉強中の身だが、ある日、好意を抱いていた同じ高校の水野遥に告白したことで人生が変わってしまう。 |
評 6 | いまや漫画家としては落ち目の江川達也ですが、彼の絶頂期作品はやっぱりこの『東京大学物語』である。私も週刊スピリッツ連載当時は欠かさず読んでいたし、しっかり単行本全34巻持っている。稲垣吾郎、瀬戸朝香のドラマも見てたから本当に大好きだったのだ。それがなんと、この映画では監督を努め、最期にしっかり本人役で出演している。「やり過ぎず、やらなさ過ぎず。合わせなきゃ、合わせなきゃ」なんて水野遥に繰り返し言わせているが、どこまで調子乗ってんだ!しかし、マンガと違い遥目線で進むストーリー展開や最後のどんでん返しには、漫画家の技量を感じた。やっぱこの人頭良いわ。『日露戦争物語』で収拾付けれず大失敗を犯した彼だが、実は資料で調べていた古地図にはまってしまってクオリティを追求して連載に間に合わなかったということらしい。これからはタモリ倶楽部でのご活躍を楽しみにしてます。 |
2016.4.17記 |
タイトル | 東京フレンズ The Movie |
出 演 | 大塚愛/松本莉緒/真木よう子/小林麻央/瑛太/平岡祐太/伊藤高史/中村俊太/佐藤隆太/山本耕史/佐々木蔵之介/古田新太/北村一輝/勝村政信 |
監 督 | 永山耕三 |
ストーリー | 高知の小さな町から東京に憧れて上京していたごく普通の女の子・玲は、バイト先の居酒屋「夢の蔵」で出会った友達と、自分のやりたい夢を探していた。そんな玲に「君が好きだから」と、バンド“サバイバル・カンパニー”のヴォーカルに誘い入れ、音楽の魅力を教えてくれたギタリストの隆司は、夢に挫折し、忽然と姿を消してしまう。ある日「隆司をニューヨークで見た」という知らせを聞き、玲は自分の気持ちに決着をつけるため、ニューヨークへと旅立つ。 |
評 5 | 大塚愛、かあい~。今日びの女の子らしくH描写もサラリとこなしているところが逆に好感。さすが、あゆと倖田來未と並びエイベックスの三本柱を担うだけの資質はある。でもバンドの話だからか『NANA』とおそろしくカブって見えちゃうのが難点。DVDドラマの続編なので、背景がいまいちわからない所もあった。「恋から」出身、フジテレビのお天気お姉さんを経て、女優に成長した小林麻央のバイタリティはスゴイねぇ。姉のTBSアナ小林麻耶を凌ぐに日も近い!? |
2006.8.13記 |
タイトル | トゥモロー・ワールド |
出 演 | クライヴ・オーウェン/ジュリアン・ムーア/マイケル・ケイン/キウェテル・イジョフォー/チャーリー・ハナム |
監 督 | アルフォンソ・キュアロン |
ストーリー | 西暦2027年、人類は既に18年間子供が誕生していなかった。この地球を引き継ぐものは、いずれ途絶えてしまう・・・。エネルギー省官僚のセオは、人類の未来はおろか、自分の将来でさえ興味のない、絶望に生きる男。ある日彼はジュリアン率いる地下組織FISHに拉致される。目的は“通行証”。彼らは極秘裏に“ある少女”をヒューマン・プロジェクトに引き渡すプランを企てていた。 |
評 5 | この映画の凄いところがわかった。それは、長い時間をワンカメラで追っかけているところ。画像をぶらさずに役者と一緒に走って、適格な描写を撮るカメラマンの技術の高さに驚嘆。ところで、日本は続いた少子化で、ついに日本全体の人口も減少となりました。大人の精神年齢の低下が一番の原因なんだろう。かく言う私も・・・。でも世界規模で見れば人口は増加しているんだけどね。 |
2006.11.19記 |
タイトル | 時をかける少女 |
出演(声) | 仲里依紗/石田卓也/板倉光隆/谷村美月/原沙知絵 |
監 督 | 細田守 |
原 作 | 筒井康隆 |
ストーリー | 紺野真琴17才。21世紀を生きる東京の普通の女子高生。ある日偶然にも「タイムリープ(時間跳躍)」を覚えてしまったことで、親友であった男友達の間宮千昭と津田功介との「友情」と「恋」に微妙な変化が起こっていく。 |
評 7 | 『セーラー服と機関銃』がドラマで帰ってくるくらいだから、これもリバイバルしたって驚かない。でも“アニメ”だというのは「ほーっ」と思ったけど。巷では今年一番のアニメなんだとか。エヴァの貞本さんの画がマニア心をくすぐるのかな。確かに時間を行ったり来たりする話の組み立ては、考え抜かれてます。非常におもしろい。原作とは設定が異なりますが、観る前に読んでおくことをお勧めします。気づけば楽しさが倍になることがあります。 |
2006.12.3記 |
タイトル | ドクター・ドリトル3 |
出 演 | カイラ・プラット/クリステン・ウィルソン/ウォーカー・ハワード/ジョン・エイモス/ジョン・ノヴァク/シャーラン・シモンズ |
監 督 | リッチ・ソーン |
ストーリー | 動物と会話ができる少女マヤは、実はドリトル先生の娘。毎日動物たちの世話に忙しい彼女だって普通の女の子。周りの友達と同じように、お洒落だって、恋だってしたいし、パーティーに行って踊りまくりもしたい。そんな少々遊びすぎのマヤが、ある日交通事故を起こしたあげく、黙ってパーティーに出かけたことが両親にばれてしまう。 |
評 6 | 源氏物語にせよ、ドラゴンボールにせよ、キン肉マンにせよ、子供が続編を受け継ぐパターンって意外に多い。しかし、このカイラ・プラットは、もうちょっとかわゆく成長しなかったものかな。いまいち華が無いし、ドレスで踊る姿がなんとなく渡辺直美に似てた。でもまあタイトルはそのままにしてもらって良かったです。ドクター・コパの娘、ドーター・コパのネーミングは寒いモンね。 |
2009.5.10記 |
タイトル | ドラえもん のび太の恐竜2006 |
出演(声) | 水田わさび/大原めぐみ/かかずゆみ/木村昴/関智一/神木隆之介/船越英一郎/劇団ひとり |
監 督 | 渡辺歩 |
原 作 | 藤子・F・不二雄 |
ストーリー | 恐竜の化石を自慢するスネ夫にのび太は「恐竜のまるごとの化石を発掘してみせる!」と宣言。案の定、ドラえもんに頼るも叱られ、一人で化石探しを始める。ところがひょんなことから恐竜の卵らしきものを発見。そして孵化させてみると・・・なんと生まれたのは白亜紀の日本近海に生息していたフタバスズキリュウだった。 -声優一新、26年ぶりのリメイク- |
評 10 | 日本テレビ版の『ドラえもん』も知っているフリークの私としては、どうも新しいアニメは好かない。絵の線が荒い。ギャグをやたら入れて正統派マンガっぽくない。ドラえもんの声が若くて母性を感じない等々。しかし、リメイクとはいえ、この「のび太の恐竜」のストーリーはやはり秀作ですね。話をなぞっていくうち少年の頃の私がフラッシュバックしてきて、ラストには涙が噴き出しました。どうやら、“タイムマシン”は私の心の中にもあったようです。 |
2006.3.5記 |
タイトル | 墨攻 |
出 演 | アンディ・ラウ/アン・ソンギ/ワン・チーウェン/ファン・ビンビン/ウー・チーロン/チェ・シウォン |
監 督 | ジェイコブ・チャン |
ストーリー | 紀元前370年頃、巷淹中率いる趙の10万の大軍が住民わずか4千人の梁城に攻め入ろうとしていた。梁王は墨家に援軍を頼んでいたが時間切れで、降伏しようとした時に墨家の革離という男がたった1人で城に到着する。彼は1本の矢で趙軍の先遣隊を退けてしまう。 |
評 4 | 「墨家」は、諸子百家のひとつで、儒家と並んだ最大勢力であった。しかしその思想は「兼愛」や「非攻」など、侵略を繰り返していた当時の中国においては非常に珍しいものだった。また秩序安定や人民救済を目指すその思想は一般民衆に理解されやすかったようだ。たぶんその辺を“善玉”のように見せたかったんだろうが、敵側の行動がむごすぎる。串刺しやら虐殺やら眼も当てられない場面が多すぎた。なんでもアリの当時の戦争なんだからある意味当たり前なんだろうけど、見た目の気持ち悪さでストーリーが入ってこなくなった。一応原作は日本の酒見賢一の中国歴史小説ってことなんだけど、ここまで描写はひどくないと思いたい。 |
2014.1.19記 |
タイトル | ドリームガールズ |
出 演 | ビヨンセ・ノウルズ/ジェイミー・フォックス/エディ・マーフィ/ジェニファー・ハドソン/ダニー・クローバー/アニカ・ノニ・ローズ |
監 督 | ビル・コンドン |
ストーリー | 1962年アメリカの移動者産業の中心地、デトロイトで遥かな未来に夢を馳せる3人のハイティーンの少女がいた。そのエフィー、ディーナ、ローレルの3人は、コーラスグループ“ドリーメッツ”を結成し、成功を夢見てニューヨークへ旅立つ。そして、やり手マネージャーのカーティスに見出され、大スターのジェームズ・サンダー・アーリーのバックコーラスとしてデビューする。 |
評 7 | ニューヨークに立ち並ぶBills,Bills,Bills.生き馬の目を抜く芸能界で、もがくSurvivor. 一握りしかないチャンスのBug-a-Boo(妖精) つかめば過ごせるKilling Time. 束縛男のDangerously in Love.捨てて、君の道行け!Stand up for Love. (最近の洋楽知らなかったけど、頑張って、ついにはLose my Breath.) |
2007.2.18記 |
タイトル | トリスタンとイゾルデ |
出 演 | ジェームズ・フランコ/ソフィア・マイルズ/ルーファス・シーウェル/デヴィッド・パトリック・オハラ/マーク・ストロング/ヘンリー・カヴィル |
監 督 | ケヴィン・レイノルズ |
ストーリー | トリスタンは、イングランドのコーンウォールの領主マークを育ての父に持つ勇敢な騎士。戦闘で瀕死の重傷を負い、敵国アイルランドの海岸に流れ着いた彼は、アイルランド王の娘イゾルデにかくまわれ、献身的な介護を受ける。ごく自然に結ばれた二人に運命は、イゾルデとマークの政略結婚という残酷な試練を用意していた。 -『ロミオとジュリエット』の原点となったケルトの伝説- |
評 10 | イギリスは島国だし、伝統も文化も長い歳月で培われ、研ぎ澄まされた精神は日本に通じるものがある。今、アメリカの犬に成り下がっているけど、その辺も日本と同じ。きっと懐にいざとなったら斬りつける隠し剣を秘めていると思う。トリスタンとマーク王の男気に、その真摯な騎士道を見た!ところで重箱のスミつつくようで悪いけど、トーナメント試合で仕切っていた柵をはずした後に、地面に跡がないんだけど・・・。 |
2006.10.22記 |
タイトル | TRICK -劇場版2- |
出 演 | 仲間由紀恵/阿部寛/生瀬勝久/堀北真希/平岡祐太/綿引勝彦/上田耕一/片平なぎさ/野際陽子 |
監 督 | 堤幸彦 |
ストーリー | 自称・売れっ子奇術師の山田奈緒子と、プライドだけは高い物理学教授・上田次郎のおなじみコンビ。今回の相手は、巨大な岩を動かし村を消し去るという壮大な奇跡を起こす霊能力者、筐神(ハコガミ)佐和子。箱を組み立て祈りを捧げることにより、天の世界の入り口を出現させるという。さあ、どう挑む!? |
評 6 | <ツッコミ集> 「キミじゃねえのかよ!」「一人で流しそうめんって楽しいか!」「選挙ポスターだけの人たち、出してやれよ」「坂下4里って坂下千里子か?」「酸素24%って、空気は普通、そうだ!!」「“電通看板”って書いてっぞ」「ゆーとぴあ、本物じゃねぇか」「スチュワーデス物語か!」「『貞子か!』を編集で切るな」「狭い部屋にしておく意味が分からん」「掘北ちゃんが本で顔隠して降りてきたのは、なんのパロディだ?」「涙流してんのは走ってるときだけか!」「トイレツマルは前作だ」「怪物くんか!!」「なにげに過去に訪れた村を書くな」「里見さんと矢部刑事は何もしてねぇぞ」「こんな中途半端が最終回か!!」 |
2006.6.11記 |
タイトル | トルネード 地球崩壊のサイン |
出 演 | マティアス・ケーベルリン/ミナ・タンデル/サーシャ・ゲーペル/リザ・マルティネク/ルドルフ・コヴァルスキー/ハロルド・シュロ/キルステン・ブロック/ヤコブ・マッチェンツ/マルティン・リンドウ |
監 督 | アンドレアス・リンケ |
ストーリー | アメリカでトルネードの研究をしていたジャンが故郷ベルリンへ戻ったのも束の間、突如、異常寒波が来襲する。ジャンはそれがかつてない規模のトルネード発生の予兆であることを確信する。 |
評 4 | 「第1問 トルネードは日本語で何?」「竜巻!」PINPOON! 「第2問 トルネードを起こす積乱雲を何と言う?」「・・・わかりません」BUU! (答;スーパーセル) 「第3問 トルネードは英語ですが、この映画はどこの国で製作された?」」「アメリカ?」BUU! (答:ドイツ) 「第4問 トルネード投法で有名な野茂英雄。現役時代のあだ名は?」「えっ!?」BUU! (答:ドクターK) 「第5問 トルネードという名の馬に乗って現れる往年のヒーローは誰?」「それ関係ないだろ!」BUU!(答:怪傑ゾロ) 「残念ですが1問しか正解しなかったので、トルネード、スピン!」「全部で12問なのに、問題まで吹き飛ばすなぁあ~~~」 |
2011.7.17記 |
タイトル | ドレスデン、運命の日 |
出 演 | フェリシタス・ヴォール/ジョン・ライト/ベンヤミン・サドラー/ハイナー・ラウターバッハ/カタリーナ・マイネッケ/マリー・ボイマー |
監 督 | ローランド・ズゾ・リヒター |
ストーリー | 1945年2月、ドイツきっての文化と芸術の街ドレスデンで、看護婦のアンナは、病院に隠れている一人の兵士ロバートを発見した。アンナは野心的な外科医の婚約者アレクサンダーがいるにもかかわらずロバートに惹かれるが、彼は敵であるイギリス兵だった。 |
評 7 | ドレスデン爆撃は、アメリカ軍とイギリス軍が行った無差別爆撃。街の8割以上を破壊し死亡者は15万人とも言われている。もうすでに戦争は行き着く所まで行っているのに関わらず、とどめを刺すがごとく行った空爆であった。この後、アメリカは史上最悪の日本への原爆投下を行う。アメリカとはこういう国なのだ。自国の強さを誇示したいだけで、人を虫けらのように残虐する。むろんヒトラーのユダヤ迫害も許せないが、完全に同罪である。「不自由より悪いのは自由だと思い込むこと」だそうだが、無差別に人を殺せる自由などありえない。 |
2008.8.10記 |
タイトル | ナイトミュージアム |
出 演 | ベン・スティーラー/カーラ・グギーノ/ディック・ヴァン・ダイク/ミッキー・ルーニー/ビル・コッブス/ロビン・ウィリアムズ |
監 督 | ショーン・レヴィ |
ストーリー | バツイチになり、順調とはいえない生活を送るラリーは、自然史博物館の夜間警備に就いた。彼にとってこの仕事は離れて暮らす息子に父の威厳をアピールするチャンスだった。しかし、しかし、仕事を始めてみると、夜にある異変に気づく。なんと!ティラノサウルスが走り回り、ローマ皇帝はグラディエーターを引き連れ、西部開拓時代のカウボーイと大乱闘する。・・・と展示しているものが全て動きだしたのだ! |
評 7 | うわああああ、すっごく楽しぃ!時代がメチャクチャなのが良いッス。(^ω^)らいらい。セオドア・ルーズベルトとかフン族とかレア度キター!━━━(゜∀゜)━━━こんな世界にタイムレンジャー様に連れてってもらいたいよぉー。ハゲシクキボンヌ。それからワンちゃんみたいなティラノザウルスの骨、ギザカワユス!でも最初壊された博物館のカウンターが、次の日すぐ直ってるのはなぜ?あっそういえばマミタスのご飯の時間だ。じゃね。 〓しょうこ〓 |
2007.3.11記 |
タイトル | 長い散歩 |
出 演 | 緒形拳/高岡早紀/杉浦花菜/松田翔太/大橋智和/原田貴和子/木内みどり/津川雅彦/奥田瑛二 |
監 督 | 奥田瑛二 |
ストーリー | 高校の校長を定年退職した厳格な教育者だった安田松太郎は、幸せな家庭を築けなかった。アルコール依存症の妻を亡くし、一人娘から憎しみをかっている。ある日彼は一人の天使に出会う。彼女は、松太郎が引っ越したアパートの隣に母親と二人で暮らしている5歳の少女、幸だった。ボール紙で作った羽根をいつも背中につけた彼女は、母親に虐待され、誰にも心を開くことができなくなっていた。松太郎は、ある日、幸を救い出し、一緒に旅に出た。 |
評 7 | “幸せ”に基準というものはない。三ツ星レストランでの最高級の鴨料理も、三日間何も食べないでのおにぎりも、食べた時の幸せ度は甲乙つけがたい。誰もが“境遇”という人生のステージに立って演じている。努力すればネクストステージの“幸せ”が待っていることは知ってるけど、今の場所にも“幸せ”があるからそこで皆んな動かないんだ。自分より上をなじったり、下があることに安心したりしながら。でも、人には“分”ってのもあるから、そこにある“幸せ”を大切にした方がいい場合もある。それに“幸せ”って意外に簡単に手に入るもんなんだ。ニコって笑えばいいのさ。 |
2007.3.11記 |
タイトル | 涙そうそう |
出 演 | 妻夫木聡/長澤まさみ/麻生久美子/塚本高史/中村達也/平良とみ/森下愛子/大森南朋/船越英一郎/橋爪功/小泉今日子 |
監 督 | 土井裕泰 |
ストーリー | 2001年、沖縄。いつか自分の飲食店を出すという夢を持ち、ひたむきに働く青年・新垣洋太郎は、今日はいつになくうれしそうにしていた。実は洋太郎が誰よりも大切にしている妹のカオルが、高校に合格しオバァと暮らす島を離れ、自分と一緒に暮らすことになるのだ。・・・・・・洋太郎が8歳の頃、母・光江の再婚により妹となったカオル。だが義父は姿を消し、母も幼い兄弟を残し亡くなってしまった。どんなことがあってもカオルを守るようにと遺言を残して。 |
評 7 | 理屈なんかない!これこそ愛! でぇーじゅー、泣けるーさぁー。 ・・・って、これやったら『チェケラッチョ』と同じになっちゃうので追記。 きっと、ラストの海辺の二人の画は『みゆき』のオマージュだ。 |
2006.10.1記 |
タイトル | ナチョ・リブレ 覆面の神様 |
出 演 | ジャック・ブラック/ピーター・ストーメア/エクトル・ヒメマス/アナ・デ・レゲラ/リチャード・モントーヤ/セサール・ゴンザレス |
監 督 | ジャレッド・ヘス |
ストーリー | 教会の修道院で育てられたナチョは、問題児がそのまま大人になったような男。何をやってもうまくいかない日々を過ごしていた。ところがある日、偶然目にした「新人ルチャドール(レスラー)求む!」のチラシで彼の人生が変わる。彼はマスクを被り、修道院を救うためリングに挑む。 |
評 4 | 「しゃあ!コノヤロウ!!メキシコの伝説のレスラー、フライ・トルメンタの実話をこんな風にしやがって!!」「長州さん、キレてるんですか?」「キレてないですよ。俺、キレさしたら大したもんだ。それより実はこれリメイクで、元の『グラン・マスクの男』でジャン・レノが演じてたというのはスゴイな」「貴様!ヒヨったか!!小川、こいつ押さえ込むから俺ごと刈れ!!」「お前、橋本か?てめぇ!橋本、橋本!!」 |
2006.11.5記 |
タイトル | NANA2 |
出 演 | 中島美嘉/市川由衣/玉山鉄二/姜暢雄/丸山智己/本多奏多/成宮寛貴 |
監 督 | 大谷健太郎 |
原 作 | 矢沢あい |
ストーリー | 大崎ナナがボーカルを務めるBLACK STONES(ブラスト)は、メジャーデビューに向けて充実した毎日を送っていた。一方で、同居生活をしている“ハチ”こと小松奈々は、ブラストのライバルのバンド、TRAPNEST(トラネス)のリーダー、タクミと関係を持っていたが、ナナに打ち明けられずにいた。そんな中、ハチは妊娠してしまう。 |
評 4 | 「いらっしゃ~い。今宵も淳子の部屋へようこそ」「っつうか、さすがに映画じゃこのコーナーは出てこないけどな」「でも悔しいじゃない、京助。私たちの登場、ワンカットしかなかったのよ」「しかたないよ。それが脇役の定め。それより市川由衣のハチ公はどう?」「そうね。今回奈々にとってはかなり重い局面を迎える訳で悩んでる所が多いんだけど、真面目すぎて彼女の表情が恐い。気持ち切り替えたときの、完全にヌけちゃう天真爛漫さが弱いわね」「厳し~。レンとシンは?」「レンは完全に人畜無害だし、シンちゃんは原作にイメージ沿ったけど、これからが面白いのにこれで終りなのよね」「おいおい、シンとレイナの事はR-15指定になるだろう」「たしかにそうだけど、レンとナナの話もこれからなのよ」「結局この映画は商業主義。前作で止めときゃよかったんだよ」「・・・京助がいま一瞬ヤスに見えた」 |
2006.12.10記 |
タイトル | 虹の女神 Rainbow Song |
出 演 | 市原隼人/上野樹里/蒼井優/酒井若菜/鈴木亜美/相田翔子/小日向文世/佐々木蔵之介 |
監 督 | 熊澤尚人 |
ストーリー | 智也は片思いをしていた女の子に近づくため、彼女の友人であるあおいに声をかけた。大学の映画研究会に所属するあおいは、自分が撮影する映画のフィルム代欲しさに、智也の恋のキューピッド役を引き受ける。結局、あっけなく失恋した智也だったが、なぜかあおいの監督作の映画に主演男優として無理やり出演させられることになる。 |
評 5 | 赤:あかるい性格の樹里ちゃんは存在自体がかわいい。 橙:だいたい、大雑把な性格の女の子役が多いけどね。 黄:気になるのは『THE END OF WORLD』のチープさ。 緑:「♪緑の地球を守るため~」(ゴレンジャーか!) 青:蒼井優はなんでこんなに上手いんだろ。 藍:ⅰ-bookだ!懐かし~い。 紫:し、しかし、相田翔子は登場の瞬間から年はバレてるって。 |
2006.10.29記 |
タイトル | 日本以外全部沈没 |
出 演 | 小橋賢児/柏原収史/松尾政寿/村野武範/藤岡弘、/土肥美緒/松尾貴史/デープ・スペクター/黒田アーサー/中田博久/寺田農/筒井康隆 |
監 督 | 河崎実 |
原 作 | 筒井康隆 |
ストーリー | 2011年、原因不明の大規模な天変地異によりアメリカ大陸が一週間で海に沈んだ。やがてユーラシア大陸、アフリカ大陸、オーストラリア大陸と、数週間で地球から日本以外のすべての陸地が沈没してしまった。そして小さな日本列島に世界中から難民が押し寄せる。人口急増に問題を抱えた政府は“GAT(外人アタックチーム)”を組織し、不良外国人を国外追放していくが・・・。 |
評 2 | つっこみ要素は満載ですが、そこは所詮パロディですから、多目に見てあげましょう。ちなみにこれは小松左京さん公認です。それより筒井ワールドが私としては懐かしい!高校時代に筒井康隆の単行本を読み漁り、不条理の世界を堪能してた頃を思い出しました。当時この毒気が非常に鮮烈でした。だから今風に変えて、北の独裁者とか出してもらいたくなかったな。もうひとつ毒を吐かしてもらえれば、これは映画としては“クソ”です。 |
2006.11.26記 |
タイトル | 日本沈没 |
出 演 | 草彅剛/柴咲コウ/及川光博/福田麻由子/吉田日出子/柄本明/國村準/石坂浩二/豊川悦司/大地真央 |
監 督 | 樋口正嗣 |
原 作 | 小松左京 |
ストーリー | 潜水艇「わだつみ6500」のパイロット・小野寺俊夫は地球科学博士・田所雄介の指揮の下、同僚パイロットの結城とともに深海調査に参加していた。その結果、小野寺は驚愕の事実を知る。海底プレートの急速な沈降で、日本列島はわずか1年後に沈没するということを! |
評 5 | 30年以上前のもののリメイク。原作者の小松左京は、他に『さよならジュピター』など代表作がある流行作家でした。(ナツカシイ!) 当時はSFとしてかなり話題だった映画ですが、今こうして観るとかなり現実的なパニック物に思えてくる。そうだよ。日本の防衛費は地震対策にまわせ!でもうそ臭さ満載なので、涙は阪神淡路震災の『ありがとう』までとっておきましょう。ところで、東京周辺って、海抜数メートルだし、地質は“関東ローム層”という軟弱地盤なんだから、どこよりも真っ先に沈まなきゃおかしくないか? |
2006.7.16記 |
タイトル | 寝ずの番 |
出 演 | 中井貴一/木村佳乃/木下ほうか/田中章/土屋久美子/真由子/石田太郎/蛭子能収/桂三枝/笑福亭鶴瓶/浅丘ルリ子/米倉涼子/中村勘三郎/高岡早紀/堺正章/笹野高史/岸部一徳/長門裕之/富司純子 |
監 督 | マキノ雅彦 |
原 作 | 中島らも |
ストーリー | 上方落語界の重鎮、笑満亭橋鶴は・・・今、臨終の時。一番弟子の橋次が死にゆく師匠に最期の願いを聞くが、大いなる勘違いをしてしまう。そして橋鶴は逝った。・・・通夜の日。遺族と弟子たちの悲喜こもごもで狂気な夜がはじまった。 |
評 3 | え~、世の中には『明烏(アケガラス)』の若旦那のように堅い人もおりまして・・・「ご隠居、あの映画の何がひどいって。そりゃもう下ネタと不謹慎のオンパレード。常識をわきまえた人間が観るもんじゃねぇ」「辰っつぁん、そんなに邪険にするもんじゃないよ。落語にも“艶笑咄”ってのもあって案外人情深いものなんだよ。」「しかしご隠居、最後は“春歌”の大合唱。もう聞くに堪えられませんぜ」「本当に辰っつぁんは堅物だねぇ。もしかして吉原とか行ったことはないのかい?」「当たり前でさぁ。愛のないSEXなんか考えられん!」「そうかい。でもアルファベットじゃ、Hの後にI(愛)があるんだがね・・・。」お後がよろしいようで。 |
2006.5.28記 |
タイトル | ハイスクール・ミュージカル |
出 演 | ザック・エフロン/ヴァネッサ・アン・ハジェンズ/アシュリー・ティスデール/ルーカス・グラビール/モニク・コールマン/コービン・ブルー/アリソン・リード/バート・ジョンソン |
監 督 | ケニー・オルテガ |
ストーリー | イースト高校バスケ部キャプテンのトロイと優等生のガブリエラ。二人は偶然にも家族旅行先で出会い、お互い好意をもち始める。新学期が始まると、なんと、ガブリエラが、トロイの通う高校に転校生としてやってきた。そして、二人は高校で開かれるミュージカルのオーディションに一緒に参加してみることになる。 |
評 9 | 河川唯「わぁー、おもしろ~い。お決まりの学園物ストーリーだけど、ミュージカル仕立てにするとこんなに楽しくなるんだね」一堂零「ホントみんな明るいのだ。それに自分の得意技をカミングアウトする所もすごく良い」物星大「リーダー、僕もクリーム・ブリュレを作るの挑戦してみる!」骨岸無造「数学対決は私も参加しよう」大河怒裸馬「演劇なら俺だ」振井須呂夫「バスケなら任せてくれ」春曲鈍「どさくさにまぎれてマイナーキャラまで出てくるニャ」 |
2009.1.25記 |
タイトル | パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト |
出 演 | ジョニー・デップ/オーランド・ブレーム/キーラ・ナイトレイ/ナオミ・ハリス/ビル・ナイ |
監 督 | ゴア・ヴァービンスキー |
ストーリー | ついにブラックパール号を奪い返した孤高の海賊ジャック・スパロウ。実は今から13年前、ジャックはブラックパール号の船長になるために、悪名の高いさまよえる幽霊船“フライング・ダッチマン”の船長、デービー・ジョーンズと、命を引き換えにした血の契約を交わしていた。そして、ジャックの仲間、結婚間近のウィル・ターナーとエリザベス・スワンはジャックを助けた罪で捕まってしまう。 |
評 |
待っていたぜ、ジャック・スパロウ!前作はどっちかっつうと脇役だったけど、やっぱジョニー・デップは主役じゃなきゃね。比較にならないけどドリフコントのような大仕掛けアクションは抱腹絶倒。水車でのアクションは絶品。それからキーラ・ナイトレイもいい女になったのぅ。ただ「もしかしたら…」と思ったら、やはりこういう終わり方になるか・・・。まあ認める。今回もエンドロールが終わったらお楽しみがあるので最後まで観るように。 |
2006.7.16記 |
タイトル | バタフライ・エフェクト2 |
出 演 | エリック・ライヴリー/エリカ・デュランス/ダスティン・ミリガン/ジーナ・ホールデン/デヴィッド・ルイス/アンドリュー・エアリー/クリス・ゴーシャー/スーザン・ホーガン/JR・ボーン/ジェリー・ワッサーマン |
監 督 | ジョン・R・レオネッティ |
ストーリー | ニックは恋人のジュリーの誕生日に、2人の思い出の場所を訪れていた。親友のトレバーらも一緒に楽しい時間を過ごしていたが、会社からの急な呼び出しでニックは出社することになる。その帰り道で彼らは事故に遭い、ニックだけが生き残る。 |
評 3 | これも要素だけ残して人物も設定も変えてしまうという続編で、一番失敗するパターンです。(『エクソシスト』『スターシップ・トゥルーパーズ』等々)確かに仕事場も「あーすれば良かった」ってことは日常茶飯事ですが、どうもこの男の雑なところは共感が持てない。やはりこの手のものは前作のようにストーリーに構造的な緻密さがあってこそ、面白くなるはずなのに・・・。特に本作において最悪なのはラストで宣(のたま)うジュリーの発言。お前、そうだとしたら最初に過去に戻ってジュリーが生きていた場合の流れと全然辻褄合わなくなるだろが! |
2011.9.11記 |
タイトル | ハチミツとクローバー |
出 演 | 櫻井翔/蒼井優/伊勢谷友介/加瀬亮/関めぐみ/堀部圭亮/宮崎吐夢/銀粉蝶/西田尚美/堺雅人/中村獅童 |
監 督 | 高田雅博 |
原 作 | 羽海野チカ |
ストーリー | 浜美大の花本研究室。ある日、純情な青年、竹本は一心不乱にダイナミックな絵を描く少女、はぐと出会い、恋に落ちてしまう。はぐは、人を惹きつける不思議な魅力を持った天才少女だった。その瞬間を目撃した真山はアルバイト先に年上の女性に恋をし、あゆはそんな真山を一途に想う。一方、もう一人の天才、森田は大学に戻り、はぐに興味を持ち始める。果たして5人の恋の行方は・・・。 |
評 6 | 「ここでジューシー中島から全ての女性リスナーにメッセージです。いくら好きな人にキラキラ光線を発しても全然手ごたえがないってことないかい?拒否られていない限り、それは確実に効いているよ。でも男の子は、女性が思う以上にウブで臆病な生き物なんだ。だからもう少し待っておくれ。やっと勇気を持って君に声をかけて、見向きもされなかった時の男の気持ちほど空しいものはないからね。ジュテーム・ボクー。聞こえたかい?」 |
2006.8.13記 |
タイトル | バックダンサーズ! |
出 演 | 平山あや/hiro/ソニン/サエコ/田中圭/長谷部優/北村有起哉/浅野和之/甲本雅裕/梶原善/つのだ☆ひろ/舞/木村佳乃/真木蔵人/鈴木一真/豊原功補/石野真子/陣内孝則 |
監 督 | 永山耕三 |
ストーリー | あるトップヴォーカリストの突然の引退に、華やかなステージをいきなり失くした、ミウ、よしか、ともえ、愛子の4人のバックダンサーたち。そして、彼女たちを押し付けられた新米マネージャー、茶野。初めて“将来”というものを考え始めた4人に、茶野は時代遅れのおやじロックバンド“スチールクレイジー”との共同ライブを企画する。 |
評 5 | [特別アイドル情報室] サエコ:決して主役級じゃないが『学校へ行こう』でのアニメ声の特異な“いまどきギャル”のキャラがうけ、人気急上昇。『ドラゴン桜』では意外な女優センスが光り、映画『NANA』でも難しい幸子役を好演。きっと磨けば光る逸材。 ソニン:EE JUMPで相方のゴマキの弟脱落以来、苦労の連続だった彼女だが、むしろその努力型キャラがイメージUP。実は彼女はSPEEPの頃のhiroに憧れて歌手になったというから不思議な因果。私は樽ドル(デブ系アイドル)は嫌いだが、彼女は別格。 hiro:3歳からアクタースクールに入っていた言うから、ダンスにかけては超ベテラン。いまだに「元SPEEDの~」と紹介されるけど、実はSPEED解散の引き金となったのは、彼女の男関係だったりする。 平山あや:ホリプロスカウトキャラバン出身。かつては「平山綾」だったが、名前をひらいても知名度は変わらない。事務所の力で「はるか17」の主役となるがパッとせず。そういえば、アイドルキラー押尾学にちょっかい出された事もあった。 |
2006.9.10記 |
タイトル | 初恋 |
出 演 | 宮崎あおい/小出恵介/宮崎将/小嶺麗奈/柄本佑/青木崇高/松浦祐也/藤村俊二 |
監 督 | 塙幸成 |
ストーリー | みすずは、家にも学校にも居場所がなく、孤独に毎日を過ごしていた。ある日新宿のジャズ喫茶で謎めいた東大生の岸とその仲間たちと出会う。みすずと岸は惹かれあっていく。そして数年後の1968年12月10日、18歳のみすずは男物の警察官の衣装を身を包み、白バイを走らせていた。三億円事件の実行犯として。 |
評 6 | 日本を震撼させた3億円事件は諸説がたくさんあります。実行犯が女子高生だというのは信憑性が薄いけど、犯人がお偉いさんの子供で逮捕できなかった、というのは以前から言われてきたことです。時代は反体制の絶頂期。腹々時計を見ながら爆弾を作っている学生テロリストが潜伏していた頃。警察はこの事件のおかげで公然と家宅捜査ができたそうです。だから事件そのものが警察サイドの狂言だという説もあります。おーっ、小嶺麗奈ちゃん久しぶり!いしだ壱成の麻薬パーティーに参加してスクープされて以来じゃん。(ケケケ、アイドルオタクのおいらはここまで知ってるんだぜ。宮崎あおいちゃんもこの前のスキャンダル、ちゃんと記憶しているからね) |
2006.8.6記 |
タイトル | バッテリー |
出 演 | 林遣都/山田健太/鎗田晟裕/蓮佛美沙子/天海祐希/岸谷五朗/萩原聖人/上原美佐/濱田マリ/米谷真一/太賀/山田辰夫/塩見三省/岸部一徳/菅原文太 |
監 督 | 滝田洋二郎 |
原 作 | あさのあつこ |
ストーリー | 野球にすべてを賭け、自分のピッチャーとしての才能に絶対の自信を持っている原田巧は、中学入学を控えた春休みに岡山県境の地方都市に引越す。引越し早々、巧はキャッチャーの永倉豪と出会い、バッテリーを組むことを熱望されるが、二人が入部した新田東中学の野球部は、監督に徹底的に管理されていた。 |
評 5 | 「毎度ぉ!」「いつも元気ええな」「君もいつもユニフォーム着とるから元気はええやろ。それに当然この映画も知っとるやろ」「当たり前や、そやな“バッテリー”いうたら、井川と矢野かな」「プロ野球やないわ。これな、元々は児童書やったのが、大人にも受けて一時期ブームになったんや」「草野球がプロ野球より受けたってことやろ。あー欽ちゃん、監督辞めちゃったなぁ」「ちゃうわ!せやけどやっぱ野球は子供頃からセンスある奴の方がええんやろな」「そうかぁ?確かに佑ちゃんは活躍しとるけど、雄星はピンとせえへんで」「個人攻撃やめろ!もうええ!これで“終わり”や」「なんて!もう“オマリー”て!?」「言うてへんわ!」 |
2011.5.29記 |
タイトル | ハッピー・フィート |
出演(声) | イライジャ・ウッド/ブリタニー・マーフィ/ヒュー・ジャックマン/ニコール・キッドマン/ヒューゴ・ウィーヴィング/ロビン・ウィリアムズ |
監 督 | ジョージ・ミラー |
ストーリー | 皇帝ペンギンのメンフィスとノーマ・ジーン夫妻に、息子のマンブルが誕生。生まれて間もなくしてパタパタと足を動かす妙な癖を披露したマンブルは、その後立派な小学生に成長する。しかし、ペンギンにとって大事な歌の授業中に、音痴であることが発覚してしまう。 |
評 4 | ハンディを持った主人公が集団からはみ出され、旅立っていき、みんなを救うため戻ってくるというパターンは正直飽きた。せっかくミュージカル仕立てにしてるんだから、最後までこのノリで引っ張ればいいのに中途半端だよなぁ。(『Boogie Wonderland』はちょっと一緒にリズム刻んだけど・・・)ママの名前がノーマ・ジーンというけど、これはマリリン・モンローの本名で、左胸にホクロあるというのはうれしかったかな。前に『皇帝ペンギン』を観ていたから、ペンギンの生態をかなり忠実に描いてるがわかるけど、ラストで手を抜いたか。最後にグローリアがマンブルとが仲良くなるけど、皇帝ペンギンは一夫一妻なんだよね。 |
2007.8.19記 |
タイトル | 初雪の恋 ヴァージン・スノー |
出 演 | イ・ジュンギ/宮崎あおい/塩谷瞬/森田彩華/柳生みゆ/乙葉/余貴美子 |
監 督 | ハン・サンヒ |
ストーリー | 大学教授の父親に連れられて日本に転校して来たミンは、ある日、自転車に乗って京都の街を走り回っていると、神社で巫女姿の七重と出会う。七重に一目惚れしたミンは、彼女は自分が転校した高校の生徒だと知る。しかしあるとき、七重への想いとは裏腹に、ミンはうっかり彼女の大切な画材を川に落としてしまう。 |
評 5 | ちょうど日本で韓流ブームが吹き荒れていた頃なので、いろいろ創られていた日韓合作のひとつです。その割りにこの男役誰かよく分からなかったので調べたら、あー、『王の男』でオカマだったヤツじゃないか!イメージ違うから分からなかった。いまやバツイチの宮崎あおいさんですが、こういうちょっと前の映画観ると改めてこの人はいつまでも童顔なんだと思いました。まあ、最後にハッピーエンドで良かったね、というお話でした。ところで、ミンは女子高生に“ジャージ”と言われてビックリしてましたが、これは韓国語でジャジ(자지)というと“陰茎”のことなんだそうです。同じように韓国では「ちょっと待って!」とは絶対言わないようにしたほうが良いそうです。(「좆도 맞대!(チョット マッテ)」=チ○ポをくっつけて!) |
2015.2.15記 |
タイトル | 花田少年史 幽霊と秘密のトンネル |
出 演 | 須賀健太/篠原涼子/西村雅彦/北村一輝/安藤希/杉本哲太/もたいまさこ |
監 督 | 水田伸生 |
原 作 | 一色まこと |
ストーリー | 海の見えるのどかな田舎町。わんぱく少年、花田一路(いちろ)はその夏、トラックと衝突したことから、に幽霊が見えるようになってしまう。近所に住むお婆ちゃんの霊、トンネルに出る女子高生の霊、親友のお父さんの霊-いろんな幽霊が現れパニックの一路の前に、自分が本当の父親だと言う幽霊まで現れた |
評 1 | 冒頭から意味のないカット割の連続で「この監督素人か」と思った。天才子役と謳(うた)われてる須賀健太くんの演技も微妙だし。90年代の渋谷が出てきたときの西村さんのファッションはどう見ての60年代フォークorヒッピー。せっかくマルキュー(渋谷109)大写しにしてるならヤマンバギャルでも出して時代考証することぐらいのことしたら? |
2006.8.20記 |
タイトル | 花よりもなほ |
出 演 | 岡田准一/宮沢りえ/古田新太/香川照之/田畑智子/上島竜兵/木村祐一/浅野忠信/寺島進/夏川結衣/加瀬亮/千原靖史/絵沢萌子/平泉成/石橋蓮司/原田芳雄/國村隼/中村嘉葎雄 |
監 督 | 是枝裕和 |
ストーリー | 時は元禄十五年、生類憐みの令が出ていた頃の泰平の世の中。青木宋左衛門は父の仇を討つべく江戸に出て三年。ところがこの男、剣の腕前がからきしダメなへっぴり侍だった!愉快に暮らす長屋仲間の大騒動に巻き込まれ、赤穂浪士の仇討ちともビミョーに絡み合い、事態は思わぬ方向へ。 |
評 2 | 『木更津キャッツアイ』も『東京タワー』も『フライ、ダディ、フライ』も観てません。別に避けているわけではないけど、岡田准一に興味が沸かなかった。実際にみて分かった。この人、いい男だけど「華」がないんだ。でも役者として大成する可能性は秘めていると思うので、草なぎ剛のように「味」をつけていっておくれ。イメージと違うキム兄やんはミスキャスト。こんなイタい役、辺見えみりが泣くよ。それから忠臣蔵はやっぱり冬のほうが・・・。 |
2006.6.4記 |
タイトル | バベル |
出 演 | ブラッド・ピット/ケイト・ブランシェット/ガエル・ガルシア・ベルナル/役所広司/アドリアナ・バラッザ/菊地凛子/エル・ファニング |
監 督 | アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ |
ストーリー | モロッコを旅行中のアメリカ人夫婦のリチャードとスーザンが、突然何者かによって銃撃を受け、妻が負傷するという事件が起こる。同じころ、東京に住む聴覚に障害を持った女子高生のチエコは、満たされない日々にイラ立ちを感じながら、孤独の日々を過ごしていた。・・・言葉が通じない、心が通じない各国の孤独な魂が、やがて繋がっていく。 |
評 9 | 『旧約聖書』創世記11章:かつて世界の言葉はひとつであった。神に近づこうと人間は天まで届く塔を建てようとした。神は怒り、人間たちの言葉を乱し、世界をバラバラにした。これが「バベルの塔」の話です。でも人間同士が分かり合えないのは、言葉だけじゃないはずだ。発する意思と受け止める意思があって心は通じる。現代人は(私も含め)、受け止める意思が著しく欠如している。凛子さんのように“裸”で発信しても“気づかない”ことがある。そのとき私はいつも自意識の中に埋没しているんだ。「日本語でしゃべってるのに、なんでそれまで字幕出すんだ?バッカじゃねぇの」と思って観てたけど、途中でハタと理由に気づきました。猛省します。 |
2007.4.29記 |
タイトル | パフューム ある人殺しの物語 |
出 演 | ベン・ウィショー/ダスティン・ホフマン/アラン・リックマン/レイチェル・ハード=ウッド/アンドレス・エレーラ/サイモン・チャンドラー/デヴィッド・コールダー/カロリーネ・ヘルフルト |
監 督 | トム・ティクヴァ |
ストーリー | 18世紀のパリ、悪臭のたちこめる魚市場で産み落とされたジャン=バティスト・グルヌイユ。驚異的な嗅覚を持つがゆえに、奇怪な青年として周囲に疎まれている彼は、ある晩、芳しい香りの少女に夢中になり、誤って殺してしまう。その後、彼は少女の香りを求めて調香師になり、香水作りに没頭する。 |
評 7 | 「キモーい!これ単なる匂いフェチの変態男の話じゃない!」「そう!それに裸ばっかし!男の人は喜ぶかもしれないけど、クライマックスなんかとても見ていられなかったわ!」「でも、あーちゃん、指の隙間から見てたじゃない」「あはっ、バレてたぁ」「ところでさ、冒頭で18世紀のパリは世界一臭いって言ってるけど、これは下水道設備が整って無かったからなんだよ。実は皆んなウンチとか窓から捨ててたんだって。だから香水が発明されたの」「ノッチ、頭いい!」「でも、また下ネタじゃん。私たちアイドルなのに変なイメージ付いちゃうよ」「でも、女の人の体から香水って作れるの?」「カシユカの場合、広島の田舎臭さが出るんじゃない」「何ゆうちゃろうか、アンタもじゃけぇ!」 |
2009.1.11記 |
タイトル | パプリカ |
出演(声) | 林原めぐみ/古谷徹/江守徹/堀勝之祐/大塚明夫/山寺宏一/田中秀幸/こおろぎさとみ/阪口大助/岩田光央/愛河里花子/太田真一郎/ふくまつ進紗/川瀬晶子/泉久実子/勝杏里/宮下栄治/三戸耕三/筒井康隆 |
監 督 | 今敏 |
原 作 | 筒井康隆 |
ストーリー | 医療研究所が開発した、他人の夢を共有できる画期的テクノロジー‘DCミニ’が盗まれた。それを機に研究員たちが次々と怪奇な夢を見るようになる。謎の解明に挑む美人セラピスト千葉敦子は、極秘のセラピーを行うために性格も容姿も全く別人格の‘夢探偵パプリカ’に姿を変え、クライアントの夢の中へと入り込む。ところが完全に操られた夢の中で、おぞましい罠がパプリカを待ち受けていた。 |
評 6 | 夢はどうして見るのか?残念ながらそのメカニズムは完全に解明されていない。ただ、現時点で認められている仮説は〝記憶”に関係しているとされている。人は日中にいろいろな知識や経験を得、その記録を一旦〝海馬”とよばれる脳の一部に残される。これはちょうどDVDレコーダーのハードディスクのようなものですぐにいっぱいになる。だからこの記録を必要不必要に分けて整理する作業が行われ、この記録が別に保管される。これが〝記憶”である。その整理する作業は寝ている最中に行われ、その際に古今東西多種多様の情報が入れ乱れて脳内を駆け巡り、それのうち起きた時に覚えているものが〝夢”だとされている。この仮説からするとあくまで自分が取り入れた記憶でしか夢が見れない理屈になり、知らないことや想像したことを〝夢”で見ることは能わなくなる。ましてや予知夢などありえないということだ。でも、人の想像も限界もあるかもね。この手のアニメのクライマックスは、何十mもデカい何かが出てきて街をぶっ壊すに決まっているもんね。 |
2012.12.30記 |
タイトル | バルトの楽園 |
出 演 | 松平健/ブルーノ・ガンツ/阿部寛/國村隼/オリバー・ブーツ/コスティア・ウルマン/大後寿々花/中山忍/市原悦子/三船史郎/勝野洋/大杉漣/泉谷しげる/坂東英二/平田満/高島礼子 |
監 督 | 出目昌伸 |
ストーリー | 1914年、第一次世界大戦で日本軍は、ドイツの極東根拠地・中国の青島(チンタオ)を攻略した。ドイツ兵は捕虜として送還され、日本各地にある収容所に収められることになる。厳しい待遇が当然の収容所の中で、坂東俘虜収容所の所長を務める会津の松江豊寿は、陸軍の上層部の意志に背いてまでも、捕虜たちの人権を遵守し、寛容な待遇をさせていた。 |
評 7 | ♪まつだいら健のヒゲはアートネーチャー。軍服着ててもチョンマゲ劇に見ーえる。 ワールドカーップを完全意識して、いま時期、ドイツって、あざといけれど (ff:フォルテシモ) 会津の武士道、凛々しく見ゆる。癒さる笑顔の寿~々花ちゃんにダンケ! [ベートーベン『第九』のメロで歌ってみよう] |
2006.6.18記 |
タイトル | パンズ・ラビリンス |
出 演 | イバナ・バケロ/ダグ・ジョーンズ/セルジ・ロペス/アリアドナ・ヒル/マリベル・ヴェルドゥ/アレックス・アングロ |
監 督 | ギレルモ・トロ |
ストーリー | 1944年のスペイン内戦で父を亡くし、独裁主義の怖ろしい大尉と再婚してしまった母と暮らすオフェリアは、この怖ろしい義父から逃れたいと願うばかり自分の中に新しい世界を創り出す。オフェリアが屋敷の近くに不思議な迷宮を見つけ出して足を踏み入れると、迷宮の守護神が現れ彼女に危険な試練を与える。 |
評 7 | 戦争ドラマにファンタジーが融合するという異色の作品。強烈なほどのグロテスク表現は、まんま戦争のイメージだろうか。極限までに抑圧された精神状態のオフェリアが開いた幻想世界。それはむしろ悲壮感が漂い、心を締め付ける。これは彼女の生きた時代のせいか?いいや、いつの時代でも誰に対しても、置かれた立場に応じた試練は与えられるのだ。でも、つらくても現実をしっかり生きていこう。現実逃避は、結局、出口のない迷宮(ラビリンス)なんだから。 |
2007.10.28記 |
タイトル | バンディダス |
出 演 | ペネロペ・クルス/サルマ・ハエック/スティーヴ・ザーン/ドワイト・ヨーカム/デニス・アーント/サム・シェパード/オードラ・ブレイザー/イスマエル・イースト・カルロ/ゲイリー・セルヴァンテス |
監 督 | ヨアヒム・ローニング |
製 作 | リュック・ベッソン |
ストーリー | 1848年のメキシコ。ニューヨーク銀行は鉄道開通のために、貧しい民衆から不当な値段で土地を奪い、邪魔する者は殺し屋に容赦なく殺害させていた。銀行によって父親を殺された貧しい農民の娘マリアと、同じく銀行に父親を殺害された裕福な銀行頭取の娘サラは、銀行に復讐するために共謀して銀行強盗を計画する。 |
評 7 | ダイナマイト級のセクシー女優共演のエンターテイメント西部劇。アクションもなかなかのものですが、綱渡りしているロープの弛みと張りがバンジョーの調律に合う件(くだり)なんかのくすぐりが好きです。こんなところに今回裏方に回っているリュック・ベッソンの存在が見えました。そして、いがみ合いながらも協力していくうちに芽生えていく女の友情がまた良い。二人にいいようにされるクエンティンがうらやましったらありゃしない。でも二人ともジャジャ馬過ぎるから、最後のクエンティンの選択は正解かな。 |
2014.1.12記 |
タイトル | PEACE BED アメリカVSジョン・レノン |
出 演 | ジョン・レノン/オノ・ヨーコ/ジョン・ウィーナー/ロン・コヴィック/アンジェラ・デイヴィス/ジョン・シンクレア[活動家]/タリク・アリ |
監 督 | デヴィッド・リーフ/ジョン・シャインフェルド |
ストーリー | 1971年、ミシガン州アナーバー。大麻所持の罪で10年の懲役となった詩人ジョン・シンクレアの支援コンサートにジョン・レノンとオノ・ヨーコが出演する。若者に絶大な影響力を持つジョンは、そのときからニクソン大統領の政敵と判断された。1972年、アメリカ移民局は反戦と平和を訴えるジョンとヨーコに国外退去命令を下す。 |
評 5 | 1969年3月、ジョンとヨーコは新婚旅行のアムステルダムのヒルトンホテルの一室に世界中の記者を招いた。ベッドの上でガウンを着て寝そべっている二人の前で記者達は、公開SEXでもおっ始めると思ったようなのだが、実は二人はそこで平和について語るだけのものだった。これが二人の代表的な反戦パフォーマンス“ベッド・イン”である。以前より彼らはヌードでアルバムのジャケットになったりして過激な二人で有名だったので記者達がそう思っても仕方なかったそうだ。このころジョンは完全にアメリカ政府の敵でありFBIに監視されていた。まるで『グラップラー刃牙』の範馬勇次郎のような存在だった。果たして「色を知る年齢(とし)か!」と記者達が思ったかは定かではない。ちなみに、二人の他の反戦パフォーマンスに“バギズム”というものがある。これは民族差別を風刺する表現をする平和活動であり、“刃牙ズム”ではないので念のため。 |
2013.12.8記 |
タイトル | ピンクパンサー |
出 演 | スティーブ・マーティン/ケヴィン・クライン/ジャン・レノ/エミリー・モーティマー/ヘンリー・ツァーニー/ビヨンセ・ノウルズ |
監 督 | ショーン・レヴィ |
ストーリー | サッカーのフランスチームの監督は、世界的に有名な女性ポップ・スター、ザニア。ある日彼女の恋人であるイブ・グルアンが中国チームとの親善試合で勝利をおさめた後、大観衆の前で殺害された。しかも彼が所有する価格がつけられないほど高価なダイヤモンド“ピンクパンサー”も消えていた!この事件を任されたドレイフェス警視が抜擢したのは、あのクルーゾー警部だった。 |
評 3 |
,/△ヽ_ r⌒Y⌒ヽ |
2006.5.14記 |
タイトル | ファーストフード・ネイション |
出 演 | グレッグ・キニア/イーサン・ホーク/パトリシア・アークエット/アヴリル・ラヴィーン/カタリーナ・サンディノ・モレノ/クリス・クリストファーソン/ポール・ダノ/アシュレイ・ジョンソン/ウィルマー・バルデラマ/ルー・テイラー・プッチ/アナ・クラウディア・タランコン/イーサイ・モラレス/ブルース・ウィリス/グレン・パウエル |
監 督 | リチャード・リンクレイター |
ストーリー | 大手ハンバーガーチェーン、ミッキーズのマーケティング部長ドンは、パテからの糞便性大腸菌検出の報告を受け、調査のためコロラドの工場へ。一方そのころ、密入国したメキシコ人シルビアの夫ラウルは、ミッキーズと契約する精肉工場で働き始める。 |
評 2 | なんでこんな形のドラマにする必要あったのか?誰が見たってファストフード業界の裏側のほうに興味向いちゃうだろ。真正面からドキュメンタリーで来いよ!・・・と思ったが、もしかしたら事情があるかも知れないので、こんなもんにしとくが間違いなく映画として全然面白くなかった。牛肉問題といえば、2003年にアメリカで牛海綿状脳症(当時は“狂牛病”と呼んでいた)が蔓延したため、日本では輸入を差し止めする国際問題が起こった。そのとき実際のアメリカでの加工肉工場の不衛生な現状を報道した番組を何度か観た。しばらくしたあと輸出再開に向けた精肉検査を行ったがアウトとなり、アメリカの不誠実さを改めて知った。それと同時にアメリカの食に対する無頓着さも感じた。今ではまた当たり前のようにアメリカの肉が入ってきており、TPPで過剰になるのも必至である。しかし、これに関してはそんな危惧はしていない。なぜなら、昨今のマクドナルドの経営不振から分かるように日本人はアメリカの肉が不味いということを分かってきたからだ。日本人の舌をなめんなよ! |
2016.1.3記 |
タイトル | ファイナル・デッドコースター |
出 演 | メアリー・エリザベス・ウィンステッド/ライアン・メリマン/クリスタル・ロウ/シャーラン・シモンズ/クリス・ムッシュ/サム・イーストン |
監 督 | ジェームズ・ウォン |
ストーリー | ウェンディは、高校の卒業イベントでアミューズメント・パークを訪れた。ジェットコースターに乗り込んだ彼女は、乗っているジェットコースターが事故でクラッシュする予知夢を見てパニックになる。隣に座っていた友人のケヴィンとともに乗車を拒否した後、実際に事故が起きて乗客が死亡してしまう。 |
評 6 | 原題は『ファイナル・デスティネーション3』このシリーズの興味深いところは、アメリカンホラーなのに殺人鬼が存在しないところ。強いて言えば“死神”。その抗(あらが)えない“運命”に翻弄される人の愚かさが何ともいえない。'07.5.5 大阪のエキスポランドのジェットコースターで死亡事故が起こった。そのとき、このDVDレンタルに殺到したそうだ。おかげで今の時期にやっと借りられた。「他人の不幸は蜜の味」というが、人とは、なんちゅう浅ましいものなのか!(って俺もか・・・) |
2007.8.5記 |
タイトル | ファイヤーウォール |
出 演 | ハリソン・フォード/ポール・ベタニー/ヴァージニア・マデセン/メアリー・リン・ライスカブ/ロバート・パトリック |
監 督 | リチャード・ロンクレイン |
ストーリー | 業界最高の盗難防止用コンピュータシステムをデザインし、キャリアと名声を築いてきた銀行のセキュリティシステム専門家ジャック。彼の作った最強のはずのシステムにも弱点があった。それはジャック自身!冷酷な強盗コックスは彼の家族を人質にとり、彼に自分で作り出したシステムを自ら破るよう脅迫した。 |
評 10 | ハリソン・フォード復活!まさしく彼の真髄“追い込まれ型サスペンス”。還暦はとっくに過ぎているのに、最新のIT業界の現役社員をこなしています。カックイー!(もっとも“IT”自体が死語になりつつありますが・・・)FAXやⅰPodの特異な使い方に感動して納得。敵役のポール・ベタニーのいぶかしさにも注目。今年度映画の真打『ダ・ヴィンチ・コード』のかなり重要な役になる予定です。 |
2006.4.9記 |
タイトル | ファクトリー・ガール |
出 演 | シエナ・ミラー/ガイ・ピアース/ヘイデン・クリステンセン/ジミー・ファロン/ショーン・ハトシー/ミーナ・スヴァーリ/イリアナ・ダグラス/エドワード・ハーマン/ジャック・ヒューストン/アーミン・アミリ/タラ・サマーズ/メレディス・オストロム/メアリー・エリザベス・ウィンステッド |
監 督 | ジョージ・ヒッケンルーパー |
ストーリー | 1965年、名門令嬢のイーディ・セジウィックは、ポップ・アートの旗手アンディ・ウォーホルと出会う。瞬く間にウォーホルを魅了した彼女は、彼の“ファクトリー”でも中心的存在になってゆく。その美ぼうと圧倒的存在感でメディアの注目を浴びるようになったイーディは、時代のミューズとなる。 |
評 4 | 60年代のポップ・アイコン、イーディ・セジウィック。金持ちの家に生まれ、20歳の時に兄が自殺し、アンディ・ウォーホルやボブ・デュランと浮名を流し、ドラッグに溺れタバコの不始末で火事を起こし大やけど。そしてなんとか復帰するがドラッグをやめられず精神病院へ、やがて結婚しダンナのために今度こそドラッグ辞めようとするが、結局ダメでドラッグショックで28歳にして亡くなった。もうこんな破天荒な人生、エピソードだけで簡単に映画が創れちゃうじゃないか。なんか安直のようで彼女に申し訳ないような気がした。でも、非難されても仕方ない人生か。 |
2012.6.24記 |
タイトル | 富嶽百景 遥かなる場所 |
出 演 | 塚本高史/田丸麻紀/小林涼子/小橋めぐみ/中山卓也/高尾祥子/嶋尾康志/綾田俊樹 |
監 督 | 秋原正俊 |
原 作 | 太宰治 |
ストーリー | 小説家の修治は筆が進まず、うっそうとした出口の見えない日々を送っていた。ある日、富士の見える「天下茶屋」で執筆活動をしていた先輩の井伏に誘われ、心を新たにその地へ向かった。天下茶屋での女将さんや娘さん、地元の人々との触れ合い、さらに井伏の紹介でお見合いすることとなった美和子との出会いにより、修治の心に少しずつ変化生まれていく。 |
評 6 | 太宰治ほど自分勝手な奴はいない。21歳のとき田部シメ子と入水するが自分だけ生き残る。29歳(この本の頃)、井伏鱒二氏から紹介されお見合いした石原美和子と結婚するが、浮気相手の太田静子をはらます。39歳に山崎富栄と入水して没。これだけモテるというのも一種の才能だが、当時の女性の従順性を賛美すべきか。 『富士山には月見草が良く似合う』 今じゃ富士山になるべき男も、月見草になるべき女性も見当たらない。 |
2006.5.21記 |
タイトル | 武士の一分(いちぶん) |
出 演 | 木村拓哉/壇れい/笹野高史/小林稔侍/緒形拳/桃井かおり/坂東三津五郎/赤塚真人/綾田俊樹/近藤公園/岡本信人/左時枝/大地康夫 |
監 督 | 山田洋次 |
原 作 | 藤沢周平 |
ストーリー | 三村新之丞は、最愛の妻、加世とつましく暮らしている海坂藩の下級武士。笑いの絶えなかった彼の平和な日々は、突然暗転する。新之丞は藩主の毒見役をつとめ失明をしてしまう。さらに、加世は、言葉巧みに言い寄る上士、島田藤弥が仕掛けた罠に落ちてしまう。義を重んじ卑怯を憎む侍として、妻を愛する一人の男として、新之丞は“一分”をかけた復讐を心に誓う。 |
評 8 | 映画の帰り、うまい具合に車のラジオで『木村拓哉のホワッツ・アップSMAP』が聴けました。当然映画の裏話をやっていて、「目を開けているから見えるのに、見えていない演技は、我ながら異様だった。でもカメラマンに目線の協力をしてもらったのは感謝している」と言ってました。役者なのにいい作品作るためスタッフ巻き込んでしまうキムタク、おめぇはやっぱ、えー男じゃ。ところで、妻を寝取られた男のことをフランス語で“コキュ”って言うんだけど、新之丞がコキュになったら、これがホントの“シンコキュー”(昔のドラマ『ミセスと僕とセニョールと』より) |
2006.12.3記 |
タイトル | 不都合な真実 |
出 演 | アル・ゴア |
監 督 | デイビス・グッゲンハイム |
ストーリー | 地球は人類にとって、ただひとつの故郷。その地球が、今、最大の危機に瀕している。キリマンジャロの雪は解け、北極の氷は薄くなり、各地にハリケーンや台風などの災害がもたらされる。こうした異変はすべて地球の温暖化が原因といわれる。年々、上がり続ける気温のせいで、地球体系が激変し、植物や動物たちは絶滅の危機にさらされている。・・・傷ついた地球を救う為、アメリカの元副大統領、アル・ゴアが立ち上がった。 |
評 9 | 「二酸化炭素が増えて、地球が暖まり気候がおかしくなってきている」今や誰でも知っていることである。じゃあ何をすればよいかも、小さなことでもいいなら誰でも思いつくはずだ。結論は最初から言っている。「モラルの問題だ」。1997年地球温暖化防止会議が京都で行われ、各国のCO2削減目標が設定された。ところが世界最大のCO2排出国アメリカはいまだに批准していない。モラル欠如の国、アメリカ!アル・ゴア氏は自国の愚かさに憂いでいる。だから世界への流布活動を始めたのだ。私も「何かしなきゃ」と素直に思った。正直「どうせ多少延命させても地球はやがて滅びる」というニヒリズムも持っている。しかし、自分らの時代のせいで地球が滅んだ、っつうのはスゲェ悔しいじゃん!! |
2007.4.15記 |
タイトル | 譜めくりの女 |
出 演 | カトリーヌ・フロ/デボラ・フランソワ/パスカル・グレゴリー/グザヴィエ・ドゥ・ギュボン/クロティルド・モレ/クリスティーヌ・シティ/ジャック・ボナフェ/マルティーヌ・シュヴァリエ |
監 督 | ドゥニ・デルクール |
ストーリー | かつてピアニストを目指す少女だったメラニーは、ピアノの実技試験中、審査員の人気ピアニスト、アリアーヌの無神経な態度に動揺してミスを犯し、ピアニストの夢を絶たれる。その後、アリアーヌに再会したメラニーは、演奏会の成功の鍵を握る“譜めくり”に抜てきされる。 |
評 7 | 「ピアノ好き好き~、先生好き好き~、だから!自宅に潜り込もお!」「昔チャンスをつぶされたけど今でも慕っています」「つつつ、都合いい、おおお女で~す」「先生のお子さんのベビーシッターが必要ならば私がやります」「つつつ、都合いい、おおお女で~す」「先生のピアノのタイミングに上手に合わせて譜面をめくります」「つつつ、都合いい、おおお女で~す」「先生が望むならレズっ気出して心の隙間お埋めします」「つつつ、都合いい、おおお女で~す」「ハイ、めげないめげない、泣かない泣かない」「私を本当に必要になったとき姿を消して復讐を遂げてあげるわ~!!」 (“譜めくり”と“姫くり”って語呂が良いでしょ) |
2009.5.17記 |
タイトル | フラガール |
出 演 | 松雪泰子/豊川悦司/蒼井優/山崎静代/池津祥子/徳永えり/三宅弘城/寺島進/志賀勝/高橋克実/岸部一徳/富司純子 |
監 督 | 李相日 |
ストーリー | 昭和40年、閉鎖を迫られた炭鉱のまち、そこでは北国をハワイに変えようというプロジェクトが持ち上がっていた。目玉になるのはフラダンスショー。誰もが見たことのなかったフラダンスを炭鉱娘に教えるため、東京からダンサー・平山まどかが教師としてやってきた。 -“常磐ハワイアンセンター”誕生の奇蹟の実話- |
評 9 | 「ど~も~、南海キャンディーズです。」「バァーン!」「おっと、しずちゃん、いきなり恋のスナイパーかい?」「今日は私が出演した映画の宣伝だから、関係ない山ちゃんはスッ込んどいて」「それはないよ、しずちゃん。東北じゃ『ハワイに連れてってやるよ。“常磐ハワイセンター”に』っていうギャグがテッパンだった時代があった頃の話くらい僕にもできるよ。ただ、冒頭で優ちゃんが『ヤバい』って言ってるけど当時その言葉はなかったはずだよね」「うるさい!山ちゃんは黙っといて。ホントはスターへの階段を一人で昇っていく相方をねたんでるだけやろ」「しずちゃん、他人の心を土足で歩かないでもらえるかな。でも、しずちゃんの『躍らせて下さい』の台詞は感動して涙が出たよ」「ウォオーッ」「しずちゃん、照れくさいのはわかるけど“火を怖がるサイ”の真似しなくていいってば」 |
2006.9.24記 |
タイトル | プラダを着た悪魔 |
出 演 | メリル・ストリープ/アン・ハサウェイ/スタンリー・トゥッチ/サイモン・ベイカー/エミリー・ブラント/エイドリアン・グレニアー |
監 督 | デヴィッド・フランケル |
ストーリー | 大学を卒業し、ジャーナリストを目指してNYにやってきたアンディ。オシャレに興味のない彼女が、世界中の女性たちが死ぬほど憧れる仕事を就いた!それは一流のファッション誌『RUNWAY』のカリスマ編集長ミランダ・プリーストリーのアシスタント。しかし、この編集長は、横暴な命令と酷評を強いる悪魔のような最悪の上司だった。 |
評 10 | 「美しくなるチャンスを自ら放棄するなんてそれはもう犯罪です!」と『コスメの魔法』の高樹礼子さんも言ってました。女の美しさは、外見を美しくすることで内面から引き出せるものらしい。ファッションやメイク、助けてくれるアイテムはたくさんある。そして存在が際立てばアイテムがなくても人格の美しさが光るのだ。すっぴんも演技に出きるメリル・ストリープを見よ!女は自分のために自信を持って生きろ!そのために男をいくらでも踏み台にしろ!望むなら俺は盾になって命がけで守ってやる。だから敢えて言わしてもらう。「美しくなければ女じゃない。It's all!」 |
2006.11.19記 |
タイトル | ブラック・ダリア |
出 演 | ジョシュ・ハートネット/スカーレット・ヨハンソン/ヒラリー・スワンク/アーロン・エッカート/ミア・カーシュナー |
監 督 | ブライアン・デ・パルマ |
ストーリー | 1947年、LA市内の空き地で、女性が腰部分を切断された惨殺死体で発見される事件が発生。その女性、エリザベス・ショートはハリウッドで女優になる夢を見ながら哀れな最期を遂げたのだと判明する。それは、後にアメリカ中を震撼させることになる“ブラック・ダリア事件”であった。事件にあたったLA市警の刑事、バッキーとリーはその捜査に、自分らの運命も狂わされていく。 |
評 2 | 「何やけったいな映画やな」「そやな。ミステリーかと思うたら変に刑事たちの人間模様メインやさかいな」「そやのうて、死体のグロさやがな」「猟奇殺人事件やもの。グロいがな」「何さらっと言うてんねん。おかげで夜眠れなかったんや」「そしたら寝酒でもすりゃよかろ」「アホか。寝酒は効かないって医学的に証明されとるワイ」「ほなら睡眠薬飲んだらいいがな」「どうやって手に入れんねん!それに飲む量まちがえたら永遠に眠ってしまうわ」「お前なんか永遠に寝てしまえ!ブツブツ!!」「何やと!ハゲ!!」・・・「ところでうちら、何でここに呼ばれとる?」「ブラックつながりやろ」 |
2006.10.15記 |
タイトル | ブラックブック |
出 演 | カリス・ファン・ハウテン/トム・ホフマン/セバスチャン・コッホ/デレク・デ・リント/ハリナ・ライン/ワルデマー・コブス/ミヒゥ・ハウスマン/ドルフ・デ・ヴリーズ/ピーター・ブロック/ディアーナ・ドーベルマン/クリスチャン・ベルケル |
監 督 | ポール・ヴァーホーヴェン |
ストーリー | 1944年、ナチス・ドイツ占領下のオランダ。若く美しいユダヤ人歌手ラヘルは、オランダへ逃げようとするが、何者かの裏切りによって両親や弟をナチスに殺されてしまう。復讐のために名前をエリスと変えた彼女は、レジスタンスのスパイとしてドイツ将校ムンツェに美ぼうと美声を武器に近づく。 |
評 7 | アメリカで『ロボコップ』や『トータル・リコール』などで成功したポール・ヴァーホーヴェン監督が、地元のオランダに帰り調子ぶっこいて1,700万ユーロ(約25億円)もかけた超大作。オランダだけでお金が足りず、フランス、イギリス、ドイツにも資金調達したそうだ。製作費もすごいが、それよりなんといっても主演のカリス・ファン・ハウテンのウンコまみれも厭わない女優魂がすさまじい。ところでオランダは、ナチスが占領時は他に国に比べて協力的だったそうだ。ゲルマン民族の多かったオランダはむしろナチス・ドイツと同化する方を目指していたそうです。しかし、ここにもユダヤ人がいたわけで、当時その80%が殺されたとしている。作中でもレジスタンスの中でその温度差が確認できるが、オランダにおけるユダヤ人の疎外感は他国より過酷だったかもしれない。それにしても、インスリン過剰投与の対抗策にチョコのバカ食いって、どんだけ消化早いんだ。 |
2016.10.2記 |
タイトル | ブラッド |
出 演 | ルーシー・リュー/マイケル・チクリス/ジェームズ・ダーシー/カーラ・グギーノ/マリリン・マンソン/マコ/サミーラ・アームストロング/ロバート・フォスター/マーゴ・ハーシュマン/ジュリオ・オスカー・メチョソ/アラン・リッチ/キャメロン・リチャードソン |
監 督 | セバスチャン・グティエレス |
ストーリー | ある日、セイディーがカルト集団の記事絡みで取材した少女の死体が路地裏で発見される。彼女はその少女の件で同僚の部屋を訪ねるが、そこにいた見知らぬ男に拉致されてしまう。ヴァンパイア集団のアジトである豪邸に連れ込まれた彼女は、彼らの餌食になってしまう。 |
評 3 | ちょっと疑問に思ったのだが、吸血鬼は吸った血と自分の血液型が違う場合、拒否反応は示さないものだろうか。そしたらこの間、ハーバード大学でどんな血液型もO型に変えてしまう酵素が開発されたそうだ。「そうか、吸血鬼も体内に酵素を持っていて変えているのかもしれない」と思ったのだが、考えてみれば蚊もコウモリも血液型関係なく吸ってるのを思い出した。一つ疑問は解消されたが、本作のルーシー・リューのヌードは本当に彼女なのかという別の疑問が沸いた。裸が映っているとき、ギリギリ顔が映らないアングルなんだよな。 |
2009.4.12記 |
タイトル | ブラッド・ダイヤモンド |
出 演 | レオナルド・ディカプリオ/ジェニファー・コネリー/ジャイモン・フンスー/マイケル・シーン/アーノルド・ヴォスルー/カギソ・クイバース |
監 督 | エドワード・ズウィック |
ストーリー | めったに算出されることはないという巨大なピンク・ダイヤモンド。彼らはそのダイヤに、それぞれの別の輝きを見た。ひとりはダイヤの密売人。彼は荒れた大陸から抜け出すために求めた。もうひとりは闇ダイヤの採掘場に強制的につれてこられた猟師。彼は引き離された家族を奪還するために必要だった。そして、もうひとりはアメリカからやってきた女性ジャーリスト。彼女は、、ダイヤの裏に広がる“闇”を暴こうとしていた。 |
評 6 | 舞台となっているシエラレオナ共和国もアフリカの典型的な歴史「独立→内戦」の道をたどってきた。それも必ず欧米の資本主義的な欲望に操られて・・・。ここに登場したRUF(統一革命前線)の指導者サンコーは1999年に捕まり、2002年ようやく終戦となりました。「アフリカの赤土は人々の血の色だ」という言葉に苦みを感じる作品です。人の血を吸ったダイヤといえば「ホープのダイヤ」が有名です。持ち主が次々と怪死を遂げたいうもので、その内の一人はマリー・アントワンネットでした。いまはNYのスミソニアン博物館に保管されています。金色夜叉のお宮もだけど、ダイヤの悪魔のような魅惑に弱いのはやっぱり女なのだ!! |
2007.4.8記 |
タイトル | フリーダムランド |
出 演 | サミュエル・L・ジャクソン/ジュリアン・ムーア/イーディ・ファルコ/ロン・エルダード/ウィリアム・フォーサイス |
監 督 | ジョー・ロス |
ストーリー | ニュージャージー州の低所得者向け団地でカージャック事件が発生し、事件の被害者である白人女性ブレンダは、奪われた車の後部座席に幼い息子が眠っていたと打ち明ける。黒人刑事のロレンゾは、犯人扱いされた住民たちと警官の間に走る緊張感を案じながら捜査にあたる。 |
評 5 | 弱者意識というものは逆に権力になることもある。よくニュースで被害者団体がデモ隊組んでいるけど、これは逆に驚異的ではないか。差別で蔑視された者たちが、それを逆手に俗悪化することもある。日本では“同和問題”がその例だ。アメリカの場合、黒人のコンプレックスパワーはきっと怖いだろう。でも、こいつら強者が背負う責任感を理解しているのだろうか。結局ジコチューなイメージがぬぐえない。このブレンダも同様。どうしても秋田の連続殺人犯の畠山鈴香被告とタブった。 |
2008.6.8記 |
タイトル | プルコギ The焼肉movie |
出 演 | 松田龍平/山田優/ARATA/田口トモロヲ/ムッシュかまやつ/竹内力/前田愛/矢沢心/服部幸應/リリー・フランキー/きよ彦/山本譲二/坂井真紀/津川雅彦/倍賞美津子/桃井かおり/田村高廣 |
監 督 | グ・スーヨン |
ストーリー | 日本中が超人気TV番組「焼肉バトル!」に熱中し、空前の焼肉ブームを迎えている中、大手焼肉店の「トラ王チェーン」は全国的な人気を誇ってはいた。しかし、唯一、売上不振で頭を悩ませている地区が北九州だった。それは焼肉の達人である韓老人が腕を振るう、地元で圧倒的な人気を誇る「プルコギ食堂」が存在していたためだった。 |
評 7 | 「オイ、面白いかこれ。映画、小説、漫画で同時発表って。なんやこれ、“トリプルコギ攻撃”とでも言いたいんか?しょーもな。そりゃな、ケンニップとか珍しいもん紹介して、確かに観たら焼肉食べたなるわ。でも俺に言わすと全然できてへんわ。なにがって?決まってるやろ!俺を出してへんからや!焼肉について俺ほどの男、ほかにおらへんやろ。俺の真似して焼肉店出した小倉優子とペナルティ・ヒデ死ね!食中毒出して責任感じて死ね!どこのどいつや、それはお前やゆうた奴!! ・・・ハイ、ネタしま~す。コント『白肉』。焼肉で内臓のこと、白肉っていうんやけど、これが脂乗って旨いねん。胃はミノとかギアラとかいうてな、小腸んことは“コプチャ~ン”」 |
2009.10.11記 |
タイトル | ブレイブ・ストーリー |
出演(声) | 松たか子/大泉洋/常盤貴子/ウエンス瑛士/インパルス(堤下敦・板倉俊之)/北陽(虻川美穂子・伊藤さおり)/今井美樹/伊東四朗/樹木希林 |
監 督 | 千明孝一リ |
原 作 | 宮部みゆき |
製 作 | 亀山千広 |
ストーリー | ワタルはどこにでもいる普通の小学5年生だった。ある日突然父は出て行ってしまい、ショックに耐え切れず母は自ら命を絶とうとする。ガスのにおいが充満する部屋に残されたワタルの胸に失望の思いが込み上げる。そして最近転校してきたミツルの言葉が浮かんだ。「幽霊ビルの階段に、運命を変える扉がある。」ビルに駆け込み扉を開けたワタルを待ち受けていたのは、剣と魔法のファンタジーの世界だった。 |
評 2 | ワーナーマイカルとフジテレビが共同で作ったアニメです。話題性だけ意識してターゲットの見失ってねぇか。確かに話はファンタジーだけど、宮部みゆきの小説はどっちかっつうと社会派だからテーマがちと重い。いきなり親の離婚じゃ子供は退くぞ。むしろリアルな画風にして大人向けにした方が良かった。それから若手お笑い芸人ども!声優をなめんな。 |
2006.7.9記 |
タイトル | プレステージ |
出 演 | ヒュー・ジャックマン/クリスチャン・ベール/マイケル・ケイン/スカーレット・ヨハンソン/デヴィッド・ボウイ |
監 督 | クリストファー・ノーラン |
ストーリー | 若く野心に満ちたロバートとアルフレッドは、マジシャンの助手をしていた。ある晩、舞台の事故でロバートの妻が亡くなったことが原因で二人は敵対するようになる。その後、彼らは一流のマジシャンとして名声を得るが、その争いは次第に激しさを増していく。 |
評 6 | 手品は種明かしをした瞬間、ぜんぜん面白くなくなる。しかし近年のマジシャンの凄さはそれを超えるテクニックにある。私も手品大好きなので、かつて“パーム”(コインなどを手の平に隠す技)を練習したけど、全然モノにならなかった。(手が小さいからという説あり)それはいいとして、この映画のトリックは正直卑怯。テクニックのテの字もない。とても“プレステージ(偉業)”とはいえないのでは?それよりこの映画の宣伝してる人が凄い!Mr.マリック、プリンセス天功、前田知洋、ナポレオンズ、マギー審司、山上兄弟・・・。おかげで今回はいつものパロディやる気なくした。でもせめてこれだけ、てじな~にゃ! |
2007.6.10記 |
タイトル | フローズン・タイム |
出 演 | ショーン・ビガースタッフ/エミリア・フォックス/ショーン・エヴァンス/ミシェル・ライアン/スチュアート・グッドウィン/マイケル・ディクソン/マイケル・ラムボーン/マーク・ピッカリング |
監 督 | ショーン・エリス |
ストーリー | 美大に通っているベンはガールフレンドのスージーと別れてはみたものの、未練がましく「やり直したい」と申し出る。しかし、スージーにすでに新しい恋人がいるという事実を告げられベンはショックで不眠症になってしまう。時間をもてあましたベンは近くのスーパーで夜間のバイトを始める。 |
評 5 | 完全に趣味で創ったとしか思えないけど、意外と嫌じゃない。これはセンスのよさか。最近のお笑いのメイン要素とも言える〝ウザさ”が心地よい。ただ、なんともストーリーは普通過ぎる。ところで、タンマウォッチ、狂時機、時門・・・と、ドラえもんには時間止める道具はたくさんあるけれど、もしあったら男の子だったら思いつく使い道は結局ひとつだよね。あー情けない。 |
2009.3.8記 |
タイトル | プロヴァンスの贈りもの |
出 演 | ラッセル・クロウ/アルバート・フィニー/フレディ・ハイモア/マリオン・コティヤール/アビー・コーニッシュ/ディディエ・ブルドン/トム・ホランダー/イザベル・カンディエ/ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ |
監 督 | リドリー・スコット |
ストーリー | ロンドンの金融界でトレーダーとして多忙な日々を送るマックスのもとに、10年も疎遠にしていたヘンリーおじさんが亡くなったとの知らせが届く。遺産を相続することになったマックスは、ヘンリーが住んでいたプロヴァンスのぶどう園を訪れる。 |
評 7 | プロヴァンス地方はフランスの南東部に位置し、地中海の歴史を感じさせてくれる所だ。ローヌ川とヴァール川とデュランス川に囲まれ、ワイン造りに最適な地域である。特にロゼワインの生産が多い。ロゼは赤ワインと白ワインを混ぜたものだと勘違いしている人もいるようだが、本当は最初の発酵で着色を確認した後、果皮等を取り除き果肉だけで発酵を続ける製法なのだ。ラストでファニーがフランス語で「私の唇はロゼ」と言ってるのに英語字幕は「My lips are red」と書いていた。どうやらアメリカにロゼワインという概念がないらしい。でもまあ、こんな“コワン・ペルデュ(失われた片隅)”でワインに酔いしれながら余生を送ってみたいものだね。 |
2008.11.23記 |
タイトル | プロジェクトBB |
出 演 | ジャッキー・チェン/ルイス・クー/マイケル・ホイ/カオ・ユアンユアン/ユン・ピョウ/シャーリーン・チョイ/キャンディ・ユー/テレンス・イン/チェリー・イン/テレサ・カーピオ |
監 督 | ジャッキー・チェン |
ストーリー | サンダル、フリーパス、大家は腕利きの泥棒チームだ。だが、3人とも私生活では問題山積みで、いつも金に困っていた。そんな彼らに思わぬ儲け話が舞い込むが、それは彼らの意に反して赤ん坊を誘拐するという仕事だった。 |
評 6 | 香港版『スリーメン&ベビー』。赤ん坊に頼れば嫌われる内容にならない訳で、ジャッキーもついにヤキが回ったか。でも、ジャッキー、マイケル・ホイ、ユン・ピョウと往年のカンフー・アクションスターの揃い踏みはやっぱ、懐かしさがこみ上げる。それに滑らかな殺陣も未だ健在なのでうれしったりゃありゃしない。しっかし皆んな老けたね。ところで、これにも登場するけど“セグウェイ”って映画以外で見たこと無い。あんだけ話題にしてたのにどうして普及しないの? |
2008.7.27記 |
タイトル | ペネロピ |
出 演 | クリスティナ・リッチ/ジェームズ・マカヴォイ/キャサリン・オハラ/ピーター・ディンクレイ/ジリチャード・E・グランド/サイモン・ウッズ/ロニ・アンコーナ/レニー・ヘンリー/リース・ウィザースプーン/ニック・フロスト |
監 督 | マーク・パランスキー |
ストーリー | 魔女に呪いをかけられ、豚の鼻と耳を持って生まれた裕福な名家の娘ペネロピ。マスコミと大衆の目から身を守るため、屋敷の中だけで生きてきた彼女は、永遠の愛を誓って呪いを解いてくれる男性を待ち続けていた。そんな中、名家出身の青年マックスが現れる。 |
評 10 | 「黒沢さん、何落ち込んじゃってんの」「最近、思うんだ。私こんなに太っちゃってマジ彼氏出来ないんじゃないかって」「何言ってんの。私や美幸だって太ってっけど結婚してんじゃない」「そりゃ村上は料理上手だからだし、大島はダンナが物好きだから良かったけど・・・」「なんだと!てめぇー!!」「ケンカしない!またお尻出す事なるよ」「ごめん、大島にとっては鈴木さんは王子様なんだろうね。顔はいまいちだけど」「だからその一言が余計だっつうの」「まあまあ、そのうち黒沢さんにも王子様現れるから。元気出るようにいつもの歌って」「そうだね、じゃ歌うわ!『♪ピアノ、ピアノ、ピアノ弾いたら嫌ぁー、カニーバッーシュー!』」「村上、コイツさ、このテキトーさがダメなんじゃねぇか?」 |
2010.1.3記 |
タイトル | ボーダータウン 報道されない殺人者 |
出 演 | ジェニファー・ロペス/アントニオ・バンデラス/マヤ・サパタ/マーティン・シーン/ファン・ディエゴ・ボト/ソニア・ブラガ/フアネス |
監 督 | グレゴリー・ナヴァ |
ストーリー | 女性記者ローレンは、メキシコとアメリカの国境の町で起きている連続女性殺害事件の取材を命じられる。そこでは汚職まみれの警察や政治家の支配により、真実は闇に葬られていた。元同僚ディアスを訪ねた彼女は、事件の被害者で奇跡的に生還した少女と出会い、真相究明に乗り出す。 |
評 7 | ドキュメンタリーではないが、ここで描かれたエピソードは事実のようだ。監督のインタビュー記事を読むと、実際に殺されて埋められていた少女を見たそうだ。事前の現地ロケ中にも妨害を受け、ジェニロペやバンテラスの現地ロケは断念した。また、撮影進行中には鳩の死骸を自宅に送られてきたそうだ。ただし、妨害された時、それに抵抗してくれた現地の被害あった少女の母親たちのために、絶対に完成させようと思ったんだとか。世界経済の発展の裏に闇がある。メキシコだけじゃない。中国やインドに日本は同じことをしてないだろうか。スキャンダルだらけのジェニロペ主演なので、私はてっきり単なるイメチェンPR映画かと思ってました。すいません。 |
2010.2.21記 |
タイトル | ぼくの大切な友達 |
出 演 | ダニエル・オートゥイユ/ダニー・ブーン/ジュリー・ガイエ/ジュリー・デュラン/ジャック・マトゥー/マリー・ピレ/エリザベート・ブールジーヌ/アンリ・ガルサン/ジャック・スピエセル/フィリップ・デュ・ジャネラン |
監 督 | パトリス・ルコント |
ストーリー | 友人と呼べる人間がいないことを指摘された敏腕美術商のフランソワ。ショックを受けた彼は、ビジネスパートナーのカトリーヌと“10日以内に親友をつれてくる”という賭けをする。そんな中、フランソワは陽気なタクシー運転手のブリュノと出会う。 |
評 7 | 「私にも友達がいないので、このフランソワに対して最初共感を持ち、やがて羨ましく思えました。そういう意味じゃ“夢の世界”が見れて、まさに“映画”を観た気がしました。とは言え、一応“羨ましい”と書きましたが、今すぐ友達が欲しいわけではなく、むしろ今のままでいいと私は思っています。傍目で暇たいてLINEに書き込みしている人を見るとガラケーのままの自分にホッとしています。たぶんこれは私のパーソナルスペースは他の人より広いのでしょう。でも、決して人を避けているわけではなく、必要なコミュニケーションをとったり、くだらないこと言って周りの目を自分に集中させたりしてるんで一応社会につながっているとは思います。私は幸せです。」「ファイナルアンサー?」「・・・」 |
2014.11.2記 |
タイトル | 僕のピアノコンチェルト |
出 演 | テオ・ゲオルギュー/ブルーノ・ガンツ/ジュリカ・ジェンキンス/ウルス・ユッカー/ファブリツィオ・ボルサニ/エレニ・ハウプト/タマラ・スカルベリーニ/ノルベルト・シュヴィーンテック/ダニエル・ロール/ハイディ・フォルスター/クリスティーナ・リコーヴァ |
監 督 | フレディ・M・ムーラー |
ストーリー | 高いIQを持つヴィトスの両親は、6歳の息子を偉大なピアニストに育てようと、幼稚園ではなく音楽学校に通わせる。そんな彼の唯一の理解者は、田舎で家具工房を営む祖父だけだった。12歳になった彼は飛び級をして高校生になるが、スーツを着て学校に通う生意気な学生になる。 |
評 8 | ピアノは、頭の働きを良くするので子供の習い事では一番良いと言う学者がいます。その理由の一つが“ワーキングメモリー”が発達するということ。楽譜を見るという視覚から指で弾き耳で聞くという感覚と体を動かす一連の流れが、脳を活性化させるそうです。また曲を奏でていく際に“先を読む”という能力が身につくということ。そのほか脳を刺激するに最適な指先を使うということ。そのうえ両手でそれぞれ違う動きをすることが、より脳を訓練することになるんだそうです。もちろん、果たしてヴィトス並に金儲けできるような子になるかまでは分かりません。でも、「女性は男性より性欲期間が7年長いので、女性は年下との結婚の方が幸せ」っていうマセたガキは嫌ですよね。 |
2014.9.28記 |
タイトル | ポセイドン |
出 演 | カート・ラッセル/エミー・ロッサム/ジョシュ・ルーカス/マイク・ボーゲル/リチャード・ドレイファス/ジャシンダ・バレット/ジミー・ベネット/ケビン・ディロン/フレディー・ロドリゲス/ミア・マエストロ |
監 督 | ウォルフガング・ペーターゼン |
ストーリー | 巨大な高波の激突により180度逆さまに転覆した豪華客船「ポセイドン号」。夢のクルージングは、一瞬のうちに悪夢に変わった。4,000人以上もいた乗客はたちまち数百人になり、そのうち船内から脱出を目指したのはわずか数人。危険な迷路と化した船内は、浸水とともにタイムリミットが確実に迫ってくる。 |
評 8 | 『ポセイドンアドベンチャー』と言えば、『タワーリング・インフェルノ』と並び、かつて一世を風靡したパニック映画の金字塔。豪華客船が完全にひっくり返るというシチュエーションが驚異的で、ドリフとかよくコントにも使われていました。きっとこの『パーフェクトストーム』の監督は、昔からリメイクしたかったに違いない。前作に負けないほどの衝撃が目に飛び込んできました。しかし、もうすぐ上映される『オーメン』や『日本沈没』など、自分が知ってる映画のリメイクが出てくるということは、俺ももう年か・・・。 |
2006.5.28記 |
タイトル | ボビー |
出 演 | アンソニー・ホプキンス/デミ・ムーア/シャロン・ストーン/ハリー・ベラフォンテ/ジョイ・ブライアント/ニック・キャノン/エミリオ・エステヴェス/ローレンス・フィッシュバーン/ブライアン・ジェラティ/ヘザー・グレアム/ヘレン・ハント/ジョシュア・ジャクソン/デヴィッド・クラムホルツ/アシュトン・カッチャー/シャイア・ラブーフ/リンジー・ローハン/ウィリアム・H・メイシー/スヴェトラーナ・メトキナ/フレディ・ロドリゲス/マーティン・シーン/クリスチャン・スレイター/ジェイコブ・バルガス/メアリー・エリザベス・ウィンステッド/イライジャ・ウッド |
監 督 | エミリオ・エステヴェス |
ストーリー | 名門アンバサダーホテルのドアマンだったジョンにとって、かつての職場は自分の家のようなもの。彼はいつものように元同僚のネルソンとホテルのロビーでチェスを楽しんでいた。そこへ国民の期待を一身に受けたアメリカ大統領候補、42歳のケネディ上院議院が到着する。 |
評 6 | 「ケネディ暗殺」真っ先にジョン・F・ケネディを思いつくだろうが、実は弟のロバート・F・ケネディ(ボビー)も暗殺で亡くなっている。なんともややこしい。一応犯人は捕まり死刑となったが、なかなり謎は多く兄の死と同様に真相は分かっていない。当時の政治的要因と多くの憶測が入り混じり、これもややこしいことになっている。本作では、ボビーをギリギリまで登場させず、事件現場となったアンバサダー・ホテルにいる人々が政治について考えていたことを語らせ、大統領選に臨もうとしていたボビーへの国民の期待を浮き上がらせようとしている。ちなみにこういう同一時刻で同一場所で複数の者たちを同時進行で描く映画手法を“グランド・ホテル方式”という。またこの複数の者たちを“アンサンブル・キャスト”という。アンバサダーホテルを舞台にアンサンブル・キャストがグランドホテル方式で演じてる訳で、あーややこしい。 |
2013.11.17記 |
タイトル | ボラット ~栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習~ |
出 演 | サシャ・バロン・コーエン/ケン・ダヴィティアン/ルネル |
監 督 | ラリー・チャールズ |
ストーリー | アメリカ文化をリポートする番組を作るため、カザフスタンからニューヨークにやってきた国営テレビの突撃レポーター、ボラット。ある日、ホテルで『ベイウォッチ』の再放送を見た彼は、パメラ・アンダーソンに一目惚れ。彼女を自分の妻にするため、ロサンゼルスへ向かう。 |
評 7 | ばかだねぇ~。その過激さに数々の訴訟問題になり国際問題にまでなったのはうなづける。洒落ならない下ネタも多いし。でもこれ、明らかにカザフスタンを盾にして単純にアメリカ批判したかっただけだろ。ロデオ大会での演説は絶対台本を用意してるよな。ユダヤ人差別が激しいけど、実はボラット演じるサシャ・バロン・コーエン自身もユダヤ系だったりして、いかにも皮肉っぽい。でもこういうゲリラ的なドッキリ手法が一番笑えるのかもしれない。『電波少年』復活しないかな。では、「チェンクイェ!」 |
2008.11.30記 |
タイトル | ホリデイ |
出 演 | キャメロン・ディアス/ケイト・ウィンスレット/ジュード・ロウ/ジャック・ブラック/イーライ・ウォラック/エドワード・バーンズ/ルーファス・シーウェル/ミフィ・イングルフィールド/エマ・プリチャード/シャニン・ソサモン/サラ・パニッシュ |
監 督 | ナンシー・マイヤーズ |
ストーリー | ハリウッドの映画予告編製作会社の社長アマンダと、ロンドン郊外に住む新聞記者のアイリス。クリスマス直前になってそれぞれ恋に破れた二人は、ネットを介して“ホーム・エクスチェンジ”をすることにする。アマンダはロンドンに、アイリスはビバリーヒルズにそれぞれ旅立つ。 |
評 7 | 「♪Last Christmas I gave you my heart.」ワム!が心にしみる季節、逆にハッピーなラブロマンスをプレゼント。これさえ見れば恋人同士の仲は深まること間違いなし。男も女もお互いの欠点を認め合えれば本物の愛が生まれるということだね。皆んなキャラどおりの設定でイキイキしてるから現場の楽しさも伝わってくるよ。DVDショップのカメオ出演にもビックリだ。みんな幸せになぁ~れ。ここで、クリスマス近い時フラれてまだ未練がましい人へ。「♪再恋(サイレン)無いと~、ほぅ、降りないと~?」 |
2007.12.16記 |
タイトル | ボルベール<帰郷> |
出 演 | ペネロペ・クルス/カルメン・マウラ/ロラ・ドゥエニャス/ブランカ・ポルティージョ/ヨアンナ・コボ/チュス・ランプレアベ |
監 督 | ペドロ・アルモドバル |
ストーリー | 10代のころ母親を火事を失ったライムンダは、失業中の夫と15歳の娘パウラのために日々忙しく働いていた。ある日火事で死んだはずの母親が生きているといううわさを耳にする。そんな中、肉体関係を迫ってきた父親を、パウラが殺害してしまう。 |
評 8 | ペネロペ・クルスも母親役をやる年齢になりました。(32歳だもんね)おかげで女優花が咲いたのか、彼女はアカデミー賞でもカンヌ映画祭でもかなりの賞賛を受けました。母として娘として力強く生きる芯のある女性の姿に深い感銘を受けます。あぁ、男とはなんとちっぽけな生き物か。この監督の作品は泥くさい人間模様を乾かして見せてくれる所が好きです。屁の臭いで母親の存在を感じるって設定が“っぽい”もんね。 |
2007.9.2記 |
タイトル | ホワイト・プラネット |
出 演 | - |
監 督 | ティエリー・ラコベール/ティエリー・ピアンタニーダ |
ストーリー | 消滅の危機に瀕した氷の国・北極を舞台に、動物たちのサバイバルを追ったドキュメンタリー。極寒の中で産み落とした子どもを命がけで守るホッキョクグマ、メスをめぐって牙で闘うイッカク、繁殖地とエサを求めて旅するカリブーなどが登場する。 |
評 6 | マイナス70度までも気温が低くなる極寒の地でもしぶとく生きる動物たち。彼らは寒さから身を守る体を持っている。たとえばホッキョクグマの毛は実は空洞になっていて(だから白い)、断熱材のように空気の層で体を保温している。ところが北極の気温は年々上昇している。それは誰でも知っている地球温暖化であり、本作でも北極の氷が年々解けて小さくなっていて、それは人間のせいだと締めくくっている。おりしもこの頃、アル・ゴアは地球温暖化の原因が人間が大量に作り出したCO2によるものだと世界中にPRしており、『不都合な真実』には私も痛く感動した。しかし昨今、地球温暖化の原因はCO2ではないという説が強まってきた。その説を唱える学者いわく『地球温暖化は1500年周期で、過去100万年間に600回近く繰り返されてきた』そうだ。つまり一時的な人類の火遊び程度のことで起こったものではないということなのだ。むしろ温暖化で解けた氷の下から植物が育ち、逆にCO2が減るという学者までいる。そう思うと、エコエコ叫ぶ人間が無性にちっぽけに感じてしょうがなくなった。 |
2013.5.5記 |
タイトル | マイアミ・バイス |
出 演 | コリン・ファレル/ジェイミー・フォックス/コン・リー/ナオミ・ハリス/ジャスティン・セロー |
監 督 | マイケル・マン |
ストーリー | セレブが集う楽園都市、マイアミ。だがアメリカ合衆国で最も中南米に近いこの街は、犯罪組織にとっては密輸の中継地にもなっている。マイアミ警察の特捜課(バイス)で働く刑事コンビ、ソニー・クロケットとリカルド・タブス。二人は“犯罪者”を装う潜入捜査官でもあった。ある日、南米と北米を結ぶドラッグ密輸コネクションに、合衆国司法機関の極秘情報が漏洩してしまい、二人が抜擢された。 |
評 6 | 「タカ、マイアミに俺たちのような“あぶない”連中がいるそうだぜ」「ああ、その噂なら聞いたことがある。でもTVドラマの映画化なら、俺たちの方が先輩じゃないか」「確かにそうだが、向こうは“フェラーリ・スパイダー430っつう高級車を乗りましたりして、金のかけ方がダンチなんだと!」「そうか・・・、ダンチなら俺は“団地妻”の方がいいな」「そのダンチじゃない!・・・って俺も嫌いじゃないが」「ん!?どうやら事件だ。行くぜユージ」「OK、タカ」 |
2006.9.3記 |
タイトル | マクベス・ザ・ギャングスター |
出 演 | サム・ワーシントン/ヴィクトリア・ヒル/ラッキー・ヒューム/ゲイリー・スウィート/スティーヴ・バストーニ/ミック・モロイ |
監 督 | ジェフリー・ライト |
ストーリー | 麻薬組織のメンバー・マクベスは、ある日謎の少女たちからボスになる運命を告げられる。ある日ボスであるダンカンをパーティーと称して自宅へ招待し、夜陰に乗じて暗殺する。組織を我が物としたマクベスは、ダンカンを慕う者たちを次々に抹殺、裏社会の"王"として街に君臨する。しかし、腹心の部下バンクォーを殺害したことで少しずつ運命の歯車が狂い出す。 |
評 6 | イギリスではその名を口にするだけで呪われると言う『マクベス』。確かにこの取り憑かれ感は他とは一線を引くし、その残虐性はギャング向きだ。ところが、黒澤明巨匠は1957年にこれをベースにした時代劇『蜘蛛巣城』を発表していた。リア王の『乱』だけじゃなかったんだ!でも考えてみたらマクベスは自責の念に駆られて狂いだすところを見ると人間の心は残っていたんだ。もっともあんな美女たちと4Pできたら、私も悪魔に魂を売り渡すかも・・・。まあ、いいじゃん。“人生はしょせん歩く影。哀れな役者。舞台の上をほんの一時うろついて消えてしまう。単なるお話に過ぎない。白痴の語る物語。響きと叫びには満ちていても、何を意味するわけでもない”んだし。 |
2009.4.5記 |
タイトル | 魔笛 |
出 演 | ジョセフ・カイザー/エイミー・カーソン/ベンジャミン・ジェイ・ディヴィス/シルヴィア・モイ/ルネ・パーペ/リューボフ・ペトロヴァ/トム・ランドル |
監 督 | ケネス・プラナー |
ストーリー | 第一次世界大戦中、兵士タミーノは、塹壕で毒ガスに倒れる。彼を救ったのは夜の女王に仕える三人の看護士だった。三人はタミーノに女王の娘の写真を見せ、王女の救出を依頼する。 |
評 7 | 「魔笛」は言わずと知れたモーツァルトの代表オペラ。『アマデウス』であったように彼は天才かつプライドが高く、お調子者だった。どう序盤に(ドン・ジョバンニ)、自分を誇示、不安とって(コジ・ファン・トゥッテ)も、結局は貧乏に苛まれた。そんな彼をしっかり支えた妻コンスタンツェの存在は大きかったに違いない。不甲斐ない結婚(フィガロの結婚)で結ばれた二人だが、遊び明け暮れた彼には出来ジュピター奥さんだった。最終的に愛想をつかされたけど、愛ね、暗いね、仲むつまじく(アイネ・クライネ・ナハトムジーク)暮らしていれば、彼も35歳で死ななかったかもね。「♪パラパパパパパパパパパー」 |
2009.3.29記 |
タイトル | 間宮兄弟 |
出 演 | 佐々木蔵之介/塚地武雅/常盤貴子/沢尻エリカ/北川景子/戸田菜穂/岩崎ひろみ/佐藤隆太/横田鉄平/佐藤恒治/桂憲一/広田レオナ/佐藤治子/鈴木拓/高嶋政宏/中島みゆき |
監 督 | 森田芳光 |
原 作 | 江國香織 |
ストーリー | 間宮兄弟は30代の今も同居を続けている中の良い兄弟。兄、明信はビール会社の研究員。弟、徹信は小学校の校務員。兄弟は様々な日常の歓びを重ね、楽しく生きている。そんな兄弟に欠けているいるのは恋人。徹信は兄のために、同じ学校の葛原先生と、レンタルビデオ店員の直美を誘ってカレーパーティーを企画する。 |
評 4 | 「サタデーナイトにおバカよ、集まれ」ポンポンスポポン、ポンスポンポンポン「おバカなマニアのおバカな兄弟、カレーパーティーにバカ集合!」ポンポンスポポン、ポンスポンポンポン「いいひと」ポンポンスポポン、ポンスポンポンポン「人畜無害の無味乾燥。ホントはどうでも“いいひと”なんだって」ポンスポーン、ポンスポーン「いいか良く聞け、女ども!実際言われて傷ついた男の気持ちを知っているか!」ポンポンスポポン、バカテンポ、去ったで泣いとで、また会えない。 |
2006.7.16記 |
タイトル | マリー・アントワネット |
出 演 | キルスティン・ダンスト/ジェイソン・シュワルツマン/アーシア・アルジェント/マリアンヌ・フェイスフル |
監 督 | ソフィア・コッポラ |
ストーリー | 18歳でフランス王妃という最高の栄誉と贅を手に入れたマリー・アントワネット。しかし、実際は24時間とりまきに囲まれて生活する、不自由な毎日だった。彼女にはプライバシーは一切なく、国内だけでなく全世界の注目を浴びていた。おまけに世継ぎ問題やスウェーデン伯爵フェルゼンとの忍ぶ恋など、言動全てがゴシップのネタにされていた。 |
評 7 | 「なかなか目に鮮やかな映画じゃないかしらね。美香さん」「そうですね。この絢爛なセットにどのくらいお金をかけてらっしゃるのでしょう」「美香さん、下世話なことおっしゃらないの。私はこういう女王様のような生活をしてみたいと思って言ったのよ」「でも、お姉様はメンズの方々の中では女王様ですわよね」ギロッ!「・・・すみません、でもお姉様。相当お気に召したご様子ですね」「そうね・・・。ただオスカルが出てこなかったのは残念ねぇ」「どなたですの?その方」 |
2007.1.21記 |
タイトル | マリア |
出 演 | ケイシャ・キャッスル=ヒューズ/オスカル・イサーク/ヒアム・アッバス/ショーン・トーブ/キアラン・ハインズ/ショーレ・アグダシュルー |
監 督 | キャサリン・ハードウィック |
ストーリー | ヘロデ大王の圧政に苦しむナザレで、家族とともにつましい暮らしを送るマリア。愛してもいないヨセフとの婚約話が整ったことを両親から知らされた彼女は、心を落ち着かせるために逃げこんだ林で、天使カブリエルから「あなたは神の子を身ごもる」と告げられる。 |
評 4 | “神”は宗教のない時代から存在した。抑圧されたなかで自らを救うものがあると信じれば、その瞬間に“神”は生まれる。だから日本の八百万(ヤオヨロズ)の神やギリシャ神話の神々のような多神教こそ当たり前の状況なのだ。ところが世界的に大ヒットとなる“神”が創りだされた。それは“キリスト”という広告宣伝マンの貢献によるものであった。しかし彼の死後、膨大となったファンクラブは、運営委員となっていた協会の私利私欲の温床と化した。ファンをつなぎ止めるため“無精妊娠”や“三位一体説”など、ありえない事実を捏造する。やがて“科学”が真理を発見していくが、それを弾圧した時代もあった。戦争の元凶にもなっている。それなのに2000年以上たった今でもファンは絶えない。前述の通り、“信じれば神は存在する”んだから、まっいっか。 |
2007.12.2記 |
タイトル | マルタのやさしい刺繍 |
出 演 | シュテファニー・グラーザー/ハイジ・マリア・グレスナー/アンネマリー・デューリンガー/モニカ・グブザー/ハンスペーター・ミュラー=ドロサート |
監 督 | ベティナ・オベルリ |
ストーリー | 夫の死により打ちひしがれたマルタ。そんな中、村の男声合唱団の新しい団旗を、仕立て屋だったマルタが作ることに。生地店の美しいレースを見ているうちに、マルタは“パリに自分で仕立てたランジェリーのお店を開くこと”が夢だったことを思い出す。昔の勘を取り戻しながら下着を仕立てあげたマルタだったが、厳格なプロテスタントの村では受け入れてもらえなかった。 |
評 7 | 「新たな世界へのチャレンジに年齢は関係ない」というテーマっぽいが、そう一筋縄ではいかなかった。けっこう面白キャラだと思ったアメリカかぶれのおばあちゃんがあっけなく死んじゃうとか、下着販売の反対している牧師である息子は実は不倫しているだとか、サイドストーリーが勝手に自爆してしまう。この辺のヨーロッパ系のコメディの感性が非常に面白い。ところで本作では刺繍を施した下着が出てくるが、こういう見えないおしゃれがかつて羽織の裏地に凝った江戸っ子と同じではないかと思った。“粋”は日本だけの感性じゃなさそうだ。 |
2013.2.17記 |
タイトル | 水霊(みずち) |
出 演 | 井川遥/星井七瀬/山崎真実/松尾政寿/入江昌樹/矢沢心/三輪ひとみ/鈴木美生/でんでん/柳ユーレイ/渡部篤郎 |
監 督 | 田中啓文 |
ストーリー | 東京都、西部エリア。井戸水を飲料水として利用しているその地域で謎の自殺事件が多発していた。新聞記者の戸隠響子は取材にを続けるなか、事件に“水”が関係していることを突き止め、水質分析の専門家である元夫の岡祐一に相談する。 |
評 1 | あ~最近の日本ホラーは、怖くないから全然面白くない!結局、謎のまんまで終わらせやがって、続編ありきがバレバレじゃん。ホリケンと別れて旬を過ぎちゃった井川遥とRIKAKOと別れて男の威厳を失墜させた渡部篤郎だと華もないし。ただひとつ恐怖と思ったのは、井川遥が不法侵入したとき、渡部篤郎が非通知でかけた電話が、「圏外」の表示があったのに着信されたこと。 |
2006.5.28記 |
タイトル | ミス・ポター |
出 演 | レネー・ゼルウィガー/ユアン・マクレガー/エミリー・ワトソン/ビル・パターソン/バーバラ・フリン |
監 督 | クリス・ヌーナン |
ストーリー | 1902年、ヴィクトリア王朝時代、封建的で身分の高い女性が仕事を持つことなど考えられなかった時代に、上流階級の女性ビアトリクス・ポターは“ピーターラビットとその仲間たち”の物語を次々と出版する。やがて編集者のノーマンと恋に落ちるが、身分違いの恋は思わぬ運命が待っていた。 |
評 6 | ミッフィー「本日の議題はこの“ウサギキャラの会”にピーターラビットさんの入会を認めるかどうかを話し合いたいと思います」バックス・バニー「こんな世間知らずのお嬢様から生まれた奴なんかヤだね」ロジャー・ラビット「その通り!でもお前みたいなガサツなのも嫌だけど」マイメロディ「仲間割れしないで!でもリアルな彼は私たちと合わないんじゃないかしら」ノバウサギ「だいだいウェッジウッドのデザインになるようなハイソな奴は駅前でも入会お断りさ」サンダー・バニー「そうだよ!あいつは世界的に有名過ぎなんだ!」一同「君、誰だっけ?」 |
2007.9.23記 |
タイトル | M:i:Ⅲ(ミッション・インポッシブルⅢ) |
出 演 | トム・クルーズ/ヴィング・レイムス/ローレンス・フィッシュバーン/ミシェル・モナハン/フィリップ・シーモア・ホフマン/ジョナサン・リス=マイヤーズ/マギーQ/ビリー・クラダップ/ケリー・ラッセル |
監 督 | J・J・エイブラムス |
ストーリー | イーサン・ハントはスパイを引退し教官になっていた。ある日自らの教え子の危機に立ち上がった。しかし、それがイーサンの本当の仕事を知らないフィアンセの命を危険にさらし、イーサン自身がかつてない強敵に阻まれ、絶体絶命のピンチに陥っていく。 |
評 10 | もうこれは圧勝ですね。WCのブラジルじゃないけどこれだけ力の差を見せ付けられたら、中村俊輔じゃないけど言葉が出ない。いまじゃCGの精度が高くてどこまで本物かわからないけど、あの高級車(ランボルギーニ“ガヤルド”2000万円!!)の爆破は本物だと思う。モッタイネ~!トム・クルーズが来日したとき「Ⅳは東京でやりたい」って言ってたけど、実現してくれよ。社交辞令は許さんゾ。 |
2006.6.25記 |
タイトル | ミリキタニの猫 |
出 演 | ジミー・ツトム・ミリキタニ/ジャニス・ミリキタニ/ロジャー・シモムラ |
監 督 | リンダ・ハッテンドーフ |
ストーリー | 2001年、リンダ・ハッテンドーフはソーホーでジミー・ミリキタニから絵を買う。その後、彼の路上生活を撮影し始めるが、9.11のテロが起きる。濃い煙の中で咳をしながら絵を描き続けるミリキタニを見かねた彼女は、彼を自分のアパートに連れて行く。その日から画家と監督と彼女の飼い猫の不思議な共同生活が始まる。 |
評 3 | 「・・・えっと、あの・・・このジミー・ツトム・ミリタキニ・・・ミキリタニ?ミタキリ・・・。すいません、すいません。もうダメっすわ。名前どうしてもカンでしまいますわ。ジミーでいいっすか。ボクと同じ名前なんで近しいっていうか。それにこの人、軍人になるの嫌って絵が好きだからアメリカ行ったんでしょ。ボクはピカソに憧れてスペインに住みましたけどね。え?あんま関係ない?いやでも・・・同じ日本人として外国で絵を描くんで、同じかなって・・・。あ、でもこのリンダさん、いい人ですね。こんなルンペンみたいなオッチャンをよく家泊めましたよね。ボランティアかなんですか?いい人でしょうけど、こんなの自己満足っていうか・・・まあ、ただのオナニーですよね。はい、ボクもオナニー大好きっすよ。中学のときから欠かしたことないですね。もう毎日『やってる!やってるぅー!』って感じで。・・・あ、もう終わりっすか」 |
2016.7.24記 |
タイトル | 地下鉄(メトロ)に乗って |
出 演 | 堤真一/岡本綾/常盤貴子/大沢たかお/田中泯/笹野高史/北条隆博/吉行和子 |
監 督 | 篠原哲雄 |
原 作 | 浅田次郎 |
ストーリー | 真次は、いつもと同じ会社からの帰り道、地下鉄を降りて駅の階段を上がっていくと、そこはオリンピック開催に沸く昭和39年の東京だった。そう彼はタイムスリップしてしまったのだ。それから地下鉄は幾度も彼をさらなる過去へ連れて行く。ある日真次は恋人みち子とともに過去に戻ったとき、若き日の父と出会う。 |
評 2 | なんとなく『ALWAYS-三丁目の三丁目-』の2匹目のどじょうのような気がする。でも中途半端。男の子にとって父親は一種の壁。やがて小さな背中に気づいてさびしく想うもの。なんだけど・・・うーん、大沢たかおの老け役は重荷だったかな。おーい、岡本彩さん。不倫する女性役って私生活と一緒じゃんか。それとも役作りのため獅童とつきあったのかな? |
2006.10.22記 |
タイトル | もしも昨日が選べたら |
出 演 | アダム・サンドラー/ケイト・ベッキンセール/クリストファー・ウォーケン/デヴィッド・ハッセルホフ/ヘンリー・ウィンクラー |
監 督 | フランク・コラチ |
ストーリー | 建築士のマイケルには、美しい妻ドナと、ベンとサマンサという可愛い子供たちがいる。しかし、家族を顧みないほど働きづめ、自宅でTV用のリモコンがどれかさえも分からなくなる始末。そこで、すべての電化製品を扱えるリモコンを探しに出た彼は、怪しげな従業員モーティがいる店に行く。そして、モーティはマイケルに“人生さえも操れるリモコン”を与える。 |
評 5 | 「いやいやいや~久しぶりに映画観たけど面白かったなぁ。オー、『アンダーワールド』のケイト・ベッキンセールは普通の役をしてもきれいだがな。エロさがないのが残念・・・と思ったら、何ね!あの犬は!?一年中サカっとるじゃが。調教師はどんな訓練しとるんだ。ヤメトケ。それから『もしも昨日が選べたら』ってタイトル、ほとんど早送りしかしてないだろが!原題の『click』のまんまで良かったぞ。オメ。でも“時間を操れるリモコン”っていいなぁ。俺も欲しい・・・って、思いっきりドラえもんのパクリじゃろ。ちょっこす“狂時機(マッドウォッチ)”に似とるがな。ドラえもんの秘密道具と言えば、いま「史上最大のひみつ道具コンテスト」をやっとるけど、ここの館長が既に30品ほど応募したらしい。・・・そんなん、どーでもえーじゃろ!」 |
2006.9.24記 |
タイトル | 燃ゆるとき |
出 演 | 中井貴一/大塚寧々/長谷川初穂/中村育二/津川雅彦/伊武雅刀/鹿賀丈史/サマンサ・ヒーリー/スティーヴン・グライヴス/木下ほうか/鈴木英介/佐藤一平/奈良橋陽子/矢島健一 |
監 督 | 細野辰興 |
原 作 | 高杉 良 |
ストーリー | 東京・築地市場で産声をあげた小さな食品会社、東輝水産は即席麺を主力商品として今や日本全国をマーケットにする大企業に成長し、アメリカ大陸にも進出していた。しかし、アメリカでのカップ麺の売上は、安価なアジア企業に押され頭打ち、工場の再生が不可欠となっていた。そこへ、社長の強い信頼を受け、資材担当の営業マン、川森潔は単身渡米する。 |
評 5 | ♪「風の中のす~ばる~・・・」社員や取引先と密接につながって互いに生きていくという日本企業のあり方が再確認できます。常識を無視していたホリエモンが捕まったのは良かったけど、今頃非難轟々と浴びせてるマスコミの節操のなさの方が呆れる。金儲け中心より、「義」とか「情」とかがからまる日本企業もひとつの文化なんだ。根回しや談合もいいじゃん。でも、これは映画館で観るほどでもないか。それと私は“マルちゃん”よりも“日清”のほうが好き。 |
2006.2.19記 |
タイトル | 森のリトル・ギャング |
出演(声) | ブルース・ウイリス/ギャリー・シャンドリング/スティーヴ・カレル/ワンダ・サイクス/ニック・ノルティ/アヴリル・ラヴィーン |
監 督 | ティム・ジョンソン/キャリー・カークパトリック |
ストーリー | 森の仲間たちが冬眠から目覚めると、森の周りは人間の住宅地になっていた。森が狭くなりみんなハラペコ。そこに現れた風来坊のアライグマのRJは、人間の家にはおいしい食べ物がいっぱいある、と森の仲間たちを誘惑する。みんなはRJと一緒に、人間たちから食べ物を盗もうと住宅地に向かう。 |
評 7 | ドリームワークスは『シュレック』もそうだけど、人の描き方がうまい。アメリカ流のドタバタがシャープ。意外におもしろかった。だけど・・・、「あのう一言言ってもいいですか~? オポッサムが死んだふりが得意だとか動物の生態を詳しく説明しているのに、“亀の甲羅がとれることを当たり前にしているところ”が不満だ~!!アニメ界で常識かも知れないけど、爬虫類か両生類か言うくらいならそこもこだわれ!!」 |
2006.8.6記 |
タイトル | モンスターハウス |
出演(声) | ミッチェル・ムッソ/サム・ライナー/スペンサー・ロック/スティーヴ・ブシェミ/マギー・ギレンホール/ジェイソン・リー |
監 督 | ギル・キーナン |
制 作 | ロバート・ゼメキス/スティーブン・スピルバーグ |
制作年 | 2006年 |
ストーリー | 普通の12歳の少年DJ。彼は向かいにあるネバークラッカーの家を、ずっと怪しんでいた。ネバークラッカーは子どもが近づくことを嫌い、敷地に入ったオモチャをすべて取り上げてしまうのだ。親友のチャイダーと共に、DJはその家の真相を探り、意外な事実を知る。なんとこの家は生きていた!ハロウィン当日、少女ジェニーも加わり、彼ら3人はこのモンスターハウスに挑む。 |
評 2 | (ネタバレしますので、まだ観ていない人は読まないでください。) 『ホーリーエクスプレス』みたいにワクワクさせてくれると期待したら、矛盾だらけで唖然。最初チャウダーがやってるバスケのドリブルは両手使ってるからダブルドリブルだし、ネバークラッカーは血が上って倒れたはずなのに帰ってきたら腕にギブスしてるし、それからこれ、子どもたちにお菓子あげたら終わる話じゃなかったの?ちなみに工事現場まで移動して爆破シーンとなったのは、住宅地じゃ許可下りなかったからか。(嫌味) |
2007.1.14記 |
タイトル | 勇者たちの戦場 |
出 演 | サミュエル・L・ジャクソン/ジェシカ・ビール/カーティス・ジャクソン/ブライアン・プレスリー/クリスティナ・リッチ/チャド・マイケル・マーレイ/ジョイス・M・キャメロン/ヴィクトリア・ローウェル/ジェームズ・マクドナルド/ブレンダン・ウェイン |
監 督 | アーウィン・ウィンクラー |
ストーリー | イラクに駐留中の軍医ウィルは、帰国の日が近いことを知らされる。彼は若い兵士トミーやその親友ジョーダンらとともに最後の人道支援として物資を運ぶ任務に就く。彼らの車が市街地に到着するといきなり攻撃が始まり、激しい戦闘に発展する。 |
評 5 | “PTSD(Posttraumatic stress disorder[心的外傷後ストレス障害]”とは、過去のトラウマにより起こるストレス障害のことである。日本では東日本大震災の被災者が発症している例が聞かれたが、アメリカでは戦争体験した軍人に多く見られている。特にベトナム戦争後には多く見られたそうだ。戦闘で死んでいく悲劇だけではない戦争の後遺症を見せてくれると言う点ではこの映画は評価できる。ただやっぱりインパクトは薄いかな。息子が「いつからこの国は傲慢になった?」の質問にサミュエル・L・ジャクソン演じる父が「歴史を学べ」という。この回答にはアメリカ国民の諦念を感じた。果たして国民を犠牲にしてきた国家は、今までの過ちの歴史を学んでいるのだろうか。 |
2014.5.4記 |
タイトル | ユナイテッド93 |
出 演 | コーリイ・ジョンソン/デニー・ディロン/タラ・ヒューゴ/サイモン・ポーランド/デヴィッド・ラッシュ |
監 督 | ポール・グリーングラス |
ストーリー | 2001年9月11日午前8時42分、ニュージャージー州ニューアークからサンフランシスコに向けてユナイテッド93便が飛び立った。穏やかなフライトを続けていた乗員乗客たちの前に突然テロリストが動き出した。機内の犯人からの声に戸惑う管制官たち。その時すでにワールド・トレード・センターに2機、ペンタゴンに1機の旅客機が激突していた。 |
評 1 | 【9.11論[前編]】 ※後編は『ワールド・トレード・センター』 アメリカはこういう形で自国の正当化を世界に発信できるからいい。でも事件が起きたきっかけは他ならぬアメリカのアラブ諸国に対する弾圧からじゃないか。言葉だけの“人類愛”や“世界平和”で計れないことだってある。耐えて耐えて、結果「戦争」という形になることがある。太平洋戦争もそうだった。つまり9.11は真珠湾攻撃だったんだ。最後に「9.11に亡くなった全ての人に捧ぐ」とあったけど、私はクライマックスで「がんばれ、ホワイトハウスに突っ込め!」と祈ってた。 |
2006.8.13記 |
タイトル | 陽気なギャングが地球を回す |
出 演 | 大沢たかお/鈴木京香/松田翔太/佐藤浩市/大倉孝二/佐藤ローサ/三浦知紘/中山祐一朗/古田新太/大杉漣/篠井英介/松尾スズキ/木下ほうか/光石研 |
監 督 | 前田哲 |
ストーリー | 銀行での爆弾騒動に居合わせた4人の男女は奇妙な能力を持っていた。うそを見抜く男、成瀬。正確な体内時計を持つ女、雪子。天才スリ師、久遠。演説の達人、響野。成り行きで爆弾事件を阻止してしまった4人は、「自分たちならもっとうまくできる」と、チームを結成することになる。彼らは大胆で華麗な計画で成功を収めていくが、ある日突如現れた覆面4人組に横取りされてしまう。 |
評 5 | カーアクションがCG!なるほど、日本じゃ公道でこんな走り方できるわけないもんな。当たり前の発想だけど、実際にそれをやった映画は始めて観たと思う。ファンキーに痛快に観れる作品。でもまあ映画館で見るほどじゃない。ところで、「象を冷蔵庫に入れる」クイズはあちこちで聞き飽きたから、もう止めよう。 |
2006.5.14記 |
タイトル | 善き人のためのソナタ |
出 演 | ウルリッヒ・ミューエ/マルティナ・ゲデック/セバスチャン・コッホ/ウルリッヒ・トゥクール/トマス・ティーマ/ハンス=ウーヴェ・バウアー/フォルカー・クライネル/マティアス・ブレンナー |
監 督 | フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク |
ストーリー | シュタージ(国家保安省)の局員ヴィースラーは、劇作家のドライマンと恋人で舞台女優のクリスタが反体制的であるという証拠をつかむよう命じられる。ヴィースラーは盗聴器を通して彼らの監視を始めるが、自由な思想を持つ彼らに次第に魅せられていく。 |
評 5 | 東ドイツの国家体制は単なるピーピング・トムだった。共産主義社会は、思想統一が一番肝要なので批判分子は早期に摘み取る必要があったってことなんだろう。でも国をつかさどる立場としたら、国民が何を考えていることか分かりたい。日本も60年代の反社会体制が激化したときは、警察は似たようなことをしていた。しかし、実は今でもそんな政策が知らぬ間に進行している。防犯のためなら警察は盗聴してもいいという「通信傍受法」が成立施行していたのだ。アメリカからのテロ対策に推されて仕方なく、と言うが本当だろうか。そして今進行中の、国民のプライバシーを踏みにじる「人権擁護法案」の成立は是が非でも避けたい。 |
2008.6.22記 |
タイトル | 夜のピクニック |
出 演 | 多部未華子/石田卓也/郭智博/西原亜希/貫地谷しほり/松田まどか/高部あい/近野成美/池松壮亮/加藤ローサ/柄本佑/嶋田久作/田山涼成/南果歩 |
監 督 | 長澤雅彦 |
原 作 | 恩田陸 |
ストーリー | 24時間-昼夜かけて、80キロを1000人一緒に歩き通す伝統行事「歩行祭」。甲田貴子は、今年で最後の歩行祭で、密かに賭けをしようと思っていた。一度も話したことのない同じクラスの西脇融に話しかけるという賭け。クラスメイトたちはお互い意識してしまう二人を「好き者同士」だと思い、くっつけようとする。しかし二人には違う秘密があった。それは二人が同じ父を持つ血のつながった兄弟だということ。 |
評 8 | 20代前半の頃、ムチャしたことがあった。チャリンコで日本横断!当時いた千葉県松戸の寮から佐渡島までひとりで行ったのだ!映画の中で「なんで私たち歩いてんだろ」っていう言葉が出てとき、ふっとその時のこと思い出した。“若さ”とは消費するもの。でも、かわりに“大切なもの”がいくらでも体に入ってくる。その新陳代謝が盛んな時期を「青春」というのかもしれない。この映画では“一緒に歩いていく”ことがテーマだ。“人と人とのつながり”も確かに大切なものなんだろうな。ふん、一匹狼の人生を選択した俺には眩しく見えるぜ。 |
2006.10.1記 |
タイトル | 4分間のピアニスト |
出 演 | モニカ・ブライブトロイ/ハンナー・ヘルツシュプルング/スヴェン・ピッピッヒ/リッキー・ミューラー/ヤスミン・タバタバイ |
監 督 | クリス・クラウス |
ストーリー | 80歳になるトラウデは、60年以上女子刑務所でピアノを教えている。彼女は何年も貯金して新しいピアノを購入するが運送に失敗し、その責任を追及される。早急に彼女のピアノレッスンを受ける生徒を探す必要に迫られたトラウデは、刑務所内でジェニーという逸材と出会う。 |
評 |
「野放図にして自分にはとことん正直。従順かに見せて実際は我を突き通す。そのくせ荒削りながらにして天才的な指さばき。極めつけはラスト4分間での圧倒的な破壊力。このジェニーは心なしか誰かに似てる・・・」「あれー?先輩、もしかして私のこと言ってますぅ?のだめはウンチのTシャツ着るような下品なことしませんよ~」「『おなら体操』を作曲したのはどこのどいつじゃ~」BAKoooN!!!「ムギョ~」 |
2008.3.2記 |
タイトル | ライアンを探せ! |
出演(声) | キーファー・サザーランド/ジェームズ・ベルーシ/エディ・イザード/ジャニーン・ガロファロー/ウィリアム・シャトナー/リチャード・カインド/グレッグ・サイプス |
監 督 | スティーヴ・“スパズ”・ウィリアムズ |
ストーリー | ライオンのサムソンと息子のライアンはニューヨーク動物園の人気者。動物園で唯一野生育ちのサムソンは、みんなのヒーローとして君臨していた。そんなある日、ライアンがサムソンの目の前で何者かにトラックに閉じ込められ、さらわれてしまう。愛する息子を探して、父親のサムソンは仲間たちと冒険の旅に飛び出した。 |
評 2 | いままでのディズニーアニメの前例からの固定観念かも知れないけど・・・ これって、「ファインディング・ニモ」のパクリでしょ!? |
2006.12.24記 |
タイトル | ラストキング・オブ・スコットランド |
出 演 | フォレスト・ウィテカー/ジェームズ・マカヴォイ/ケリー・ワシントン/サイモン・マクバーニー/ジリアン・アンダーソン/アレックス・ヘッフェス |
監 督 | ケヴィン・マクドナルド |
制作年 | 2006年 |
ストーリー | 1971年のウガンダ。ヘビー級のボクシングチャンピオン、そして偉大な軍人だったイディ・アミンはこの国の大統領になった。そこへスコットランドの医学校を卒業したニコラスは、診療所で働くためにウガンダにやってくる。偶然に彼は大統領の捻挫を治療したことから彼に主治医になる。やがて大統領は執な独裁者、そして凶悪な殺戮者に変貌していった。 |
評 6 | “独裁者”は悪か?主体性のない国家には極めて必要な存在である。2006年12月30日に処刑されたフセインとて、イラクでは教育に力を入れるなど本当は善政者であった。しかし、フセインはクルド人を虐殺した。平和ボケの日本じゃイメージしづらいが、カオスと化した国家において、指導者になるには鬼となる覚悟が必要なのではないだろうか。今、悪の象徴とされる金正日も歴史的には必要悪なのかもしれない。だからこそ、我々は“礼儀”として、彼ら一族の悪行を生涯許してはいけないのだ。権力の座に安穏と胡坐をかいているような奴とは格が違うんだぜ。石原慎太郎さん。 |
2007.3.18記 |
タイトル | ラストサマー3 |
出 演 | ブルック・ネヴィン/デヴィッド・バートコー/トーレイ・デヴィート/ベン・イースター |
監 督 | シルヴァン・ホワイト |
ストーリー | 遊園地で遊んでいた若者たちにあの猟師が襲い掛かった。遊園地内はパニックに陥るが実は若者たちが仕組んだ狂言だった。だが、仲間の独りが死んでしまい、皆は発覚するのを恐れ封印しようと決める。が、1年後にあの脅迫状がみんなに届き、一人、また一人殺されていく。 |
評 1 | わざわざ登場人物を変えてまで三作目を作ったのは、きっと『13日の金曜日』のような定期的な殺人鬼ホラーにしたかったんでしょうね。“7月4日のベン・ウィルス”・・・。やはりパッとしないし、今回名前すら出てきませんでした。流行らなくて当然です。ひとつ気になったのはゾーイの所属するバンド名。“フックス”ってざーとらしいよな。このシリーズが当たらないと「Ⅰ'll always know」 |
2008.6.29記 |
タイトル | 落下の王国 |
出 演 | リー・ペイス/カティンカ・ウンタルー/ジャスティン・ワデル/ダニエル・カルタジローン/レオ・ビル/ショーン・ギルダー/ジュリアン・ブリーチ/マーカス・ウェズリー/ロビン・スミス/ジットゥ・ヴェルマ/エミール・ホスティナ |
監 督 | ターセム |
ストーリー | 左腕を骨折して入院中の5歳の少女アレクサンドリアは、脚を骨折してベッドに横たわる青年ロイと出会う。彼は彼女にアレキサンダー大王の物語を聞かせ、翌日も病室に来るようささやく。再びアレクサンドリアがロイのもとを訪れると、彼は総督と6人の男たちが織り成す壮大な叙事詩を語り始める。 |
評 9 | 構想26年、撮影期間4年。世界24ヶ国以上、世界遺産13ヶ所にロケを敢行したというから、この監督の努力には計り知れないものがある。話の陳腐さがむしろ映像美に興味をそそらせてくれた。象が泳ぐのは知識で知っていたが初めて見た。ダーウィンが落ちてったインドのアーバーネリーにあるチャンド・バオリは絶景!クンダと呼ばれる階段池だそうだが、機会があったら行って現物を見てみたい。CGに頼らないという監督の拘りにも脱帽するが、あの口から飛び出る小鳥たちもなのだろうか?ところで私ごときが言うのはおこがましいけど、堕っこちた人間だからこそ、這い上がる術を知るものだと思う。だから頑張れ!小室さん。 |
2008.12.7記 |
タイトル | ラッキーナンバー7 |
出 演 | ジョシュ・ハートネット/モーガン・フリーマン/ベン・キングズレー/ルーシー・リュー/スタンリー・トゥッチ/ブルース・ウィルス |
監 督 | ポール・マクギガン |
ストーリー | 不運続きの青年・スレヴンは、友人を頼りにニューヨークへとやってくる。そこで出会った女・リンジーと互いに惹かれあうが、スレヴンの不運はまだ終わっていなかった。敵対する二人の大物マフィアから身に覚えのない借金の返済に迫られる。そして、殺人事件を捜査するニューヨーク市警にまでも嫌疑をかけられてしまう。 |
評 10 | うん、これは面白い!最初、ジョシュ・ハートネットが裸で終始うろうろしてるんで、コメディかと思っていましたが、見事にサスペンスに転化。裏の裏の裏があったので大感激です。ところで、運の悪い男と言えばブルース・ウィルスのジョン・マクレーンだけど、『ダイハード』が今年“4”が上映される。『ロッキー』『ランボー』を復活させるスタローンに対してもだが、『リーサル・ウェポン』のメル・ギブソンみたくならないことを祈る。 |
2007.1.14記 |
タイトル | ラフ |
出 演 | 長澤まさみ/速水もこみち/市川由衣/阿部力/石田卓也/高橋真唯/黒瀬真奈美/八嶋智人/田丸麻紀/徳井優/渡辺えり子 |
監 督 | 大谷健太郎 |
原 作 | あだち充 |
ストーリー | 二ノ宮亜美と大和圭介。同じ和菓子屋の商売敵の家に生まれた二人は、同じ高校に入学し、亜美は高飛び込み選手、圭介は競泳選手として出会う。始めはいがみ合っていた二人だが次第に惹かれあっていく。しかし、亜美には婚約者がいた。それは圭介のあこがれ、自由形日本チャンピオンの仲西弘樹。圭介と仲西はお互いライバルとして意識するなか、事件は起こる。 |
評 6 | こうして観るとあだち充のストーリーって似通っているんだ。『陽あたり良好』『みゆき』『タッチ』と全盛期に、はまっていた私は、今では冷静に見ることができる。ある意味悲しいことかも知れない。まさみちゃんのビキニはうれしいけど、今回は市川由衣ちゃんに目が行ってしまった。TV『クロサギ』の時も思ったけど、こんな情の強い子に横恋慕されたい。『NANA2』頑張ってね。予言!まさみちゃんのあだち充三部作、次回はきっと『KATSU!』。・・・かな? |
2006.8.27記 |
タイトル | ラブ★コン |
出 演 | 藤澤恵麻/小池徹平/玉置成実/山崎雄介/工藤里紗/水嶋ヒロ/南海キャンディーズ(山ちゃん・しずちゃん)/オール阪神・巨人/畑正憲/温水洋一/谷原章介 |
監 督 | 石川北二 |
原 作 | 中原アヤ |
ストーリー | 身長が高いせいで男の子にフラれた過去を持つ小泉リサと、身長が低いせいで女の子にフラれた経験のある大谷敦士は、外見のコンプレックスに悩んでいた。お互いに“チビ!”“デカ女!”と呼び合うふたりは舞戸学園に入学早々、その名コンビぶりが評判となり、漫才師のオール阪神・巨人と命名されてしまう。 |
評 7 | 「『NANA』のヒットのせいか少女漫画の映画化されてきてまんな」「ホンマかいな」「そうや近いうち『ハチクロ』も上映されるで」「すごいなぁ、勉強してんなぁ、腕上げたなぁ」「そない持ち上げなんや」「うそやがなぁ」「なんやうそかいな、せやけど、これ結構おもろいで。いまどきの女子高生の感性が分かりおる。それから玉置成美、工藤里紗と次代を担うアイドルにも注目せな。そうそう実はウェンツ瑛士も出てんで」「そんな奴ぁおれへんがな」「おるおる!探してみぃ。せやけど小池徹平は“小っちゃい”のう」「ちゃうがな、それを言うならチッチキチーやがな」 |
2006.7.16記 |
タイトル | LOVE DEATH -ラブデスー |
出 演 | 武田真治/NorA/船越英一郎/大友康平/寺島進/池内博之/六平直政/北見敏之/IZAM/船木誠勝/川村カオリ/榊英雄/金澤太朗/江原修/増本庄一郎/松田ピロシ/七海智哉/大場一史/松原慎太郎/小沢仁志/インリン・オブ・ジョイトイ/森本レオ/吉村由美/大森南朋/渡辺裕之/津田寛治/川合千春/ニコラス・ペタス/チャック・ウィルソン/杉本彩/KAN/吉岡美穂/泉谷しげる/竹内力 |
監 督 | 北村龍平 |
ストーリー | サイの前から突然姿を消した恋人シーラが再び現われ、自分にとって運命の日である“クリサリス・デイ”を一緒に過ごして欲しいとサイにせがむ。シーラの部屋に行くと、そこには彼女に殴られたストーカー男が閉じ込められており、なぜかヤクザたちまでが部屋に踏み込んで来る。 |
評 6 | 「昨日見たマンガ、いやマンガちゃう・・・映画でですね、柴田恭平・・・じゃなくて武田真治がカッコいんですよ。カッコいいといえば大友康平さんのボーリングポーズでしょうね。まさしくフォルテシモ!!」「おいおい、何言ってるかわからんよ。お前、何しゃべりたいの?」「お前動くな。撃つぞ」「だからいきなり何にやりだすんだよ。コントに付き合えばいいのか?」「お前、このバイブ・・・いやピストルで昇天させてやる。・・・面白い?」「聞いたらあかんて」「次の展開!」「展開紹介すな!」「黒船じゃ、日本の夜明けは近いゼヨ」「だから、何やってるかわからんて!!」「最後のくだり!これIZAMと吉岡美穂は出会ったんだろうね。つまりは“愛は勝つ”って事ですよ。KANさんだけに・・・」「もうええわ!!・・・ってお前、頭から脳みそ出てっゾ!!!」 |
2010.10.3記 |
タイトル | LOVE MY LIFE |
出 演 | 吉井怜/今宿麻美/高橋一生/平岩紙/須賀貴匡/川合千春/寺泉憲/秋元奈緒美/池内博之/小泉今日子/浅田美代子/石田衣良 |
監 督 | 川野浩司 |
ストーリー | 学生生活を謳歌する18歳のいちこは、ある日、聡明な女性エリーと恋に落ちる。彼女は母亡き後、男手ひとつで自分を育ててくれた翻訳家の父に恋人を引き合わせることを決意。父は娘の恋人が女性であることを理解してくれたが、その後、実は自分はゲイで母はレズビアンだったと衝撃の告白をする。 |
評 7 | 先日、市川海老蔵さんは妻の小林麻央さんの末期ガンを発表したが、やがて彼女が亡くなって世間から神格化されていく気がしてどうも気に入らない。いまからこんなこと書くのは不謹慎だろうが、世間は死んだ者へ好意の目を向けるが、病気と戦い抜いて治った人にももっとスポットを当てても良いのではないか。この吉井怜さんは18歳でグラビア撮影中に白血病であることが発覚。抗がん剤で髪は抜け落ちながらも病気と激闘の末、母親からの骨髄移植もあり、完治した。もちろん、同じ病気をされている方々からは彼女のような人は救世主には思えるだろうが、健康な人も興味をもつべきだと思う。いずれにせよ、同性愛者という異質者もこんなに明るく元気に演じられる彼女を見てるとうれしくてしょうがなく思えた。ただ、レズの子がナス好きって設定は、ちょっと引くかな。 |
2016.8.14記 |
タイトル | リトル・ミス・サンシャイン |
出 演 | グレッグ・キニア/トニ・コレット/スティーヴ・カレル/ポール・ダノ/アビゲイル・ブレスリン/アラン・アーキン |
監 督 | ジョナサン・デイトン |
ストーリー | アリゾナ州郊外のフーヴァー家はちょっと変。パパのリチャードはモチベーション・スピーカー(成功論提唱者)。息子ドウェーンは沈黙を続けるニーチェ信仰者。9歳の娘・オリーヴはミスコン志願者。グランパはヘロイン吸引が原因で老人ホーム追い出された。バラバラな家族をまとめようとするママ・シュリルが奮闘する中、自殺未遂をしたゲイの兄フランクを引き取ることになる。そんな中、オリーブがミスコン“リトル・ミス・サンシャイン”に参加するため、家族はそろってオンボロのミニバスでカルフォルニアを目指した。 |
評 8 | アメリカって、家族愛物がホント好きだなぁ・・・と思って観たら、さすが口コミだけでアカデミー賞ノミネートにのし上がった実力を秘めていた。こりゃ確かにおもしろい。人は元々オンリーワンなのに世は異端を阻害する。でも最後にそれでも許容してくれるのは“家族”だ。昨今のいじめ問題が深刻化する原因の一つは家族関係じゃないかな。ドウェーン君、ニーチェはなんと言うかな?「・・・神は死んだ!」 |
2007.2.4記 |
タイトル | ルネッサンス |
出 演 | ダニエル・クレイグ/キャサリン・マコーマック/ジョナサン・プライス/ロモーラ・ガライ/イアン・ホルム/ケヴォルク・マリキャン |
監 督 | クリスチャン・ヴォルクマン |
ストーリー | 2054年パリで、医療関連の複合企業体アヴァロン社の女性研究者イローナが何者かに誘拐され、カラス軽侮が捜査の責任者に選ばれる。カラスはイローナが誘拐される直前、彼女の姉のビスレーンと最後に会っていた事実を突き止め、尾行を開始する。 |
評 2 | 「ルネッサ~~ンス。ハッハッハッハッハッ・・・。なんとなく笑っとけお前たちぃ。さて私が髭男爵の髭男爵こと山田ルイ53世である。彼は樋口君です」「ど~も~樋口です」「今宵もお前たちに上流階級の洗練されたエレガントな映画を届けてやろう。貴族が下々の者にお贈りする優雅な新感覚アニメコンツェルンだ」・・・・・・「認めよう。確かにこれはヒドかった。心配するな自覚はある。モノクロームの斬新な映像で、くだらない話がごまかせると思ったのだ。あわよくば『まるで意匠がA・ウォ-ホールかエドツワキね』という声も期待していたのだ。・・・逆に聞こう。何が面白い?もう、えーWINE」 |
2007.9.16記 |
タイトル | レッスン! |
出 演 | アントニオ・バンデラス/ロブ・ブラウン/ヤヤ・ダコスタ/アルフレ・ウッダード/カティア・ヴァーシラス/ローラ・ベナンティ/ダンテ・バスコ/ジェナ・ディーワン/マーカス・T・ポールク/ジョナサン・マレン/ジョン・オーティス/イライジャ・ケリー |
監 督 | リズ・フリードランダー |
ストーリー | 路地裏で暴れるロックを目にしたピエールは、翌日、スラム街の高校に出向き社交ダンスで学生たちを変えてみたいと直訴する。しかし、ピエールがダンス指導することになったのはロックら問題児が集まる特別クラス。家庭の問題を抱える彼らは、社交ダンスを通して人生に希望を見いだしていく。 |
評 7 | 「どうだ、お前ら、やはり仲間を信じるって大切だと思わないか」「それより、社交ダンスの古くせぇイメージは確かにぶち壊してんのは、いいよな」「ところで、ヤンクミ。奴らのやってた音楽、わかってんのか?」「そ・・・それは・・・〝がーしゅいん”を〝りみっくす”したんだろ。それくらいわかるよ」「それはやっぱ、パソコンとかめんどくせーことしなきゃダメなんだろ」「ま、どうせ、できるのは限られた奴さ」「その通り!挑戦する奴だけだ」「ヤンクミ、それパクってるだろ」 |
2009.8.9記 |
タイトル | レディ・イン・ザ・ウォーター |
出 演 | ポール・ジアマッティー/ブライス・ダラス・ハワード/ボブ・バラバン/ジェフリー・ライト/サリータ・チョウダリー/フレディー・ロドリゲス/ビル・アーウィン/ジェレッド・ヘアイズ |
監 督 | M・ナイト・シャマラン |
ストーリー | 平凡なアパートの“コープ・アパート”の管理人クリーブランドは世間に背を向け、廊下の掃除や切れた電球の取替えなどの雑用に明け暮れる日々を送っている。彼はある日、中庭のプールで奇妙な水音を耳にする。ある夜、彼の前にその姿を現したのは、美しい女性ストーリー。彼女は、プールの下の暗く冷たい水路に身を隠していた“水の精”だった。 |
評 4 | M・ナイト・シャマランの映画はアタリハズレの落差が大きい。このご都合主義はなんだ!キーマンがどうして全員アパートにいるんだ?こういうのって、普通、旅とかして探すものじゃないか。でも、ブライス・ダラス・ハワードの素肌にシャツ姿は、脚フェチの私としちゃけっこうソソる。もっとも『マンダレイ』で既に彼女の裸は見てたけど。それから、M・ナイト・シャマランはいままで自分の映画にいつもチョイ役で出ていて、探すのが楽しかったのに、今回は役者として堂々と出てやがる。 |
2006.10.1記 |
タイトル | レディ・チャタレー |
出 演 | マリナ・ハンズ/ジャン=ルイ・クロック/イポリット・ジラルド/エレーヌ・アレクサンドリディス/エレーヌ・フィリエール/ベルナール・ヴェルレー/サヴァ・ロロフ/ジャン=バティスト・モンタギュ |
監 督 | パスカル・フェラン |
ストーリー | 美しい人妻のチャタレーは、戦争で下半身不随となった夫クリフォード・チャタレー卿との生活に息詰まりを感じていた。ある日、邸内の森へ散歩に出かけたコンスタンスは、猟番のパーキンと出会う。そのうち、彼女は毎日森へ通い詰め、パーキンとの時間に楽しみを見出し始める。 |
評 4 | ♪ある~日、森の中。猟番に出会ぁった。花咲く森の道、猟番に出会ぁった。 猟番の言うことにゃ「奥さん、お止めなさい」したくてサッサッサとさぁ、したくてサッサッサとさぁ ところが、猟番は後(バック)から突いてくる。パコパコパッコパコとぉ、パコパコパッコパコとぉ 奥さん、お待ちなさい。ちょぉっと落としそう 白い液体を 中出しイヤですか あら、アナタ、早いのね。代わりにくわえましょ。モモモ、モモモモモ。モモモ、モモモモモ。モモモ、モモモモモ。モモモ、モモモモモ。 (BGMが無かったので歌ってみました。下品っすか?) |
2013.6.23記 |
タイトル | 連理の枝 |
出 演 | チェ・ジウ/チョ・ハンソン/チェ・ソングク/ソ・ヨンヒ |
監 督 | キム・ソンジュン |
ストーリー | 愛をゲームとしか思ってなかった青年実業家ミンスは、ある雨の日、へウォンという年上ながら純粋で明るい女性と出会う。彼の心の中では、彼がいままで知らなかった感情が芽生え始めた。しかし運命は悲劇へ・・・。ミンスの目の前で彼女は突然倒れ、病院に担ぎ込まれた。難病に冒された彼女の命はあとわずかだった。 |
評 1 | 『天に在りては願わくは比翼の鳥と作らん 地に在りては願わくは連理の枝と為らん』 美輪明宏「白楽天の『長恨歌』は、『源氏物語』にフューチャーされるほど有名で、その互いに想い続ける男と女の関係の切なさを伝えてくれるわ」 江原啓之「いやぁ、さすが美輪さんですね。“白楽天”というより“博学天”ですね。」 美輪明宏「あら、江原さん、お上手。でも私はどちらかというと“弁財天”よ。ホーホッホッホッ」 国分太一(こいつらやっぱオヤジだ、と思いながら)「あのぅ、映画の方は・・・」 二人「落第点」 |
2006.4.16記 |
タイトル | ロケットマン! |
出 演 | ダン・チューポン/パンナー・リットグライ/プティポン・シーワット/カンヤパック・スワンクート/サマート・ティップタマイ |
監 督 | チャハルーム・ウォンビン |
ストーリー | 1920年代、タイの農村では農作業に牛が不可欠だったが、農民たちは頻発する牛泥棒に悩まされていた。彼らを救ったのは、ロケット弾を武器に謎の男“ロケットマン”だった。幼いころに極悪非道な牛泥棒に両親を殺された復讐を誓い、犯人を探す旅に出る。 |
評 5 | 「世界最強とか言ってたムエタイなのに、いかにも吊られてる感丸出しのワイヤーアクションしてる男がいたんですよ~」「な~ぁに~!やっちまったなぁ!男は黙って、ジャッキーチェン!男は黙って、ジャッキー・チェン」「今じゃ彼が率先して使ってるいるよぉ。舞台はタイなのに中途半端な西部劇してた男がいるんですよ」「な~ぁに~!やっちまったなぁ!男は黙って、萩原流行!男は黙って、萩原流行!」「その人のコスプレの方が意味わかんないよぉ。ヒーローなのに花火みたいなロケットに乗った男がいたんですよ~」「な~ぁに~!やっちまったなぁ!男は黙って、背中に千本のロケット花火!男は黙って、背中に千本のロケット花火!」「それじゃあ、かつて大ヤケドしたB21スペシャルのヒロミさんになっちゃうよ~」 |
2008.9.28記 |
タイトル | ロッキー・ザ・ファイナル |
出 演 | シルヴェスター・スタローン/バード・ヤング/アントニオ・ターヴァー/ジェラルディン・ヒューズ/マイロ・ヴィンティミリア/トニー・バートン |
監 督 | シルヴェスター・スタローン |
ストーリー | ボクシング界から身を退いたロッキーは、今は小さなイタリアン・レストランを経営している。愛妻エイドリアンはすでに病で他界し、息子Jr.も有名人の父に反発して家を飛び出していった。亡き妻との思い出にすがって生きるロッキーは、彼女の墓前で、自らの胸の奥底にまだ情熱がくすぶっていることに気づく。そんな時テレビの番組で、ロッキーと無敵の現役世界チャンピオン、ディクソンの対戦企画が持ち上がる。 |
評 4 | 「興毅、どやった」「あっ親父、やっぱ、歴代のチャンピオンは違うな」「そやろ、いくら辞めても、一度闘ったことのあるモンは誰もが闘志を秘めているんや。ロッキーの復活もわかるやろ」「親父、説教がましいわ。ロッキーもやけど年取るとそうなるんか」「ドアホ!敬意っちゅうもの知れや。あの歳であの体を作るっちゅうたら相当の努力が必要なんやで」「そやけど、なんやあの試合。ノーカードで互いのパンチをヒットし合い続けるって、プロなら絶対ありえへん」「よし、わかった。ワシが見本みせたる」「まっ・・・まさか!」「あー、現役復帰や!」「俺をジュニアにする気か!?」 |
2007.4.22記 |
タイトル | ワールド・トレード・センター |
出 演 | ニコラス・ケイジ/マイケル・ペーニャ/マギー・ギレンホール/マリア・ベロ/スティーブン・ドーフ/ジェイ・ヘルナンデス/マイケル・シャノン |
監 督 | オリバー・ストーン |
ストーリー | 2001年9月11日、世界貿易センタービルに2機の旅客機が激突した。港湾警察署のベテラン巡査部長ジョン・マクローリンと署員のウィル・ヒメノらは、このビルに駆けつけた。マクローリンとヒメノら5人はビルの中に入り人々を誘導するが、崩落した瓦礫によって閉じ込められてしまう。 |
評 1 | 【9.11論[後編]】 ※前編は『ユナイテッド93』 1996年 アフガニスタンにイスラム原理主義政治勢力のタリバン政権確立 1999年 アメリカ経済制裁発動。アフガンに大干ばつが起こる。 ・・・50万人以上の餓死者 2001年9月11日 アメリカ同時多発テロ ・・・死亡者約3000人 2001年10月7日 アフガニスタン空爆開始 ・・・死亡者3000人以上 2003年3月 アメリカは反中東に勢いに乗り、大量破壊兵器をでっち上げ、イラク攻撃 ・・・イラク1万人以上の民間人死亡 この経緯と数字、どう思う? |
2006.10.8記 |
タイトル | ワイルド・スピード×3 TOKYO DRIFT |
出 演 | ルーカス・ブラック/バウ・ワウ/サン・カン/ナタリー・ケリー/北川景子/JJ・サミー・チバ/ブライアン・ティー |
監 督 | ジャスティン・リン |
ストーリー | 学校で一匹狼のレッテルを貼られているショーンは、唯一周りの世界と繋がりをもてたのは違法なストリート・レーシングだった。いつものように無茶なレースをし、警察にやっかいになる。彼は少年院をさけるため、軍人の父の力を借り国を出る。そのころ東京では究極のスピードと限界のGに挑むドリフト・レーシングが全盛だった。 |
評 4 | これ、どこに前作の続きの要素あるの?強いて言えばランエボだけか?妻夫木や柴田理恵とかチョイ役で出ているけど、主要な人が韓国人なのはやっぱ違和感あるなぁ。おーっと千葉さん、お久しぶりです。でも、スゴイと思えるのは渋谷のカーアクション。RX7のクラッシュは強烈!ホントに東京で撮影できるわけないのでハリウッドに渋谷を再現したんだとか。でもクライマックスの峠は東京じゃないし、もしかして『頭文字D』のパクリ!?それとラスト登場の人は、ビックリしたけど出演意図が意味不明。 |
2006.9.17記 |