1998年 |
タイトル | アイスリンク |
出 演 | トム・ノヴァンブル/マリー=フランス・ピジェ/ブルース・キャンベル/ドロレス・チャップリン/ミレーユ・ペリエ/ジャン=ピエール・カッセル |
監 督 | ジャン=フィリップ・トゥーサン |
ストーリー | 野心家のとあるフランス人映画監督が、アイスホッケーのサドンデスをモチーフに、ヨーロッパの現状が抱える不安を描こうと思い立つ。それは全編がアイスリンクの上で撮影されるという前代未聞の企画。監督とプロデューサーはこの作品でヴェネチア国際映画祭のグランプリを狙うというが。いざ撮影が始まってみると・・・ |
評 |
まあ、いわゆる楽屋落ちコントです。はまれば面白いとは思うんですけど、どうもアイスホッケーというレアな競技のためかどうも馴染めずいまいちでした。ここに登場する女優さんは、あのチャップリンの孫なんだそうです。だからなんだ、ということもありません。まさしくこういうのを“スベった”というのでしょうか。 |
2010.2.7記 |
タイトル | アウト・オブ・サイト |
出 演 | ジョージ・クルーニー/ジェニファー・ロペス/ヴィング・レイムス/ドン・チードル/デニス・ファリナ/アルバート・ブルックス/キャサリン・キーナー/イザイア・ワシントン/スティーヴ・ザーン/ルイス・ガスマン/マイケル・キートン/サミュエル・L・ジャクソン |
監 督 | スティーヴン・ソダーバーグ |
ストーリー | 一世一代の強盗計画を企てる詐欺師のジャックと、一目見た時から彼に惹かれながらも追跡を続ける女捜査官・エレン。二人は微妙な関係のまま、危険な犯罪者達を巻き込んだダイヤ強奪事件で対決の時を迎える。 |
評 8 | すごい、これ完全にジョージ・クルーニーの為にあつらえたような映画。とは言っても決して独り善がりではなく、オートクチュールのような気品さえ感じる出来栄え。鍛え上げられた肉体から存分に男のフェロモンを出しまくってます。それに添え役のジェニファー・ロペスがかあいい。今じゃスキャンダルまみれのイメージが強いから引いちゃうけど、タイムリーに見たら確実に惚れてただろう。ちなみにこれ、タランティーノの『ジャッキー・ブラウン』を観といたら楽しさ倍増だそうです。近いうち観よ。 |
2010.4.11記 |
タイトル | アダムス・ファミリー・サン 再結集 |
出 演 | ダリル・ハンナ/ティム・カリー/ニコール・フゲル/ジェリー・メッシング/カレル・ストルイケン/パット・トーマス |
監 督 | デープ・ペイン |
ストーリー | 久々に遊びに来た曾祖父らがアダムス家らしからぬ行動や言動を始める。それがワルツハイマーであることが判明。片や遠い親戚のアダムス家のパーティーに呼ばれ、家族ぐるみで参加するも明らかにそのパーティーは別のアダムス家のパーティーのようで・・・。そのパーティーで精神科医が居ることがわかり、ゴメズは曾祖父たちを診て欲しいと訴えるがその医者はなかなか頭を縦に振ってくれなかった。 |
評 2 | ゴメズ役のラウル・ジュリアが急死したせいか、ラーチ以外のキャストを総入れ替えした。だもんで何か勝手が違って面白みが半減した気がした。特にフェスターが目の周りにクマがなくて違和感あって“助清”かと思った。爆発でクロこげになるとか、電気で髪の毛逆立つとかのベタは許すとして、とってつけたような『シャイニング』のパロディがウザい。もしかして、のっけの郵便局員は『ローマの休日』のグレゴリー・ペックの真似か?ところで最近の医学ではアルツハイマーって精神科というより外科なんだよ。 |
2010.7.4記 |
タイトル | あぶない刑事フォーエヴァー THE MOVIE |
出 演 | 舘ひろし/柴田恭兵/浅野温子/仲村トオル/木の実ナナ/山西道広/ベンガル/小林稔侍/永澤俊矢/本上まなみ/マイク眞木/西田健/中丸新将/草薙良一/庵野秀明/中山秀征/西岡徳馬/加藤雅也 |
監 督 | 成田裕介 |
ストーリー | 国際指名手配中のテロリスト城島と銃器の密輸をめぐって激しい争奪戦を繰り広げてきたタカとユージ。大量の銃器は押収できたものの、残虐な殺人を犯して逃走した城島にいきどおる2人は城島の足取りを追って、夜、外国人がたむろするプールバーに乗り込む。 |
評 4 | 日本テレビ45周年記念ということで『金曜ロードショー』の特別編の続きとして上映。今じゃよくやる手法ではあるけれど、ビデオ派の人のこと考えていないこのやり口が私はあんまり好きくない。おまけに最初に登場の中山ヒデさんは、腕に「あきの命」って書いてるのは『静かなるドン』のパロディです。わからんネタが多いし、さすがにクールだった二人も、シブくなってきて(悪く言えば“くたびれてきて”)『あぶ刑事』っぽくなくなってきた。でも、最後に今まで映画のダイジェストを流すくらいだからこれで終わりなんでしょう。・・・と思ったら7年後に“まだまだ”あります。(過去の自分の評価みたら、懐かしいだけでうれしかったみたいだわ。恥ずっ!) |
2011.5.1記 |
タイトル | アベンジャーズ |
出 演 | レイフ・ファインズ/ユマ・サーマン/ショーン・コネリー/パトリック・マクニー/ジム・ブロードベント/フィオナ・ショウ/エディ・イザード/アイリーン・アトキンス/ジョン・ウッド/カルメン・イジョゴ |
監 督 | ジェレマイア・チェチック |
ストーリー | イギリスは豪雪や猛暑の極端な異常気象に見舞われ混乱に陥る。そして、何者かが極秘研究中の気象シールドを破壊する事件が発生する。イギリス政府の極秘諜報機関ミニストリー・オブ・シークレット・サービスのエージェントであるジョン・スティードはその調査を依頼され、さっそくかつて気象シールドを開発した気象学博士のエマ・ピールに連絡を取る。しかし、彼女に犯行の容疑がかけられたため、エマ・ピールとスティードは協力して真犯人を捜し出そうとする。 |
評 7 | いかにも『007』のイギリス映画らしいSF作品。でも細菌は「SF」という言葉の響き自体、アナクロに感じてしまう。映画ばっかり観ているせいか、日頃映像で観る“非現実”と“SF”の境が良く分からなくなっているのかも知れない。想像力欠乏・・・。おかげで紅茶が出てくる自動車程度ではなんとも感動しなくなった。でも、全体的にみれば面白いとは思う。それにしてもユマ・サーマンって、存在自体「SF」だよな。さて、近日公開のマーベル・ヒーロー大集合の『アベンジャーズ』が待ち遠しいなぁ。リメイクでもなんでもないけどね。 |
2011.5.8記 |
タイトル | アメリカン・ヒストリーX |
出 演 | エドワード・ノートン/エドワード・ファーロング/ビヴァリー・ダンジェロ/フェアルーザ・バーク/エイヴリー・ブルックス/ステイシー・キーチ/エリオット・グールド/イーサン・サプリー/ガイ・トーリー/アレックス・ソル/アントニア・デヴィッド・ライオンズ/ジョーダン・マルダー |
監 督 | トニー・ケイ |
ストーリー | 父を黒人に殺された恨みから、白人至上主義グループのメンバーとなったデレク。やがて殺人事件で刑務所送りになった彼が出所してきた時、デレクは自分を崇拝する弟がメンバーとなっている事実を知る。 |
評 4 | 「なんかよぉ、ワルのオレが言うのもなんだけど、これ嫌悪感しか感じねぇな。そりゃよぉ、世間に見捨てられたオレたちにはこんなイカレた生き方しか出来ないけどよぅ。なんでも暴力で解決ってのはさすがに納得できねぇな」「“グレルリン”の言うとおりニャー。下手な理屈でダメな自分を正当化しようとしてもダメにゃ。だからナチも北朝鮮もイスラム国も武力でしか、力を示せないんニャー。それとも反面教師のつもりニャー?」「うわっ、ジバニャン、いつになくトゲのある言い方するね」「あれ?風邪ひきました?“トゲニャン”になってますよ」 |
2014.12.28記 |
タイトル | アルマゲドン |
出 演 | ブルース・ウィルス/ビリー・ボブ・ソーントン/リヴ・タイラー/ベン・アフレック/ウィル・パットン/ピーター・ストーメア/キース・デビッド/スティーブ・ブシェーミ |
監 督 | マイケル・ベイ |
製 作 | ジェリー・ブラッカイマー |
ストーリー | NASAはテキサス州と同じ大きさの巨大アステロイド(小惑星)が時速35,000キロのスピードで地球に接近していた。衝突すれば確実に地球は全滅する。人類が生き残る方法はただひとつ。小惑星の地下深くで核爆発を起こしその軌道を変えることだ。このミッションに選ばれた8人の石油採掘のプロ達。残された時間はあとわずか。彼らは全人類の希望を背負い、ついに宇宙へ飛び立つ。 |
評 10 | ジェリー・ブラッカイマー時代の幕開けを感じさせた映画です。見せ方でこんなに違うのかと思わせるほど、鮮烈なパニックシーンに驚愕しました。考えたら「小惑星まで飛んでって穴掘って爆発させるだけ」なんだけど、引っ張って引っ張って2時間半、全然飽きさせない所がスゴイ。さすがに昔ほどのアクションはブルース・ウィルスに期待はできないけど、彼の人間臭さと骨太さが引き出されていました。ベン・アフレックが後に注目されていく訳も伺えます。ちなみに冒頭のシーンに松田聖子がいるよ。探してみてネ。 |
2005.8.14記 |
タイトル | アンツ |
出演(声) | ウディ・アレン/ダン・エイクロイド/シャロン・ストーン/シルヴェスター・スタローン/ジーン・ハックマン/アン・バンクロフト/クリストファー・ウォーケン |
監 督 | エリック・ダーネル/ティム・ジョンソン |
ストーリー | 働きアリとして生まれた運命に疑問を抱くZは、バーにお忍びでやって来た王女バーラにひと目惚れ。彼女に会いたい一心で、兵士アリの親友ウィーバーと入れ替わり、歓兵式に出席する。そのまま白アリ軍団との戦争に駆り出されたZは、なぜか戦場でただひとり生き残り、英雄として迎えられるが、働きアリの身分がバレてしまう。 |
評 7 | スピルバーグがディズニーに対抗して立ち上げた“ドリームワークス”。ついにピクサーまで狙いをつけた3Dアニメ第一弾を放った。これが子供向け思えないほど社会派作品に仕上がっているのにはビックリです。Zの「政治献金で奴らの政治路線を変えた方が・・・」の台詞には笑えました。ところで、「働きアリの2割が実はサボっている」という学説は今じゃけっこう有名ですが、当時発見されなくて良かったです。あんな北朝鮮みたいなマスゲームをアリがやる訳ないと思われるでしょうから。 |
2007.8.19記 |
タイトル | ウェイクアップ!ネッド |
出 演 | イアン・バネン/デヴィッド・ケリー/スーザン・リンチ/ジェームズ・ネスビット/フィオヌラ・フラナガン/モーラ・オマリー/ロバート・ヒッキー |
監 督 | カーク・ジョーンズ |
ストーリー | 南アイルランドに浮かぶ小島の村タリーモア。のどかなこの村に住む老人ジャッキーは、地方紙を見て村の誰かが宝くじに当たったことを発見する。おこぼれにあずかろうと考えたジャッキーは、親友のマイケルを誘って当選者探しを始める。が、やっと見つけ出した当選者は笑みを浮かべ、当たりくじを握りしめたまま昇天していていく。 |
評 7 | 一攫千金と言ったらやっぱ宝くじ!でも、5月の事業仕分けで「日本宝くじ協会」が対象になったんで知ったけど、宝くじって全体売り上げ(約1兆円)の45%しか当選金に回っていないんだそうだ。残りは各自治体に回る収益と経費なんだけど、それが回り回って、売り上げの1%(約100億円)が天下り法人に流れるんだとか。それに比べたら詐欺だとはいえ、貧困な村にお金が流れるのは、むしろ金融流通上、良いことじゃないか?最後は都合よくまとめすぎだけど・・・。 |
2010.10.24記 |
タイトル | ウォーターボーイ |
出 演 | アダム・サンドラー/キャシー・ベイツ/ヘンリー・ウィンクラー/フェアルーザ・バーク/ジェリー・リード/ラリー・ギリアード・Jr/ブレイク・クラーク/トッド・ホランド/クリント・ハワード/ロブ・シュナイダー/ジェニファー・ビニ・テイラー |
監 督 | フランク・コラチ |
ストーリー | ルイジアナ州の田舎町に住むボビーは、ママと2人暮らし。ママは彼を溺愛し、そのためボビーはシャイで彼女いない歴31年の独身男だった。そんな彼の唯一誇れる仕事が、アメリカンフットボールの大学チャンピオンチーム、クーガーズのウォーター・ボーイ(給水係)。しかしみんなからいじめられていた彼は、騒ぎの元凶として突然解雇されてしまう。そんな中、彼はひょんな事からある弱小チームの選手として抜擢される。 |
評 7 | アメフトの“給水係”と言われても、どうしてもラグビーの“魔法のヤカン”が頭に浮かぶのだが、普通に水を用意する人のようだ。私が子供の頃はまだ、スポーツの最中に水を摂取するのは良くないこととされていたのだが、今ではむしろ適度の水分補給をするように変わっている。昔からの定説は意外とウソが多い。常識は固定観念になってしまいがちで、時には疑うことも必要なのだ。人の成長の中でその現れともいえる“反抗期”は非常に大切な訳で、これを無理に押さえ込むとボビーのような極度のマザコンになってしまうのだ。もっともその押さえつけられた反発が爆発するのが本作の面白いところなのだが。だから固定観念捨てちゃえば意外と爬虫類料理もおいしいかもよ |
2012.7.1記 |
タイトル | 美しき虜 |
出 演 | ペネロペ・クルス/ホルヘ・サンス/サンティアゴ・セグーラ/ロレス・レオン/ロサ・マリア・サルダ/アントニオ・レシネス |
監 督 | フェルナンド・トルエバ |
ストーリー | 1938年スペイン。内戦の続くさなか、映画撮影隊の一行はドイツ政府から交流の一環として、ベルリンのスタジオへ招待を受ける。同行した女優マカレナは撮影ができる喜びに浸っていたが、協力的なドイツのゲッベルス宣伝大臣にはある目的があった。それはスペイン・ドイツ共同制作のミュージカルを製作することだった。 |
評 7 | ドイツ、イタリアに対抗し、スペイン政府はフランスとともに反ファシズム体制を組んだ。しかし1936年フランコ将軍による政府打倒のスペイン内乱を起こす。この反乱の成功によりドイツ・イタリアの強力な協力体制ができてしまうというのが歴史の悲劇である。さて、これはペネロペ・クルスがスペインのアカデミー賞と言われる“ゴヤ賞”で主演女優賞を獲得した作品。でも完全に彼女を引き立たせるべく創ったとしか思えない。女優という役柄のせいかも知れないけど、ほとんど着せ替え人形状態だし。もっとも、元々大ファンなので余は満足じゃ。 |
2009.3.22記 |
タイトル | 永遠と一日 |
出 演 | ブルーノ・ガンツ/イザベル・ルノー/アキレアス・スケヴィス/デスピナ・ベベデリ/イリス・ハチャントニオ/ファブリッツィオ・ベンティヴォリオ |
監 督 | テオ・アンゲロプロス |
ストーリー | 北ギリシアの港町テサロニキ。不治の病を自覚している老作家アレクサンドレは、親友たちと海辺の家から島まで泳いでいった少年時代の夢から覚める。彼は今日、すべてのものに別れを告げ、明日病院へ行こうと決意していた。そして娘の家へ向かう途中で難民の少年と出会った。 |
評 7 | ![]() |
2012.11.18記 |
タイトル | エコエコアザラクV MISA THE DARK ANGEL |
出 演 | 佐伯日菜子/七海彩夏/萩原由紀/高橋あゆみ/三輪ひとみ/藤村ちか/山本エレナ/趙方豪/梅津栄/滝村裕子 |
監 督 | 上野勝仁 |
ストーリー | 全身が焼け爛れた少女の死体が発見された。事件に異常性を察知した黒魔術の力を持つ少女・黒井ミサは、その真相を突き止めるべく、死体の遺留品・セントセイレム女学院演劇部の台本を手がかりに、学院へ転校生として潜り込んだ。偶然知り合った演劇部の亜夜の勧めもあって、演劇部に入部したミサ。部長の光にその演技力を認められた彼女は、公演に向けて稽古に参加する。 |
評 5 | 眼光鋭いルックス美少女の佐伯日菜子ちゃんを抜擢しドラマ化されると、深夜放送ながらのヒット。T、Uとは関わりないがVとして映画化されました。本作での黒井ミサはけっこう大活躍しているように思えるのですが、ちょっと普通の女子高生っぽさも見え、恐怖度は落ちましたかね。ちょっと分からなかったのは、本作が「クトゥルフ神話」を元にしているところ。クトゥルフ神話とは、20世紀のアメリカの小説家H・P・ハワードが小説の中で作り出した架空の神話であり、かなりマニアックな世界観である。一応、ホムンクルスは『鋼の錬金術師』で辛うじて知っていたが、やっぱこれ、とっつきにくくなってますね。そういえば日菜子さん、三年前に元サッカー日本代表の奥大介と離婚しましたが、ずっとDV受けてたそうですね。きっと心の中で叫んでたでしょうね。「エコエコアザラク、エコエコザメラク、エコエコケルノノス、エコエコアラディーア!」って。 |
2016.3.27記 |
タイトル | X‐ファイル ザ・ムービー |
出 演 | デヴィッド・ドゥカヴニー/ジリアン・アンダーソン/ジョン・ネヴィル/ウィリアム・B・デイヴィス/マーティン・ランドー/ミッチ・ピレッジ/ジェフリー・デマン/ブライス・ダナー/テリー・オクィン/アーミン・ミューラー=スタール/ルーカス・ブラック/グレン・ヘドリー |
監 督 | ロブ・ボウマン |
ストーリー | Xファイル課の閉鎖後、現場任務にまわされたFBI捜査官のモルダーとスカリーは、ビル爆破事件の責任を問われ、左遷の危機にさらされる。スカリーが辞職の決意を固めたと知って、やけ酒をあおるモルダー。そんな彼に、父の友人と名乗る医師が接近。爆破されたビルに、謎の死を遂げた少年と救助隊員の死体があったことを告げる。 |
評 1 | 今じゃアメリカン・ドラマはDVDで続々登場しているようになったけど、その前にプチブレイクしたのが『X-ファイル』。それでも、1933年から9年間、シーズン9までも続いた訳で『24』を優に凌ぐ。本作はシーズン5と6の間に位置づくそうで、元々ドラマを観ていない私としてはいまいち感情移入できなかった。それでもこういう眉唾物”って好きな人は好きなようで、実際このドラマで紹介された事象を本格的に調べている科学者もいるそうだ。それが意外と本当に実証されちゃうことがあるので科学って奴は隅に置けない。 |
2011.3.6記 |
タイトル | エバー・アフター |
出 演 | ドリュー・バリモア/アンジェリカ・ヒューストン/ダグレイ・スコット/ジャンヌ・モロー/パトリック・ゴッドフリー/ミーガン・ドッズ/メラニー・リンスキー/ジェローン・クラッベ/ティモシー・ウェスト/ジュディ・パーフィット/リチャード・オブライエン/エリザベス・アール |
監 督 | アンディ・テナント |
ストーリー | 昔々、優しい父と田舎の屋敷で暮らす少女ダニエル。しかし、父が男爵夫人と再婚し二人の娘を連れてやって来たことから一変。しかも、その後父が急死してしまう。それからダニエルはメイドとしてこき使われる生活を送っていた。10年後のある日、ダニエルはフランスの王子ヘンリーと運命的な出会いをする。 |
評 7 | 誰もが知ってる『シンデレラ』の物語を現代風にアレンジ。“シンデレラ”とはフランス語の古語で“サンドリヨン”から来ており、“灰かぶり”という意味なんだそうだ。さすれば“シンデレラ姫”とは“汚らしいお姫様”になってしまうのか。一時話題になった『本当は怖いグリム童話』では内容がかなりキワい。姉さんたちがガラスの靴を履こうとすると小さかったので、母親は彼女らのつま先やかかとを切り落とした、となっている。女性の欲深さが垣間見れますね。ところで、ダ・ヴィンチは水の上歩ける靴まで発明していたとは!(んな訳ないか) |
2010.4.25記 |
タイトル | エリザベス |
出 演 | ケイト・ブランシェット/ジョセフ・ファインズ/ジェフリー・ラッシュ/クリストファー・エクルストン/リチャード・アッテンボロー/ファニー・アルダン/キャシー・バーク/エリック・カントナ/ジェームズ・フレイン/ヴァンサン・カッセル/ジョン・ギールグッド/ダニエル・クレイグ/エミリー・モーティマー/ジョセフ・オコナー/エドワード・ハードウィック |
監 督 | シェカール・カプール |
ストーリー | カトリックとプロテスタントの争いが激化する、16世紀のイングランド。エリザベスは、腹違いの姉で、彼女をロンドン塔に幽閉したメアリー女王の崩御後、世継ぎとして弱冠25歳の若さでイングランド女王に即位する。エリザベスには愛する恋人ダドリーがいたが、女王の立場は関係の緊迫した隣国との政略結婚を迫る。様々な謀略が渦巻き絶えず命を狙われるエリザベス。そんな苦悩が続く中、カトリックの最高権力・ローマ法王による謀反計画を知ったエリザベスは、対抗権力の粛清を行う。 |
評 7 | いわゆる独裁主義というのは、今は世界的に煙たがれるようであるが、時代によってはそれが必要となるときもある。集団を一つにまとめるときには“コンセンサス”が必要であり、国家レベルの場合どうしても邪魔になるのが“宗教”だ。だからエリザベス1世が行った“宗教統一”はまさしく“絶対主義”の象徴であると思われる。国と結婚した女として、一生独身だった彼女の信念は相当頑固なものであったろう。いやむしろ、それまで貴族やカトリック教会によって行われていた腐敗した政治を変革できたのは、彼女がヒステリーをまんま表現できる女性だったからだという気もしてきた。やがて彼女のイングランド国は“無敵艦隊”と呼ばれるスペイン軍をも撃破していくのだが、その詳細は『エリザベス ゴールデンエイジ』にて・・・。 |
2011.1.2記 |
タイトル | オール・アバウト・マイ・マザー |
出 演 | セシリア・ロス/マリサ・パレデス/ペネロペ・クルス/アントニア・サン・フアン/ロサ・マリア・サルダ |
監 督 | ペドロ・アルモドバル |
ストーリー | 17年前に別れた夫に関して息子から問われた母マヌエラ。長い間隠していた夫の秘密を話そうと覚悟を決めた矢先、彼女は息子を事故で失ってしまう。息子が残した父への想いを伝えるため、マヌエラはかつて青春を過ごしたバルセロナへ旅立つ。 |
評 3 | ペドロ・アルモドバルの名を一気に世界に轟かせた作品。・・・に違いないのですが、この監督のエロ本能は隠し切れないようです。びっくりするほど“フェ●●オ”の言葉連発!おまけにドラッグ、ゲイ、『欲望という名の電車』・・・とキワモノ並べてくること自体で確実に退く。女の哀しい性(さが)を知るには、私はまだ経験値が足りません。それはさておき、タイトルの“about”は「〜について」と訳します。「全てにいい加減な”私の母」と言う意味ではありません。(実は私がそう思ってました) |
2008.11.16記 |
タイトル | 大いなる遺産 |
出 演 | イーサン・ホーク/グウィネス・パルトロー/ハンク・アザリア/クリス・クーパー/アン・バンクロフト/ロバート・デ・ニーロ/ジョシュ・モステル/ジェームズ・キスナー/ラクエル・ボーディン/キム・ディケンズ/ランス・レディック |
監 督 | アルフォンソ・キュアロン |
ストーリー | フィンは10歳の頃にエステラという少女と出会う。やがて成長した二人は恋に落ちるが、エステラは突然ヨーロッパへ旅立つ。7年後、画家の勉強のためにニューヨークにやってきたフィンはエステラと再会。フィンは彼女とよりを戻し、個展も成功する。だが、富も名声も手に入れたフィンの前から、エステラはまた姿を消してしまう。 |
評 7 | 19世紀の文豪チャールズ・ディケンズの代表作を、現代のアメリカに舞台を移した作品。小説の映画化はなんどもされているそうだが観たことが無かったので、翻案のこちらが初見となった。要は不幸な身の上の少年がいきなり金持ちなってしまうが、精神的には裕福になれなかった、というお話だろうか。しかし「幸せはお金じゃ買えない」っつうのは、結局貧乏人の捨てゼリフな訳で、いくら本当の金持ちなりの不幸があろうがそんなもん貧乏人の不幸の比にならない気もするよね。もっとも私はグウィネス・パルトローのヌードが見れただけで幸せだけど。 |
2014.5.25記 |
タイトル | 踊る大捜査線 THE MOVIE |
出 演 | 織田裕二/柳葉敏郎/深津絵里/水野美紀/いかりや長介/ユースケ・サンタマリア/佐戸井けん太/小林すすむ/北村総一朗/小野武彦/斉藤暁/筧利夫/小泉今日子 |
監 督 | 本広克行 |
ストーリー | お腹に熊のぬいぐるみを詰められ川に遺棄された男の殺人事件と、領収書や小銭入れが盗まれる署内窃盗事件の捜査で慌ただしい湾岸署。そこへ警察庁参事官の室井を筆頭に本庁の面々が現れ、特別捜査本部を設置した。実は警視庁の吉田副総監が誘拐されたのだ。本庁の刑事たちは秘密裡に捜査を進め、所轄には協力を求めようとしない。そんなやり方に腹を立てながらも、青島たち湾岸署の面々は殺人事件の捜査に躍起になる。 |
評 7 | 「事件は会議室で起こってるんじゃない。現場で起こってるんだ!」の名ゼリフが印象的。熱い織田裕二の眼力がいい。実はTVドラマも観てなくて予備知識ないまま「2」を先に観たときは、あんまピンと来てなかった。こうしていまさらDVDでじっくり観っと、他の映画の |
2008.6.15記 |
タイトル | 溺れゆく女 |
出 演 | ジュリエット・ビノシュ/アレクシ・ロレ/カルメン・マウラ/マチュー・アマルリック/ジャン=ピエール・ロリ/マルト・ヴィラロンガ |
監 督 | アンドレ・テシネ |
ストーリー | 私生児として生まれたマルタンは、10歳のとき父のもとで暮らすようになった。20歳になったマルタンは父の死とともに、狂ったように家を飛び出した。やがてパリに住む義理の兄弟のもとへ転がり込んだ彼は、そこで同居人のアリスに出会う。次第に惹かれていく二人だったが、突然家を出た理由についてはマルタンは誰にも語ろうとしなかった。 |
評 4 | しっかし、これほど邦題失敗作は見たこと無い。『存在の耐えられない軽さ』や『ショコラ』のジュリエット・ピノシュが主演でこのタイトルだったら、堕ちてく女の愛憎渦巻くドロドロ物と思う。いや、もしかしてそれを狙ったのかも。マルタンのトラウマが話のメインなのはわかるけど、普通に考えて、子供できたからって別れ話しだす男って最低と思われて当然だろうね。ところで、最初バンジャマンとアリスがルームシェアしているのに面食らい、事情知って納得したけど、これって大家さんにも説明したのかな? |
2009.5.17記 |
タイトル | 仮面の男 |
出 演 | レオナルド・ディカプリオ/ジェレミー・アイアンズ/ジョン・マルコビッチ/ジェラール・ドパルデュー/ガブリエル・バーン/アンヌ・パリロー/ジュデェット・ゴドレーシュ |
監 督 | ランダル・ウォレス |
ストーリー | 17世紀、パリ。飢餓に苦しむ市民をよそに、権力と贅沢に酔う若き王ルイ14世。前国王に忠誠を誓った四銃士ダルタニアン、アラミス、アトス、ポルトスはそんな現王の姿に胸を痛めていた。やがて機は熟し、かつての四銃士は牢獄に閉じ込められている「仮面の男」を救出し、国家存続のために立ち上がる。 |
評 7 | 『タイタニック』という、金だけかけて中身のまるでない超駄作のせいで、ディカプリオの評価は私的には非常に低いものでした。この映画も最初のルイ14世役を見ている限り「やはりな」って感じだったんですが、フィリップ登場で「こいつスゲェ」に一変!騎士道に生きる真の男を魅せられました。ところで子供のころ見た名作劇場(アニメ)では“三銃士”だったはずが、なぜ“四銃士”なんだろう?調べると原作者アレクサンドル・デュマは『三銃士』から始まるダルタニアン物語をシリーズで書いていて、この原作はシリーズ最後の『鉄仮面』だったからでした。でもこの“鉄仮面”がなぜ『スケ番刑事』につながるのかは謎だ。きっと南野陽子もわからない。 |
2006.7.23記 |
タイトル | カンゾー先生 |
出 演 | 柄本明/麻生久美子/ジャック・ガンブラン/松坂慶子/世良公則/唐十郎/田口トモロヲ/金山一彦/渡辺えり子/高橋長英/清水美砂/小沢昭一/伊武雅刀 |
監 督 | 今村昌平 |
ストーリー | 終戦を間近に控えた昭和20年の夏。赤城はこの町の開業医で患者を誰でも“肝臓病”と診断することから人々から“カンゾー先生”と揶揄されていた。そんな赤城の下にこの町にはめずらしい美人の看護婦ソノ子がやってくる。しかし、ソノ子は根はまじめながら、女郎だった母親の教えもあって、時々男に体を売っていた。 |
評 5 | 麻生久美子が20歳にしてヌードを披露し、日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を獲得。これを機に一気に有名女優に開花した。その未成熟な肢体にドギマギなのだが、さすがに卵をつっこまれるシーンは別人だろう。どうしてもそういうところに目がいってしまうのだが、実は原作はあの“無頼派”と呼ばれる風刺作家、坂口安吾。戦前の貧困で淫売が横行していた時代を皮肉り、漂々としながらも真摯に走り回るカンゾー先生がマッドサイエンティストに変貌いていく様は、まさに戦争の狂気を映しているようだ。“肝臓”は“もの言わぬ臓器”と言われ、その機能に支障を来たしても痛みを発しない。とすると、戦争に突入していく当事の世相を暗喩したのかもしれない。現代ならばさしずめ原発に物申す無頼派どもといったところだろうか。 |
2012.4.15記 |
タイトル | がんばっていきまっしょい |
出 演 | 田中麗奈/清水真実/葵若菜/真野きりな/久積絵夢/中嶋朋子/松尾政寿/本田大輔/森山良子/白竜/松尾れい子/桜むつ子/大杉漣/有薗芳記/神戸浩/徳井優/ベンガル/小日向文世 |
監 督 | 磯村一路 |
ストーリー | 1980年代後半の四国、松山。高校入学を控えた15才の悦子は、ある日夕方の海で、逆光にきらめくボートを見る。その美しい風景に感動した悦子は、入学しボート部に女子部がないことを知るが、あの時の思いを抑えられず、女子ボート部を作ってしまう。たった一人で……。男子に混ぜてもらい練習を始めた悦子だったが、やがて何とか4人のメンバーを揃えることができた。 |
評 7 | いまや若くしてベテラン映画女優の田中麗奈のデビュー作。でも私はいまだに”なっちゃん”のイメージが強いので、いまさら観ても違和感無かった。序盤は「退屈な映画かも・・・」と思ったりもしたがだんだんこの作品の持つ空気感に馴染んでくると、後半途中からはジワジワときた。クライマックスのボートレースでは思わず彼女たちを応援しちゃいました。ところで私も経験あるけど、ホントつらいよね。ギックリ腰って。「がんばって〜、いきまっ!」「しょい!」 |
2009.7.19記 |
タイトル | 岸和田少年愚連隊 望郷 |
出 演 | 長田融季/竹中直人/高岡早紀/烏丸せつこ/笑福亭松之助/清水あきひろ/山之内幸夫/粟田麗/中場利一 |
監 督 | 三池崇史 |
ストーリー | 1969年、岸和田市。小学校6年生のリイチは喧嘩に明け暮れる毎日。今日も喧嘩して傷だらけで帰ってきたリイチに家族はケガの心配もせず、父親は勝ち負けを気にし、母親は機嫌よくコップ酒をすすめる始末。そんな家族に嫌気のさしたリイチはある日、家を飛び出し悪友・小鉄、ガスと旅に出ることにする。 |
評 5 | 岸和田少年愚連隊もシリーズ化してありがちな“ルーツ編”となりました。ある意味『ALWAYS三丁目の夕日』より先の昭和ノスタルジック作品となってます。しっかり、大阪万博や東京大学の安田講堂事件などもりこまれてます。この映画シリーズの影響もあるでしょうが、岸和田は“やんちゃ”なイメージがあります。以前、私の会社に大阪出身の上司がいたのですが、岸和田だんじり祭りのことを聞くと「あそこは治安が悪いから行かない」と答えてくれました。同じ大阪人にも敬遠される場所のようです。でもいまだに風俗も多い町のようで、大阪の“チンポと調和”には役立ってるようです。 |
2016.12.4記 |
タイトル | 奇人たちの晩餐会 |
出 演 | ジャック・ヴィルレ/ティエリー・レルミット/カトリーヌ・フロ/ダニエル・プレヴォスト/フランシス・ユステール/アレクサンドラ・ヴァンダヌート |
監 督 | フランシス・ヴェベール |
ストーリー | 出版業を営むブロシャンには密かな楽しみがあった。それはバカな人間を招待しては仲間で笑い物にするという晩餐会だ。今回はマッチ棒の工作が趣味という税務局勤めのピニョンという小男を見つけたのだが、当日ギックリ腰になり動けなくなったブロシャンはピニョンと二人きりになってしまうのだった。 |
評 |
この限られた空間で少数精鋭が、ちょっとした言葉の引っかかりに次々と畳み掛ける、いかにも舞台向けのこういう映画、好きです。初期のウディ・アレンや三谷幸喜にも見られたんだけど、映画慣れすると染まっちゃうようですね。(「だったら舞台を見ろ」ってツッコまれそうですが、そこはスルーして頂いて・・・)こないだの病気で落ち込んでたけど、久々に腹から笑えた。それで非常にスッキリしたもんで高評価をつけてしまいました。まあ、結局は裏の顔を暴露される様が面白いってことですね。だから、変に気取らないでありのままがいいんですよ。この映画のタイトルだって、『バカの晩餐会』にしとけば良かったんじゃない? |
2015.12.13記 |
タイトル | 銀河鉄道999 エターナル・ファンタジー |
出演(声) | 野沢雅子/池田昌子/肝付兼太/榊原良子/戸田恵子/日高のり子/たてかべ和也/皆口裕子/世田一惠/夏八木勲 |
監 督 | 宇田鋼之介 |
ストーリー | 鉄郎は地球の新たなる支配者“ボルカザンダ3世”に危険分子と見なされ、処刑されようとしていた。そんな彼の窮地を救うため、銀河鉄道999でメーテルが駆けつける。久しぶりの再会に喜ぶふたり。鉄郎はメーテルより“戦士の銃”を受け取り、再び999号に乗って、新たなる宇宙の旅へ出かける。 |
評 4 | この映画の位置づけは、前回までのTVの「アンドロメダ編」に続いて、十数年ぶりに描いた「エターナル編」のプロローグです。だからこれだけ観ても当然終わらないですし、困ったことにそのエターナル編の総集編は映画化されていません。映画だけ見ようとする人からするとものすごく消化不良を起こします。それにアンドロメダ編で感動的に散っていったクレアがイケシャアシャアと復活してきます。もう、そのパターンは『宇宙戦艦ヤマト』で懲りましたって!でも、アンドロメダ編の過去2作ではTVと違う格好いい鉄郎だったのが、本来のブサイクになっていたのはちょっとうれしかった。 |
2012.12.30記 |
タイトル | グッドナイト・ムーン |
出 演 | ジュリア・ロバーツ/スーザン・サランドン/エド・ハリス/ジェナ・マローン/リーアム・エイケン/リン・ウィットフィールド/ダレル・ラーソン |
監 督 | クリス・コロンバス |
ストーリー | NYで活躍する気鋭の女性カメラマン、イザベル。弁護士のルークと恋に落ち、同棲をはじめた彼女だが、彼には先妻ジャッキーとの間に2人の子供がいた。ジャッキーになつき、自分を嫌悪する子供達に気に入られようと、孤高奮闘するイザベル。そんなある日、ジャッキーにある運命が訪れた事により、彼女たちの中で何かが変わりはじめる。 |
評 7 | 女の戦い!スーザン・サランドンVSジュリア・ロバーツ。先妻と後妻の立場の争いも含め、お互いの女優としての演技もガチでしのぎを削る様相だ。スーザン・サランドンの「彼女、美人だよね。口が大きいけどね」は強烈。しかしこれはあくまでコメディ。死をテーマにしてますが、さすが『ホーム・アローン』の監督の作品だけあって、ちゃんと最後はホンワカと締めくくってくれました。また、エド・ハリスがやった指に糸を結んで指輪を滑らせるテクニックは機会があったらやってみたいですね。ところで、この映画の中に隠れキャラがいます。さあ、「ウォーリーをさがせ!」(ヒント:スケート) |
2013.6.9記 |
タイトル | 黒猫・白猫 |
出 演 | バイラム・セヴェルジャン/スジャン・トドロヴィッチ/ブランカ・カティッチ/フロリアン・アイディーニ/ザビット・メフメドフスキー/サリア・イブイラモヴァ |
監 督 | エミール・クストリッツァ |
ストーリー | ドナウ川のほとりに暮らすジプシーのマトゥコは自称ダマしの天才。ある日、彼はロシアの密輸船から石油を買うが、見事にだまされて大金を失う。金に困ったマトゥコは、息子のザーレとともに“ゴッドファーザー”グルガに石油列車強奪の計画を持ちかけ資金援助を乞う。 |
評 6 | ヨーロッパ流ファンキーなコメディ。というよりドタバタコントにしか見えない。「何でそうなるんだ!」っつう意味不明なところがありすぎて、ツッコむ気も途中からあせた。だから、はなからこいつら「バカだ」と思って眺めてるのが正解です。猫ちゃんもだけど動物達が非常にいい味だしてます。あの豚くんもよくもまあ車を食い尽くしたもんだね。ところでアヒルで体拭いてるのは動物愛護団体からクレームが来そう。 |
2008.10.19記 |
タイトル | GO!GO! L.A. |
出 演 | デヴィッド・テナント/ヴィネッサ・ショウ/ヴィネッサ・ショウ/ヴィンセント・ギャロ/ジュリー・デルビー/ジョニー・デップ |
監 督 | ミカ・カウリスマキ |
ストーリー | イギリスの片田舎で葬儀屋を営むリチャードは、女優を目指すアメリカン・ガールのバーバラを追ってL.A.にやって来た。脚本家としてハリウッドで成功したいという密かな夢を持ち、彼女のハートを射抜くべく誠意一筋でアタックするリチャード。だが、空回りの連続でなかなか上手くはいかない。そんな彼も現地で知り合った友人たちの助けを得て、ついにバーバラとの結婚までこぎつける。 |
評 6 | 好きになった女のコのためにイギリスからロサンゼルスに行っちゃうって若いねぇ。でもこのエネルギーが“ロック”なのか。そうなると年なんか関係なしで、持てるパッションかも知れない。そのノリに押されてジョニー・デップもポスターだけじゃ飽きたらなくなって、最後の方で出演しちゃった。ヴィンセント・ギャロが誰よりも出色してるとか、レニングラード・カウボーイズのカメオ出演とか、見所はあるんだけど、ストーリーは尻すぼみでした。 |
2008.2.10記 |
タイトル | 恋におちたシェイクスピア |
出 演 | ジョセフ・ファインズ/グウィネス・パルトロウ/ジェフリー・ラッシュ/コリン・ファース/ベン・アフレック/ジュディ・デンチ |
監 督 | ジョン・マッデン |
ストーリー | 1593年、ロンドン。テムズ川をはさんで、カーテン座とローズ座という二つの芝居小屋があった。ローズ座ではシェイクスピアが新作のコメディを執筆していた。ある日彼はカーテン座で豪族令嬢ヴァイオラと出逢い、一目で恋に落ちる。そして、そのあとオーディションでトマス・ケントと名乗る俳優を見出したシェイクスピアは執筆に熱が入っていくが・・・。 |
評 8 | 20年位前、ちょっとした演劇ブームがあった。「夢の遊眠社」「第三舞台」とかレンタルビデオが出ていたので観ていました。だからこの頃から野田秀樹や鴻上尚史も知っていた。まだTVに出ていない頃の筧利夫を地下鉄で気づいたこともあった。そういうことで私は観劇もこよなく好き。でも劇場にいくにはちょっと敷居が高いなぁ。でもそこはこういう映画観て補ってるわけだ。さて、グウィネス・パルトロウは、ブラッド・ピットとのスキャンダルで知り、わざわざビデオ借りてキレイなのを確認しました。 秋・・・誰もが恋想う季節。大いに悩もうぞ。“To be or not to be.It's a question." |
2006.10.15記 |
タイトル | 交渉人 |
出 演 | サミュエル・L・ジャクソン/ケヴィン・スペイシー/デヴィッド・モース/ロン・リフキン/ジョン・スペーサー |
監 督 | F・ゲイリー・グレイ |
ストーリー | シカゴ警察東地区bPの人質交渉人ダニー・ローマンは、ある日何者かに年金に絡む汚職と殺人の濡れ衣を着せられる。彼は警察ビルの内務捜査官のオフィスに乗り込んだ挙句、局員を人質に立てこもる。そして彼は西地区の凄腕交渉人クリス・セイビアンを逆指名する。 |
評 7 | 最近「ミステリー」と「サスペンス」の違いを知りました。「ミステリー」は最後に犯人がわかり、「サスペンス」は最初から犯人がわかっているものなんだそうです。つまり、名探偵少年コナンは「ミステリー」で、古畑任三郎は「サスペンス」です。これはサスペンスの様を呈していますが、実はミステリーです。そこのドンデン返しがおもしろかった。サミュエル・L・ジャクソンとケヴィン・スペイシーの白熱するネゴシエーションも、かなりスリリングです。 |
2005.6.29記 |
タイトル | 極道の妻(おんな)たち 決着(けじめ) |
出 演 | 岩下志麻/かたせ梨乃/愛川欽也/中条きよし/とよた真帆/藤田朋子/細川ふみえ/トミーズ雅/大杉漣/金山一彦/竹内力/安部譲二/中尾彬/名古屋章/中野若葉 |
監 督 | 中島貞夫 |
ストーリー | 大阪南部を縄張りにしたヤクザ組織・井出組の傘下の秋葉組組長・秋葉吟二が、何者かによって殺された。三ヶ月前、リゾートホテル建設という大事業に手を出していた秋葉は、取引先の信用金庫のトラブルから融資を打ち切られ、苦しい状況にあった。しかし、信用金庫の理事長が50億もの隠し財産があるという情報を秘かに掴んだ彼は、それをネタに一発逆転を狙っていた。 |
評 3 | 「ワタシな、極道の妻に憧れてんね」「はぁー?、見た目、食堂の妻なのに?」「どやさ!誰が食堂の妻やねん」「でもまあ、確かに岩下志麻さん、かっこええですからなぁ」「いや、私はこのポッチャリ体型やから細川ふみえみたいな感じがええ」「何言うてんねん、くるよちゃんの場合はポッチャリ通り越してただのデブやねん。なんやの、こんなとこから脚出して」「腕やて!」「それなら私はスリムやから、かたせ梨乃さんかな」「くるよちゃんの場合、スリム通り越してただのスジやがな。皆さん、これが大阪で有名な御堂筋でっせ」「やかましわ!それよか、キンキンですわ、こんなヤクザ映画やのになんともえーオッサンぶり出すやないですか。ホンマおしい方を亡くしましたわ」「と言うか、いくよちゃん、アンタも死んだんやなかった」「んな、アホな・・・あ、そう言われたらそうやったわ・・・」 |
2015.6.7記 |
タイトル | GODZILLA |
出 演 | マシュー・プロドリック/ジャン・レノ/ハンク・アザリア/マリア・ピティロ/ケヴィン・ダン/マイケル・ラーナー/ハリー・シュアラー/アラベラ・フィールド/ヴィッキー・ルイス |
監 督 | ローランド・エメリッヒ |
ストーリー | タヒチ沖で海難事故が続発する一方、パナマの丘陵地帯で巨大な足跡が発見される。調査にあたった生物学者ニックは、これが核実験の影響で誕生した新種の巨大生物ではないかと推測。長雨にさらされていたニューヨークへ突如、その生物「ゴジラ」が現れた。ニックはこの巨大生物がマンハッタンに巣を作ろうとしていることを突き止める。 |
評 |
「どうなっちゃったんだろうね。日本じゃあんだけワイルドだったのに、やけに可もなく不可もなくって感じになっちゃって」「そうだよね。最初のうちは、期待に応えてくれたのに」「“最初のうち”ってこれが最初だけど?何の話してる?」「えっ?ゴジラの話だろ」「そう・・・、良かった、合ってる。まあ、スマートになったのは、きっとニューヨークの土地柄のせいかもしれないな」「できれば日本にまた帰ってきてやってもらいたいね」「でも古巣の会社はもう買収されちゃったじゃん」「えーっ!!ジャイアンツが!?」 |
2008.2.10記 |
タイトル | サイモン・バーチ |
出 演 | イアン・マイケル・スミス/ジョセフ・マッゼロ/アシュレイ・ジャッド/オリヴァー・プラット/デヴィッド・ストラザーン/ジム・キャリー |
監 督 | マーク・スティーヴン・ジョンソン |
ストーリー | 1952年、メイン州グレイブズタウンにひとりの赤ん坊が生まれた。その子、サイモン・バーチはとても小さく、彼を取り上げた医者は一晩もたないだろうと言ったが、彼は生き続け、人々はそれを奇跡と呼んだ。やがて12歳になった彼は、96pに成長していた。私生児としていじめられている親友のジョーと元気に野山を駆けめぐり、野球では頼れるピンチ・ヒッターとして明るい毎日を送るバーチ。そんな彼に、ある日運命的な事件が訪れる。 |
評 7 | 障害者が主役の映画は、社会派な重いものか、逆にそれをおちょくったメチャクチャなギャグコメディがほとんどのアメリカ映画にして、なんともホンワカできるコメディです。この小人症には先天性後天性いろいろな原因があるようで、このサイモン役のイアン・マイケル・スミスくんは遺伝によって起こるモルキオ症候群だそうです。下品な笑いもありますが、そこは子供なんで微笑ましく思えます。成長したジョー役のジム・キャリーがなんにもふざけていないのが逆にうれしく思えました。ただクライマックスのバスのシーンは『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ』で問題なったコーナーに似てるので若干引きます。でも、安心して感動できるので、クリスマスに恋人同士で観るのにちょうどいいです。いまいちムードが盛り上がらなかった場合は『恋は負けない』のビデオ屋のあんちゃんに文句言ってください。 |
2012.12.23記 |
タイトル | ザ・グリード |
出 演 | トリート・ウィリアムズ/ファムケ・ヤンセン/ケヴィン・J・オコナー/ウナ・デーモン/アンソニー・ヒールド/ウェス・ステューディ/デリック・オコナー/ジェイソン・フレミング |
監 督 | スティーブン・ソマーズ |
ストーリー | 目的不明の武装部隊を乗せたフェネガーの船が東シナ海上で豪華客船アルゴノーティカ号に遭遇。だがそこにいるはずの3000人の乗客乗員の姿がどこにも見られなかった。実はアルゴノーティカ号は深海から浮上した未知の巨大生物に襲われ、人々はヤツらのエサになっていたのだ。 |
評 7 | 70年代『ジョーズ』を皮切りに狂獣パニック物が流行ったことがある。やがて『エイリアン』などにSFパニックにとって変わられ、しばらく鳴りを潜めていたが、そこに見事はまった作品といえる。しかし、この作りこみの深さは圧倒的である。結局、謎の生物の正体は何ともオクトパスっぽかったが、船員キャントンの予想で古代のワーム類ということだった。そういえば海釣りやったとき、餌のアオイソメに指を噛み付かれて相当痛かったぜ。 |
2009.5.3記 |
タイトル | 鮫肌男と桃尻女 |
出 演 | 浅野忠信/小日向しえ/岸部一徳/我修院達也/島田洋八/鶴見辰吾/高杉亘/堀部圭亮/関根大学/BoBA/津田寛治/我修院達也/真行寺君枝/寺島進 |
監 督 | 石井克人 |
ストーリー | 叔父の経営するホテルで働くトシコ。偏執的な叔父に嫌気がさしていた彼女は、ある日ホテルを飛び出す。そんな彼女の前に、獣道からひとりの男がパンツ一丁で飛び出してきた。その男・鮫肌は、組織の金を持ち逃げし、ヤクザから追われる身。そんな彼に惹かれたトシコは、彼とともにあてのない逃避行へ誘われる。 |
評 6 | ココリコ田中の奥さん、小日向しえさんがここまでがっつり見れるのは珍しかったのが、さすがちゃんと芯の入った女優さんなんだと知ってちょっと感動した。オープニングの出演者紹介で“BOBA”のテロップに「え、田中要次だろ?」と思ったら、実はこの人“田中要次”と書いて“BOBA”と読むのが正式なんだそうだ。読みの由来は、昔演じた役名から来ているそうで、実は『KILL BILL』に出ていた時も“BoBA”だったそうだ。でもこの映画のエンディングでは“田中要次”とあるので、ツッコミ入れておきたい。ところで「このヤクザ映画の感じ観たことあるな」と思ったら監督の石井克人が北野武の『ソナチネ』が大好きで、いろいろ引用しているそうだ。これをオマージュととるか、パクリととるか考えるところである。でも『ワンピース』ファンなら誰もが思うと思うけど、鶴見慎吾演じるフクダミツルって、ドフラミンゴのモデルだよね。BoBAさん、その可能性は?「あるよ!」 |
2016.9.11記 |
タイトル | 四月物語 |
出 演 | 松たか子/田辺誠一/留美/加藤和彦/藤井かほり/光石研/江口洋介/石井竜也/伊武雅刀/松本幸四郎/藤間紀子/市川染五郎/松本紀保/塩見三省/津田寛治 |
監 督 | 岩井俊二 |
ストーリー | 桜の花びら舞う4月、大学進学のため、生まれ故郷の北海道・旭川を離れて東京でひとり暮らしを始めた楡野卯月。彼女にとっては毎日が新鮮な驚きであり、冒険だった。だが、彼女がこの大学を選んだのには人に言えない“不純な動機”があった。 |
評 7 | なんとまあ、松たか子さんが初々しいんでしょう。初主演映画の本作で彼女の純真さに、まさしく「春」が感じられます。この“そこはかとなさ”はまさに岩井俊二マジック。たった1時間ちょっとの作品ですが、無垢な乙女のほのかなの胸のドキドキをきれいに切り取ってフォトフレームに収めたって感じです。壊れた傘でも「これでいいです」ってところが特にキュンキュンですね。いい年したオヤジがこんなこと言ってると、周りからはかなりキモいと思われるでしょうが、いやいや、さすがにここまでくると不思議なもんでエロさより“かわいらしさ”に興奮するもんなんですよ。別にロリコンの弁解してるわけじゃないですよ。まあ、それは良いとして、気になるのは劇中の映画『生きていた信長』。信長役が“江口洋介山”、光秀役が“軽相撲紀伊石井”って、おいおいおーい! |
2016.4.17記 |
タイトル | 時雨の記 |
出 演 | 吉永小百合/渡哲也/林隆三/佐藤友美/岩崎加根子/原田龍二/細川直美/裕木奈江/天宮良 |
監 督 | 澤井信一郎 |
ストーリー | 男壬生は56歳。若い頃、通夜の席で一目惚れし、以来20数年思いつづけてきた女がいた。壬生は、ある日偶然女と再会する。女の名は多江、48歳。夫を早くに亡くし、今は鎌倉で生け花を教えながら、慎ましく生きている。人生の折り返しを過ぎた二人は、思いがけない再会の中で、ためらいながらも愛を確かめ合うのだった。 |
評 5 | 「来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ」(藤原定家) 日本人がどうも昔っからかなわぬ恋が大好きなようで、不倫劇でもこんなきれいに描いてしまいました。ホントならもっとドロドロなもんなんでしょうけど、日本の美しい風景と伝統情緒で色づけられ、上品で落ち着いた大人の恋愛に仕上げています。しかし所詮は虚像。重く重ねられた激動の昭和史に反し、やがてはじけるバブル経済期と同じなのであります。 「あわれあわれ この世はよしやさも あらばあれ 来む世もかくや 苦しかるべき」(西行) |
2013.10.6記 |
タイトル | 6デイズ7ナイツ |
出 演 | ハリソンフォード/アン・ヘッシュ/デビッド・シュワイマー/テムエラ・モリソン/ジャクリーン・オブラドース/アリソン・ジャネイ |
監 督 | アイバン・ライトマン |
ストーリー | やり手の雑誌編集者ロビンは、恋人フランクと南の楽園マカテア島へ“7泊6日”のバカンスに出かけた。フランクからプロポーズを受け幸せをかみしめるロビン。喜びも束の間、急な仕事でタヒチまで飛ぶはめに。この島唯一のパイロット、クインに頼み込みタヒチに向かうが、突然の悪天候に襲われ、無人島に不時着!絶体絶命の状況下、決死のサバイバルが始まる。 |
評 8 | 「アメリカ災難脱出界のカリスマ、ハリソン・フォード!ハリウッド専属養成プログラムのアクションスターを務めてきた彼が俳優式トレーニングを元に編み出した独自のエキササイズ。それが“7日間集中サバイバルプログラム”『ハリー'ズ・フォードキャンプ』!最後の最後まで |
2007.8.12記 |
タイトル | シティ・オブ・エンジェル |
出 演 | ニコラス・ケイジ/メグ・ライアン/デニス・フランツ/アンドレ・ブラウアー/コルム・フィオール/ロビン・バートレット |
監 督 | ブラッド・シルバーリング |
ストーリー | 天使のセスは死者の魂を天国に導く役目を担っている。そんな彼はある日医者のマギーに出会い、恋に落ちてしまう。しかし、天使である彼は、色を感じる視覚、臭覚、味覚、触覚などの感覚が備わっていないため、彼女を抱きしめることもできない。思い悩んだ末、永遠の命を犠牲にして天使から人間になることを決意する。 |
評 8 | 死んでいく者を迎えに来る様からテスを「こいつ天使じゃなく死神じゃねえの?」と思う人もいるだろう。そもそも「天使」は“神の使い(使徒)”であって、いわゆる死神も天使の一員なのである。天子の存在はユダヤ教から発するもので、そのためキリスト教にもイスラム教にも存在する。その総数は膨大で、世界人口の倍という説もある。そうなると当然出来の悪い奴もいて、落ちこぼれの文字通りの“堕天使”もいた訳だ。テスは運良く人間になれたけど、ほとんどは“悪魔”になるそうだ。でも天使は性別なんか無いので“恋愛感情”なんか持つ訳ない。きっとテスは“恋に恋する”中学生みたいな衝動だったんだろう。・・・えっなんで私がこんなに「天使」について詳しいかって?ほとんどエヴァンゲリヲンの研究で得た知識です。 |
2007.12.23記 |
タイトル | シビル・アクション |
出 演 | ジョン・トラヴォルタ/ロバート・デュヴァル/トニー・シャルーブ/ウィリアム・H・メイシー/ジェリコ・イヴァネク/ブルース・ノリス/ジョン・リスゴー/キャスリーン・クインラン/ジェームズ・ガンドルフィーニ/ダン・ヘダヤ |
監 督 | スティーヴン・ザイリアン |
ストーリー | 敏腕弁護士のジャンは、ある家族から持ち込まれた金にならない訴訟依頼の裏に、巨大企業による環境汚染の実態がある事を付き止める。莫大な慰謝料が請求できると踏んだ彼は金を目的に調査を始めるが、事件の背後に潜む巨大企業の非道さを知るにつれ、自らの利益を省みずこの訴訟に全てを投げ打っていく。 |
評 6 | 1980年代にマサチューセッツ州ウーバンで起きた環境汚染に関する民事訴訟を題材にした映画で、ちょっと裏表ありそうな顔したジョン・トラボルタが意外なほど熱くなる作品でした。しかしながら最初は遅々と進まない状況にイライラするところが、逆にこれが住民公害訴訟の実態かもしれないと思うと、ちょっと真剣に見なくてはという気にもなってきた。でも、破産してまでやるっちゅうのは、正義というより単なる意地という気もするがそこは男らしいともいえる。もっとも同じ公害訴訟だったら、ジュリア・ロバーツの『エリン・ブロコビッチ』のほうが好きだけどね。 |
2015.10.25記 |
タイトル | ジャック・フロスト パパは雪だるま |
出 演 | マイケル・キートン/ケリー・プレストン/ジョセフ・クロス/ヘンリー・ロリンズ/アーメット・ザッパ/マーク・アディ/ミカ・ブーレム/アンドリュー・ローレンス/イーライ・マリエンタール/テイラー・ハンドリー/ウィル・ロスハー |
監 督 | トロイ・ミラー |
ストーリー | ジャックは妻ギャビーと息子のチャーリーと幸せな日々を送っていた。が、クリスマス当日、ジャックは突然の事故で死んでしまう。それから1年後のクリスマス。ジャックは雪だるまとなって息子のもとに戻ってくる。だが、チャーリーは、彼のことを雪の精としか思わない。ジャックは自分が父親であることを何とか分からせようと奔走する。 |
評 6 | いかにもクリスマス・ファンタジーって感じですが、死んだ人が雪だるまに乗り移るってどうなんでしょう?ちょっと違和感を感じる。ただ、「おやっ?」と思ったのは、アメリカの雪だるまが3段重ねだったこと。これは日本はだるま”なので手足なしのずんぐりむっくりですが、アメリカではスノーマン”なので、ちゃんと脚”があるんですね。そういう意味からすると人形”の一種だとも考えられるので、憑依してもおかしくないような気がしてきた。なんとなく安定悪そうだがスノボ乗りこなしているところを観るとそうでもなさそうだ。それにしてもこの子、ホッケーの上達、早すぎ! |
2012.12.23記 |
タイトル | シャンドライの恋 |
出 演 | デヴィッド・シューリス/タンディ・ニュートン/シリル・ヌリ |
監 督 | ベルナルド・ベルトルッチ |
ストーリー | 政治活動で夫が逮捕され、アフリカから逃亡して屋敷の使用人となったシャンドライ。屋敷の主人であり、寡黙なピアニストのキンスキーは、やがて肌の色の違う彼女を愛してゆく。 |
評 8 | わわわわわ、久々に来ちゃったよ。後からジワジワ感が沁み出してくるこの感覚。全体的にダルダルなんだけど、クラシックピアノとアフリカンリズムの音楽になだめられながら観てったら・・・、「結局どっちやねん!」っつう傍観者的感想が先立つだろう。そして「いや、でも・・・」となるはず。不思議と優しい気持ちになれるのは、キンスキーもシャンドライもきっと純情で一途だからなんだろうな。現実と幻想に揺らぐシャンドライ。そしてこの絶妙に終わる刹那! |
2009.11.15記 |
タイトル | ジュリア |
出 演 | モニカ・ベルッチ/アレッサンドロ・アベル/フランチェスカ・ダロージャ/ジョルジュ・ティラベッチ |
監 督 | マルコ・リージ |
ストーリー | 大晦日、ローマの高級マンション。そこに住むジュリアは夫の浮気を知り、復讐を決意する。別の部屋では、年越しパーティの最中、興奮したサッカーサポーターたちが乱入。パーティーが滅茶苦茶になったうえ、とんだ事件が発生する。また別の部屋では、男が妻子に秘密でコールガールとSM遊びをしている。そこに強盗が押し入って・・・。 |
評 |
もうすぐ今年も終わりな訳で、巷は忘年会やらで賑やかでございます。いわゆる“忘年会”ってのは、字の通りその年にあった嫌なことを忘れるために行うという大義名分がありますが、要は飲んで騒ぎたいだけなんでしょう。本作においてはまさにその総決算。世界的規模でこの世の憂さを晴らすかごとくシッチャカメッチャカになっています。制作年が1998年なので翌年のノストラダムスの予言を意識したのでしょうか。残念でした。2012年のマヤ暦終末論すら乗り越えて未だ地球はしぶとく生き残ってますよ。かわいそうに、モニカ・ベルッチは脱ぎ損ですね。 |
2013.12.22記 |
タイトル | ジョー・ブラックをよろしく |
出 演 | ブラッド・ピット/アンソニー・ホプキンス/クレア・フォラーニ/ジェイク・ウェバー/マルシア・ゲイ・ハーデン/ジェフリー・タンバー |
監 督 | マーティン・ブレスト |
ストーリー | NYのメディア王パリッシュの愛娘スーザンは、コーヒーショップで出会った若者と心惹かれあい、想いを残したまま店を後にする。その直後その若者は交通事故に遭ってしまう。そしてある日パリッシュのもとにある若者が訪れ、彼の死期が近いことを告げる。彼は死神だったのだ。しかし、人間社会に興味を抱いた死神は、“ジョー・ブラック”と名乗りパリッシュ宅で過ごすことにする。夕食時帰ってきたスーザンは彼を見て驚く。実は死神が体を借りた若者は、コーヒーショップで出会った彼だったのだ。 |
評 8 | 漫画『ブラック・ジャックによろしく』のタイトルはこの映画からとったものでしょう。内容は全然違いますが。ブラピがかっこいいだけの俳優でないことを魅せつけてくれる作品です。監督が実は前述の『セント・オブ・ウーマン』のマーティン・ブレストでして、この耽々としながらも、登場人物の感情が浮き出てくる雰囲気が大好きです。それほどの盛り上がりがある訳ではないですが、自分の正体を話さなくはならなくなったときのブラピの決め台詞には抱腹絶倒。最後は心温めてくれるけど、3時間は長いかも。 |
2005.2.27記 |
タイトル | 知らなすぎた男 |
出 演 | ビル・マーレイ/ピーター・ギャラガー/ジョアンヌ・ウォーリー/アルフレッド・モリナ/リチャード・ウィルソン/ジョン・スタンディング |
監 督 | ジョン・アミエル |
ストーリー | アイオア州のビデオ店に勤めるウォーレス・リッチーはロンドン在住の銀行家である弟ジェイムズに招待され、自分の誕生祝いをするため英国にやって来た。弟からの誕生日プレゼントは兄に参加型演劇体験ゲーム「ライブ劇場」のチケット。それは参加者が主役となり俳優たちに混じり生のドラマが体験できるもの。街角の公衆電話で偶然、本物の殺しの指令を受け取たウォーレスは、英国とロシアの諜報部が絡む陰謀に巻き込まれていく。 |
評 7 | 「ワーハハハハー、“アンバサダー”を葉巻と外交官で間違うなんて”!“ポート”をポートワインと港と間違うなんて!ハハハッハ・・・」「えー、頭のいいカンチがその程度のダジャレで笑うなんて、もしかして・・・いた!」「えー、これは“わらウツボ”。『ビル・マーレイだったら、多少ギャグセン低くても思わず笑っちゃうよね』を引き起こす妖怪です」「何、言ってるニャ、車でカラーコーンすっ飛ばしながら走るの楽しそうにしてるけど、車が敵のオレには全然面白くないニャン!」「どうした?ジバニャン、さては・・・やっぱり!」「これは“わらえ姉”。『“バーバリーのペアルック着てる日本人”って、けっこう逆に情けなくて日本人には笑えないんスけど』を引き起こす妖怪です」「いや、それは笑っていいでしょ」 |
2014.12.28記 |
タイトル | シンプルプラン |
出 演 | ビル・パクストン/ブリジット・フォンダ/ビリー・ボブ・ソーントン/ブレント・ブリスコー/ゲイリー・コール/チェルシー・ロス/ジャック・ウォルシュ/ベッキー・アン・ベイカー |
監 督 | サム・ライミ |
ストーリー | 田舎で平凡な暮らしを送るハンクは、雪に覆われた森の中に墜落した自家用飛行機の中から現金440万ドルを発見する。この大金が自分達の未来を変えると信じた彼は、妻のサラ、どん底の暮らしを送る兄のジェイコブらと共に、現金を自分達の物にするための“シンプルな”計画を実行に移す。 |
評 8 | シンプル”に結論は「拾ったお金は届けなさい」ということです。ハイ、終わり。・・・これだとさすがに味気ないので、もうちょっと書きますが、物事がめんどくさいなるのは、決まって個人的な都合や欲望が絡むからです。人がゆえかもしれませんが、誰もが驕って身の程知らずになってしまうものです。サラは言います。「私は?毎日8時間死ぬまで愛想笑いして働けと?図書館で本を並べ、家に戻りあなたの食事を作る。いつも同じ料理。特売で買える物ばかり。レストランに行くのは特別な日だけ。つつましい注文しかしない。前菜は取らずデザートは家で。それで私が幸せだと?」傍から見たらそれは充分幸せだと思いますよ。それより金も無ければ女にもモテない。このお兄さんには痛いほど共感します。 |
2012.12.2記 |
タイトル | シン・レッド・ライン |
出 演 | ショーン・ペン/ジム・カヴィーゼル/エイドリアン・ブロディ/ベン・チャップリン/ジョン・キューザック/イライアス・コティーズ/ニック・ノルティ/ジョージ・クルーニー/ジョン・トラヴォルタ |
監 督 | テレンス・マリック |
ストーリー | 1942年、ソロモン諸島。アメリカ軍は日本軍の駐留するガタルカナル島を、太平洋戦争の重要な拠点と見なしその占拠を図った。ウィット二等兵やウェルシュ曹長をはじめとするアメリカ陸軍C中隊の面々も作戦に参加。彼らを乗せた上陸用舟艇は美しい南洋の孤島に次々に上陸していく。だが一歩ジャングルの奥に足を踏み入れると、そこは紛うことなき戦場であった。 |
評 |
“戦争”はそのものが重いテーマになりうるので、映画としてはある意味超大作を作りやすい。派手な爆撃と無残な死体を並べれば、「戦争反対」と誰もが思う。この映画はその典型。私に言わすと中身がない。おまけに170分は長すぎだ。問題とすべきは、戦争そのものよりも“どうして行ったのか”または“どうして行い続けているのか”なのだ。案外、分かりやすい答えがあるはずだ。「部下を無駄死にさせたくない」程度の薄甘い感傷で戦争を終わらせられる訳がない。日本人を良心的に描いているところは感謝する。 |
2008.8.10記 |
タイトル | スタートレック 叛乱 |
出 演 | パトリック・スチュワート/ジョナサン・フレイクス/ブレント・スピナー/レヴァー・バートン/マイケル・ドーン/ゲイツ・マクファーデン/マリナ・サーティス/F・マーレイ・エイブラハム/ドナ・マーフィ/アンゾニー・ザーブ/グレッグ・ヘンリー/ダニエル・ヒュー・ケリー/マイケル・ウェルチ/マイケル・ホートン |
監 督 | ジョナサン・フレイクス |
ストーリー | バクー人の惑星で調査活動を続けていたアンドロイドのデータ少佐に異変が起きた。原因を探るピカード艦長たちは、データの誤作動は何者かによる故意のものであることを突き止める。そして惑星調査を共同で行っているソーナ人がバクー人の強制移送計画を企てていることも判明した。この惑星は不老不死の効果をもたらす特殊な放射線に包まれていたのだ。ソーナ人の計画を阻止すべく、ピカードたちは連邦の命に背きこの楽園を守ることを決意する。 |
評 5 | 「“一度でいいから見てみたい。ピカードがかつらを被るとこ”。枕でこんなこと言わしてもらいましたが今回は接待でなんか変なもの頭に載せてますよね。私も『笑点』でいろいろ被り物させてもらいましたが、これがウケるんですね。ま、そんなことよりこの映画でのテーマはやはり不老不死でしょうかね。私も最近病気が多く、身体にガタが来てしまったもんで、笑点の司会を引退させてもらいましたが、円楽の野郎は私を殺しても死なないと思って、いまだに悪態をつくんです。自分は自分でホテルで不倫したくせに。本当に腹黒い奴ですよ。でも、いつまでも若さを保ってられるなら、また恋をしてみたいと思うのも人の性(サガ)でしょうね。このピカードも相当年上の方に恋したみたいですし。いやいや、私は冨士子さんがいるのでそんなことしませんよ。“老いらくの恋”が“おいら、苦の恋”になるでしょうからね。…山田君、気を使って座布団もってこなくていいから」 |
2016.11.6記 |
タイトル | スティル・クレイジー |
出 演 | スティーヴン・レイ/ジミー・ネイル/ティモシー・スポール/ビル・ナイ/ジュリエット・オーブリー/ビリー・コノリー/ブルース・ロビンソン/ハンス・マシソン/ヘレナ・ベルイストルム |
監 督 | ブライアン・ギブソン |
ストーリー | 1977年、伝説のウィズベック野外ロック・コンサートを最後に解散した人気バンド“ストレンジ・フルーツ”。あれから20年、しがないセールスマンをしているキーボード奏者だったトニーのもとに、ウィズベック20周年記念フェスティバル参加の誘いが持ちかけられる。彼はバンドの再結成を決意し、さっそく昔の仲間を探し始めるのだった。 |
評 5 | 桜井「俺たちも長いことバンドやってるけどさ、やっぱ辞めたらまたやりたくなっちゃう気持ちスゲェわかるよね」坂崎「僕たちは健全だけど、きっとバンドそのものが麻薬なのかもね。それより、僕はカルバン・クラインを菩薩っていうのがイカしてると思ったよ」高見沢「あの50歳のオッサン、氷水におちて“年寄りに冷や水”って感じだよね。レイだっけ?なんか内田裕也さんに似てると思わん?」二人「いや、むしろお前に似てる」 |
2010.5.16記 |
タイトル | スネーク・アイズ |
出 演 | ニコラス・ケイジ/ゲイリー・シニーズ/ジョン・ハード/カーラ・グギーノ/スタン・ショウ/ケヴィン・ダン/マイケル・リスポリ/ジョエル・ファビアーニ/デヴィッド・アンソニー・ヒギンズ/タマラ・チュニー |
監 督 | ブライアン・デ・パルマ |
ストーリー | アトランティック・シティのドーム会場で、大観衆を集めて進行中のボクシング王座戦。白熱する試合の最中、銃声と共にリングサイドで観戦中の国防長官が暗殺される。その瞬間を間近で目撃した汚職刑事のリックは、真犯人探しに奔走。容疑者は、スタジアムにいた14,000人全員! |
評 7 | ブライアン・デ・パルマの作品の中で興行的に大失敗した作品。でも、ズーム、ローアングル、クロース・アップ、パンとカメラワークを徹底的に駆使したこういう変なこだわりを見せるのは嫌いじゃない。その中でやはり最初のニコラスを追っかけての長まわしが見所でしょう。話としては、なんとなく犯人が途中で予想できちゃう所がちょっと残念。でも、ニコラスが「自分を知ってるか」ボクサーに聞き、NOと言われた時の台詞「昔は長髪だったからなあ」は笑った。この人、こういう自虐ギャグもOKなんだ。 |
2009.7.12記 |
タイトル | スピーシーズ2 |
出 演 | マイケル・マドセン/ナターシャ・ヘンストリッジ/マージ・ヘルゲンバーガー/ミケルティ・ウィリアムソン/ジョージ・ズンザ/ジェームズ・クロムウェル/ジャスティン・ラザード/リチャード・ベルザー |
監 督 | ピーター・メダック |
ストーリー | 火星探査に出た宇宙飛行士のパトリックは、謎のDNA生命体に犯されて帰還する。彼がモンスター化したことを悟った科学者のローラと外交保安官のプレスは、3年前のモンスターの破片から再生された“イブ”を使って、パトリックの捕獲に乗り出す。一方、パトリックは複数の女性の胎内に種を植え付ける。 |
評 3 | ものすごく話の展開に違和感がある。前作ラストのネズミの引きは完全無視してるし、絶対にムリヤリ作ったに違いない。第一この映画の一番の売りのナターシャも前回バンバン脱いでいたくせに、出し惜しみして最後にちょこっとだけじゃんか。それにちゃんと差別化されていたはずなのに、お腹から出てくる触手はほとんど『エイリアン』になってしまった。どうやらポリシーまで寄生してしまったんですかねぇ。 |
2010.11.14記 |
タイトル | スフィア |
出 演 | ダスティン・ホフマン/シャロン・ストーン/サミュエル・L・ジャクソン/ピーター・コヨーテ/リーヴ・シュレイバー/クイーン・ラティファ/マルガ・ゴメス |
監 督 | バリー・レヴィンソン |
ストーリー | 太平洋の真ん中、水深数百フィートの海底で、得体の知れない物体が発見される。その調査のため、300年間海底に沈んでいた奇怪な巨大船に向かう調査員たち。彼らはそこで巨大な球体を発見する。やがて海上との通信が途絶えた時、彼らを待っていたのはかつて人類が体験したことのない超常現象だった。 |
評 4 | 『ジュラシック・パーク』で有名なマイケル・クライトンの本格SFです。でもこういうのって、途中取り残されると途端に面白くなくなるもんですね。もう途中からどれが実想なのか妄想なのか、さっぱり分からなくなりました。かといって、又観直すのはなんかシャクでした。そこで、これはきっと私ごとき人間はまだ、これを理解する脳を使いこなせる能力を持っていないのだろう。忘れてしまおう・・・という風に私の中で「丸」く収めることにしました。“スフィア(球体)”だけに・・・。 |
2010.2.28記 |
タイトル | スモール・ソルジャーズ |
出 演 | グレゴリー・スミス/キルステイン・ダンスト/ジョイ・モーア/フィル・ハートマン/ケヴィン・ダン/デヴィッド・クロス/クリスティーナ・リッチ/フランク・アンジェラ(声)/トミーリー・ジョーンズ(声) |
監 督 | ジョー・ダンテ |
ストーリー | 伸び悩む玩具メーカーに就任した新社長は、業績を上げるためある企画を提案する。それは自分で話し、動くアクション・フィギュア。開発を依頼された玩具デザイナーは、困窮の果てに人形内部に軍事用のチップを組み入れてしまう。 |
評 7 | 「さぁて、地球(ポコペン)侵略の方法を考えなければならないであります。」「ケロロ軍曹!いいアイデアがあります。世界中のおもちゃに軍事用チップを付けちゃうってのはどうですか?」「タママ、子どもたちの夢を壊すのは感心しないであります。」「いや軍曹。これはただのきっかけですよ。ちょっとゴタゴタ起こせば戦争になりますって」「そんな卑怯なことできないであります。この映画でも、火のないところに煙を立てて戦争を始めちゃうけど、明らかにどっかの国のパロディであります。チップ・ハザードが演説しているバックの旗を見ればどこの国か、すぐわかりますが、そこまで横暴になる気はないであります。」「ボケガエル!掃除、代わりにやっといてー!」「・・・夏美殿が一番横暴でありました・・・。」 |
2007.9.30記 |
タイトル | セクシュアル・イノセンス |
出 演 | ジュリアン・サンズ/ジョナサン・リス=マイヤーズ/ケリー・マクドナルド/サフロン・バロウズ/ステファノ・ディオニジ/ジーナ・マッキー/バーナード・ヒル/ロッシ・デ・パルマ |
監 督 | マイク・フィギス |
ストーリー | 現在は映画監督として成功し、美しい妻と利発な息子に恵まれ満ち足りた生活を送るニック。彼は、自身の性体験を回想する。5歳のときアフリカで老人と混血娘の性行為を見てしまったことが全ての始まりだった。その後、様々な体験を経た現在の彼は、映画の撮影のため再びアフリカの地を訪れる。 |
評 1 | なんじゃこりゃ。恐ろしく難解。まあ確かにセックスというものは、誰もが隠しておきたいトラウマを抱えてるものだと思う。でも考えてみよう。人間の身体的三大欲望といえば「食欲」「睡眠欲」「性欲」。そのうち食欲と睡眠欲というのは本人の個体と維持するものだから“個人的”“閉鎖的”“独善的”な欲望である。一方、性欲は種の存続を図るものだから“公共的”“社会的”“発展的”な欲望といえる。だからセックスって、もっとオープンにするべきものなんだ。この理論間違ってる? |
2010.3.21記 |
タイトル | セントラル・ステーション |
出 演 | フェルナンダ・モンテネグロ/マリリア・ペーラ/ヴィニシウス・デ・オリヴェイラ/ソイア・ライラ/オトン・バストス/オタヴィオ・アウグスト |
監 督 | ヴァルテル・サレス |
ストーリー | リオ・デ・ジャネイロの中央駅。代書業を営むドーラのもとに、息子を連れた女性が夫への手紙の代筆を依頼にきた。ところが手紙を書き終えた後、その女性は事故で死んでしまう。ドーラは一人残された男の子ジョズエをみかねて家に招き入れる。子供の面倒など見る気のないドーラだったが、仕方なくジョズエを父親のもとへ行かせようと、一緒にバスで旅に出るのだった。 |
評 7 | NHKがサンダンス・インスティテュートと共同で実施している映画制作を予定しているシナリオを対象としている“サンダンス・NHK国際映像作家賞”を第一回目で受賞。これが製作されるとベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞するなど世界的に評価されたブラジル映画です。なるほど定評のあるロードムービーだし、子供がでてくりゃそりゃ世界受けするでしょうよ。と高をくくって観たらこいつはやられた。子供よりもこのおばちゃんの人間臭さに引き込まれてしまった。トラックの運ちゃんに一目惚れしちゃうところは思いっきり笑える。それより誰が字幕を書いたか知らないけど、後半のシーンでこの子と話する早口言葉のチョイスが「東京特許許可局」って!ブラジルでしょ。 |
2013.9.15記 |
タイトル | ダークシティ |
出 演 | ルーファス・シーウェル/キーファー・サザーランド/ジェニファー・コネリー/ウィリアム・ハート/リチャード・オブライエン/イアン・リチャードソン/ブルース・スペンス/コリン・フリールズ/メリッサ・ジョージ |
監 督 | アレックス・プロヤス |
ストーリー | 暗闇の中、目覚める一人の男。自分が誰なのか思い出せないまま、その男は「早く逃げろ」というの電話に追い立てられるように漆黒の街をさまよい続ける。次々と出会う人物は謎めき、妻と名乗る美しい女の記憶すらない。いったいこの街で何がおきているのか? そして黒づくめの奇怪な集団はどんな目的で男に迫るのか。やがて男の目の前で街が奇怪に変形を開始した。 |
評 8 | 「これはすごい夢じゃ。さすがのワシでも食べ切れんわ」「それなら私がちょっと皆んなを眠れなくさせてあげますわ」「珍しいニャー。“バク”と“フゥミン”が協同しているニャー」「確かのこの映画は夢の中だけど、これはかなり壮大だからね。全体的に暗くて観づらいのは難点だけど」「ど〜せ・・・暗いですよね」「別に君“ネクラマ天狗”のせいじゃないですから」「あれ?ウィスパー、あの妖怪は?」「えー、・・・あれは妖怪“カリパックン”。取り憑かれると借りたまんま返さなくなる妖怪です。君は何しに来たんですか?」「『マトリックス』と『インセプション』の製作者に頼まれた」 |
2014.12.28記 |
タイトル | ダイヤルM |
出 演 | マイケル・ダグラス/グウィネス・パルトロウ/ヴィゴ・モーテンセン/デヴィッド・スーシャ/コンスタンス・タワーズ/サリタ・チョウドリー |
監 督 | スティーブン・ブラウン |
ストーリー | ブルックリンの古いロフトで愛し合うエミリーと若き画家デイビッド。だが彼女は実業家の夫スティーブンとともにニューヨークに住み、その知性を活かして米国大使館の側近として働いている人妻。この不倫関係が夫にバレるのは時間の問題だった。しかし、スティーブンはこの事実をある計画のために利用とする。それは多額の保険金を狙ったエミリー殺人計画であった。 |
評 5 | アルフレッド・ヒッチコックの『ダイヤルMを廻せ!』のリメイクだそうです。しかし、設定がかなり違います。殺し屋役を不倫相手に頼んだり、本当は妻を愛していたり。では同じところは・・・、サスペンスの“鍵”の部分なので言えません。しかしグウィネス・パルトロウは相変わらずきれいだよねぇ。彼女にだったら、調理用温度計で刺されても痛くない!・・・ってそっちの“M”かよ! |
2010.6.6記 |
タイトル | ダンス・ウィズ・ミー |
出 演 | ヴァネッサ・ウィリアムズ/チャヤン/クリス・クリストファーソン/ジョーン・プロウライト/ジェーン・クラコウスキー/ベス・グラント/ハリー・グローナー/ウィリアム・マークェス |
監 督 | ランダ・ヘインズ |
ストーリー | 父を知らない青年ラファエルは、父とおぼしきダンス・スタジオの主宰者ジョンを追って、母国キューバからアメリカへと渡った。スタジオの雑用係として日々明るく働くラファエル。そんなある日、彼はダンス教師のルビーと出会う。洗練されたステップを持つルビーと、ダンスが体に染み込んでいるラテン育ちの彼は反目し合う。 |
評 5 | 「アイドル目指して31年!ゆってぃ、こんなんだから何があっても全く気にしないの。ゆってぃ、こないだわりかしグラマラスな女の子がダンスしてる映画観たわけ。そしたら背中のファスナーが落ちそうでドキドキしてたら、一緒に隣で見てた後輩が『ゆってぃさん、ズボンのチャック開いてますよ』だって!周りに人が居る時言うなあー!!キョーレツゥ!ちっちゃな事は気にすんな、それ!ワカチコ、ワカチコォ!そのまま観てたらダンスの試合で、南アフリカの選手が出てきたの。字幕見たら“ンコーシ・クニニ組”って書いてたから『変な名前だよな』って言ってたら、『ゆってぃさんの本名の“藤堂雄太”っつうのもイメージと違い過ぎて変ですよね』だって!バラすなー!!キョーレツゥ!ちっちゃな事は気にすんな、それ!ワカチコ、ワカチコォ!バイバイ!」 |
2009.8.9記 |
タイトル | ダンス・オブ・ダスト |
出 演 |
アームード・ホスラヴィ/リムア・リーフ |
監 督 | アボルファズル・ジャリリ |
ストーリー | 強風吹きすさぶ砂漠の村。11歳の少年イリアは、村人たちと一緒に、日干し煉瓦を造って暮らしている。そんなある日、季節労働者たちが村にやって来る。イリアは、その中に自分と同じ年頃の少女リムアがいることに気づく。大人たちにまじって、子供たちも煉瓦造りを手伝っている。過酷な自然環境の下、厳しい労働の中で、いつしか、ふたりは心をかよわせてゆく。 |
評 5 | −本作は監督の意向により字幕は入っていませんので予めご了承ください− “映画”の既成観念をぶち壊された気分である。これは動く“写真”だ。イランのとある街の煉瓦造りを糧に生活する普通の人々をひとコマを切り抜いて並べたコラージュ。そこに映っているのは間違いなく“生の鼓動”だった。でも、見入ったのは最初だけで飽きてきた。これはNHKでやってそうな世界ドキュメント番組と寸分違わない。そういう意味じゃ75分は正解。 |
2009.9.27記 |
タイトル | チャイルド・プレイ チャッキーの花嫁 |
出 演 | ブラッド・ドゥーリフ/ジェニファー・ティリー/ニック・スタビル/キャサリン・ハイグル/ジョン・リッター/アレクシス・アークエット/ゴードン・ウールヴェット/ローレンス・デイン/マイケル・ジョンソン/キャシー・ナジミー |
監 督 | ロニー・ユー |
ストーリー | バラバラになっていた悪魔の人形チャッキーは、人間時代の恋人ティファニーの手により復元される。復活したチャッキーはなんとティファニーを惨殺。彼女の魂は純白のウェディングドレスを着た人形へ乗り移る……。残虐な意志を持つ2体の人形チャッキー&ティファニーは人間の身体を取り戻すため、再び殺戮を繰り返すのだった。 |
評 7 | トーンが全然違うので続編という気がしない。こんだけイメージぶっ壊したコメディにしてくれたら逆に面白い。ジェイソンやらダミアンやらパロディを散りばめられてる所はマニア受けかも。今回登場のティファニーはなんとなくリビングデッドドールを思い出した。気になったのは二人・・・もとい二体がSEXするとき「俺たちはゴム製だ」とチャッキーが言うけど、1作目でプラスチック製だったんじゃなかったっけ?あと、最後の二体が殺しあうシーンで、車の大きさ、おかしくない? |
2010.5.2記 |
タイトル | 中国の鳥人 |
出 演 | 本木雅弘/石橋蓮司/マコ岩松/王麗黎/奥田智彦/徐光揮/港雄一/吉瀬美智子 |
監 督 | 三池崇史 |
ストーリー | 商社に勤める和田は急遽、ヒスイの輸入の為、中国・雲南省へ向かう。雲南省に着いた和田を待っていたのは、変な日本語を話す中国人通訳と、鉱脈の取り引きを見張りに来たヤクザ・氏家だった。3人がやっと辿り着いた村は、のどかで、しかも飛ぶことを教える“鳥人学校”なるものがあった。 |
評 6 | 万民向け娯楽エンタに定評がある三池崇史監督も初期はこんなヘンテコなの創ってたんですね。いかだを亀に引かせる発想なんか、非常にトんでいる思いました。鳥になろうとして結局誰も飛べなかったんですけどね。いや、やばいキノコ食べてトんでましたか。ちょっとだけ出てくる吉瀬美智子さんがなんか貴重に見えました。それにしてもモッくん、ヤクザの扱い方うまいよね。あー、お義父さんも似たようなもんだからか。 |
2011.9.18記 |
タイトル | 沈黙の陰謀 |
出 演 | スティーヴン・セガール/ゲイラード・サーテイン/L・Q・ジョーンズ/カミーラ・ベル/ホイットニー・イエロー・ローブ/サイラス・ウェイア・ミッチェル/ダン・ビーン/アヤコ・セガール |
監 督 | ディーン・セムラー |
ストーリー | 米北西部のモンタナ州。過激派リーダーのフロイドがFBIに追われ投降。が、彼らは政府が極秘裏に開発していた新型ウイルスを服用していた。そのため街はウィルスに感染され、政府は一帯を封鎖した。併用したワクチンが効かないと知ったフロイド脱走する。そしてその地に移り住んでいた免疫学者のウェスリー・マクラーレン博士の娘ホリーがウイルスの抵抗力を持つことを知った。 |
評 5 | 「おう、大将久しぶり。やっぱ、大将の立ち飲み屋っつうのは一番落ち着くね。まずは、とりあえずビールでいいや。聞いてよ、こないだ映画観たんだよ。大将、セガールって知ってる?シャガールじゃねぇよ。俺はバニーチアガールの方が好きだけどな。おっビール。ング、うまいね。でさ、なんか悪い奴が細菌をバラ撒こうとしてるのをやめさせようとする話なんだけどね。俺は『アウトブレイク』にしか観えなかった。ホントやんなっちゃうよ。どうせバラ撒くんなら札束にしろ!ってんだ。ところでよ、大将、その映画にはセガールの娘も看護婦役で出てんだってよ。ん!?いまは看護師ってんだっけ?どうでもいいや。でさ、その子の名前が“藤谷文子”ってんだって。俺思わず、演歌でも歌うのかと思ったよ。それは“藤文子”だって。ギャハハ、ング。じゃ、大将、いつものようにツケといて」 |
2010.5.23記 |
タイトル | 沈黙のジェラシー |
出 演 | ジェシカ・ラング/グウィネス・パルトロー/ジョナサン・シェック/ハル・ホルブルック/ニナ・フォック/デビ・メイザー/リチャード・ラインバック |
監 督 | ジョナサン・ダービー |
ストーリー | 恋人ジャクソンとニューヨークで幸せな生活を送るヘレン。その年のクリスマス、彼に連れられて故郷のケンタッキーを訪れたヘレンは、ジャクソンの母マーサと出会う。幼くして両親を失ったヘレンは妊娠を機にジャクソンと結婚し、その農場で新生活を始める。だが、ジャクソンを溺愛するマーサは、次第にヘレンと彼の仲を裂くような行動をとり始めるのだった。 |
評 3 | 最初に断っておきますが「沈黙の〜」ですが、スティーヴン・セガールは登場しません。もっとも構成がベタな所は同じです。確かにマーサの異常さが目立ちますが、結局いわゆる嫁姑の争いでした。タイトルと設定を見て、なんとなく予想したとおりの内容です。だとしても、馬の陣痛促進剤を人間に投与するのはやっぱ怖いか。最後にパルトローが名探偵みたいに豹変するところはちょっと面白かったです。 |
2011.1.23記 |
タイトル | 釣りバカ日誌10 |
出 演 | 西田敏行/三國連太郎/金子賢/宝生舞/浅田美代子/夏八木勲/中村梅雀/上野友/谷啓/笹野高史/奈良岡朋子/中本賢/加藤武/小野寺昭/竜雷太/鶴田忍/細川ふみえ/なぎら健壱/塩屋俊/丹野由之/石井苗子/高木ブー |
監 督 | 栗山富夫 |
ストーリー | 鈴木建設社長スーさん。仕事に追われる毎日で、役員会議で衝動的に社長を辞めると宣言、会社を飛び出してしまう。しかし、仕事あっての釣りだとハマちゃんにたしなめられたスーさん、新聞の求人広告で見つけたビルのメンテナンス会社に再就職。早速あるビルへ派遣させられるが、何とそこは自分が飛び出してきた鈴木建設だった。花粉症と偽ってサングラスとマスクで変装、茶髪の青年・松五郎と一緒にスーさんは元の職場を廻ることになる。 |
評 7 | 凪に入ったマンネリ打破か、スーさんが動き出す。でも、中小企業ならまだしもこんな社長いたら絶対嫌だよね。つっても、一代で叩き上げた社長で、自分の会社がでかくなっても、まだ自分で全てを掌握できると思ってて、他人に預けられないトップはいるみたいで、たまに会社内のお家騒動がニュースに出たりする。(大塚家具、ロッテ、ジャニーズ・・・)たぶん自分が“無法松”だと思っているんじゃないだろうか。ま、それがスーさんのキャラとしてはできてるからいいけど、ハマちゃんの言う釣りの本質も頭においてね。「『もしかして釣れるかもしれない?』っていう期待感が釣りの本質」だってさ。それにしても『高砂や』ってこんなにハワイアンにマッチするもんかね。高木ブーさんの功績? |
2016.1.31記 |
タイトル | ディープ・インパクト |
出 演 | ロバート・デュヴァル/ティア・レオーニ/イライジャ・ウッド/ヴァネッサ・レッドグレーヴ/マクシミリアン・シェル/リーリー・ソビエスキー/モーガン・フリーマン/ジェームズ・クロムウェル/メアリー・マコーマック/ブレア・アンダーウッド/ロン・エルダード/ジョン・ファヴロー/チャールズ・マーティン・スミス |
監 督 | ミミ・レダー |
製 作 | スティーブン・スピルバーグ |
ストーリー | ホワイトハウスの女性スキャンダルを追っていたテレビ局のジェニーは、「エリー」という名に行き当たる。だがそれは女性の名ではなく、「Extinction Level Event(種の絶滅を引き起こす事象)」の略だった。大統領は1年後に未知の彗星が地球に衝突する可能性があることを公表。これを阻止すべく彗星を書く爆発させて軌道修正するプロジェクトが実行された。 |
評 2 | 『アルマゲドン』の方が、 よっぽどディープ・インパクト! 同時期に作成されたがために、余計ダメさが目立ってしまいました。 でも、ラストのホワイトハウスが、原爆ドームっぽくなったのは何かメッセージありげで気になる。 |
2008.8.24記 |
タイトル | トゥルーマン・ショー |
出 演 | ジム・キャリー/エド・ハリス/ローラ・リニー/ノア・エメリッヒ |
監 督 | ピーター・ウィアー |
ストーリー | 典型的なアメリカ市民のはずのトゥルーマン。だが彼は暮らす環境に不自然さを感じていた。実は彼の人生は、隠しカメラによってTV番組「トゥルーマン・ショー」として世界中に放送されていたのだ!家族も全て役者、これまでの人生が全てフィクションだと知った彼は・・・。 |
評 9 | 誰でもそうだけど普通は自分が周りがどう思われているか気にする。事実周りの人はけっこう見ているものだしね。でも最近じゃ意外とみんな「自分は自分」と開き直ってるし、“ぶっちゃけ”が当たり前の様相になってるけど、本来の自分はあまり見せるものじゃないと思う。また、興味半分で覗くものでもないと思う。だからこの作品のラストはまさしく溜飲が下がる思いがした。ホントはこないだまでジム・キャリー映画で一番好きだったんだ。『エターナル・サンシャイン』が出るまでは。 |
2006.8.13記 |
タイトル | ドクター・ドリトル |
出演と声 | エディ・マーフィ/クリステン・ウィルソン/レイヴン・シモーネ/オシー・デイヴィス/オリヴァー・プラット/ピ−ター・ボイル/カイラ・プラット/ノーム・マクドナルド/アルバート・ブルックス |
監 督 | ベティ・トーマス |
ストーリー | 美しい妻と二人の娘に囲まれ、幸せな生活を送っていた医師ドリトル。ある日、車で接触した野良犬の怒鳴り声を聞いた彼は、それをキッカケで幼い頃持っていた動物と会話できる能力を取り戻す。やがて彼のもとには悩みを持つ動物たちが続々と訪れ始める。 |
評 5 | エディ・マーフィの口回りがどうも本調子と思えなかった。芸達者な動物たちに押されたか。思えばこの頃は動物の特異な動きはCGじゃなかったんだもんね。トレーナーは大変だったろうな。ところで、60年代ドラマの『ミスター・エド』(しゃべる馬)のギャグは今の人は誰も判らないと思う。それにあのおばさん、いくらカニ好きでもトイレで食うか?ドリトルがねずみに人工呼吸するところも引くよなぁ。ん・・・。もしかしてマウス・トゥ・マウス”? |
2009.5.10記 |
タイトル | ドラえもん のび太の南海大冒険 |
出演(声) | 大山のぶ代/小原乃梨子/肝付兼太/たてかべ和也/野村道子/マッハ文朱/江守徹/早見優/上條恒彦/千々松幸子/中庸助/林家木久蔵/林家こぶ平/阪脩/富田耕生/麻上洋子/茶風林/中嶋聡彦/千葉一伸/ピーター・ストーン/ポール・ルーカス/デニス・フォルト/パトリック・ハーラン/小杉十郎太/飛田展男/永沢直美/広瀬正志/藤沢啓治/関智一/中博史/松本大 |
監 督 | 芝山努 |
ストーリー | 夏休みの宿題の研究に海を題材に選んだのび太だが、『宝島』の本に夢中になった結果、自分も本物の宝島で冒険したいと言い出す。即席の宝探しセットで冒険を始めたのび太たち。だがそんな一同の前に本物の海賊船が現れたため、ドラえもんは四次元ポケットを失くし、のび太も海に放り出されてしまう。海賊船に助けられたドラえもんは眼前のこの世界が17世紀だと知る。 |
評 7 | 藤子F先生の遺志を引き継ぎ、藤子プロが手がけた一作目である。てんとう虫コミックス45巻の「南海の大冒険」と41巻の「無人島の大怪物」を元としているのだが、ものの見事にしっかりしたストーリー構成となっている。長編映画は本作で19作目となるが、すぐに思いつきそうな海上を舞台にしたのは初めてだというのも不思議である。(「海底鬼岩城」は海底だし)また、未知生物にキメラ(合成動物)を本格的に導入されたのも本作で、この辺のシリーズの盲点を突いたあたりはある意味長年作品に携わったスタッフの力なのだろう。先生が亡くなり、ドラえもん人気が落ちると思ったのか、声優陣に有名人をキャスティングしたのも今回からだが、そこまでせずともかなり面白い内容になっていると思う。みんな、やっぱドラえもんが大好きなんだなぁ。なんか目から汗が出てきた。 |
2017.1.1記 |
タイトル | ハーフ・ア・チャンス |
出 演 | アラン・ドロン/ヴァネッサ・オパラディ/ジャン=ポール・ベルモンド/エリック・デュフォス/アレクサンドル・ヤコヴレフ/ヴァレリ・ガタエフ/ミシェル・オーモン |
監 督 | パトリス・ルコント |
ストーリー | アリスは車泥棒で生計を立てる美女。母の残した遺言に従って、彼女は二人の父親候補を訪れることを決意する。ひとりはかつて外人部隊で活躍し、今は高級自動車のディーラーをするレオ・ブラサック。もうひとりはかつて知能犯的金庫破りの一度も捕まったことのない泥棒で、今は高級レストランのオーナーのジュリアン・ヴィニャル。どちらかが本物の父親なのだが、彼らと再会したとたんに、マフィアと警察の抗争に巻き込まれることになる。 |
評 8 | あのオッシャレーながらにしてシリアスなパトリス・ルコントがなんとアクション映画を!!それもアラン・ドロンとジャン=ポール・ベルモントというフランスの往年のスターを引っ張り出して!期待半分、不安半分のまさしく“ハーフ・ア・チャンス”の気持ちで観たら、そんじょそこらのアクション映画より迫力有り、コメディ有り、感動有りの大満足でした。ちなみにアラン・ドロンが62歳で、ジャン=ポール・ベルモントが64歳、パトリス・ルコントは50歳。いずれもその歳にしてこんな“挑戦”ができることに感心しました。マクドナルドを食べるのに奮闘して二人を私も笑ってられません。まずは、スマホ画面の整理の仕方を覚えようかと。 |
2015.5.10記 |
タイトル | パーフェクト・カップル |
出 演 | ジョン・トラボルタ/エマ・トンプソン/ビリー・オブ・ソーントン/キャシー・ベイツ/エイドリアン・レスター/モーラ・ティアニー/ラリー・ハグマン/ダイアン・ラッド/ポール・ギルフォイル/ミケルティ・ウィリアムソン/ジェイミー・デントン/ブライアン・マーキンソン/ロバート・クライン/ステイシー・エドワーズ/ジア・カリデス/チャーリー・ローズ |
監 督 | マイク・ニコルズ |
ストーリー | 大統領予備選挙に立候補した南部の州知事ジャック・スタントンは、妻スーザンをはじめ優秀なスタッフのバックアップを受けキャンペーン活動に余念がない。だが生来女好きという困った体質のジャックはいたるところでセックス・スキャンダルの芽を作り、スタッフがその後始末に奔走していた。そんな折り、新たに名乗りを上げた対立候補ピッカーがその人柄から一気に人気を獲得してしまい、ジャックは窮地に立たされる。 |
評 6 | ようやく決着がついたアメリカ大統領選挙だが、今年ほど史上最低なものはなかった。とにかく過激発言で注目を集めるドナルド・トランプ。「イスラム教徒は入国させない。水責めにする」「日本はもっと金を出せ。でなければ駐留米軍を引き上げるぞ」あげくは「大統領選勝利なら受け入れるが、落選は受け入れられない。訴える!」は狂気しか思えない。そして、テレビ討論会はまれにみる非難中傷合戦。子供のけんかをふっかけれてんだから、ヒラリーも大人の対応すればいいものを、同じスタンスでぶつかり合った。トランプの女性蔑視発言にヒラリーのメールの私的使用。はっきり言ってどうでもいい。で、結局、トランプが大統領に選出されてしまうのだから、アメリカの国民性を疑うところである。問題はこれからトランプがこの温度を保って政府で暴れるかどうかだろう。 |
2016.11.13記 |
タイトル | ハイロー・カントリー |
出 演 | ビリー・クラダップ/ウディ・ハレルソン/サム・エリオット/ペネロペ・クルス/パトリシア・アークエット/コール・ハウザー/ダーレン・E・バロウズ/ジェイコヴ・バルガス/ジェームズ・ギャモン/ケティ・フラド/ジョン・ディール/エンリケ・カスティロ |
監 督 | スティーヴン・フリアーズ |
制 作 | マーティン・スコセッシ |
ストーリー | 第二次世界大戦から復員し、故郷であるニューメキシコ州ハイローに戻ってきたピート。だが町は戦争で成り上がったジム・エドが支配し、親友の弟までもが彼の手下となっていた。時代の流れに戸惑いを見せる彼の前に、魅惑的な女性モナが現れる。人妻である事を知りながら、ピートは彼女に惹かれてゆく。 |
評 4 | ベルリン映画祭で最優秀監督賞を受賞したヒューマン・ラブ・ストーリーなんだそうだ。西部劇だけど全体的にきれいな創りになっているのが、逆に拍子抜け。男と男の友情ものならもっと泥臭くしたい方が入り込めるような気がした。でも、分からんな。俺だったら100:0でジョセファ選ぶけどな。だいだいモナって名前、魔性の女に決まってるじゃないか。ねぇ、巨人の二岡さん? |
2008.10.26記 |
タイトル | バグズ・ライフ |
出演(声) | デイヴ・フォーリー/ケヴィン・スペイシー/ジュリア・ルイス=ドレイフィス/デニス・リアリー/ボニー・ハント/ロディ・マクドウォール |
監 督 | ジョン・ラセター/アンドリュー・スタントン |
ストーリー | ホッパー率いるバッタ軍団におさめる食べ物を集めるため、重労働を強いられるアント・アイランドのアリたち。その収穫期の最中、発明家の働きアリ、フリックのミスからバッタ用の食料が川に流されてしまった。責任を感じたフリックは、バッタに対抗する助っ人を探しに、ひとり都会へ旅立った。そこで出会ったのは、サーカスをクビになった団員の虫たち。フリックは彼らを連れて意気揚々とアント・アイランドに引き上げてくるのだが・・・。 |
評 5 | 『トイ・ストーリー』の成功に気を良くしてか、今度は「虫」をぶつけてきた。低い視点で見ると雨粒も大きな水の塊に見えるのは面白いけど、その発想は前作と変わりません。二番煎じは子供にだって通用しませんよ。随所に見える『七人の侍』っぽさは、パクリがお家芸のディズニーの名残でしょうか。図らずもドリームワークス『アンツ』と同じ虫がテーマになってしまったのもパクリ疑惑を増してしまいました。 |
2007.8.19記 |
タイトル | 橋の上の娘 |
出 演 | バネッサ・パラディ/ダニエル・オートゥイユ/ニコラ・ドナト/イザベラ・プティ=ジャック |
監 督 | パトリス・ルコント |
ストーリー | 人生に失望して橋の上から身を投げようとした娘・アデルは、ナイフ投げの男・ガボールに命を救われた。アデルはナイフ投げの的役として、2人コンビを組んで巡業の旅に出る。行く先々で喝采を浴び、くじに当たって大金も手にしたりと、それまで順調とは言えなかったガボールの人生にツキが巡ってきた。だが、アデルは彼と出会う前と変わらず、行きずりの男と逢瀬を重ねる。 |
評 7 | モノクロ!!もしかして私が絶唱したリュック・ベッソンの『アンジェラ』って、これのパクリ!? やっぱ、フランス映画はルコントを抑えなきゃダメなのかぁ。ジョニー・デップのパートナー、バネッサ・パラディの魅力がジンジンしてます。マゾヒズムに似た快感が彼女通してシビれて来ました。透きっ歯は気になるけど・・・。それと、事故とはいえ、加害者ガポールが救急車に運ばれる女性眺めて波止場で煙草吸ってる、ってのは良心的におかしいだろ。 |
2007.5.13記 |
タイトル | 八月のクリスマス |
出 演 | ハン・ソッキュ/シム・ウナ/シン・グ/イ・ハンウィ/オ・ジヘ/チョン・ミソン |
監 督 | ホ・ジノ |
ストーリー | ソウルの市内で小さな写真館を経営しているジョンウォンは難病で余命わずかの独身青年。本人も家族も、遺された日々を明るく過ごそうとするが、時折言いようのない哀しみに襲われる。そんなある日、ジョンウォンの店に交通警官のタリムが急ぎの現像を頼みにやって来た。それから毎日のように訪れるタリムと他愛のないおしゃべりを楽しむジョンウォン。ふたりは次第に心引かれていくが、思いを伝えぬままジョンウォンが入院する日がやってkぃた。 |
評 6 | 残念ながらリメイクされた山崎まさよしさんの日本版を先に観てしまったので、感動が半減してしまった。元作なのに誠に申し訳ない。しかし、この付かず離れずの恋愛と呼ぶには淡い感覚に、再び懐かしく思えました。写真店にあるポップがフジフィルムやコダックなので、日本経済の進出のすごさを感じたけど、最近は韓国の映画やドラマを日本でリメイクすることが増え、逆に押されてしまっている。ヤバイぞ。 |
2008.8.24記 |
タイトル | パッチ・アダムス |
出 演 | ロビン・ウィリアムズ/ダニエル・ロンドン/モニカ・ポッター/フィリップ・シーモア・ホフマン/ボブ・ガントン/ジョセフ・ソマー/イルマ・P・ホール/ピーター・コヨーテ/ハロルド・グールド/フランシス・リー・マッケイン/ハーヴ・プレスネル/ダニエラ・クーン/ジェームズ・グリーン/マイケル・ジェッター/ブルース・ボーン/ハリー・グローナー/バリー・シャバカ・ヘンリー |
監 督 | トム・シャドヤック |
ストーリー | 自殺未遂の果て、自らの意志で精神科に入院したアダムス。彼はそこで目覚め、医学の道を志す。2年後、ヴァージニア大学の医学部に入学したアダムスは、規則に背いては患者をユーモアで楽しませていた。冷ややかな視線を向ける学部長や同僚を後目に、やがて彼は恋人カリンとともに、夢に見ていた無料治療院を開設する。 |
評 7 | “ストレス”が健康に悪いことは今では当たり前に知られていることですが、具体的にどのようなことなのか意外と知られていません。自分にとっていやなこと、すなわちストレスを人が感じると、それまで神経細胞内を通常に交信していた電気信号がショートし、神経細胞を破壊してしまうのです。ここで新たな神経細胞が増えると「人は経験を積んで成長する」となるのですが、なかなか自分の世界からは外へ出られないものなのです。しかし、これの特効薬は実は“お笑い”なのです。世の中の常識からはみ出したこと、また、世の中に存在する奇異なこと、これを“笑える”感情がいろいろなものを受け入れられる自分に変え、やがては自分を大きくさせていき、ストレスもさほど感じさせなくするものなのです。ハンター・キャンベル・アダムスが活動を始めたホスピタルクラウンは、今では世界中で認められるようになりました。しかし、逆に昨今のTVでのバラエティは認められていないのか、批判があったらすぐに放送するのを止めてしまう風潮のようです。非常に残念です。(阿呆方さん、見たかったな・・・) |
2014.6.29記 |
タイトル | バッファロー’66 |
出 演 | クリスティーナ・リッチ/アンジェリカ・ヒューストン/ベン・ギャザラ/ロザンナ・アークエット/ヴィンセント・ギャロ |
監 督 | ヴィンセント・ギャロ |
ストーリー | 1966年ニューヨーク州バッファローで生まれたビリーは刑務所から5年ぶりに釈放された。しかし彼は故郷の両親にこの5年間政府の仕事で遠くに行っていると伝えていた。そのうえ自分は成功し、裕福で妻までいるとウソをついていた。このまま家に帰れないビリーは、ダンススクールでレッスン中の少女レイラを拉致し、自分の妻のふりをするよう脅迫する。 |
評 |
最初は、ビリーのジコチューぶりに辟易しながら眺めていたけど、だんだんこいつの人間性に親近感が沸いてきた。どうしようもなく弱く、それを見せたくないから強がって、未練がましく、そして孤独の中にしか自分を見つけられない男。そんな奴は“優しい”ということは決してないんだ。しかし、それを包み込む優しさを持つレイラ、君こそ聖母であり菩薩だ。そしてビリーに映ったちっぽけな男は、たぶん俺だ!・・・・・・だ、誰だ!俺の体型見て「グーンだろ」って言う奴は!? |
2007.6.3記 |
タイトル | 花のお江戸の釣りバカ日誌 |
出 演 | 西田敏行/三國連太郎/黒木瞳/酒井法子/山田純大/谷啓/市川團十郎/加藤武/竜雷太/小野寺昭/小野武彦/鈴木ヒロミツ/細川ふみえ/ミッキー・カーチス/大木こだま・ひびき/ダチョウ倶楽部/中村梅雀 |
監 督 | 栗山富夫 |
ストーリー | 時は江戸末期。世の中が大きく変わりゆく時代に、春夏秋冬を釣りばかりしている男がいた。その男・浜崎伝助は八年前に釣りが原因で藩をクビになり、長屋で浪人暮らしの身。世の中は不景気真っ盛りで、仕官の口はなかなか見つからない。そんなある晩、隅田川に釣りへ出掛けた伝助は、寂しげな隠居・鈴木一之助と知り合う。やがてふたりは意気投合。伝助は、一之助の勧めで江戸詰め藩士の採用試験を受けることになる。 |
評 6 | 栗山富夫監督のシリーズ最後のメガホンはスペシャルの江戸時代編です。最後だと思ったからでしょうか、暴れん坊将軍のパロや恒例お座敷芸は堂々ミュージカル、そして西田さんのそっくりさんとしてダチョウの上島さんまで出演させるなど、やりたい放題です。でもロケ地の目の付け所はすばらしく、山形県庄内地方は釣りのメッカとされてます。最後に出てくる庄内竿は、継目のない延竿(一本竿)で、皮を剥いだり漆を塗ったりの加工をせず、いぶして磨くだけの作業だけで何年もかけて作られます。この竿を持てる者こそ真の『釣りバカ』だといえるでしょう。さて、『釣りバカ』といえば時勢を映すことで定評がありますが、この頃、西松建設はじめとしたゼネコン汚職が噴出しており、さすがに鈴木建設をそんなイメージに汚すことはできなかったため、敢えて時代劇にしたようです。それがまさか後にのりぴーに汚されるとは思わなかったでしょうね。 |
2016.1.31記 |
タイトル | 陽だまりのイレブン |
出 演 | ジーコ/フェリッペ・バヘット・アダオン/ジョースナ・ブロシ/イリス・ブスタマンテ/ラウラ・カルドーゾ/ジョルジュ・コウチーニョ/ベッチ・エルタウ/チエーヒ・フィゲイラ |
監 督 | アントニオ・カルロス・ダ・フォントウラ |
ストーリー | 最強のチームを目指し集めた少年たちはいずれも一癖ある子供たちばかり。そんな彼らに四苦八苦するジーコだったが、ある日、想像もしなかった大事件が起こる。 |
評 |
「えーん、おばあちゃん、隣のゴンタに頭叩かれたよう」「おやおや、どうしたんだい?」「あのね、1995年にJリーグを引退したアルトゥール・アントゥネス・コインブラがブラジルに帰ってきて、そのアルトゥール・アントゥネス・コインブラが訳わかんないC級映画に出てたんでバカにしたんだ。そしたらアルトゥール・アントゥネス・コインブラのファンのゴンタに叩かれた」「するとお前は、アルトゥール・アントゥネス・コインブラがC級映画に出るほど落ちぶれた、とでも言ったのかい」「違うよ、アルトゥール・アントゥネス・コインブラはきっと心が広いから出たんだろうけど、世界的に有名なアルトゥール・アントゥネス・コインブラがこんなのに出たら品位を落とすと思ったんだい」「そうかい。じゃあちょっと叩かれたところ見せてごらん。・・・おや?なんともないよ」「あんまりジーコの本名が長いんでコブがへっこんで、ついでに2002年にWカップ日本代表の監督に決まっちゃったよ」(参考:落語『寿限無』) |
2014.6.15記 |
タイトル | ヒットマン |
出 演 | リー・リンチェイ/エリック・ツァン/サイモン・ヤム/ジジ・リョン/佐原健二/加藤宏 |
監 督 | チュン・ウェイ |
ストーリー | 日中戦争で日本人の富豪に家族を殺された老人が、殺し屋を雇って復讐を遂げる。しかし、自分が殺されることを予想していた富豪は、10億ドルの金を用意して死後も逆襲ができるようにしておいたのだ。そのため、彼の大金を目当てに世界中から凄腕の殺し屋たちが集まり、お互いに死闘をはじめる。 |
評 5 | リー・リンチェイ名義の最後の作品。この後、彼は“ジェット・リー”の名で『リーサルウェポン4』でとしてハリウッドデビューを飾ります。確かにこれ観てたらこのままじゃ、彼はジャッキー・チェンの後釜にしか見られなさそうです。この頃の香港映画って、スター頼りでクォリティ低い。『スター・ウォーズ』みたいなオープニングもダサダサですが、この日本人俳優、思いっきり演技がへたくそ! |
2009.10.4記 |
タイトル | 不夜城 |
出 演 | 金城武/山本未來/椎名桔平/郎雄/曾志偉/永澤俊矢/鈴木清順/修健/田口トモロヲ/谷原章介/山西惇/余為彦/オン・スイピン/堀ひろこ/顧暁東/リリィ・イー/馳星周/森田芳光 |
監 督 | 李志毅 |
ストーリー | 台湾人と日本人のハーフである劉健一は歌舞伎町で故買屋をしている。ある日、かつての相棒、呉富春が歌舞伎町に舞い戻ってくる。上海マフィアの幹部を殺して逃亡していたのだ。噂を聞きつけた上海マフィアのボスは健一に富春を探し出すように命じる。そんな健一の前に“富春を売りたい”という謎の美女が現れる。 |
評 5 | 香港、台湾、日本とアジアを股にかけ、大活躍の俳優、金城武。日本と台湾のハーフである彼にとっては本作は当たり役だったろう。しかし昨今はあまり見かけない。「♪“一度栄し者でも必ずや衰えていく”その意味を知る時を迎え足を踏み入れた歓楽街」と椎名林檎の『歌舞伎町の女王』が聞こえてきそうだ。ところで椎名桔平と山本未來は後に結婚するが、本作ではなく2003年のドラマ『BLACK OUT』の共演がきっかけなんだそうだ。ちなみに山本未來は山本寛斎の娘で、山本寛斎の異母弟に伊勢谷友介がいる。つまり椎名桔平にとって伊勢谷友介は、年下の叔父さんってわけだ。「♪同情を欲した時に全てを失うだろう」 |
2014.2.16記 |
タイトル | プライド 運命の瞬間(とき) |
出 演 | 津川雅彦/奥田瑛二/スレッシュ・オビロイ/スコット・ウィルソン/ロニー・コックス/アンヌパム・ケール/大鶴義丹/戸田菜穂/いしだあゆみ |
監 督 | 伊藤俊也 |
ストーリー | 1948年12月23日、A級戦犯と呼ばれた7名の絞首刑が執行された。彼らは本当に犯罪者だったのか。日本は犯罪国家だったのか。それを裁く法廷で、日本を悪の象徴とする一方的な戦勝国のあり方に疑問を呈するインド代表パール判事の苦悩。そこで日本人の誇りをかけ、ひとり立ち向かう東條英機。史実の基づき検証された「東京裁判」の真実! |
評 |
はじめに、この映画には木村拓哉も坂口憲二も出ません。DVDも出てませんのでお間違いなく。さて、戦後60年を迎え防衛庁バックアップの映画が増えるいま、大東亜戦争を改めて一度考えてみたい。私たちは「戦争は悲惨」「人類が犯した最大の罪」といままで教育されてきた。しかしそれは戦争を一面でしか捉えさせてくれなかった一種の洗脳だったのだ。欧州は以前より植民地政策をとっていた。アメリカそのものも植民地国家だ。とにかく連中は飢えれば侵略する民族なのだ。そんな周りの脅威に日本がとった行動はアジアの富国強兵化。いまではこれを「日本が侵略した」と言うが、欧州の植民地政策とはまるで異なる。東南アジアでも朝鮮でも教育を施し文化レベルを高めた。ロシアに脅威を感じた日本は満州に国を建てる。もともと荒野であり、決して国と呼べなかった未開の地に。それでも侵略?東南アジア各国は日本の復興努力のおかげで戦後次々と独立を果たした。戦争は犯罪ではない!その混乱の中で、虐殺や暴動があればそれは犯罪だ。しかしそれがすべて「日本は悪いことをした」で済ますわけにはいかない。アメリカは原爆を落として至上最悪の殺戮を犯したのだ!TVはじめマスコミは、なぜこれをもっと公然と発表しない。いますがりついてるアメリカに媚を売るためだ。戦後の苦しい時期を生きた人たちが、戦争の酷さだけしか知らないからだ。筑紫哲也も田原総一郎も嫌い。『火垂るの墓』なんか子供に見せるな。東京裁判自体、茶番劇だし、A級戦犯なんて存在しない。それなのに史実をねじ曲げた事実を知るべきだ。日本がいつまでも、アメリカに搾取され、朝鮮中国にたかられていいのか! |
2005.7.24記 |
タイトル | プライベート・ライアン |
出 演 | トム・ハンクス/トム・サイズモア/エドワード・バーンズ/バリー・ペッパー/アダム・ゴールドバーグ/ヴィン・デーゼル/ジョヴァンニ・リビシ/ジェレミー・デイビス/マット・デイモン |
監 督 | スティーヴン・スピルバーグ |
ストーリー | 1944年6月。ノルマンディ上陸作戦は成功に終わったものの、激戦に次ぐ激戦は多くの死傷者を出していた。そんな中、オマハビーチでの攻防を生き延びたミラー中隊長に、落下傘兵ライアン二等兵を戦場から救出せよという命令が下された。彼には3人の兄がいたが、全員が死亡。兄弟すべてを戦死させる訳に行かないと考えた軍上層部の決定であった。ミラーは中隊から7人の兵士を選び出し、生死も定かでないライアン二等兵を探すために戦場へと出発する。 |
評 8 | “ALL FOR ONE.ONE FOR ALL”TVドラマ『スクール・ウォーズ』で有名になった言葉だが、ふと、これを思い出した。戦争は軍人が行うもので、一般市民は被害者だと思うのは間違いである。彼らは国民を守るために盾となって戦っているのだ。そりゃアパムのような心は誰もが持ってるさ。でも私たちも部外者じゃない。ミラー中隊長は言う。「部下が死ぬと俺は自分にこう言い聞かせる。それは2人・・・3人・・・10人の部下を救うためだったと。時には100人を・・・」一人を救うため命を懸けた男たちの意思をライアンは受け継いだ。これが重要なのだ。私たちは、戦争で散った命のおかげで今の立場にいることを忘れてはいけない。 |
2008.8.10記 |
タイトル | プラクティカル・マジック |
出 演 | サンドラ・ブロック/ニコール・キッドマン/ストッカード・チャイニング/ダイアン・ウィースト |
監 督 | グリフィ・ダン |
ストーリー | 小さな港町に暮らす美人姉妹サリーとジリアン。堅実で慎重派の姉サリーと、恋にもセックスにも奔放な妹ジリアン。対照的な彼女たちには、共通に備わった特殊な能力があった。それは恋した男を魅了する力。なのに幸せもなれない二人。そんなある日、サリーのもとにジリアンからSOSが届く。 |
評 6 | 「はるか〜、この二人、元がキレイなんだから、そんな力なんか使わなくても男なんてイチコロだと思わない?私たちと同じで」「そうよね、私たちもフェロモン出まくりだもんね」「ん?その前歯どうしたの」「あー、これは神経が死んでるの」「でも、サンドラ・ブロックがおとなしくて、ニコール・キッドマンが活発って・・・キャラ逆じゃない」「そこがいまいちノリが悪く感じる所よね。ところで、春菜ぁ、“渡鬼”の収録、行かなくていいの」「角野卓造じゃねぇよ!」 |
2007.3.4記 |
タイトル | フラッド |
出 演 | クリスチャン・スレイター/モーガン・フリーマン/ミニー・ドライヴァー/ランディ・クエイド/エド・アズナー/リチャード・ダイサート/ベティ・ホワイト/マーク・ロルストン/ピーター・マーニック/マイケル・グール/ジャンダン・フロレク |
監 督 | ミカエル・サロモン |
ストーリー | インディアナ州の田舎町。住民も避難したこの町で、セキュリティ・ポリスのトムは、銀行の輸送車を止めた。ところがその時、彼らに強盗団が襲撃。間一髪難を逃れたトムは、現金を持って逃走する。だがトムと強盗の攻防が続く中、ダム決壊の時間が近づいていた。 |
評 10 | 邦題の“FLOOD(洪水)”からディザスタームービーと思いきや、第一級のアクション物です。私としては『スピード』よりおもしろいと思います。そもそも設定自体で成功でしょう。建物の中をジェットスキーが走り回る画なんて普通考えられませんて。何でもプールの中にセットを組んで撮ったんだとか。それにいろんなトラブルが「えー、それで!?」という意外性満載。あの銅像のサーベルだって明らかに伏線で、悪者に突き刺さるだとは思ってたら、思いっきり裏切られました。参りました。どうやら私はこの映画に溺れてしまったようです。 |
2010.8.29記 |
タイトル | ブルワース |
出 演 | ウォーレン・ベイティ/ハル・ベリー/ドン・チードル/オリヴァー・プラット/ジャック・ウォーデン/ポール・ソルヴィノ/イリチャード・サラフィアン/イザイア・ワシントン/ショーン・アスティン/クリスティーン・バランスキー/ケニー・ウィッテカー |
監 督 | ウォーレン・ベイティ |
ストーリー | 上院議員の再選挙を間近に控えたベテラン議員・ブルワース。腐り切った政治の世界にどっぷり漬かった人生に嫌気が差していた彼は、自分自身の暗殺をヒットマンに依頼。怖いもの知らずで好き放題な演説を開始する。ラップに乗せて過激な意見を放つブルワースの支持率は、皮肉にも急上昇。更には、セクシーな黒人美女・ニナとのロマンスまで芽生え始める。 |
評 7 | 「♪ラップで語れば本音が出るぜ、クソはアメリカだけじゃねぇ、化けの皮はがれたMINSHUTOH!。 マニフェスト、ろくすっぽ守れねぇくせに“理由なき政治” ママからこずかい、12億円もらって“労働なき冨” 若気の至りか、不倫の末に略奪婚でも“良心なき快楽” バックの日教組 もろに反日思想なのに“人格なき教育” 舎弟らを見殺す、土地転がし幹事長いても“道徳なき商業” 仕分人蓮舫、2位じゃダメなんですか?“人間性なき科学” こんな政党、国民誰が信奉するんだ?“犠牲なき宗教”よくも語った“七つの大罪”恥なき鳩山 You!MotherFacker!」 |
2010.3.14記 |
タイトル | ブレイド |
出 演 | ウェズリー・スナイプス/スティーヴン・ドーフ/クリス・クリストファーソン/ウンブッシュ・ライト/ドナル・ローグ/ウド・キア/アーリー・ジョヴァー/トレイシー・ローズ/サナ・レイサン/ケヴィン・パトリック・ウォールズ |
監 督 | スティーヴン・ノリントン |
ストーリー | ブレイドはヴァンパイアと人間との間に生まれた混血で、人間を脅かすヴァンパイアを抹殺するために闘うヴァンパイア・ハンターだ。彼は母親を死に追いやった宿敵のヴァンパイア、フロストを追っていた。フロストは世界征服を狙い、暗黒院の書庫で古代予言書「マルガの書」をコンピュータで解読し、12人のヴァンパイアを生け贄に全能の力を得ようと企んでいた。 |
評 9 | ハリウッド映画ってバンパイア大好きだよね〜。ホラー物はB級になりがちだけど、初っぱに血のシャワーでド肝抜いてくるし、その割ストーリーの組み立てがしっかりしてるのは感心する。タイトルからしてアクションは殺陣が主だと思ったが、カンフーが存分に使われていたのは意外。ウェズリー・スナイプスはこれでA級アクションスターになったといっても過言じゃないね。でも見た目、鈴木雅之なのは否めない。それより“銀”がもったいないと思ってしまうのは私が貧乏性だからか。 |
2009.4.12記 |
タイトル | プロゴルファー織部金次郎5 愛しのロストボール |
出 演 | 武田鉄矢/財前直見/阿部寛/下川辰平/コロッケ/モト冬樹/ルー大柴/ケーシー高峰/清水よし子/光石研/堀内孝雄/あき竹城/宝生舞/レックス・アシヘレス |
監 督 | 武田鉄矢 |
ストーリー | あるトーナメントで金次郎とラウンドしたマレーシア選手・ベンが、金次郎の想い人・桜子にひと目惚れしてしまう。そんな中、金次郎は全英オープン出場権を賭けた海外遠征に参加することになる。 |
評 4 | 最終話らしく、なんと海外進出!もっともアジアツアーというのが織金らしいが、登場人物にルー大柴、モト冬樹、ケーシー高峰、コロッケ、とカタカナの名前の人も勢ぞろい。(全員、日本人だけど)いまだ桜子さんにプロポーズできない織金の性格につけこんで、外国の王子様に取られてしまうというおとぎ話のような展開。そして妊娠!そんなメロドラマな中に、ムリヤリなのか反戦メッセージ織り交ぜて、ラストは、ほんわりハッピーエンドです。でもこれって「あるがまま」じゃないよね。 |
2012.6.24記 |
タイトル | ベイブ2 都会へ行く |
出 演 | マグダ・ズバンスキー/ジェームズ・クロムウェル/ミッキー・ルーニー/メアリー・スタイン/エリザベス・デイリー/ダニー・マン/グレン・へドリー/スティーブン・ライト/ジェームズ・コスモ/スタンリー・ラルフ・ロス/ルシー・テイラー/アダム・ゴールドバーグ/エディ・バース/ミリアム・マーゴリーズ/ヒューゴ・ウィーヴィング/ロスコー・リー・ブラウン/リチャード・カーター/ナオミ・ワッツ/ネイサン・クレス/マイレス・ジェフリー |
監 督 | ジョージ・ミラー |
ストーリー | 牧羊犬コンテストで優勝したベイブは一躍、時の人ならぬ時のブタとなり、牧場には番組の出演依頼が絶えなかったが、ホゲット叔父さんは全然取り合おうとはしなかった。そんなある日、叔父さんはベイブのせいで大怪我をしてしまう。働けなくなった叔父さんの借金を返済するためベイブはエズメ叔母さんと共に都会へと旅立つ。 |
評 7 | ピグレット「豚が主役になることなんてめったにないし、それが続編になるってうれしいよね。それも今回は犬や猫を従えちゃうんだからすごいよね」BooBo「でも、どうして続編となったら、どっかに行くんだろ?『奇跡の旅』じゃ三匹がサンフランシスコに行くし。赤坂に来てくれないかな」ブリブリ左衛門「『猫侍』は南の島に行ったでござる」ピッポ「それより、すごいよ。アヒルのヘルナンデスが空飛んでるよ」ポルコ・ロッソ「フン、飛べないアヒルはただのアヒルだ」ウーロン「さっすが、ポルコさん。それは名言ですよね。ほんと尊敬しちゃいますよ」オダテブタ「豚もおだてりゃ木に登る。Boo!」 |
2017.1.15記 |
タイトル | ベオウルフ |
出 演 | クリストファー・ランバート/ヴィンセント・ハモンド/オリヴァー・コットン/ローナ・ミトラ/ゲッツ・オットー/レイラ・ロバーツ |
監 督 | グラハム・ベイカー |
ストーリー | テクノロジーが荒廃してしまった荒涼たる未来。どことも知らぬ最果ての地に城砦が立っていた。邪悪な怪物にとり憑かれたその城は、囚われた人々が夜な夜な怪物の餌食になっていた。そこへ現れた謎の男ベオウルフは、ひとり敢然と恐ろしい怪物に立ち向かう。彼は永遠に邪神なものと戦わなければならない、呪われた運命を持った戦士だった。 |
評 5 | 「ヒロシです。・・・元々は中世イギリスで書かれた英雄叙事詩だそうですが、日本ではまるで有名じゃなかとです。・・・ヒロシです。・・・この映画は設定を未来に変えているそうですが、全然そうは見えないとです。・・・ヒロシです。・・・それでもHなところはしっかり目がいくとです。・・・ヒロシです。・・・それにしても『ベオウルフ』のタイトルが多くて、どれがどれだか分かりません!・・・ヒロシです。リメイクすると一応ヒットするそうです。自分も最近復活したと言われてますが、いつまで続くかわかりません。・・・ヒロシです。・・・ヒロシです。・・・ヒロシです。・・・」 |
2011.6.12記 |
タイトル | ベリー・バッド・ウェディング |
出 演 | キャメロン・ディアス/クリスチャン・スレイター/ジョン・ファヴロー/ダニエル・スターン/ジーン・トリプルホーン/ジェレミー・ピヴェン/リーランド・オーサー/ジョーイ・ジマーマン/カーラ・スコット |
監 督 | ピーター・バーグ |
ストーリー | 抜群に美しくチャーミングで、理想的な結婚式を挙げることが夢のローラ。彼女は、優しい婚約者カイルとの結婚を数日後に控え、なんだか落ちつかない日々を送っていた。カイルは悪友たちと独身最後のバカ騒ぎ“バチェラー・パーティ”を開くことに。が、そのパーティーの最中、とんでもない事件が発生。彼女の周りでも奇怪な事件が頻発する。 |
評 7 | 最悪すぎて面白いということもあるのか。このムチャクチャな展開は明らかにB級映画なんだけど、不思議と品がある。それはキャメロン・ディアスの存在によるものなのかどうかはわかんないけど、見事に期待通りにベリー・バッドエンド。それに納得したのは、男は面子、女は体裁のためなら人も殺すということだ。ところで、アメリカでは一般的だそうだけど、結婚前に男達が馬鹿騒ぎする“バチュラ・パーティー”があるってこと自体、“結婚”そのものが“ベリー・バッド”だという理由にはならないか? |
2010.10.10記 |
タイトル | ベルベット・ゴールドマイン |
出 演 | ユアン・マクレガー/ジョナサン・リス=マイヤーズ/クリスチャン・ベイル/トニ・コレット/エディ・イザート/エミリー・ウーフ/マイケル・フィースト/ミッコ・ウェストモアランド/リンゼイ・ケンプ |
監 督 | トッド・ヘインズ |
ストーリー | 1984年、ニューヨーク。新聞記者のアーサーは、編集長にある事件の真相を探るよう依頼される。それは70年代初頭のロンドンで人気を誇り、その後失踪したロック・ミュージシャン、ブライアン・スレイドの追跡調査だった。 |
評 5 | 70年代前半男臭いロックに反逆するかのように発生した「グラムロック」。オカマでもないのに敢えてきらびやかに女装して奇をてらった風貌であるが、本当は未来志向なSFイメージから来ているそうだ。学生時代リアルタイムでデヴィッド・ボーイを知ったとき、「ロックはバカの象徴で、行き着く先はこうなっちゃうんだ」と、それまでロックでほだされたハートを一気に冷やされたもんだ。しかし、これがある意味ロックのターニングポイントになり、やがて、パンクやニューウェーブへとビジュアル系へと進化を遂げていくのである。それにしてもロックの魔性たるや、なんと恐ろしいものだろう。あのユアン・マクレガーがマッパで歌ってんだから。 |
2014.8.17記 |
タイトル | ホームアローン3 |
出 演 | アレックス・D・リンツ/オレク・クルパ/リア・キルステッド/レニー・フォン・ドーレン/デヴィッド・ソーントン/ハヴィランド・モリス |
監 督 | ラージャ・ゴスネル |
ストーリー | アメリカ国防省のトップシークレットを収めたマイクロチップが、国際的ハイテク犯罪集団に盗まれた。彼らはチップを、オモチャのリモコン・カーに挿入。しかしそれは、ふとした手違いから、一人で留守番をしていた8歳の少年、アレックスのもとに。4人の犯罪集団を相手に抱腹絶倒の知能戦・攻防戦が繰り広げられる。 |
評 3 | ほしの「悪者が4人になって、仕掛けも大掛かりになったけど、なんかいまいち」紗理奈「家族も変わったやんか」森下「カルキン君が色々あって降りちゃったからね」ほしの「私だって30歳過ぎてもグラビアやってんだから、もうちょっとがんばってほし〜の!」紗理奈「あんたの体は異常や!そやけど最初のラジコンのくだりはちょっと良いやん」森下「私も誰かに操られたい」紗理奈「あんたはそれ以上に男にまとわり付くやん」森下「ひどい・・・グスッ」紗理奈「また、泣く!」亮「あー俺、スゴいの見つけちゃった!」ほしの「えっ何を?」亮「ほらっ、このお姉ちゃん役、子供の頃のスカーレット・ヨハンソンや」森下「グシュ、亮さんまで“ストーカー”って・・・」紗理奈「ちゃうやろ!」 |
2007.7.22記 |
タイトル | ホーリーマン |
出 演 | エディ・マーフィ/ジェフ・ゴールドブラム/ケリー・プレストン/ロバート・ロジア/ジョン・クライヤー/エリック・マコーマック/サム・キッチン |
監 督 | スティーヴン・ヘレク |
ストーリー | リッキーはTVショッピング番組のトップエグゼクティブ。だが番組の商品売り上げはダウン。新社長に、引き抜いてきたメディア・アナリストのケイトとコンビを組み2週間以内に売り上げアップするよう命令される。ある日リッキーとケイトの乗った車がパンクしてしまい、修理していると白いパジャマのような衣装を纏った男、“G”が現れる。 |
評 5 | 「もしも、ガンジーがTVショッピングの紹介者をやったら・・・」発想自体は面白いんだけど、どうも話の展開が真面目すぎ。確かに清廉潔白な人が露出が増えると、一時的に重宝がられて、いきなり胡散臭いと思われてしまうことが多いけど、(渡部陽一?)できればコメディに徹してもらいたかった。でも、さすがエディはしゃべりのプロ。その語り口調に惹きつけられます。もっとも一歩間違うと詐欺師ですが。ところで、最初の場面で、法衣についたチェリージュースの染みが一瞬消えたと思ったのは、何か騙されたのでしょうか。 |
2010.12.19記 |
タイトル | マーキュリー・ライジング |
出 演 | ブルース・ウィリス/アレック・ボールドウィン/ミコ・ヒューズ/シャイ・マクブライド/キム・ディケンズ/ロバート・スタントン/ピーター・ストーメア/ボディ・パイン・エルフマン/ジョン・リンチ/カムリン・マンハイム/L・L・ギンター/ジャック・コンレイ |
監 督 | ハロルド・ベッカー |
ストーリー | 精神に障害を持つ少年サイモンはある日偶然、国家の極秘コード“マーキュリー”を解読してしまう。事実を知った国家安全保障局は、彼の家を奇襲し両親を殺害。難を逃れたサイモンを見つけたのは、落ち目のFBI捜査官アートだった。彼を護りながら逃亡を余儀なくされた彼は、事件の背後に大きな陰謀を嗅ぎ取る。 |
評 7 | 知的障害や自閉性障害のある者が、特定の分野について常人とは思えないほどの能力を発揮することがある。これは“サヴァン症候群”と呼ばれる症状だ。『レインマン』のレイモンドのモデルになったキム・ピーク氏が有名で、彼は映画よろしく今まで読んだ本の内容を覚えていて、その数9,000冊以上だそうだ。歴史上においてアインシュタインやモーツァルト、ミケランジェロ、山下清と、この症状ではないかと思われている人は多い。「神は人々に平等だ」と似非宗教家が宣(のたま)いそうだが、ごくわずかな症例なのでそれは無い。でも、セーラーマーキュリーの水野亜美ちゃんも頭良かったけど、もしかしてこれ? |
2010.1.24記 |
タイトル | マーシャル・ロー |
出 演 | デンゼル・ワシントン/アネット・ベニング/ブルース・ウィリス/トニー・シャルーブ/サミ・ブアジラ/アーメッド・ベン・ラービー/モスレー・モハメッド/デヴィッド・プローヴァル/マーク・バレー/ランス・レディック/ジャック・グワルトニー/エレン・ベゼア/アーシフ・マンドヴィ |
監 督 | エドワード・ズウィック |
ストーリー | 大都市ニューヨークのブルックリンで、バスジャックのテロ事件が起きた。テロリズム対策部長のハバードは、事件の犯人の背後に政治的な思惑を感じ取る。 |
評 7 | イラク戦争の最中の2004年、アブグレイブ刑務所でアメリカ軍の狂気の拷問が発覚した。捕虜を裸にしたり、犬をけしかけたり、それは故意にイスラム教のタブーを強要したものであった。これにかかわった7人の軍人は軍法会議で有罪となった。捕虜虐待は戦争の副産物と考えるのは早計である。また、これはイスラム教への憎悪によるものだとも私は思わない。虐待の権化は資格のない支配意識だ。単なる弱いものいじめでしかない。「法には黙秘の権利がある。裁判を受ける権利も、拷問されずに殺されぬ権利もある。タリクから奪い取った権利だ。先人が勝ち取った権利だ。あんたの発砲命令を持ってる彼らのお陰で得た権利だ」このデンゼル・ワシントンの台詞がきれいごと”にしか聞こえない者は、自分は低俗なのだと思うがいい。 |
2011.2.13記 |
タイトル | マイティ・ジョー |
出 演 | シャーリーズ・セロン/ビル・パクストン/レイド・セルベッジア/ピーター・ファース/デヴィッド・ペイマー/レジーナ・キング/リンダ・パール/ミカ・ブレーム/ナヴィーン・アンドリュース |
監 督 | ロン・アンダーウッド |
ストーリー | 幼い頃に母親を亡くしたジルは、自分と同じ境遇にある巨大なゴリラ・ジョーと共にアフリカの奥地で静かに暮らしていた。しかし、ジャングルの平和は密猟者によって脅かされており、ジョーの安全を気にかけるジルは、偶然知り合った動物学者グレッグの誘いを受けてカリフォルニアの動物保護センターにジョーを移す事に同意する。だが、ジョーの存在を知り、金儲けを企む密猟者のボスはジルとジョーに罠をしかけてくるのだった。 |
評 6 | 猿が街中で暴れる映画といったら当然『キングコング』だろうけど、そんな巨大怪物クラスまで行かなくとも、ゴリラでも十分迫力を感じられました。なにしろ握力は500kgもあるそうで、立ったまま手をついて歩いていることからもわかる通り腕のリーチは異常に長く、両手を広げると2.5mにもなるそうです。こんなのにつかまれたらとんでもないことになりますね。それに知能も高く、人が行うしぐさを真似する能力を持ったヒト以外の動物は、ゴリラとチンパンジー、そしてイルカだけなんだそうです。野生派女優シャーリーズ・セロンもさすがに負けますね。ところで、本作は1949年の『猿人ジョー・ヤング』のリメイクなんだそうですが、だったらちゃんと直して欲しかったですね。ゴリラが胸を手で叩くドラミングという行為は、本当はグーじゃなくパーです。 |
2017.1.15記 |
タイトル | マスク・オブ・ゾロ |
出 演 | アントニオ・バンデラス/アンソニー・ホプキンス/キャサリン・ゼタ・ジョーンズ/スチュアート・ウィルソン/マット・レッシャー/ヴィクター・リヴァース/L・Q・ジョーンズ/ペドロ・アルメンダリス・Jr/ホセ・マリア・デ・タヴィラ/ディエゴ・シエレス/モーリー・チェイキン |
監 督 | マーティン・キャンベル |
ストーリー | スペインの植民支配から独立したメキシコ。かつてゾロとして彼と対決したディエゴは、カルフォルニア再統治をたくらむ元知事モンテロの野望を挫くべく、盗賊あがりの若者アレハンドロを後継者に育て上げようとする。ディエゴの厳しい訓練により、新たなゾロとなったアレハンドロは、ディエゴの娘を救うため、そして自らの復讐のためにモンテロに闘いを挑んでゆく。 |
評 10 | きれい!セクシー!かっこいい!とにかくキャサリン・ゼタ・ジョーンズがいい!!バンデラスのアクションもさえるし、ホプキンスの渋さも輝っててそれぞれの見せ場がキマってる。『怪傑ゾロ』自体は90年も昔の映画だが、この神出鬼没な義賊の魅力は色あせない。やがてはバットマンへと続くヒーローだ。スピルバーグがリメイクしたがった訳もわかる気がする。この懐かない馬、トルネードが何か良いね。ただひとつ、生首のビン詰めはあまりにも気持ち悪すぎ。それを飲むなよ! |
2009.11.29記 |
タイトル | ムーラン |
出演(声) | ミンナ・ウェン/エディ・マーフィ/B・D・ウォン/ミゲル・ファーラー/パット・モリタ/ジョージ・タケイ/ハーヴェイ・ファイアスタイン/スーン=テック・オー/ジェームズ繁田 |
監 督 | バリー・クック/トニー・バンクロフト |
ストーリー | フン族の軍勢に苦しむ戦乱の中国。皇帝は各家から一人の兵士を出すように命じる。ムーランは、老いた父親に代わって軍に兵士として加わることを決意。髪を切り名前をビンと変え、勇猛な兵士に変装する。ムーランは過酷な訓練を経て、戦場で目をみはる大活躍を繰り広げる。 |
評 7 | ついにディズニーがアジアに目を向けた異色作。中国の京劇『花木蘭』を題材にし、なんともオリエンタルな臭いを醸し出す作品に仕上がっている。ディズニーのキャラ設定では、ミッキーにはドナルド、ピーターパンにはティンカーベルと、必ず主役の隣にアドバイス役な騒がし屋が登場するが、本作の赤龍ムーシューがまた好演。声を務めたエディ・マーフィーの腕もあるかもしれない。お得意のプリンセスものなので女子ウケもそこそこ良いと思うのだが、興行はいまいちだったようだ。これはフン族討伐隊の1人のデブの名“チェン・ポー”が女の子には不評だったからじゃないかと勝手に思う。 |
2014.4.27記 |
タイトル | ムッソリーニとお茶を |
出 演 | シェール/ジュディ・デンチ/ジョーン・プラウライト/マギー・スミス/リリー・トムソン/チャーリー・ルーカス/ベアード・ウォーレス/マッシモ・ギーニ |
監 督 | フランコ・ゼッフェレッリ |
ストーリー | 1935年、イタリアのフィレンツェにレディ・ヘスターをリーダーとする英国夫人たちのグループがあった。孤児院を脱走した幼いルカはメアリーに託され、ここで育てられた。彼女たちから愛と芸術のすばらしさを教えられたルカは、やがて紳士に成長する。が、その頃イタリアにはファシズムが台頭していた。 |
評 8 | 「ああ、弟よ、君を泣く、君死にたまふことなかれ、末に生まれし君なれば、親のなさけは勝りしも、親は刃(やいば)をにぎらせて、人を殺せと教えしや、人を殺して死ねとて、24までをそだてしや」 与謝野晶子が日露戦争で旅順に向かう弟を憂い詠った詩『君死にたまふことなかれ』である。男の政治が引き起こした戦争で振り回される女性は時代、国を問わず不幸である。しかし、むしろ単純に戦争に対する嫌悪を気丈に示せる女性の存在が、抑止につながるのかもしれない。だからレディ・ヘスターの気位の高さには感心した。ところで、エルサはピカソ好きだけど、なんとなくモディリアーニの描く女性に似てる。 |
2008.8.10記 |
タイトル | メジャー・リーグ3 |
出 演 | スコット・バクラ/コービン・バーンセン/デニス・ヘイスバート/石橋貴明/ジェンセン・ダジェット/エリック・ブラスコッター/ボブ・ウェッカー/テッド・マッギンレー/ウォルト・ゴギンズ |
監 督 | ジョン・ウォーレン |
ストーリー | ベテラン・ピッチャーのガスは、最低最悪の球団サウス・キャロライナ・バズの監督を引き受けることになる。選手をひとめ見てダメだと悟ったガスは、元インディアンスの優勝メンバーを呼び寄せることを思いつく。彼らの影響で、選手たちを発奮させ潜在的な能力を開花させようという魂胆だ。だが、集まったかつての仲間は奇人変人ばかりだった。 |
評 4 | 野茂英雄「こんな続編いるの?1作目で地区優勝、2作目でワールドシリーズ制覇したのに、なんでここに来てマイナーリーグなんだ?」藪恵壹「こんな体たらくだと日本のどこぞの球団を思い出しちゃうよ。図らずもバズが黄色と黒のイメージカラーがカブってるし」佐々木主浩「タカ・タナカ、ペドロ・セラノ、ルーブ・ベイカーと、前作までのサブキャラ並べても、やっぱ、完成度はいまいちだぜ」新庄剛志「いやいや、石橋貴明さんだけはこの頃まさしく“ゼッコーチョー”で、ほんとに富士山までぶっ放しそうだよ。このテンション、負けられないね」長谷川滋利「でもさ、クライマックスで、ランナーだったはずのタカはどこへ消えたんだ?」工藤公康「そういえば、ここに居るはずの伊良部もどこ消えたんだ?」(ご冥福お祈りします・・・) |
2011.7.31記 |
タイトル | メリーに首ったけ |
出 演 | キャメロン・ディアス/マット・ディロン/ベン・スティラー/リー・エヴァンス/クリス・エリオット/リン・シェイ |
監 督 | ボビー・ファレリー/ピーター・ファレリー |
ストーリー | メリーは、キュートでやさしくて明るくて頭も良くてかっこいい女子高生。彼女を想うテッドは髪も服もダサい男の子。でもメリーの弟を助けたことがきっかけで。卒業パーティーに招かれる。が、そこで悲惨な目にあう。それから13年、彼女を想い続けたテッドは、消息不明であったメリーの居所を突き止め、マイアミへ飛び立った。 |
評 7 | けっこう下ネタ満載。●ーメンをムース代わりにキャメロンが髪の毛立てちゃう所は、さすがに吹き出してしまった。アイドル時代のキャメロンの魅力全開、本当カワユかった!・・・とは言えソフトバンクのCMに予想外の登場したのを見た時、その変わらぬ美貌に改めて驚きました。もっともそのCMで、途中から「¥0」の表示が出たのに、しばらくして消えたのも驚いたけど・・・。(大人の事情があるんだよ!) |
2007.1.28記 |
タイトル | モンタナの風に抱かれて |
出 演 | ロバート・レッドフォード/クリスティン・スコット・トーマス/サム・ニール/ダイアン・ウィ−スト/スカーレット・ヨハ−ソン/クリス・クーパー |
監 督 | ロバート・レッドフォード |
ストーリー | 13歳の少女グリースは乗馬中の事故で親友と右足を失い、人生に深く絶望していた。また彼女の愛馬ピルグリムも、事故のショックで人間になつかない暴れ馬になっていた。グレースの母親アニーは、娘の心を回復させるにはピルグリムの全快が必要だと考え、馬を癒す特殊な能力を持つ伝説のカウボーイ、トム・ブッカーのいるモンタナへ、娘と馬を連れて向かった。 |
評 5 | 実は私、午年(うまどし)生まれ。自立心が強く既成概念にとらわれず、強情で無鉄砲な性格だそうだ。手前味噌ではないが、確かに馬のその勇壮な姿には威風堂々たる鋭気を感じさせるものがあるかも知れない。さて作品は、都会を勝ち抜くため自己中になった母親が、大自然の中で心が洗われていく様はほほえましく思えたが、人の心を取り戻したら夫以外の男に心変わりする場面で女性の本質を見たような気がした。でもまだ純粋な頃のスカーレット・ヨハンソンに出会えたことで救われたかな。 |
2007.7.8記 |
タイトル | ユー・ガット・メール |
出 演 | トム・ハンクス/メグ・ライアン/グレッグ・キニア/パーカー・ポージー/ジーン・ステイプルトン/スティーヴ・ザーン/タブニー・コールマン/ジョン・ランドルフ/デイヴ・チャペル/ハリー・ハッシュ |
監 督 | ノーラ・エフロン |
ストーリー | キャスリーンは小さな絵本の店を経営していた。彼女は「ショップガール」というハンドルネームを持ち、顔も知らない「NY152」というハンドルネームの男性とメールのやり取りをすることを楽しみにしていた。彼女の店の近くに大手の本屋チェーンがオープンし、その経営者ジョーとキャスリーンは顔をあわせると喧嘩ばかりしていた。しかし実はジョーは「NY152」であった。 |
評 2 | 262:名無しさん:2008/5/18(日)20.18.12 ID hiyffzS1kf 「ピポバポ、ピー、ガーー」っていうプロコトルの音が妙に懐かしいよね。 263:トム・パンクス:2008/5/18(日)20.18.25 ID lov5rr25gi ここでは本の安売りをしてるね。日本じゃ再販制度っていうのがあるから出版社が決めた売価は変えられないんだ。 ピンと来なかった人もいるんじゃないかな? 264:名無しさん:2008/5/18(日)20.18.31 ID 22kkvyto2L 『ゴッド・ファーザー』の名シーンをバラすんじゃねぇ!氏ね!! 265:メグ・リアエン:2008/5/18(日)20.18.56 ID ret5hA5KO >>263 へえ、そうなんだ。でもまあ、予想つきやすいありきたりのストーリーで面白くなかったから、どうでもいいわ。 |
2008.5.18記 |
タイトル | ラストゲーム |
出 演 | デンゼル・ワシントン/レイ・アレン/ミラ・ジョヴォヴィッチ/ロザリオ・ドーソン/ゼルダ・ハリス/ビル・ナン/ジョン・タートゥーロ/ロネット・マッキー/ネッド・ビーティ/ジム・ブラウン/レナード・ロバーツ/ヒル・ハーパー/ジョセフ・ライル・テイラー |
監 督 | スパイク・リー |
ストーリー | ジーザスは才能あるバスケットボール選手で、高校の卒業を控えて大学へ行くか、NBAに入団するか悩んでいた。そんな彼の前に、父親ジェイクが現われる。ジェイクは、母を死なせた罪で刑務所に入っていたが、一週間の期限で出所してきたのだった。ジーザスは激しく反発する。 |
評 5 | 「ユウちゃん、ついにプロに入ったな」「あー、でも、分からないことばかりなんで、よろしく頼みますよ。先輩」「何言ってんだよ。タメだろ。でもあの頃何だって大学に行くことにしたんだ?わかった、あれだ。ボインな女の子二人世話してもらったとか。やっぱ持ってる”奴は違うよな」「そんな訳あるかよ。この映画じゃあるまいし。それよりプロになったらアイドルと付き合えるんだろ」「うるせぇよ!でも確かにこの映画、変なとこ多いよな。奥さん殺したっていうけど、どうみても事故なのに刑期長すぎだし」「おっ、まともなこと言うね。やっぱマー君、普通の子”なのか」「もう怒った!お前、ワン・オン・ワンで勝負するか」「おい、俺ら本業は野球だろ」 |
2011.1.9記 |
タイトル | ラストサマー2 |
出 演 | ジェニファー・ラブ・フューイット/フレディ・プリンゼ・Jr/ブランディ/メキー・ファイファー/マシュー・セトル/ミューズ・ワトソン |
監 督 | ダニー・キャノン |
ストーリー | 前作から1年−。大学で2年目の夏を迎えたジュリーは、まだ1年前の事件に怯えていた。そんな彼女を見かねたルームメイトは、気晴らしに彼女をバハマへと誘う。だがシーズンオフの孤島で、またもや彼女たちの周囲で不気味な出来事が起こりはじめる。 |
評 |
いきなり前作の引きを夢オチで落とすんじゃない!!全体的に前作を引き継ごうするにしては非常に無理ありすぎる。脚本がまるっきし練れてないとしか思えない。ラストで、一人娘を亡くしたことが殺人鬼になったという原因を根底から覆す展開には唖然とした。この際、ネタバレさせちゃうけど「ベンソン=Ben son」って何じゃ!?それから、誰もがそうだと思うが、ブラジルの首都ぐらい「T still know」 |
2008.6.29記 |
タイトル | ラスベガスをやっつけろ |
出 演 | ジョニー・デップ/ベニチオ・デル・トロ/トビー・マグワイア/キャメロン・ディアス/クリスティナ・リッチ/マーク・ハーモン/エレン・バーキン/フリー/スティーヴ・シリッパ |
監 督 | テリー・ギリアム |
ストーリー | スポーツ記者のラウル・デュークと、サモア人で弁護士のドクター・ゴンゾー。彼らはバイクレースの取材のため、トランク一杯に「治療薬」と称したあらゆるドラッグを詰め込み、一路ラスベガスへ。超一流ホテルのスウィートルームに到着した彼らは、取材そっちのけで、早速ドラッグ三昧。ホテルを荒らしまくってやりたい放題する。 |
評 2 | J-WALK中村「なんか、テリー・ギリアム流『裸のランチ』って感じだね」酒井法子「クリスティナ・リッチって、これでもジョニー・デップと共演してるのね」高相祐一「腐れ縁かもしれないね。だからさ、法子・・・」中村俊太「それにしてもこの役者根性すごいよね。わざわざジョニーは頭を剃って、ベニチオ・デル・トロは20sも太ったんだってさ」田代まさし「確かに俺も頭禿げたけど、普通ドラッグって体重減るもんなんだけど」小向美奈子「ところで、友情出演かなんか知らないけど、キャメロン・ディアスの出演いる?私みたいに脱ぐわけでもないのに」押尾学「お前らうるせぇーよ。それよりなんで俺はこうも裁判員にいじめられるんだよ!!」 [ドラッグは犯罪です!] |
2010.12.5記 |
タイトル | らせん |
出 演 | 中谷美紀/佐藤浩市/佐伯日菜子/松嶋菜々子/真田広之/鶴見辰吾 |
監 督 | 飯田譲治 |
原 作 | 鈴木光二 |
ストーリー | 息子を海の事故で亡くした医師・安藤は自信も死ぬことを考えていた。そんなとき、死んだ友人・高山を司法解剖をすることになる。彼の体内から謎の暗号が発見された。そして高山の恋人・舞から高山はビデオテープに殺されたと告げられる。そんな折、安藤に高山の元妻・玲子が息子と共に交通事故で死んだとの連絡が入る。 |
評 2 | せっかくの『リング』の戦慄をどうしてそっちにもってっちゃうの。「ビデオのDNAデータを網膜が受け取って体内にウィルスを再構築する・・・」とかなんとかムリヤリ科学方程式に置き換えて、行き着いた先は荒唐無稽のパラレルワールド。ホラーをSF化したせいで、恐怖が半減してしまいました。絶対失敗だって。でも純真少女からアバズレまでこなした中谷美紀に大女優の片鱗が見えるところは収穫かな。 |
2007.3.11記 |
タイトル | ラッシュアワー |
出 演 | ジャッキー・チェン/クリス・タッカー/エリザベス・ペーニャ/トム・ウィルキンソン/フィリップ・ベイカー・ホール/マークロルストン/ツィ・マー/ケン・レオン/クリス・ペン/ジュリア・スー/ジョージ・チェン |
監 督 | ブレット・ラトナー |
ストーリー | ロサンゼルス在駐の中国領事のハンの娘スー・ヤンが誘拐されるという事件が発生。ハンは香港からエリート刑事リーを呼び出すが、捜査を進めるFBIにとって彼は邪魔な存在だった。そこで、ロス市警のお騒がせ刑事カーターを彼のおもり役を付けて捜査から遠ざけようとする。最初は反目し合っていたリーとカーターだったが次第に二人は結束し、やがて意外な黒幕を突き止める。 |
評 9 | クリス・タッカーの絶口調に、期待通りのジャッキーのアクション。いわゆる二人のコンビネーションなるものは、まだ見えてこなかったが、黒人と東洋人それぞれの持ち味が十二分に発揮されている。最後に互いに理解しあうところはさわやかな感動だった。ジャッキーはこれでハリウッド進出を果たした。だけど、クリス・タッカーってこれのほかヒット作が出てこないね。それから一つ知ったのはラップで言ってる“YO!”って“YOU ALL”って意味だったのか。 |
2008.8.3記 |
タイトル | 乱気流 グランド・コントロール (キーファー・サザーランドINエアポート24時) |
出 演 | キーファー・サザーランド/ケリー・マクギリス/ロバート・ショーン・レナード/クリスティ・スワンソン/マイケル・グロス/マーガレット・チョー/チャールズ・フライシャー/ファラ・フォーク/ブルース・マッギル/ジョン・ベネット・ペリー |
監 督 | リチャード・ハワード |
ストーリー | 雷雨のため、ロサンゼルス空港が使えなくなり、多くの航空機は臨時着陸場としてフェニックス空港へ向っていた。だが、滑走路はすぐに満杯になり、やがて飛行機同士の接触事故が発生しはじめる。同時に空港の機能が完全に麻痺。時を同じくして、上空に待機するジャンボ機内でも事故が発生し、墜落の危機が訪れる。 |
評 |
なんなんだこれ!?『乱気流』のタイトルでありながら“嵐”の存在がさっぱり見当たりません。そしてほとんどが暗がりの管制官の室内だけで話が進行していくもんで画の変化にまるっきり面白みはありません。低予算だったのかもしれませんが、そのチープさを必死にカバーしようとするキーファー・サザーランドさんの演技が涙ぐましい。結果、彼に努力むなしくダメ映画となりました。・・・ところが『24』で彼が大人気になったきっかけでDVDで復活。そのタイトルも『キーファー・サザーランドINエアポート24時』。便乗商法にも程があるわ!! |
2010.10.3記 |
タイトル | リーサル・ウェポン4 |
出 演 | メル・ギブソン/ダニー・グローヴァー/ジョー・ペシ/レネ・ルッソ/クリス・ロック/ジェット・リー/ダーレン・ラヴ/トレイシー・ウルフ/デイモン・ハインズ/エボニー・スミス/スティーヴ・カーン |
監 督 | リチャード・ドナー |
ストーリー | ロス市警刑事のリッグスとマータフは、同僚刑事のローナがリッグスの子を身ごもっていること、マータフの娘リアンが妊娠していることを相手から知らされる。それから9ヶ月後、リッグスたちは中国人の密入国船事件を追い、チャイナタウンの犯罪王ベニー・チャンが絡んでいることを突き止める。しかし、そこにはさらなる黒幕として、チャイニーズ・マフィアの存在があった。 |
評 9 | 1作目から11年。メル・ギブソンも老けたなぁ。アクションにキレがなくなったのは目にも明らか。でも「念じろ!俺たちは年じゃない!」と自噴して、躍起になってムチャする様に逆に感動。それに、これがハリウッド進出1作目になるジェット・リーの勇姿がすばらしい。この後、高く飛躍していく片鱗を覗かせます。しかし、まだCGを重ねる撮り方に慣れていない時代らしく、燃えさかる家の中で皆んな大声で叫び合っています。でも私としてはそれより、敵の中ボスがアラーキーに似てる方が気になった。 |
2010.4.4記 |
タイトル | リトル・ヴォイス |
出 演 | ジェーン・ホロックス/ユアン・マクレガー/ブレンダ・ブレシン/マイケル・ケイン/ジム・ブロードベント/アネット・バッドランド/フィリップ・ジャクソン |
監 督 | マーク・ハーマン |
ストーリー | 父親が死んでからずっとひきこもっている少女は、小さな声でボソボソ喋り、しかも無口であったために、母親からLV(リトルヴォイス)と名づけられてからかわれていた。そんな彼女には意外な才能があった。その才能に気がついた大人たちは大きなビジネスチャンスだと考えて色めき立つ。 |
評 4 | イギリスで大ヒットしたミュージカルを映画化したのもので、このジェーン・ホロックスはその舞台でもLV役を務めた子です。彼女の歌声の透明感は感心に値はするのだけれど、彼女の魅力が浮き上がってこない気がした。下品で最悪の母親やら、彼女に想いを寄せるユアン・マクレガーやらで脇を固めたつもりだろうがそれでもキャラが弱いのは否めなかった。ミュージカルなのに彼女は歌うのはステージの上だけなのも気に入らなかったし、おまけに最後にレイがやけくそで歌うのは正直これは要らなかった。 えっ、小っちゃくて読めない?“リトル・ヴォイス”ってこういう意味じゃないっけ? |
2014.9.7記 |
タイトル | リプレイスメント・キラー |
出 演 | チョウ・ユンファ/ミラ・ソルヴィノ/マイケル・ルーカー/ケネス・ツァン/ユルゲン・ブロフノウ/ティル・シュヴァイガー/カルロス・ゴメス/ダニー・トレホ/A・J・マートン |
監 督 | アントワーン・フークア |
ストーリー | 極悪非道なチャイニーズ・マフィアのボス、ミスター・ウェイに家族を狙われ、命じられるままに殺しを繰返す凄腕のヒットマン、ジョン・リー。ある日、ウェイの息子が警察に射殺され、その報復としての殺しの依頼がジョンの元へ舞い込む。ターゲットはウェイの息子を射殺した刑事ではなく彼の幼い息子。しかも「刑事の目前で暗殺せよ」というこれまでにない残忍なものだった。 |
評 5 | 『男たちの挽歌』で人気絶頂のチョウ・ユンファのハリウッド進出初作品です。トレードマークの二丁拳銃でいつもより余計にぐるぐる回ってます。調子コイてるなあ、と思ったのですが、実はこの映画の前までの約2年間B型肝炎で闘病生活を送っていたそうです。劇的な復活だったんですね。ってか、かくいう私は今リアルタイムに急性の50肩(四捨五入)で大変なのでございます。キーボードを打つたび激痛が走り、昨日今日明日の三連休のせいで病院も行けず、まさに生き地獄であります。頼む!俺にも佛光寺の線香の灰を肩にかけてくれ! |
2015.7.19記 |
タイトル | リング |
出 演 | 松嶋菜々子/真田広之/中谷美紀/沼田曜一/竹内結子/佐藤仁美/松重豊/伊野尾理枝 |
監 督 | 中田秀夫 |
原 作 | 鈴木光司 |
ストーリー | テレビ局のジャーナリスト、浅川玲子は、4人の若い男女がまったく同じ時間に突然死するという不思議な事件に気づいた。亡くなった女生徒の友達は、4人は別荘で呪いのビデオを一緒に見て、1週間後に死んでいったと言う。別荘を突き止めた玲子は、その部屋で引き込まれるようにそのビデオを見てしまう。 |
評 8 | クロサワ以来、再び日本映画の実力を世界に見せ付けた作品。“無くなる死の恐怖”より“無くならない呪の恐怖”。この怖さを世界が認めたのは非常に喜ばしい。「貞子」のキャラが立って今じゃ何ともないですが、最初観たときはマジ、ヤバかった。“不幸の手紙”が流行った頃を知ってるから、なおさらでした。尚、このHPを見た人は不幸になります。逃れたい人は7日間以内に他の人にも見せてください。 |
2006.10.29記 |
タイトル | ルール |
出 演 | ジャレッド・レトー/アリシア・ウィット/レベッカ・ゲイハート/ジョシュア・ジャクソン/ナターシャ・グレグソン・ワグナー/ロレッタ・デヴァイン/タラ・リード/マイケル・ローゼンバウム/ダニエル・ハリス/ジョン・ネヴィル/ロバート・イングランド/ジュリアン・リッチングス |
監 督 | ジェイミー・ブランクス |
ストーリー | ニューイングランド州のペンドルトン・カレッジ。民俗学のウェクスラー教授は人々の間に口コミで伝えられてきた都市伝説の講義を行っていた。「ベビーシッター中にかかってくる脅迫電話は家の中からかけられている」「真夜中にノーライトで走る車にハイビームで注意すると追いかけられて殺される」、こうした都市伝説にはルールを知らないものへのお仕置きの意図が隠されているという。そして、街ではそんな都市伝説の通りに次々と殺人事件が発生し出した。 |
評 4 | 「♪噂を信じちゃいけないよ。みんなの心はゲスなのさ。いつでも他人の不幸見て、生きているのが好きなのさ。今夜は真っ赤な嘘をつき、器量のいい子を騙そうか?それともやさしいあの人に凍る恐怖をあげようか。ああ、マジになる。ああ、信じてる。殺したわけは噂次第なの。ああ、根も葉もない、ああ、都市伝説。もうどうにもとまらない」 |
2011.1.30記 |
タイトル | レッド・バイオリン |
出 演 | サミュエル・L・ジャクソン/カルロ・チェッキ/イレーヌ・グラジオリ/クリストフ・コンツェ/ジャン=リュック・ビドー/グレタ・スカッキ/ジェイソン・フレミング/シルヴィア・チャン |
監 督 | フランソワ・ジラール |
ストーリー | 1681年のイタリア。出産で妻子を失った悲しみから、ある職人が生み出した赤いバイオリン。やがてオーストリアの修道院に渡ったバイオリンは、その後様々な時代、人々の運命の中を渡り歩き、現代のモントリオールのオークションに出品される。 |
評 1 | ブルック「ヨーホホホホホホホホ。“呪いのバイオリン”・・・ですか。こういう話、昔からよく聞きますね。ノルウェーのベルゲン美術館にある“チェリーニのバイオリン”と呼ばれるものは、手にした者が気が狂ったり、不慮の死を遂げたりしたそうです。音楽を愛する私も身の毛がよだちますね。もっとも私には“毛”があっても“身”はないんですけどね。ヨーホホホホホホホホ・・・。それにしてもあのイギリスの青年は暴力的で困ったもんですね。女性には常に優しく振舞わねば。私だったら紳士的にこう言いますよ。『おパンツ見せてください』って。ヨーホホホホホホホホ・・・」 |
2012.4.29記 |
タイトル | RONIN |
出 演 | ロバート・デ・ニーロ/ジャン・レノ/ナターシャ・マケルホーン/ステラン・スカルスガルド/ショーン・ビーン/スキップ・サダス/ジョナサン・プライス/ミシェル・ロンズデール/カタリーナ・ヴィット/フェオドール・アトキン |
監 督 | ジョン・フランケンハイマー |
ストーリー | 各国の諜報機関をリストラされた5人の元スパイが、パリに集められた。雇い主も目的も謎のまま、ニースのホテルにいるターゲットから銀色のケースを盗み出すのが、彼らの仕事だ。武器調達の局面で思わぬ襲撃にあうなどアクシデントに見舞われながら、なんとかニースまで駒を進めた男たち。しかし、チームのひとりに裏切り者が出現し、盗み出したケースは行方不明になる。これを取り戻すべく、アメリカ人のサムと、フランス人のビンセントは、結託して動き出す。 |
評 8 | 冷戦が終わりリストラされたスパイの話は『ミッション・インポッシブル』だけじゃなかった。お役御免になってもプロ精神を保ち続けるところに“武士道”を重ねているのだろう。この考え方には、私は日本人として感慨深く思えた。戦国ジオラマに凝ってる医者が赤穂浪士を話し出した時は、“侍魂”はむしろ外国人の方が理解しているのではないかとも思えた。しかし、アクションはド派手。マシンガンは乱れ撃ち、バズーカまでぶっ放す。特にカーチェイスは見もので、狭いパリの街を縦横無尽に走り回ります。この辺は“静”を重んじる日本流ではないんだ。 |
2010.8.8記 |