「狭山事件」をみんなで考えましょう。そして公正な裁判を実現しましょう。


■狭山新100万人署名・オンライン署名■




再審を訴える石川一雄さんと妻早智子さん



曹洞宗は「人権・平和・環境」をスローガンとして布教活動をしています。 そしてそれに基いて種々の学習や研修がおこなわれています。埼玉県狭山市でおこなわれ た青森県宗務所「狭山市現地研修会」にこのたび参加して、いわゆる「狭山事件(さやまじけん)」に関して いかに日本の司法は歪み人権をないがしろにしていることか・・ということを痛感しました。日頃、布教活動 に於いて人権を唱えながらも、心中にはいつのまにか差別思想である「本覚思想」がはびこり、いつも「曖昧さ」と 「もどかしさ」を引き摺っていた私にとって研修の行われた2000年11月2日は大きな衝撃と啓発の日となりました。 「狭山事件」によって私はやっと仏教者になることができました。
みなさんもこのページを通して「狭山事件」を考え、そして・・・命の尊さと、 懸命に戦う石川さん御夫妻の姿に人間が自己の尊厳をかけて生きることの真の勇気を感じてもらえれば幸いです。
多忙中にも拘わらずお話をいただいた石川一雄様、美味しいコーヒーを だしてくれた優しい奥様早智子様、37年前、当時高校生だった被害者中田善枝さんが殺害されたと言われる5月1日 の雨を思わせるソボ降る雨の中で現地研修をしていただき、明快な講義をしていただいた 部落解放同盟中央本部安田聡様に心からお礼申し上げます。
・・・中田善枝さんの御霊が1日も早く安らぎますように ・・・




「狭山事件」とは・・・

裁判の経緯

真実はひとつ

人権は21世紀のテーマ

石川一雄さんからの手紙




3月24〜26日、自分の無実を訴えるために、兵庫に行った時のことです。 25日朝方ハミングが聞こえました。何だろう?と一雄さんの顔をのぞくと、とてもうれしそうな顔をして何か口ずさんでいました。 こんなことはいままで始めてのことだったので「一雄さん、一雄さん」と呼ぶと、目がさめました。「どうしたの」と聞くと、「刑務所の中にいると看守が『外へ出てもいいよ』と言った。『ほんとですか』と喜んで外に出て歩いていくと、そこは広い広い野原だった。あまりにうれしくて、歌を歌ってた。何の歌だったんだろう」と一生懸命思い出そうとしていましたが、思い出せなかったようでした。  そんなに楽しかった夢なら起こさなければよかったと思いました。 多分冤罪が晴れて身も心も自由になった夢だったんでしょう。“本当の自由を取り戻したい”そういう思いで一雄さんは毎日を生きています。

(「冤罪 狭山事件」から『ゆめ』)




当ページ作成にあたり

石川早智子さんの「冤罪 狭山事件」

部落解放同盟中央本部関係資料

曹洞宗宗務庁人権擁護推進本部関係資料

を主に参考にさせていただくとともに、
ネット上に公開されている情報も併せて使用させていただきました。
各位には心からお礼申し上げます。
使用に関して万一不都合のある場合はご連絡ください。

■参考HP■
部落解放同盟東京都連合会
狭山再審市民集会実行委員会

■お願い■
狭山事件を考える青森県住民の会



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