東北自然保護団体連絡会議
要望書、「白神プラン」を青森県に提出
管理計画見直しなど提言

 東北自然保護団体連絡会議など七団体は11月27日、白神山地の保護の在り方について「自然、人間、文化を一つに考えた管理計画にすること」「現行の入山許可制を届け出制にする」など6項目の提言からなる「白神2000プラン」を(青森)県に提出した。
 同プランは、先月鰺ヶ沢町で東北各県の自然保護団体関係者ら約150人が参加し開いた「第21回東北自然保護の集い」で決議。世界遺産核心地域の入山規制問題での合意はならなかったが、管理計画見直しを行政に働き掛けることで初めて一致した。
 同プランは、白神山地の現状を「世界遺産登録がなされ保全が確立されたかに見えるが、来訪者が増える中で決して本来望まれた状況でない」と指摘。その上で@世界遺産地域を含めた白神山地全体を見通し、自然、人間、文化を一つに考えた管理計画にするA遺産地域の管理は、行政側だけでなく、住民や自然保護団体などを加えた話し合いで進めるB地域住民が持っていた入会権を回復させ、入山の障害になっている奥赤石林道のゲートを移設するC入山許可制度を指導の行き届くかたちの入山届け出制にD県のビジターセンターなどの施設を白神山地と来訪者の交流・学習の拠点に−などと提唱している。
 同連絡会議は今後、東北森林管理局青森分局、環境庁東北地区自然保護事務所などにも要望書を提出する。
東奥日報 2000.11.28

上記新聞記事には、要望書の提出元に一部誤認(東北自然保護団体連絡会議など七団体)がありますが、そのまま掲載しました。
以下の要望書は「東北自然保護団体連絡会議」として提出したものです。

以下が提出された要望書です。


平成12年11月  日
 
  関 係 機 関 殿
 
               東北自然保護団体連絡会議 代表世話人団体
                青森の自然を守る連絡会議 会長代行 鹿内 博
               秋田県世話人団体 秋田県自然保護団体連合
               山形県世話人団体 出羽三山の自然を守る会
               福島県世話人団体 高山の原生林を守る会
               宮城県世話人団体 仙台のブナ林と水・自然を守る会
               岩手県世話人団体 岩手自然の会
 

白神山地の保護と管理計画に関する要望書

 
 先の平成12年10月14日・15日と青森県鰺ヶ沢町で開催された、第21回東北自然保護のつどい鰺ヶ沢大会において、「白神山地の保護と管理計画」をテーマにシンポジュウムが開催されたことは、貴職においても新聞・テレビ報道や関係部局からの報告等でご承知のことかと思います。
 特に、白神山地の保護管理計画のあり方については、東北ばかりではなく全国に波及しかねない重要な問題であるために、東北自然保護団体連絡会議が主催する「東北自然保護のつどい」において、一昨年から全般的な討議を進めてきました。
 その中で、今回青森・秋田を含めた東北の自然保護団体の総意として、白神山地の保護のあり方を別添の大会決議「白神2000プラン」とまとめ、右提唱いたしました。
 これについては、自然保護団体の足並が揃ったものとして、内外に強い関心を持って受け止められたことは、お聞きおよびのことと思います。
 白神山地の保護に関わる貴職にも、白神山地のブナ原生林を世界に誇りうる自然遺産とするため、別紙6項目について改善されるよう強く要望するものです。
 
別添 大会決議−白神2000プラン
   財団法人日本自然保護協会沼田真会長メッセージ

要望書提出先
 青森県知事(11/27)、白神山地世界遺産地域連絡会議(11/30)、東北森林管理局青森分局(11/28)、環境庁東北地区自然保護事務所(11/30)
林野庁長官(12/19)、環境庁長官
(12/19)、文化庁長官(12/19)
 
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