りんごは一つの頂芽に5から6の幼果がつきます。
それを成育の早い中心の幼果を残して、摘み取っていきます。
さらに4つの頂芽の中から健全な成育を示しそうな幼果を1つだけ残します。
この作業を摘果(てっか)作業と言います。りんごの作業の中では、一番人手のかかる作業で、10a50時間くらいは要します。
これは我が国で好まれる大きさのりんごを造るために、非常に大事な作業です。
また、この作業により樹の負担が軽くなり、隔年結果を防ぎ、連産ができるようになります。さらに養分の競奪を防ぎ、美味しいりんごができるのです。
薬剤による方法もありますが、補助的に行われるもので、人手作業が主力です。
目的とする果実の大きさが違うと言うこともありますが、外国では薬剤によることが主力で人手が補助です。我が国のりんごと大きく異なるところです。