当園の交配は主力はマメコバチですが、小規模の圃場などには人工受粉を実施しています。
りんごは通常は他の品種の花粉でないと結実しません。(ただし例外もあります)
そのためりんご園は受粉が可能な品種が混植されています。ただ、面積の小さい圃場は作業性などを考え、単一品種を植えています。
混植されている圃場はマメコバチが活躍しますが、単植の圃場では人工受粉をしています。
20年くらいまではこの作業が、もっとも大事な作業とされて、中学生や自衛隊まで導入したこともありましたが、マメコバチの普及によりそのようなことが無くなりました。
当時は一つ一つの花に綿棒を使用して受粉していましたが、最近ラブタッチという電池式の受粉機が開発され、使用しています。
確実性はありませんが、作業性は抜群に良く、喜んで使用しています。