袋かけ作業です。
本来は、害虫防除のため明治時代後半に考え出されたものですが、現在は着色の向上と貯蔵性の向上のため実行されています。
一人の作業者で1日2,500枚くらいの袋かけをします。この栽培方法を有袋(ゆうたい)栽培と言います。
この作業は必ず秋の除袋作業が伴います。これらの作業を総合すると1個に7円くらいのコストがかかります。ロスを入れると10円くらいでしょうか。
また、有袋栽培で栽培されたりんごは、貯蔵性が増し着色も良くなりますが、果実の日光を遮って栽培するため、どうしても糖度が低くなります。
そこで最近は、袋を掛けないで栽培する無袋(むたい)栽培の必要性が叫ばれています。
当園では、大部分を無袋栽培していますが、ジョナゴールドの一部とむつは有袋栽培をしています。画像はジョナゴールドの袋かけです。