令和7年度 ご挨拶
日頃より本土地改良区の業務運営に対し、格別の御理解、御協力を頂き厚く御礼申し上げます。
国では、農政の根幹である改正食料・農村基本法において、農業生産基盤の「保全」に必要な施策を講じることを明記し、土地改良区の運営基盤強化を図ることとしております。また基本法の改正を踏まえた土地改良法の見直しが進められ「スマート農業や需要に応じた生産に対応した基盤整備」「農業生産の基盤の保全管理」「防災・減災、国土強靭化」などの事業が更に推進されることに大きな期待が寄せられております。これらを踏まえ、農業農村整備事業予算は、令和六年度補正予算二千三十七億円と令和七年度当初予算四千四百六十四億円を合わせまして、六千五百億円確保されました。
一方で、近年の土地改良区を取り巻く情勢は、電気料や燃油、建設資材の高騰、人口減少による地域力の低下など様々な課題に直面し、組織運営の適正化や体制強化が求められているところです。
このため、青森県が進める「農林水産力」強化パッケージに基づき、農作業の省力化や生産コストの低減を図る農地の大区画化、高収益作物への転換を可能とする排水改良や暗渠排水など、水田のフル活用に向けた基盤づくりの推進を強化してまいります。
国営かんがい排水事業、国営総合農地防災事業、県営ほ場整備事業を進めながら地域農業発展を目指していく所存です。最後に組合員皆様のご健勝とご多幸を祈念申し上げご挨拶といたします。