U.生き物調査(平成22年9月29日)
今回は、高根地区4号承水路で、薄市小学校5、6年生のみなさんと生き物調査を行ないました。その他、薄市小学校の先生方、薄市町内会、下高根町内会、青森県、中泊町、水土里ネット青森、水土里ネット小田川、水土里ネット十三湖の皆様の多数ご参加いただきました。

 

1.あいさつ 西北地域県民局地域農林水産部 山 田 農村整備調整監
今回の水質調査及び生き物調査は、中里高校周辺水路にて開催しました。
 始めに西北地域県民局地域農林水産部 山田農村整備調整監より今回の生き物調査について、ご挨拶をいただき、その後、薄市小学校のみんなで記念撮影しました。

 結果として水路の水質は、家庭排水も流入しているのにもかかわらず、PHでは中性、CODでは水路の見た目とは違い、極端な汚れは、さほどない結果が出ました。ある児童が「じゃあ、この水飲めるね。」と言っていたのが印象的でした。
 また、上の写真のヒシのような植物や、タニシなどの生物も見られましたが、魚類は発見できませんでした。そこで、次の場所へ移動しました。

(ハイ!バター!じゃなくて、ハイチーズ!)

(あいさつを述べる山田農村整備調整監)

   
みんな水路に落ちないように!   パックテストに水を吸わせて、振ってみます!
   
 さて、どのような色になったかな?  これはナニ?ヒシという沼などに生える植物 の実で、食べれます。
おっきい魚とるぞー!
   
   
   
 さあ、どんな生き物がいるかな?  みんなで協力して網を引っ張ります!
   
なんだこりゃ?!  両方から網で、はさみうち! 
   
 どんな生き物が真剣に確認します!  この魚ナニかな?そうだな・・・
   
 これは、タモロコかな?  直接、生き物に触り、感触を確かめます。
・オオクチバス 3匹 ・ギンブナ   2匹 ・ヘラブナ   3匹 ・ウグイ    10匹 ・タモロコ   40匹 ・モツゴ   175匹 ・タニシ   13匹  合計  246匹も  確認できたよ!

4.結 果

 

(出発前の薄市小学校の皆さん)

 調査結果は246匹もの生き物を確認することができました。一部の水路だけでも、このような結果が出たことは、水路一帯が非常に豊富な生き物のすみかになっていることが想像できます。
 今後開始される高根地区の工事についても、この結果を大事に生態系を保全しつつ、進めていきたいと考えます。
 

こんなに生き物がいるとは 知らなかったよ! 水路は、生き物の大事な 「すみか」でもあるんだね!

 最初に水質調査を行ないました。採取した水路の水をパックテスト(水質分析器)を用い、今回はPH(水素イオン指数【酸性やアルカリ性を計る】)と、COD(化学的酸素供給量【水中の酸素量を調べ、水の汚れを計る】)の2つを行ないました。また同じ場所で網を使い、生き物の調査を行ないました。

3.生き物調査
水質調査を行なった場所から中里高校へ戻り、生き物調査を行ないました。
 方法としては、事前に水路へカゴ網を仕掛け、中に入っている生物を調べました。
また、直接水路に入り、網で追い込む方法も行ないました。

2.水質調査
水質調査を行うため4号承水路へ、場所は、下記のとおり2ヶ所で行ないました。