身近の生き物虫眼鏡で見る世界

79号
2002.12.1.更新

最近(2002年9月以降)号
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森林害虫シリ−ズ


    季節はずれの「カエル2匹」

早々とやってきた冬将軍もどうやら納まって久しぶりに掬い網を持って出かけてみました。
目的は別にあったのですが晩秋の獲物にしては珍しい「ヤマアカガエル」と「ツチガエル」が水の中に潜んでいました。
普通は雪も積もるような寒さになると土中に潜り込んで越冬している頃ではないのでしょうか?
あるいは水中の落ち葉の下などが本来の越冬場所なのでしょうか?
捕獲した場所は津軽半島の付け根付近の小さな溜池から流れ出る細流の中でした。幅50cmほどの細流約5mほどの間で「ヤマアカガエル」1匹と「ツチガエル」の大小3匹が捕獲されました。これらの「カエル」は静止状態では長時間潜水したままでした。「カエル」は皮膚呼吸が出来ますので「ヤマアカガエル」や「ツチガエル」など種によっては水中に潜ったまま越冬が可能なのでしょうか?外気はすでに最高気温でも10℃以下の日が多くなっています。多分このまま水中で越冬するように思えるのですが?放流したら2匹とも静かに池の底に潜っていきました。
画像の個体は両種とも雌で卵巣もかなり大きくなっている様です。
同時にネットに入った「オタマジャクシ」(ツチガエル)もいましたが、おたまじゃくしの中には足の出た個体もあり、越冬する「オタマジャクシ」の発育程度は一様ではない様に思われました。



ツチガエル              目の後の丸い所は鼓膜


                                   潜水中の「ヤマアカガエル」静止状態では長時間潜水可能(「ツチガエル」も同様)



腹側(左2枚は「ヤマアカガエル」、                   右は「ツチガエル」


「ヤマアカガエル」の前肢(メス)            オスの前肢                       後肢       
        


水面に顔を出した「ヤマアカガエル」鼻孔を開いて呼吸      目の後に鼓膜の輪郭が見える


ツチガエル 体は暗褐色で地味なカエルです。以前は水田地帯でごく普通に棲んでいましたが最近は水路のコンクリ-ト化など土水路の消滅で、「トノサマガエル」とともにあまり見かけなくなりました。しかし、古いため池などでは現在でも多いようです。オタマジャクシの発育が遅く、オタマジャクシのままで越冬します。早春大きなオタマジャクシに驚かされますが「ウシガエル」ほどには大きくなりません。

ヤマアカガエル 早春、真っ先に産卵するのが「ヤマアカガエル」です。残雪が周りに残っているような早春でも少し暖かい夜には各地の水溜りや池の浅い岸辺で産卵が見られます。産卵が人目に付きやすい場所なので、発生の実験に用いられるのはこの「ヤマアカガエル」の場合が多いようです。


友人・知人のHP

青森の自然 青森県内の景色や花の画像が見られる人気NO.1のHP (棟方啓爾氏)

青森の水環境 始まったばかりのHP、青森県内各地の水環境が画像と共に紹介される予定(蝦名憲氏)

岩木山を考える会 :津軽のシンボル「岩木山」の自然が破壊されています

故郷埼玉のトンボ :松崎雄一さんのHP、トンボ愛好家には必見のペ−ジです

トンボの素顔 :高橋克成さんのHP、トンボの接写画像が素晴らしい

トンボフオトギャラリ− : 氏原道昭さんのHPです。トンボの画像とコメントが素晴らしい

My Enphotomic Room 中川雅充さんのHPです。トンボのほか身近の昆虫の接写画像が見られます

植物生態研究室(波田研)のホ-ムペ-ジ :岡山理科大学の波田さんの研究室です。たくさんの植物の鮮明な写真と解説が見られます。

日本野生メダカ保存会 鈴木広茂さんの絶滅危惧種に指定されたメダカに関するHPです。

トンボのリストへ :最近青森市内で記録されたトンボの記録です(’99.7.〜’00.9.まで)

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Created December 20. 1999/Copyright(c) Masatoshi Igarashi