真っ白なあした

真っ白なあしたに 刻む自分史を
僕はどんな言葉で綴るだろう
真っ白なあしたに 描く心情を
僕はどんな色彩で染めるだろう

真っ白なあしたのカンバスは
あなたの優しさで織られた柔らかな布
零れ落ちる涙は
悲しみの記憶 画布へと淡く滲んで
滴り落ちる赤い血は
もうひとつの涙 そっと拭ってくれるだろう

容赦なく訪れるあしたに
ひとり怯えていた夜を越えて

彼方に臨む夢の始まり
まどろみから見える 真っ白なあしたへ