“今日”という名の暦 一枚
忍ぶ川へ そっと流せば
記憶の海原に 融けてゆく
“今日”と言う名の暦 一枚
吹く風に そっと渡せば
過ぎ行く季節に 透けてゆく
“今日”という名の暦 一枚
宵闇に目を閉じて 夢ひとつ
やがて昇る朝陽に隠れたら
この先のいつか
思い出すことなんて あるのだろうか
色褪せた日常が流れてゆく
今日という日を刻み
今日という日を忘れ
今日という日を浄化する
“今日”という名の暦 一枚