芙蓉(フヨウ)

清楚かつ高潔な趣で中国や日本の文人たちを古来より魅了し続けてきました。

美人の表現として「芙蓉の顔(かんばせ)」という言葉もありますように艶やかさの中に薄命も感じられる名花です。

特に短命な一日花であることが、いっそう私たちの気をひきます。



フヨウは、すでに平安時代には観賞されていたといわれ 室町時代の画僧、雪舟らにも好んで描かれていました。

朝咲きの一日花で、ピンクの一重が基本品種です。

花は8〜10cmと大きいく7〜9月頃に咲きます。

日当たりが良いと、ほとんど手入れの必要もなく毎年開花します。

樹皮は縄や下駄の鼻緒や和紙の補助材料としても利用されていました。

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酔芙蓉(スイフヨウ)
芙蓉の品種の中で最も美しいと言われるる花です



朝は白、午後はピンク、夕方には紅と色を変えていきます。

酔って赤くなっていくのに例え酔芙蓉と言われます。

同じ発音のスイフヨウでも水芙蓉は別の品種(クサフヨウ)です。