ヒアシンス 

英語ではhyacinth。ヒヤシンスとも呼ばれます。
ユリ科の多年草。
ギリシア、シリア、レバノン原産で、日本へは文久3年に伝えられたといわれます。
ギリシア神話で、アポロンの投げた円盤に当たって死んだ美少年、ヒュアキントスの流れた血から咲いたといわれています。

「にしきゆり」「風信子」「夜香蘭」とも言われます。
小花を密生させた上品な花姿で甘い香りを漂わせ 水栽培としても楽しまれているヒアシンスにはオランダを中心に改良されたダッチ・ヒアシンスとフランスで改良されたローマン・ヒアシンスの二つの系統があります。

一般には花房の大きな前者の系統の品種が多く栽培されています。
長さ20p、幅2pほどの肉厚の根出葉の間から 高さ20〜45pの太い花茎を出し、6枚の花被が反転して開く花を総状に多数つけます。

花の色は青紫、赤、白、桃、黄色などがあります。
鉢ものの場合、畑土、腐葉土、川砂を均等に混合した用土に浅植えにし、乾燥を防ぐようにします。
いったん寒さにあわせた後、暖かい窓辺などに置くと良いでしょう。