naca npo法人アートコアあおもり
青森市大字新城字平岡160-1039 email: information_001@art-core.net

naca アート井戸端会議の記録

佐々木高雄ー熱き想いを語る⑩
テーマ:アタマに関する三つの事―帽子 枕 櫛」
日 時:9月11日(日)午後1時〜
ところ:ハッシャゲニア 南部町間ノ原5-1
電 話:0178-84-2520
協 力:アートコアあおもり

第10回佐々木高雄 熱き想いを語るが9月11日(日)、南部町福田の 田中充子さん邸で開かれました。
今回のテーマは「アタマに関する3つの事 ―帽子・枕・櫛」で、会場には中央アジアのタジク族やウズベク族、ウイグル族 などの色鮮やかな刺しゅうをほどこした帽子が100点以上、櫛は文様のついたアフリカ諸国の 物を中心に100点以上が展示されました。枕も中国やアフリカ、日本の枕など数十点展示。

 午後1時から佐々木高雄アートコアあおもり理事長のお話し会が開かれ、「私たちが身近で日常 使っている帽子や櫛、枕には“なにげない美”があります。それをアートとして楽しんでみませんか」と呼び掛けていました。 今回は、地元をはじめ八戸市、青森市、岩手県一戸町などから40人を超す市民が出席して大変盛況でした。 (葛西)

帽子

帽子

佐々木高雄ー熱き想いを語る⑨
テーマ:北欧のデザインー木の玩具と食器など
ゲスト:フェルト作家 後藤和子(十和田市在住)
日 時:4月29日(金)午後1時〜
ところ:ハッシャゲニア 南部町間ノ原5-1
   (田中充子さん宅)
電 話:0178-84-2520
協 力:アートコアあおもり

 スウェーデンに留学した経験があるゲストの後藤和子さん(十和田市在住)が「スウェーデンでは 生活をしながらモノをつくっていく伝統がある。それは人間をつくりながらものをつくっていくという ことにつながっている」と話していました。

 佐々木理事長は「青森にもいい素材が周りにいっぱい ある。 作品にいかに心をこめるかにかかっている。もっと造形感覚がある人を育てるべきだ。美のあるところは 意外な空間にヒョイと鎮座していることがある。 “身近な美の世界”の扉を開けて見るのも一興だと思う」と語っていました。(葛西)

第61回
第60回
第59回
第58回
第57回
第56回
佐々木高雄 熱き想いを語る
ーカワラケの辿った道パート2

日時:2010年10月17日(日)13:00-
会場:南部町田中邸 電話 0178-84-2520

会場には縄文土器をはじめ中国やパキスタンなどの土器数十点が展示され、 佐々木理事長がそれらの特徴を説明しながら「国籍に関係なく古い土器類は そばに置くだけで心を癒してくれる」とその魅力を熱っぽく語りました。 地元南部町をはじめ八戸市やむつ市から約30人が出席して聞きいっていました。 (葛西常務理事)
第55回
第54回
佐々木高雄トークトークトーク❶
内容:「私がインタビューした作家たち」
日時:2010年8月21日(土)18:30−
会場:アウガ5階企画ワーク室3・4
青森市新町1-3-7 TEL 017-776-8800
画像をクリックすると音声が聴けるサイトに移動します。
第53回
物・もの・モノ―カワラケの辿った道
佐々木高雄(naca理事長
2010年05月29日(土)13:00-
南部町福田間ノ原5―1 田中邸

佐々木理事長が所蔵する中国の大小さまざまな古い土器を数十点展示、来場者に熱くその想いを語りました。 国の登録有形文化財になっている田中邸での展示会は5回目で、会場には自ら中国で撮った土器の カラ―写真がたくさん持ち込まれ、手にとって見られるようにしていました。土器について解説した 図鑑も展示されていました。展示会は29,30の両日開かれ、考古学ファンが訪れていました。

第52回
RIDER HOUSE
下道基行(アーティスト)
2010年3月10日(水)18:30-
ホテル山上
〒030-0862 青森市古川3丁目16−9
Tel 017-723-1661



第51回
福岡トリエンナーレ、九州派、ミュージアム・シティー・プロジェクトなどについて
黒田雷児(福岡アジア美術館学芸課長)
2010年02月06日(土)18:30-
MAC(ミドリアートセンター)@Hotel Yamagami
青森市古川3-16-9
e-mail: midoriartcenter@gmail.com

第50回
オルタナティブ考 〜ローカルな場所で起こる同時多発的な、あるいはネットワーク化された出来事などなどについて
服部浩之(ACAC学芸員)
2010年01月29日(金)18:30-
青森市民ホール4階リハーサル室
青森市柳川1-2-14 Tel: 017-722-3770

第49回
寺山修司における不在と高松次郎
真武真喜子
(青森市所蔵美術品アーカイヴ担当)
2009年12月18日(金)18:30-
青森市民ホール 1階会議室(4)
青森市柳川 1-2-14 TEL 017-722-3770

第48回
演劇なんかなくても生きていける
工藤千夏(渡辺源四郎商店ドラマターグ)
2009年11月28日(土)18:30-
アウガ 5階小会議室
青森市新町1-3-7 TEL 017-776-8800
第47回
「版画と街」
橋本尚恣(アーティスト)
2009年10月23日(金) 18:30-
青森市民ホール 1階会議室(6)
青森市柳川1-2-14 電話 017-722-3770
第46回
「父、淡谷悠蔵の日記について」
三野亜沙子
2009年09月05日(土) 18:30-
青森市民ホール 1階会議室(6)
青森市柳川1-2-14 電話 017-722-3770

いつもの井戸端とはちょっと違う顔ぶれが集りました。以下かいつまんでレポートします。

淡谷悠蔵の長女である三野亜沙子さんから、 敗戦の年の10月、秋田雨雀と孫の静江が新城の黎明草舎に来てから、47年1月山を下りるまでの間、 淡谷悠蔵と秋田雨雀の日記を相互に比較参照しながらのお話、興味深いドラマを報告いただきました。

同一事件に対する二人の対応の違いや、解釈の違いなど、性格の相違から来る事実を指摘、 また、当時の食糧難のただ中、食をめぐる対立や複雑な人間関係から生じた黎明草舎運営の困難な状況 、はたまた秋田、淡谷の両巨頭をめぐる女性たちの愛憎劇など、 まるでドラマを見るように解説いただきました。

三野さんは淡谷悠蔵の日記は難しい漢字を多用しているのに対して、一方 エスペランチスト秋田雨雀の日記は平明なひらがな表現であることを指摘しました。

その後、佐々木理事長のこれまた興味の尽きない裏話など、 あっという間の2時間でした。

9時前に会場を出て、近くの寿司屋で、鈴木正治さんの作品の市への寄託の ことなどについて話あいながら打ち上げをしました。

第45回
津軽差しこぎんについて
佐々木高雄(naca 理事長)
2009年05月30日(土)13:00-
南部町福田 田中邸

不覚にもカメラを忘れ、映像はありません。その上30分遅刻しての聴講。まともなレポートもできず、 申し訳ありません。
多くの聴講者(ほとんど女性です)を前にして、差している人(女性)の思いにおよんだ解説は印象的でした。またこれら古い コギンを参考にすれば、現在の製作・デザインも改善されるという意見も、もっともだと思いました。
これらコギンの行方も気になる所です。
青森市での開催に期待しましょう。

第44回
勝手な見立て―伝承古典折り紙をめぐって
高橋智佳子
2009年02月14日(土)18:30-
青森市民ホール4階リハーサル室
青森市柳川1丁目2番14号

第43回
野外アートの課題:プロジェクトが問うもの 「国際陶磁器フェスティバル美濃'08 土から生える」から「岐阜アンデパンダン・アートフェスティバル」(1965)まで
高橋綾子(名古屋芸術大学准教授)
2009年01月30日(金)18:30-
アウガ5階男女共同参画プラザ小会議室

「土から生える」は2008年9月に国際陶磁器器フェ スティバルの一環として実施された展覧会。高橋綾子さんは企画者の一人として 関わりました。「岐阜アンデパンダン・アートフェスティバル」は1960年代半ばという前衛美術運動盛んな時期 に高橋綾子さんの出身地、岐阜、長良川河畔で開かれた伝説的な野外展。高橋綾子さんの最近 の主要研究テーマです。

第42回
建部綾足―その奇才と奇行をめぐって
黒岩恭介
2009年01月17日(土)18:30-
青森市民ホール1階会議室(6)

第41回
陶芸制作の日々から
安藤郁子(陶芸家)
2008年12月13日(土)18:30-
青森市民ホール1階会議室(4)

第40回
自作を語る
山本糾(写真家)
2008年11月14日(金)18:30-
青森市民ホール1階会議室(6)

第39回
津川武一と棟方志功  葛西善蔵をめぐって
黒岩恭介(naca理事)
2008年10月18日(土)18:30-
沖館市民センター中会議室(B)
青森市沖館 1-1-11 TEL: 017-761-4161

津川武一と棟方志功が葛西善蔵文学顕彰会を介して出会った事、 この顕彰会設立の経緯ならびに会長が谷崎精二、実行委員長が小山内時雄であった事、顕彰会が碇ヶ関に文学碑を建てた事、 この除幕式に石坂洋次郎、今官一が東京から参加した事、 除幕式の前に、顕彰会が弘前と青森の図書館で、善蔵の遺品の展覧会を開催した事、 除幕式の前日、石坂洋次郎が青森と弘前で講演した事、 除幕式の解説リーフレットの表紙絵を、志功が描いた事、 津川武一の依頼で葛西善蔵の短歌四首を彫り込んだ四点の版画 「哀父頌」を志功が作った事、 その制作の過程を書き記した志功の津川宛の葉書を青森県近代文学館が保管している事、 この版画全四点を青森県近代文学館が所蔵している事、 この版画を制作して間もなく、志功が青森に帰省して、母校の創立90周年記念行事に参加した事、 ならびに市民ホールで「哀父頌」にまつわる講演をした事、それを津川が聴いていて、冷や汗をかいた事、 志功が津川の著書を装幀した事、その原画ならびに装幀を引き受けた志功の津川宛書簡を青森県近代文学館が所蔵している事、 などをキーノートを使いながら、詳しく解説しました。熱心な聴講者二名には心から感謝致します。

第38回
ボックスアート展に見る戦後日本文化の歩み
アートとサブカルチャーの関係の一考察
工藤健志 (青森県立美術館学芸員)
2008年9月27日(土)18:30-
青森市民ホール1階会議室(6)

青森県立美術館は、9月20日から11月3日まで「ボックスアート」展を開催します。この展覧会は、戦時下の視覚イメージと、学校教材として活用された木製模型という2つのジャンルが、戦後どのような経緯でプラモデルという製品になっていったのかを様々な資料によって紹介するとともに、プラモデル草創期から現在に至るまでに送り出された時代を代表するプラモデルのボックスアート約160点の原画を展示することで、プラモデルと日本文化の関係性を多角的に考察する美術展です。
ボックスアートの起源は、戦時中の少年向け雑誌の表紙や挿絵、絵葉書、さらには「戦争画」と称された絵画作品などに求められます。見る者の感情を刺激し、想像力を喚起するそうしたイメージは、戦後になって美術の文脈では「なきもの」とされますが、劇画やアニメ、ボックスアートといった大衆文化へと継承され、やがて世界に通用する日本独自の文化として高く評価されていきました。
今回のレクチャーでは、本展のコンセプトや出品作ついて紹介するとともに、そうした現代日本文化の現状を鑑み、「いったい何が美術なのか」という戦後日本美術史の根本的問題に再検討を加えます。

第37回
「八戸ポータルミュージアム」実現へ向けて
立木祥一郎 (teco LLC 代表)
2008年9月13日(土)18:30-
青森市民ホール1階会議室(6)
青森市柳川1丁目2番14号

八戸市三日町に建設予定のポータルミュージアムを拠点にして、どのようなプロジェクトが展開されようとしているのか。 市民主導による、衣・食・住・アート・演劇・ダンスといった八戸の今ある力を発信していく開放系のソフト展開。 実に夢のあるお話を聞かせていただきました。多士済々の八戸市民の顔ぶれを考えると、この立木構想が 夢に終わらず実現できそうな気になるのが不思議でした。ハイ。 それに比べて、青森市が計画している 「ねぶたミュージアム」とやらの能のなさには、 青森市民として恥ずかしい思いをしました。

第36回
「光をデザインする」
山谷雅英(株式会社北電 代表)
2008年8月23日(土)18:30-
斎藤邸(青森市花園1−27−3)

第35回
「鈴木正治の思い出」
斎藤葵和子(鈴木正治と輪の会会長)
2008年7月6日(日)18:00-
おきな屋2階(青森県青森市新町2-8-5)

第34回
「物・もの・モノ ― 日常の中国」
佐々木高雄(naca 理事長)
2008年06月01日(日)13:00-
田中邸(南部町福田 電話0178-84-2520)




あいにくの雨でしたが、40名以上の方々が南部田中邸に参集しました。

第33回
「鉄と私」
青木野枝(アーティスト)
2008年05月17日(土)18:30-
青森市民ホール1階/会議室(6)

多くの聴講者を迎え、青木さんの卒業制作から今現在の作品に至るまで、パワーポイントを使って紹介いただきました。 作品のパーツを自ら溶断する作業こそが青木野枝の 作品を支えていることがよく理解できました。 また彫刻家としての誠実さとは何であるかということも。

第32回
「RICHARD SERRA AT MOMA」
黒岩恭介(naca理事)
2008年04月05日(土)18:30-
青森市民ホール1階/会議室(6)

昨年、ニューヨーク近代美術館で開催されたリチャード・セラの展覧会に即して、一皮剥けたセラを紹介します。

第31回
「アートにおけるジェンダーについての一考」
近藤由紀(ACAC学芸員)
2008年03月8日(土)18:30-
青森市民ホール1階/会議室(4)

近頃若い女性のアーティストの作品がとても気になります。そこにはいわゆる(クリーシェ的な)「女性っぽさ」 があるような気がしました。とはいえ、どうしてこんなに気になるのだろうとずっと考えていたら、そうした「女性っぽい 表現」が必ずしも女性アーティストだけのものでもないような気もしてきました。
ちょうど去年ブルックリン美術館で開催されていた「グローバル・ジェンダー」展も見てきましたので、その展覧会の報告 もあわせて、そうした表現について考えていたことをお話し、皆さんと意見を交わせたらと思っています。

第30回
「インド・アート先進化! あるいは《INDIAから真冬の熱風!》」
真武真喜子(ACAC学芸員)
2008年02月16日(土)18:30-
アウガ5階/企画ワーク室1
青森市新町1丁目3番7号

IT産業と大富豪がブームのインドは現代アート・シーンでも注目の的。 ムンバイで開催された『「消失点−現代日本美術展』の見学を機に、アートの熱い空気をかいま見てきたマタケが、 インド・アート最前線をレポートしました。

第29回
「存在と詩と ブロツキをめぐって」
しまなかさん
12月8日(土)18:30-
茶亭 月兎 (青森市橋本3-9-11)

主題にふさわしく聴講者三名の会議となりました。詩と私と死についての詩人しまなかさんの報告を聴きながら、 ブロツキの空間と時間に関する哲学、詩学について語り合いました。→レジュメ[PDF]

第28回
バレエ・リュス@ディアギレフ
板倉容子(青森県立美術館学芸員)
2007年10月13日(土)18:30-
太田美術教室

第27回
原始貨幣のアフリカ 
佐々木高雄(naca 理事長)
2007年9月29日(土)13:00-
南部町田中邸

ホワイトキューブより、古い入母屋住宅の展示の方が妙にしっくりいってました。理事長の話も原始貨幣を通り越して、 熱を帯びた八戸の文化論におよび、あっという間の2時間でした。
第26回
ミュンスター彫刻プロジェクト報告 
花田しのぶ(ACACボランティア)
2007年9月15日(土)18:30-
太田美術教室
−−ブルース・ナウマンのSquare Depression
今回で第4回目を迎えるプロジェクト、その参加アーティストの作品を映像を交えながら紹介。 また過去3回の参加アーティストで市内に恒久設置されている作品も映像を交えながら紹介。 伝統を重んじる街の中に現代彫刻が溶け込むようなまた違和感のあるような、 様々な様相を呈してます。今回全体的に参加アーティストが小粒になったような印象を受けました。
第25回
「クバ王国の草ビロード」
佐々木高雄(naca理事長)
2007年5月20日(日)13:00-
南部町福田間ノ原 5-1 田中邸

田中家は明治時代に建てられた洋風望楼が際立つ豪農住宅です。主屋は木造2 階建て、入母屋造りの和洋折衷の近代和風建築で、桁行きが13間(約24メー トル)、梁間が7間(12.6メートル)もある大規模なものです。昨年12月 に堅牢な米蔵と通りに面した門も一緒に国の登録有形文化財(建造物)に指定さ れています。南部地方の山林王といわれるだけに主屋の中の見事なハリはみごた えがあります。

第24回
原始貨幣のアフリカ
佐々木高雄(naca 理事長)
日時:2007年05月04日(金)17:00-
会場:コーヒーイズ成幸
青森市安方2-12-2 017(722)3783

16時に展覧会場であるゼフィルスで作品鑑賞後、成幸に会場を移し、17時からアート井戸端会議を開催。 終了後、おばんざいで打ち上げ、5月20日の南部町での井戸端に行く相談。夜も更けてから有志で焼き鳥屋で一杯、怪気炎?

第23回
津軽塗り その可能性と現状
小松イサム(弘前地域技術研究所 研究員)
日時:2007年03月24日(土)16:00-17:00
会場:西衡器 ゼフィルス
青森市新町2-6-20 tel017(773)1311

津軽塗に未来はあるのか、この茶話会で小松さんや佐々木理事長の話を聴いていて、どうも私は悲観的になりました。

第22回
デジタル・アーカイヴの行方
三澤章(naca 理事)
日時:2007年03月21日(水・祝)18:00-
会場:太田美術教室

頓挫したアーカイブ構想、 伝承されない古津軽塗の技法、その手板(手のひらにのる大きさの長方形の板。漆塗りを施し、 塗りの見本などとして使う)514枚の存在、デジタルカメラによる色再現の可能性、など実に興味深いお話でした。

第21回
もう一つの縄文展
板倉容子(青森県立美術館学芸員)
2007年2月17日(土)18:30-20:00
太田美術教室

第20回
アフリカ・クバのパッチワーク
佐々木高雄(naca 理事長)
2006年12月23日(土) 16:00-18:00
会場: ゼフィルス
青森市新町2-6-20 phone:017-773-1311


あいにくの寒風吹き荒むお天気でしたが、おおぜいの聴衆にお集まりいただきました。作品に取り囲まれた会場で、 クバ王国のパッチワークのいわれや活用の実際について、さらにはクレーなどの美術に大きな影響を与えていること、 また時空を超えて、我が縄文土器に見られる文様との類似性などを指摘し、影響関係の流れとは別に、人類普遍の造形志向 が働いていることなど、用意した写真図版を見せながら、説得力のある色々と考えさせられるレクチャーでした。
毎日新聞紹介記事へ
第19回
謎の神秘体験 − 光州&釜山 ビエンナーレ・リポート
太田美知(アーティスト)
2006年12月09日(土) 18:00-20:00
会場:太田美術教室  ⇒地図
青森市古川3-24-10 バウハウス5-3F

最初にBゼミで学んだこと、80年代初頭のミニマルな作品をスライドで見せながらアーティスト太田の自己紹介に始まり、 次いで最近の重量感ある制作「海天」シリーズに触れた後、実際に海外で目の当たりにしたポンピドゥの「大地の魔術師」展(1989年)、 今年の上海ビエンナーレ、釜山ビエンナーレ、光州ビエンナーレの中から、アーティストが印象に残った作品を取り上げ、 解説しました。井戸端終了後は餃子で打ち上げ散会しました。
第18回
縄文と現代
工藤健志(青森県立美術館学芸員)
2006年12月02日(土) 18:00-20:00
会場:太田美術教室  ⇒地図
    青森市古川3-24-10 バウハウス5-3F

現在青森県立美術館で開催中の話題の展覧会について担当学芸員がそのコンセプトと狙いについて 作品を投影しながらお話ししました。スタッフ2名も同行してオリジナルTシャツや展覧会のカタログの 宣伝販売を行いました。県立美術館運営の前途の多難さを実感した次第です

第17回
1967年 − 時代の転換期 −
岩井康頼(弘前大学教授)
2006年11月18日(火)18:00-20:00
みんなのホール

土方巽や大野一雄らの舞踏の起源を今は失われた日本の稲作労働に見られた日常的な姿勢に求める視点から、 ヴィデオを見ながら論じていただきました。江口隆哉との関係など青森とのつながりも興味深いものでした。 今後の舞踏の行方も気になるところです。

第16回
クバ王国の草ビロード
佐々木高雄(naca理事長)
2006年10月18日(火)19:00-20:00
ゼフィルスにて

展覧会場で実際の作品を見ながら、椰子の葉で作られたシュワ族の刺繍について、その用途や男女の役割分担、 幾何学文様の非一貫性、タトゥーとの関連、等々お話を伺いました。
その後はおばんざいで、美術館建設にまつわる雑多な話で盛り上がりました。

第15回
急遽作家不在につき

2006年10月10日(火)19:00-20:00
会場:みんなのホール

今回は作家の佐藤広大さんが仕事の関係で来られませんでした。そこで話を聴きに来ていた橋本尚恣さんと黒岩とで、 橋本さんのお札プロジェクトについて再度井戸端談義を交わしました。

第14回
葛西望美
[上を向いて歩こう] 参加アーティスト

2006年10月7日(土)18:00-20:00
会場:みんなのホール

ppp (pianissimo project) について葛西望美がホワイトボードを使いながら解説しました。3点を三菱鉛筆の3Bを 3本使って繋いでいく。入口の戸と同じサイズの戸が入り口の真正面、店奥にあるが、その戸は今や機能していない。戸の外 は壁で塞がれている。入口の戸とダミーの戸を結ぶ仮想の廊下を入口の幅を底辺とする細長い三角形に切り取り、その余白が 鉛筆のフィールドである。強風と雨の中松竹会館元たこ八へ移動して作品を見ました。

第13回
松田辰地
[上を向いて歩こう] 参加アーティスト

2006年10月1日(日)19:00-20:00
会場:みんなのホール

市内各所の普段は気にも留めないさまざまな音を臨場感あふれる録音によりヘッドホン を通して聴かせ、非日常的経験を誘うというコンセプトを場所の映像とともに実現します。





井戸端の様子


第12回
斎藤智
[上を向いて歩こう] 参加アーティスト

2006年9月30日(土)18:00-20:00
会場:みんなのホール

サンテグジュペリの著作権が切れたことにより「星の王子様」の翻訳が 多数出版されている。どの翻訳もそれぞれ訳が異なっていて・・・・・それじゃあ私の「星の王子様」を制作するというお 話でした。オリジナルテキストを含めて解釈のずれは普遍的に存在するという命題を視覚的に表現する作品と言ったらよい のでしょうか。





井戸端の様子

第11回
藤井光
[上を向いて歩こう] 参加アーティスト

2006年9月27日(水)19:00-20:00
会場:みんなのホール

青森で展開中の二つのプロジェクトについて映像を交えながら語りました。ひとつは松竹会館で日没から日の出までウィンドに投影される雲谷の森のイメージと土のインスタレーションについて。 ひとつは各商店内部を撮影記録した映像について。ただしこの発表は基本的には50年後になるというコンセプトでした。





井戸端の様子

第10回
風間真悟
[上を向いて歩こう] 参加アーティスト

2006年9月24日(日)15:00-
会場:みんなのホール

テレビクルーと河北新報取材の中、昭和通り商店街で10月以降展開される「青い空プロジェクト」のプランを中心に、 絵画から空間表現へと変貌した契機や、武蔵野美術大学でのインスタレーションの模様など様々な問題を話題にしながら、 風間真悟の問題意識を報告してもらいました。プロジェクト実現を目指してがんばりましょう。

ステイトメントへ



井戸端の様子

第9回
住中浩史
[上を向いて歩こう] 参加アーティスト

2006年9月16日(土)18:00-
会場:みんなのホール

松竹会館周辺で10月1日からスタートするCMプロジェクト、墨田区で展開中の水琴窟を設置していく「路地琴プロジェクト」、 都内の中学校の授業で行った映画制作プロジェクト「青春ロードムービーワークショップ」などについて住中さんが映像を交えながら紹介しました。
興味深いお話でした。





井戸端の様子


第8回
中崎透
[上を向いて歩こう] 参加アーティスト

2006年9月9日(土)18:00-
会場:元レストラン不二





signmaker NAKAZAKI opens today.

第7回
橋本尚恣
[上を向いて歩こう] 参加アーティスト

2006年9月2日(土)18:00-

会場:みんなのホール
仮称「アートおふだプロジェクト in あおもりアート商店街」についてプレゼンテーションしました。


第6回
MBUTI DESIGN
ピグミーの描いた抽象絵画

2006年8月11日
佐々木高雄 + 黒岩恭介
会場:松竹会館






ゼフィルス展示風景

第5回
青森県立美術館を楽しむために
常設展示について

2006年7月8日
黒岩恭介
会場:みんなのホール






斎藤義重「柵木」(部分)

第4回
青森県立美術館を楽しむために
シャガール展

2006年6月30日
黒岩恭介
会場:みんなのホール

第3回
棟方志功を楽しむために
志功記念館と青森県立美術館

2006年6月24日
若井秀美 + 黒岩恭介
会場:奈良屋ビル7階





井戸端の様子

第2回
奈良美智 A to Z

2006年5月27日
立木祥一郎
会場:アップルパレス青森 2階





お歴々に囲まれて

第1回
(株)西衡器製作所創業百周年記念
吉田榘子の世界

2006年4月29日
吉田榘子 + 佐々木高雄 + 黒岩恭介
会場:まちまちプラザ




Zanzo C