naca npo法人アートコアあおもり
青森市大字新城字平岡160-1039 email: information_001@art-core.net
naca アート井戸端会議

第48回アート井戸端会議
演劇なんかなくても生きていける
工藤千夏(渡辺源四郎商店ドラマターグ)
2009年11月28日(土)18:30-
アウガ 5階小会議室
青森市新町1-3-7 TEL 017-776-8800

東京を含め各地の劇場の成功例、なぜうまくいったのか、いろいろ具体例を挙げたお話、興味深く聞きました。 美術館と劇場の違い、例えば美術館は建築を含めて観光スポットになり得るのに対して、 劇場は専門のスタッフを抱えてソフトを展開している場合ですら、なぜ観光スポットになり得ないのか???

平田オリザ(こまばアゴラ劇場)と野田秀樹(池袋の東京芸術劇場)のいき方、劇場観の相違など、おもしろいお話でした。

今回ドラマターグの役割を初めて聞き、この聞き慣れない言葉の持つ意味が分かりました。 作家と演出家の調整をしたり、台本にイチャモンを付けたり、劇の進行を管理編集したり、 と劇場にとっては大切な役割を担っている職種なんですね。ちなみに辞典では1劇作家 2 劇団顧問となっていました。しかしこれでは何のことかよく分かりません。作家と相談しながら、 作品を成功に導くナヴィゲータのようなものですか。

キーノートを使いながら、渡辺源四郎商店の立ち上げから改装などの苦労話を聞きました。参考例として 鳥取市の『鳥の劇場』という廃校を劇場に仕立てた外観や内部の様子、舞台、喫茶室、託児施設など 写真で紹介しながら、のお話でした。


写真は撮り忘れましたが、近くの焼き鳥屋で打上げをしました。青森市の文化状況、 怪しげな複製芸術論などに花を咲かせました。