あかりの楽しみ方
◎ まず白熱球を見直してみよう
今、白熱球は住まいの中から追い出されようとしています。
なぜ?
欠点
1.効率が低い
2.寿命が短い
3.機械的な衝撃に弱い
4.熱放射が多い
◎ あかりは照明器具ではない いかに空間を作り出すかどうかです。
◎ 自分のあかりを持つ
・自分の生活スタイル
・好きな色
・好きなデザイン
◎ 照明器具にこだわらない
・間接照明
・オリジナル照明
◎ 自分のあかりの下での時、少ない時間でも、一日中で一番自分を癒せる時間を創りだせます
白熱球が泣いている
白熱球をなぜ無くそうとするの
今環境問題が地球規模で騒がれている中、白熱球は蛍光灯に比べて消費する電力が多いこと、寿命が短いこと、
熱の発生が多いここと、などを理由に製造を中止しようとする動きが出て来ている。確かに白熱球は蛍光灯やLEDに比べて効率が悪い。
しかし光としてよりも、”あかり”として考えた場合、雰囲気や癒しの空間作りにおいて白熱球にまさる物は無い。
ただ合理性、効率性だけを求めるあまり住まいの中で大切なやすらぎや癒しの時を無くしそうな感じがする。
白熱球とは
一般には裸電球のことを言う。
その仲間として、キラキラとしたシャンデリア球やスポットに使用するレフランプ、ビームランプ、又店舗などで商品を照らすのに使用するハロゲンランプ等がある。
使用範囲が広く、簡単に使用でき(間接照明やスタンド等)暖かみのある時とやすらぎのある空間を作り出すことができる。
この点が蛍光灯やLEDなどの光では演出することのできないあかりとなる。
白熱球を見直してほしい
今、先進国の中でも白熱灯を廃止、蛍光灯に変える動きが出て来ている。
但し、ヨーロッパなどの先進国では今までにオフィスや公共の場での主照明は白熱灯が使用されており蛍光灯が職場や公共の場、
家庭などあらゆる面で普及している我国とは全然違う。戦後以来、蛍光灯が家庭に入り込み、ただ明るければ良いと効率を求めるあまり、
我国古来の住まいの中のあかり、ローソク、あんどんなどを通し、大正ロマンという文化の中で勢いづいた日本のあかりの文化も
蛍光灯の出現によって止まってしまった感がする。蛍光灯やLEDがいかに白熱灯に近い色を出しても発光が平面発光で
あるかぎり白熱灯のような陰を作り出すことはできない。
今、日本の住まいの中から白熱灯が無くなれば、住まいの中に求められている癒しの時を無くするかもしれない。
人にやさしい住まい、そしてその空間を作るあかりとしての白熱球を見直してほしい。