「雪解け」・颯馬凱綺


 背伸びをした太陽に照らされて
 高いお山の
 真っ白い雪が きららきらきら
 お里は 春
 生まれたてのささ水が きららきらきら
 
 めまいのする光の粒の中
 サングラスは ポケットにしまおう
 僕のすべてが 溶けていく
 光の中へ 春の中へ
 
 ふきのとうが 時告げる
 ちょここんと けれども しっかりと
 
 道端に転がった空き缶を
 僕は思いきり蹴り上げた
 青いお空に 高々と
 吸い込まれ 舞い上がる 円弧の軌跡
  
 あの先に 花が咲く
 
 真っ白い雪も
 去る時を知る
 高い高いお山も
 もうすぐ 春だ!

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