「永遠」・セイミー

君と僕とが永遠なら
僕と世界とが限りなく対峙してしまう

君と僕とが永遠なら
水や炎は宇宙を飛び出していける

君と僕とが永遠なら
永遠とは感受性の中に潜む
小さな島宇宙の思考を
僕らは受胎する

ベクトルそのものが
限りある巨大な矢印である限り
途方もない有限のいのちの
かがやきを歌う
低い低いうたごえ

永遠を美しくするものは
限りあるものの美しさを愛せない

小さな花や小さな虫
小さなひたいの中の
小さな小さな共鳴に
あなたは何を重ねますか


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詩の投稿作品・1998年前半


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