「小さな駅で」・真田義子

ふらりと電車に乗って

着いた小さな駅
コスモスが秋の風に揺れていた
なんと言う駅だろう
だあれもいない小さな駅
昔はにぎやかだったんだろう
壊れたイスがそのまんま
伝言板の文字も読めない
雲がふんわり浮いて、
静かな小さな駅
まいごのトンボだろうか
わたしに話しかけるように
飛んできた
誰か来るまで待ってみようか
小さな駅に今ひとり

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詩の投稿作品・1998年後半


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