「スルメ」・わに

ゆっくりとスピーカーの音量を上げる。
暖色の濃紺にくるまれたパジャマの色。
相談事は何と聞くと返ってくる言葉は。
落ち着いた声にて特に無いとのことだ。
そんな当たり前とは思えない返事には。
蹴ってやりたくもなるけど、落着いて。
笑顔でココアでもいれるとさりげなく。
枕を枕にしてフォーレのピアノを聴き。
電気を消して街燈の明かりを感じても。
静かに語りかけてくる自分の我が侭に。
愛想尽きながら一緒にスルメをかじり。


●作者へのご感想はこちらへ●


詩の投稿作品・1998年前半


詩の投稿作品


目次へ戻る